黒桐鮮花 , 231作あります
両儀家に挨拶に来た幹也。全力でシモネタです。
ブログの2010/12/24の記事の「続きを読む」からご覧下さい。
フライングですが幹也誕。
幹也の誕生日を祝いたくて夜明け前からうずうずする式。
短いです。
「橙子さんはこれはどういう事です!?」
「蒼崎橙子より承りました両儀織と申します。――なんてな!」
もしも、事故で生き残っていたのが織だったらという妄想小説
映画と小説の流れがごちゃ混ぜです
けっこう好き勝手やってます
二話目更新
カテゴリ→小説(二次)からご覧ください
オリキャラ(梨本沙織・慶一)の設定を追加しました。非常に短いちょっとしたSSも含みます。
殺人考察(後編)から未来福音へと繋がる中間のSSです。
式と幹也の生活を中心に、橙子・鮮花・静音などの空の境界メンバーも加わって、どたばたあり、恋愛あり、シリアスありで、基本ほのぼのと日常を書いていきます。
地道に更新します。
式×鮮花百合ネタです。
一部年齢制限でpixivのみ掲載分がありますご了承下さい。
内容=鮮花と式と橙子で胸ネタ。+黒桐。
どーしよーもないネタですが、夏の暑さを言い訳にお出ししちゃいます。
よろしければお付き合い下さい。
ギャラリーの「まー暑かったからね漫画」からご覧いただけます。
七夕の日の式と幹也のやりとり。
ばかっぷる、です。
今日が特別な日だなんて、俺は知らなかった。
SS五作品目になります、短編しか書いていないのであしからず。
アフターストーリー的な何かです。
よろしければ足を運んで見てください。
8ページのショート漫画で、元はオフ用に描いた作品のおまけをweb再録させていただきました。これ単体でも問題なくお読みいただけます。
先日アップした同タイトル漫画の本編で、あわせてお読みいただけたら幸いです。
内容=式と幹也でストロベリー。
ギャラリーの「でもすき」漫画再録、からご覧いただけます。
タイトル通り、礼園に潜入中の式と鮮花のやりとりです。
拍手お礼SSなので、メニューの「空の境界」の「clap」をクリックしてご覧ください。
■ 誕生日 - (1618)
「今日、誕生日なんだ」
今更誕生日ネタ。
矛盾螺旋後の話
カテゴリ→小説(二次)からご覧ください
「両儀、式」
名前を呼ぶ。式は何も発さずじっとこちらを見つめたままだ。
「―――わたしの負けよ。認めるわ」
本編終了から一年後くらいの鮮花と式。未来福音のネタバレご注意下さい。
Gallary⇒TYPE-MOON⇒Short Storyからご覧いただけます。
志貴と鮮花がであって、伽藍の洞の面々と出会い。
そんなありえない日常
もともとはリクエストからはじめったのでしたが、気に入ったので不定期連載の読み切り連作として作成開始
久しぶりの更新。
リハビリもかねて作成した一作。良かったら読んでやってください。
今日の雨は、ひどく冷たい。
寒暖に耐性のある身体から、それでも体温が奪われていくのがわかる。ぶるっと肩が震えて走った。
早く帰って、シャワーを浴びて、濡れた着物を着替えてしまいたい。
いや、そうすればいいのに、何故か式はぴたりと脚を止めてしまった。
……思えば、追憶のなかにある風景はいつも雨だったような気がする。
雨の日に待ちぼうけ猫の話。ほのぼの。
Gallary⇒TYPE-MOON⇒Short Storyからご覧いただけます。
■ 帰郷前昼 - (1485)
未来福音での静音と幹也の出会いから丁度一年の日に再び静音と幹也が出会いを果たす。幹也と静音がアーネンエルベで再び語り合う、ほのぼの日常的風景です。
現在はブログにて連載中ですので、サイトトップからブログの方にお進みください。
懐かしい友人との再会、その時事件は起きた。
SS四作品目になります、短編しか書いていないのであしからず。
今回はギャグに初挑戦です。
よろしければ足を運んで見てください。
■ ひかり - (7260)
7章の後日談。白純に投与された麻薬の後遺症に苦しむ幹也と、それを見守る式のお話。
ちまちま更新
■ 鍵 - (3133)
式と幹也が5章後辺りでストロベリー。
そんなかんじの4ページ漫画です。
ギャラリーの「鍵」(漫画)からお読み頂けます。
短編未満の小咄、タイトル通りです。
幹也と秋隆の会話。
「体」に関連したことをテーマにした短編未満の小咄。
幹也と式。
■ <鼻> - (676)
「体」に関連したことをテーマにした短編未満の小咄。
藤乃と鮮花と静音。
2ページのショート漫画で、元はオフ用に描いた作品のおまけをweb再録させていただいたものなのですが、これ単体でも問題なくお読みいただけます。
式と幹也がハーゲンダッツを食べる漫画です。まったりつくつくと。
ギャラリーの「でもすき」おまけ漫画再録、からご覧いただけます。
だから俺は、海なんて嫌いだ。
SS三作品目になります、短編しか書いていないのであしからず。
ちょくちょく更新してます。
よろしければ足を運んで見てください。
短編。未来福音ネタです。
200X年もしくは201X年の、ある風景。ありふれた、幸せのかたち。
幹也はいつもの物(ハーゲンダッツ)と一緒に、一輪の花を持ってきた。
SS二作品目になります、短編しか書いていないのであしからず。
ちょくちょく更新してます。
よろしければ足を運んで見てください。
――目が覚めたら、猫になっていた。
そんな、どう考えても信じられない状態に陥る幹也。
理由も状況も分からないまま右往左往している彼だったが、刻一刻と事態は彼を追い詰めていく。
さあ迫る妹の魔の手から、彼は無事兄として大事なものを守り通せるのか。とりあえず意思の疎通は出来ないし、雇い主は当てにならないぞ!
――昨年の夏コミ作品の転載ですが、実は初書きだった「空の境界」SSでございます。
上の通りのコメディ。楽しんで頂ければ幸いです。
「まあ、お前はとかく女に慕われてるからな」
鮮花とか浅上藤乃とか瀬尾静音とか。もしかしたらまだいるかも知れないな。俺が知らないだけでまだまだ余罪があるかもな。
「式、妙な誤解を招く発言は止めてくれ」
「別に深い意味はないだろ、全部事実だ。それとも何かやましい事でもあるのか?」
「どうしたんだ式。まさか酒が回って来たのか」
「まだ一杯しか飲んでなくないか? 両儀ってそんなに酔いやすいのか?」
「普段はそうでもないはずなんだけど」
第7章から1年後の話です。一応未来副韻の話を汲んでいます。毎度の事ながら全員フリーダムすぎました。
アイスキャンディを食べ終わると、あらわれたものは。
織と幹也のデートの話です。短編です。
それは、苺という名の万能薬。
5章後、式が幹也の部屋に上がりこんで、一人でじたばた、ごろごろしています。甘めです。
■ シキへ福音 - (6623)
「おめでとう式。ご懐妊だ」
とんでもない事を聞いた。
未来福音へ至る小さな物語。
1999年4月/7章を経た幹也と式の一夜、式視点の短編です。
非常にぬるいですがR-15です、ご注意ください。
また、作品ページは別ですが、サイト内にて別作品・男×男を取り扱っておりますことをご了承ください。
作品数も乏しく、一見ふざけたHNの新参者ですが、どうぞよろしくお願いいたします^^
「……つまらない」
膨れて言ってみせるけど、返事をしてくれる人はいない。
それが尚更つまらなくてベッドから半身を起こす。
明日新年を迎えるというこの記念日に、わたしはよりによって風邪を引いてしまい、数日前から寝込んでいた。
11年後の両儀家ほのぼの。未来福音のネタバレご注意下さい。
そして季節感完全無視なのはご容赦下さい。
Gallary⇒TYPE-MOON⇒Short Storyからご覧いただけます。
原作全7章+未来福音の各章その後の話を時系列順に書いています。
完結したので登録です。MENUの短編連作に置いてあります。
ムーンオルター1号=浅上藤乃は改造人間である!
彼女を改造したカティメアは世界征服を企む悪の秘密結社である!
藤乃は人類の自由のため、カティメアと戦うのだ!
ネタ的にはギャグですが真面目にやってます。
「決闘~Cluel Duel」更新
ドール購入記念です。二年ぶりの後編です。
そして、部屋の中心では白純が満足げにドールを並べていた。
「……先輩。貴方のやりたかった事って、こんな事だったんですか?」
完成の遅れたクリスマス&初空の境界SSです。
暇つぶしにでもどうぞ…
「で、肝心の式はどうしたの幹也君?」
「それが行方知れずなんです」
「「は?」」
「行方知れずってどういうことなんですか兄さん?」
「いやどうもこうも言葉のままだよ四日前から連絡が全くつかないんだよ」
■ 元旦の悪夢 - (7424)
「鮮花、鮮花、しっかりしてよ。どうしたのよ急に」
何の前触れもなくいきなり放心状態になられれば驚くのも無理はない。鮮花と一緒に来ていた瀬尾静音は状況が理解できずに必死に鮮花を起こそうとしているが、鮮花は静音がどんなに揺さぶっても一向に起きる気配がない。完全に重症である。
ちなみにその後ろでは浅上藤乃がオロオロしながら傍観していた。周りの人たちも急に倒れこんだので、何かの事故にでも巻き込まれたのではないかと思ったのだろうか。野次馬が出来始めていた。
原作から数年後の話で、式と幹也が神社に初詣に行く話です。
■ 復讐者 - (3324)
「橙子さん。ちょっといいですか?」
「ん? 何だ黒桐」
黒桐幹也は唐突に橙子に問いかける。
「橙子さんと鮮花ってどこで出会ったんですか? 気付いたら鮮花は橙子さんに弟子入りしてるみたいですし」
初めて鮮花からその話を聞いたとき幹也は驚いたものだ。橙子と知り合いだったお陰で魔術師という存在を普通の人よりはまだ多少は知っていたが、まさか自分の妹がそうなるとは思わなかったのだ。
「何だ。前にも言ったじゃないか。鮮花とは1年前に旅行先で―――」
蒼崎橙子と黒桐鮮花が出会った事件を長編小説にしてみました。シリアス路線でバトルも織り交ぜるつもりです。
第3話「邂逅」を更新しました。
前・後編です。完結したので登録します。
人は魔法なんか使わなくても、一方的に自分が会いたくないと強く願えば、簡単に『いなくなって』しまうことができる。失踪には二種類あって、ひとつは全ての繋がりを断ち切って消滅することを望むもの。もう一つは─────
指し示す天気は快晴。
これだけの天気に恵まれた夏日ならもっと人の黒山に溢れ返っていてもよさそうなものを、熱く焼けた砂浜に影を作るのは自分達二人のものだけだった。
「……才能っていうより、一種の呪いなんじゃないのか。お前の特技」
「何か言った? 式」
ギリギリ季節ネタ、ほのぼの式と幹也。短めです。
Gallary⇒TYPE-MOON⇒Short Storyからご覧いただけます。
幹也が事務所に顔を出したところ、いつもと同じ日常の中にほんの僅かな違和感が。
所長席に座っているのは間違いなく蒼崎橙子。
でも、その橙子ちゃんは、なんと16歳だったのだ。
ということで、まほよ発売を記念して、らっきょの橙子さんに、16歳のころの橙子ちゃんに『ちぇんじ』してもらいました。
■ 休日明け - (6998)
明日から学校だ〜と、まずぼやいてみたり(汗
日曜日の夜
幹也が帰るとそこには式が!
とくにヤマもオチもない超短編です
直視の魔眼。
万物に在る『死』を見る死神の瞳。
そう、生きているのなら神様だって殺してみせる!
「コクトー。これはなんだ?」
「なにって、晩御飯だよ。僕も自炊ぐらいはできるさ」
「この肉はなんだ?」
「兎だよ」
殺しちゃよくないものも在ると思う。
Gift→猫之助のページ にあります。
空の境界から数年後。
魔術師になり、魔術協会で働くようになった黒桐鮮花。
少しだけ不真面目になって、少しだけ強くなったバゼット。
魔法を体に内包し、徐々に虫に変身していく可哀想な少女。
少女を連れ出して魔術協会から逃げ出した、過去の無いスナイパー。
彼らが出逢う『ハッピーエンド(幸せな終わり)』の物語。
全く。こんなに散らかった部屋じゃ落ち着いて眠ることも出来やしない。たすきを手にとり裾を捲り上げて、流しに向かう。
「まったく、どうしようもないヤツ」
…やっぱり返答がないことに、室内に響く足音がひとつしかないことに、やけに大きく聞こえる時計の音に、少しだけ苛立ちが混じっているのは――きっと気のせいに違いない。
ほのぼののような、甘々のような式と幹也。
Gallary⇒TYPE-MOON⇒Short Storyからご覧いただけます。
■ 既視妖精 - (3338)
トウコは言った。関わるなと。
そんなの知らない。オレは、オレの世界を奴らに奪われるなんてことは我慢できないんだ。
殺してやるさ。
『死』が無いのなら、与えてやる。『死』という生命の尊厳を――。
空の境界の伝奇もの。オリジナルストーリー。殺人考察(後)からいくらかたった夏こと。
設定もちょこっといじくったりします。
苦手な方は、yahooのHPに(ry
ちょうど1024バイトで超短編を書こうという試み。
登録は最新作の属性(キャラ等)です。(基本的に各話完結で、他とのつながりは希薄です)
29:禁断の夢(18禁) 掲載
―――――――――――――
25:そんなの、入りません
26:ちちカルチョ 追加編1(18禁)
27:その冷たき肌に(18禁)
28:見ないと判らない
ある夏の日に、幹也の死を予言した少女は彼と再び出会う。
瀬尾静音ちゃんと幹也の再会のお話です。
――――――
「黒桐さん、その、目……」
信じたくなくて、「見えていないのか」、と言葉に出来なかった私の問い掛けに。
黒桐さんは、一瞬だけ考えるような目をしてから、それでも静かに首を縦に振る。
■ 十六夜 - (15548)
「ふふっ」
軽い吐息がその口元からこぼれる。その振動は空気を伝わって、僕の耳たぶを揺らしているような錯覚さえ覚えた。普段の彼女の笑みとは少し違った色を帯びている。たとえるならそれは薄紅色。ピンクほどあからさまじゃなく、それでいて清らかな艶っぽささえ含ませたその声は、いつまでも、何度でも聞いていたいと思わせるような心地よい音色だった。
という艶っぽい出だしですが、ほのぼのです。
酒に酔って幹也に絡む式。その本意は─────
「だって明らかにおかしいでしょう! この世界は!」
鮮花はそう言って地面の砂を蹴り飛ばす。砂場にあるような灰色のものではなく、黄金に光り輝くそれを。
そう、僕らは今エジプトっぽい所にいた。
とある事でツアー旅行に連れて行ってやると言われた幹也たちだったが、
実はそれは橙子さんの作り出した摩訶不思議世界だった。
そこで思わなかった出会いがあり、そして敵として現れたのは……。
登場人物はほぼ全員。言うならば式一行がアドベンチャーを体験するもの。
全16話。ギャグ半分シリアス半分独自理論がちょっと。
少尉の黒歴史。修正再up
僕、黒桐 幹也は最近考える。
平穏なんてこの世にあるのかな〜?
日曜日。仕事も休みでのんびりと快適に過ごせる日。
今日は、妹の鮮花と買い物に行く予定。
経緯はこう。一昨日、事務所で鮮花に誘われた。
特に予定と言う予定もなかったので、その誘いを受ける事にした。
Novel→その他 にあります。
「橙子さん、申し訳ありませんが、明日お休みを頂きたいんですが」
「いいけど、何かあったの?」
愉快そうに目を細める上司に少しだけ体を近づけると、僕は小声で重大な秘密事項を暴露した。
「────じつは、高校の文化祭に行くんです」
ドラマCD AATM「アーネンエルベの一日」の後日という設定で。ほんの少しネタバレを含みます。
■ 習い事 - (8189)
式が習い事をしている、と知った鮮花と橙子の反応は。
ドラマCDの内容にちょっと触発された小ネタです。
――――――――――――
「式が習い事……ですか?」
『伽藍の堂』の事務所の中で、コーヒーを飲みながらの休憩中、
僕が何気なく口にした言葉に、鮮花がきょとんとした表情で小首を傾げた。
「そう言えば、式って『一応』お嬢様なんですよね。一応。
普段が普段ですから、そんな事忘れてましたけれど」
■ サバイバル - (13018)
それぞれが常識を逸脱したある特殊な能力をもっており、
それらを駆使すれば勝てると踏んだ。が
「士郎、間違いないんだね?」
「ああ。見間違えようがない」
常識外れな状況に直面していた。
士郎がそれを最初見たときは自分の眼に施したものがおかしかったのかと疑った。
涼宮ハルヒとのクロスオーバーです。
つか、ハルヒ好きじゃないと、楽しめないです!
ハルヒ知らない方が読むとキレるかも…(汗
Gift→猫之助のページ にあります。
負けないこと♪投げ出さないこと♪
逃げ出さないこと♪信じぬくこと♪
駄目になりそうなとき、それが一番大事♪
…………うん、やっぱり歌はいい。体に活力が戻ってくる。
そうさ、負けてどうする、投げ出してどうする!
逃げ出しちゃ駄目だ、信じなきゃ駄目だ!
「で、結局あの阿呆はまた倒れたのか」
「ああ」
「またか」
Gift→猫之助のページ にあります。
なんでもないかなり短いSS。
ぉgシリーズ。息抜きに書いたもの。
ぉg07を更新。
空の境界 ほのぼのです
あは、あはははは! あはははははははは!
なんなんだコレは!
一体俺は何を見つけてしまった!?
最初は軽い気持ちだったのに!!
当ったのは宝くじかそれともパンドラの箱か。
何故これほどまで自分は…………
「式、兄さんが病院に運び込まれたってどういうことなの!!」
「落ち着け鮮花」
「これが落ち着いていられるわけないでしょう! 大方あなたが変なことに巻き込んで」
「違う」
Gift→猫之助のページ にあります。
「式、卒業式はいつなんだい?」
コイツが唐突にそんなこと聞いてから、この話は始まった。
・Blade様から頂いた投稿SSです(TOP→頂き物より)
リクエスト小説で、「式とコクトーのほのぼの」です。
ほのぼのってくれたら幸いw(なんだ
■ 両儀式朝餉 - (19529)
台所に入った途端、式が振り向いて睨み付けてきた。
「結局寝てないな? 幹也」
その通りながらも何か言い返そうとして、だけど、厳しい目付きに意気を削がれる。
***
朝ごはんは一日の活力です。 きちんと食べましょう。
お正月の伽藍の堂の面々のお話です。
正月ぐらいは実家に帰れと、鮮花に言われた黒桐は。
――――――
「もう兄さんもいい加減仲直りして下さいね。
別に是が非でも帰れ、っていうつもりはないですけど、せめてお正月ぐらいは」
「帰るよ」
「家族が顔を揃え……え?」
鮮花の抗議の声を遮って、僕が告げた台詞。
その言葉に、鮮花はきょとんと目を開いて、しばし言葉を失っていた。
■ 『休日』 - (2663)
橙子さんが休日に思いに耽っている。
色々と違うところがある気がしますが、書いてしまったので登録。眺めてみて欲しいです。・・・?
■ 『仔犬』 - (3595)
式が仔犬を拾いました。
二次創作二本目、まだまだ、色々と定まらないですが、読んでやってください。
■ 『観察』 - (4177)
初めて書いたTYPE−MOONさまの二次創作です。
修行中の身でお見苦しいところもありますが、空の境界が好きで我慢できず書きました。本編から数年たった設定です。
宜しければみてってやーw
見つからない。
探せども探せども見つからない。
確かにあるはずなのに見つからない。
綿密な調査の結果、場所はかなり特定できている。
後は力仕事だけなのだ。
さぁ気合を振り絞れ自分!
ないかもしれないなんて弱音を吐くな!
この試練の先に、必ず、栄光が…………
「橙子、コクトーが病院に運ばれたって本当か!?」
「落ち着け、式。とりあえずは無事だ」
Gift→猫之助のページ にあります。
休日、鮮花が幹也の家を訪れたら、式しかいなくて……。
なんとなく百合風味、かな?
色々とわたしには珍しい種類のSSですね。
伽藍の堂の面々の、騒々しい日常の一コマです。
―――――――――
「これ、やっぱり魔法の品なんですか? 所長」
「まあね―――っと、そう露骨に顔をしかめるな黒桐。
別に危険な品、という訳でもないんだから」
橙子さんが魔法の品、なんて持ち出してろくな目にあったことがない僕は、
どうやら自然と顔をしかめていたらしい。
伽藍の堂での七夕の日のお話です。
――――――
「……笹?」
「あと短冊もあるみたいだけど」
そう、それは白い布で軽く包まれた一本の笹の枝と短冊。
あげく、ご丁寧に筆まで用意してあった。
「なんでこんなものがここに」
「……」
あまりのタイミングの良さに、橙子の顔が頭をよぎる。
が、その疑いを打ち消すように幹也の言葉が重なった。
ある日、突然に不慮の事故に見舞われてしまう黒桐。
そして怪我を負った彼を治療した橙子。
封印指定の魔術師の手にかかればどんな傷も治るはず。
だがしかし、それが思わぬ方向に・・・・・・。
怪我を治したのはいいけれど、何故だかどうして?体が幼稚園児並になってしまった黒桐君。
そして、ソレによって起こる数々の大事件?
完結しました。
『今日残って仕事を片付けていくか、それとも明日も出勤してくるか。どうする、黒桐?』
そんな、脅しとも取れる言葉に屈した僕は、明日の休日を式と過ごすために残業を選んだ。
本文頭より抜粋。
残業から帰ってきた幹也と待っていた式のお話。
「ほら、食べろ」
差し出された器を見上げながら、僕は力なく首を振った。
「食欲がないんだ。後にしてくれないかな」
風邪をひいて高熱を出した幹也は、式の部屋で看病を受けることに。食欲のない幹也に式は─────。
以前登録した『その掌の中に』の続編です。
■ 在処 - (9957)
殺人考察(後)のその後。
病院から退院してきた幹也の面倒を見ることになった式。
再会した日の夜を迎えた二人は――。
以前登録したSS「希う心」の続編にあたります。
■ 昔日の滴 - (7815)
秋の趣も消え去り、よりいっそう寒さの深まった十二月の下旬。
街は近年稀にみる大雪に見舞われる。
一夜明け、マンションの廊下に出た幹也が目にしたのは
すっかり雪で覆われた街並み。
壮麗な外観とは裏腹にじわじわと体力を奪う雪道に辟易する羽目に。
その彼が仕事場に向かう途中、目にした”モノ”とは…………。
前編、後編の二話編成です。
二話までUPし、完結致しました。
■ その理由 - (8040)
登場人物は幹式ですが、今回は秋隆さんメインです。
「殺人考察(後)」より。幹也の部屋に勝手に上がりこむ式。
その奇行の理由を幹也から相談された秋隆が出した答えとは……。
キャラが壊れてますので、苦手な方はご注意ください。
いつものように幹也が伽藍の洞に出勤すると、橙子がベッドで横になっていた−−
毎度のショートギャグです。良かったらどうぞ。
■ 希う心 - (4045)
白純里緒の事件で大怪我をした幹也。「殺人考察(後)」の彼の2週間の入院生活を、鮮花視点で。
ほのぼのというか、恋愛というかシリアスというか、微妙なSSです。
■ 年の初めの - (17256)
初詣で引いた御神籤の結果により……。
ずいぶんと間を開けて時期も外してますが、二話を追加しました。
一話:幹也と藤乃
二話:式と鮮花 です。
1.空の境界 本編終了後、紆余曲折あって幹也が鮮花や藤乃とも仲良く(w)しており、
2.藤乃の体は完治している
という、都合の良い未来を前提にしています。
尚、上の二点だけ押えて頂ければ支障は無いと思いますが、以前に書いたSS「疼愛痛心」の遥か後日談であるものと想定しています。
はだわい3.に寄稿させて頂いた作品です。
仕事で忙しそうな幹也と、それに不満げな式に。
――――――
「倦怠期じゃないのか。お前達?」
伽藍の堂という名前よろしく、ガランとした事務所。
その主であるトウコは、雑誌らしきモノの頁を繰りながら独り言のようにそう言った。
■ 季節物 - (3679)
伽藍の堂の、表の稼業の関連で、顔つなぎに年末パーティーをすることに。
応援を求められた式の行動は?
少し時期をはずしていますが…
投稿なので、giftにあります。
tapuワールド『青き花』後の遠坂凛と黒桐鮮花のロンドンでのお話です。オリキャラありの独自ワールド。
良かったら見に来てください。
ようやく梅雨明けが宣言された日、幹也はどうにか式を誘い出す。
時期外れでスンマセン。
読んで頂けると嬉しいです。
ある日、式に呼び出された幹也は、彼女からこう告げられる。
「妊娠した」
動転しながらも責任をとろうとした幹也に、彼女は信じられない事を言いだした……。
式の出産と、その後のちょっと不思議な家族関係。前後編です。
後編UPしました。
秋葉True End後のお話。ネタバレ多々あり。
未プレイの方、空の境界を未読の方はやめたほうがいいです。
ep.13追加しました。今回は非常にお待たせした上、非常に短いです。
すみません。
■ 時の境界 - (3148)
時の境界
幹也サイドと式サイドで展開する
時間をテーマにした物語
式サイドプロローグをUPしました。
まだ式は出てきません。橙子さんのみ出てます。
じょじょにUPしていきます。
学校の昇降口で雨宿りする、式の耳に聞こえてきた幹也の鼻唄とは……殺人考察の一場面をギャグ化。
■ 未来福音 - (3624)
黒桐幹也は未来視の少女、瀬尾静音と出会う。
その残酷な結果を幹也は甘んじて受け入れようとする
空の境界矛盾螺旋の直前の時系列で展開するショートエピソードです。
■ 模造視界 - (5229)
矛盾螺旋の少し前――両儀式は伽藍の堂で蒼先橙子にあるものを渡された……
「―――素晴らしい」
そんな橙子の声が響いた。
一年以上ぶりに復活しました。
よろしくお願いします。
冬を迎えたある日。幹也の問いに対する式の答は
――――――
「それで、式。結局、何処の大学を受けるの?
いい加減教えてくれてもいいんじゃないかな」
紅葉の季節が過ぎ去って、空からは時折、白いものが降るようになった頃。
幹也は今までに何度も繰り返してきたその問いを、また私に向かって投げかけた。
幹也の部屋に、食卓代わりに置かれた机。
その上に参考書を放り投げると、私は呆れた気持ちで隣に座る男の顔を見上げて、息をついた。
「……そんなの。勝手に調べればいいだろ」
それは密やかな、快楽衝動。
■ 鍵 - (3335)
矛盾螺旋のその後のお話。
部屋のカギをよこせという式に、幹也は……。
「知ってる?鍵っていうのはね、閉じられた空間を外に繋ぐものなんだ」
■ CHILD - (7125)
久しぶりにSS更新しました。
空の境界のほのぼの短編SSです。
ある日、式がふらっと事務所に立ち寄った。
その時口にした衝撃の内容とは・・・?
内容としては、淡々とした感じかと。
久しぶりのSSなので、リハビリです(笑)
二十四話更新。久々でホント申し訳ないです。
志貴を幹也と勘違いして嫉妬をぶつける鮮花。しかし志貴も鮮花を秋葉と勘違いして…。
月姫×空の境界のクロス雪山編、そろそろ佳境に。
〜以下本文より〜
「…私とじゃ駄目だって言うんですか?」
「そういうわけじゃないけどさ。せっかく皆で来たんだから、皆で…ね」
「…朴念仁」
鮮花は、ストックで幹也のスキー靴をカツンと打った。
■ 借り物競争 - (3965)
「出たんじゃない。『借りられた』んだ」
式と幹也の高校時代の思い出。
SS初投稿です。よろしくお願いします。
慌しい夏が過ぎ去り、久しく訪れる事のなかった閑静な夜。
緩やかに深けていく秋の夜に情緒を刺激されてか、感傷的な気分に浸る幹也。
未だ心の片隅に残る気掛かりに悩み、悶える幹也に一本の電話が…………。
四話までUPし、完結致しました。
幽白みたことない人はきっとつまらないと思います。
出会ってしまった二人の妹。
果たして、炎の対決の軍牌はどちらに!?
鮮花が聖杯戦争に参加するお話。
彼女のサーヴァントは月姫キャラから軋間紅摩。
あと、サーヴァントデータ修正。
第三話UP。
■ 英雄、登場 - (6259)
鮮花壊れる(ぉ
冬木市に行って聖杯戦争に参加する鮮花。彼女が呼び出した英雄とは?
色々壊れてますので、そういうのが嫌いな人は読まないほうがよいですm( )m
「……オレに何の連絡も無しに今までどこ行ってたんだ?」
仕事で三日ほど部屋を留守にした幹也が帰ってみると
とても不機嫌そうな式が待っていた。
そんなお話。
SCRAWL様に投稿した、日本昔話パロディです。タイトルの通り、浦島太郎を元ネタにしてます。
宝物から入って下さい。
昔々、あるところに真っ黒なカメがいました。 そのカメは、ひっくり返って起きあがれないでいました。 その事を嘆いていると、着流しを着た海女が、助けてくれました。 カメは、海女にお礼を言い、玉手箱を差し上げました。 玉手箱を受け取った海女が、それを開けると――
れっつ・とらい「浦島――
■ 『空』 - (11171)
そんな日常の一ページ。
本文より
「……遅い」
昼前には帰るといっていたから、もうすぐ帰ってくるのだろうけれど、やはり待つという行為は好きになれない。この、言い様の無い孤独と、虚無が私は嫌いだ。まるで、目覚めた時にもう一人の私が居ないと理解した瞬間を思い出し、同時にあのガランドウな私を思い出す。
05/03/06リンク修正。
”茜に染まった空の下で”を別視点から描いた話です。
先の話のヒロイン、浅上藤乃の視点からだけではどうしても
不明瞭にならざるを得なかった部分を描いているので
あくまで補足的な意味合いのSSです。
内容自体は短く軽いものですのでお気軽にお読み頂けるかと思います。
あらかじめ、”茜に染まった空の下で”をお読み頂かないと
理解の出来ない内容となっていますのでお気を付け下さい。
前編、後編の二話編成です。
二話ともUPし、完結致しました。
少し遅れてしまったバレンタインのお話です。
――――――
「あの、式……?」
「あのさ、幹也」
恐る恐ると口をひらく僕の言葉を遮って、
式は左手で軽くナイフの柄を指弾きながら、小さく笑って、訊いた。
「これ、誰から?」、と。
■ キゲン - (6616)
珍しく雪の降った日。
軽快な足取りで黒桐鮮花は伽藍の洞へ向かっていた。
その理由は−−
久しぶりの空の境界SSショートギャグです。
騒がしい夏もピークを過ぎ、緩慢に終わる気配を含み始めた
八月の中頃。
幹也は夏を謳歌することもなく『伽藍の洞』に通い詰めていたが
七月から掛かり切りだった仕事を終え、橙子から突然の
夏期休暇を言い渡される。
予期せぬ休みに喜ぶも、どう過ごすか迷っている彼に居合わせた
鮮花が藤乃と共に海に連れて行けと言い出すのだが…………。
前編、後編の二話編成です。
二話ともUPし、完結致しました。
”痛覚残留”から二ヶ月。浅上藤乃のその後を書いた話です。
本編と重なる期間の出来事なので公式設定とは食い違いがあるかも
しれませんが、あくまで一つの見解として捉えて頂ければ幸いです。
式との殺し合いの後、悪化した腹膜炎の治療の為入院を余儀なくされた藤乃。長期の治療の甲斐あって腹膜炎のみならず無痛症のリハビリにも成功する。
新たな礼園での生活を過ごす藤乃に久しく連絡の無かった父から突然の電話。ある人物に会って欲しいと伝えられるのだが……。
前編、後編の二話編成です。
前編、後編ともにUP致しました
■ CHASE - (6244)
何時も通い慣れている道をとてとてと歩く。
この道は私の魔術の師である橙子師の事務所へと続く道。
何でもないこの道が
真逆
あんな出来事の始まりに続くとは誰が予想しえただろうか?
例え稀代の魔術師や魔法使いでも絶対に無理だ。
そう断言出来るほど
この出来事は荒唐無稽だった。
久し振りのらっきょSSです。
どうぞお気楽にお読み下さい。
■ 冴月 - (3709)
空の境界のもう一つのストーリー「冴月」(オリジナル)
主人公(風見 月)の務める黒崎探偵事務所は、怪奇現象
を専門に扱うところである・・・
黒崎 冴はその血の濃さ故に
■ 赤い人形 - (19356)
空の境界とfateのクロスオーバーです。
前作『青き花』の別サイドストーリー。
vol.14『夢の続き〜夢の始まり』
全てが終わり、少女が目を覚まし新たな夢を見る。
やっと完結しました。
相変わらずのtapuのMYワールドです。笑って許して下さい。
私に開いた穴を、幹也が埋めてくれた。
あいつといると、満たされた。
だから――幹也を疑えば、そんな幸福たちまでが泡沫に消えてしまいそうで。
会いたいと強く願いながら、決して会おうとしない矛盾を、私はもう一週間も繰り返している。
西奏亭への頂き物、四話構成の長編です。
式と幹也の関係の揺らぎ、そして……。
式幹の関係が好きな方には少し辛い場面もあるかもしれませんが、読み始めたなら、最後まで読んで貰いたい作品です。
■ -想い- - (4532)
クリスマスの近い、ある寒い日。
急に幹也は
「式は、今までに失くした物ってある?」
と聞く。それに対して式は・・・。
式目線のほのぼのSSです。
久しぶりにちゃんとしたSS更新になりました。
前回の『れっつ・とらい【赤ずきんちゃん】』の2作目です。
今回は眼鏡ナシ橙子さんのパワーが炸裂!
前回、赤ずきんちゃんの台本を却下されてしまった橙子。
そこで、今回は眼鏡ナシのリミッター解除状態でのぞむ事に!
「今回の台本は前回とは違って、昼ドラ風味だ」
だそうです(笑)
ドラマCDの橙子さんがあまりにも良い声をしていたので、
突発SSを書いてみました。
橙子さんの思いつきで童話を演じる事になった式と幹也。
お題は『赤ずきんちゃん』。
でも、橙子さんのナレーターを聞いていたら、何だか変な方向に・・・!?
■ 朧月夜 - (3824)
久しぶりのSS更新です〜。
今回は、黒桐×式風味のほのぼのSSで。
いつもに増して短いです(オイ)
朧月の綺麗な夜。
黒桐は風邪をひいた式のお見舞いに向かっていた。
いつかも買っていった、ストロベリーアイスクリームを持って・・・。
長編でシリアスっぽいSSを目指して書きましたー。
ある日、背中から刺されてしまった黒桐。
その犯人を探す、式と鮮花。
一体、犯人は誰なのか。
橙子さんも勿論、出て来ますー。
最終話です!ようやっと終わりました〜。
とうとう、橙子さんのいる古城に辿り着いた式と黒桐。
しかしそこで2人の見たものは、青崎姉妹の喧嘩だった。
果たして2人は元の世界に戻る事が出来るのか!?
結果的に、『こういうオチかよ』ぐらいのお話に(笑)
■ こころ - (3225)
ほのぼの短編SSアップです。
ここしばらくアップ出来ていなかったんですが、ようやくオチがついたんで〜。
とある冬の日の夜。式と黒桐は2人で帰っていた。
ふと黒桐の目についたのは、式の寒そうな姿。
そこで黒桐は・・・。
“ほのぼのまったり”って感じです。
突発短編SSです。
題名を1番先に思いついたので、題名をお題にして考えてみました。
ある日。橙子さんに、
展示物として貸し出していた“人形”を持って帰ってくるように
言われた黒桐。だが、その人形は、実はとんでもない物だった・・・!?
黒桐クン、怒ります。橙子さん、逃げます。
はっきり言って、短編だから出来るネタです(笑)
すいません。やっちゃいました。
トリビアネタです。
仕事が煮詰まってしまって、微妙に壊れた橙子さん。
「イヤだイヤだ!へぇボタンが無いと仕事しないからな!」
「しないからなって言われても・・・」
しょうがなく、黒桐は橙子さんにへぇボタンを与えますが・・・。
馬鹿ネタでございます〜。久々のSS更新がこれかよ!
実らぬ恋に業を煮やす黒桐鮮花嬢。
そんな彼女が実家に戻った際、両親からある事を頼まれる。
ともすれば自身の願いを阻みかねない事態にも関わらず、
大胆不敵な彼女は逆手に取る事に成功する。
映画鑑賞と外食を交換条件にして休日の幹也を
連れ出す事に成功し胸を躍らせるのだが、
彼女がありきたりなデートで満足する筈もなく……。
前編、後編の二話編成です。
前編、後編ともにUP致しました。
第三話『俺の名前を言ってみろ
倫敦の一角。
召還を無事終えた凛とそのサーヴァント、セイバーは
遅い朝食を終えながら、今回の事件について話し合う。
捻じ曲げられたシステム。
ソレヲしたであろう者の正体。
そこまでわかっているにも拘らず霞がかった敵の目的
「冬木に戻るわよ。セイバー」
その名が示すとおり、凛とした宣言に、騎士王は首肯した。
浴衣祭り投稿作品第6段
−抜粋−
そう言って袖を持ち、幹也の前で一周回って見せる。
幹也もへぇー、みたいな顔をして私を見てる。
「成る程ね。だから今日は浴衣を着てるんだ。
うん、鮮花は洋服だけでなくて和服も似合うね」
手放しで喜んでくれる幹也。
ごゆっくりどうぞ。感想書いてくださいね
タイトルにツッコまれると心底困る連作短編第一弾。ギャグのようなシリアスのような。
「黒桐の起源は、何だと思う?」
廃ビル――――自称建築事務所の「伽藍の堂」四階で、幹也を除いたいつもの三人の、ふとした会話の一場面。
「普通」、「善人」、「助ける」、「無害」。
どれもありそうでどれでもなさそうな、幹也の起源を評する言葉に橙子が選んだのは、意外といえばあまりに意外な、ひとつの単語だった――――
友情出演・蒼崎青子。
遂にあのネタに手を染めてしまいました…。
読んで下さると嬉しいです。
前回の続きです。
更新、遅れて申し訳ございません。
感想、批評、熱烈歓迎中です。
目が悪くなってしまった式に、幹也は眼鏡をプレゼントしようとするのだが……。
名は体を表す。
そのままの内容です。
■ 月光 - (4737)
ある日、橙子さんに呼ばれた式と幹也。
「頼みたい事があるんだ」
頼み事とは、ある人物の身辺調査だった。
その人物の近辺で起こる殺人事件。
赫い月。闇夜の鴉。そして死線―――。
久々のSS更新は、シリアス物です。微妙に長編。
■ 映 - (20084)
両儀“色”祭 投稿SS#30(ロスタイム突入中)
-----------
「予告なんてつまらないだけだろう。早送りしろよ」
「これも見た方が気分が盛り上がるよ」
言いつつ、お茶受けの煎餅に手を伸ばす。
それを口に運ぶのと同時に予告が終わり、凝ったCGのタイトルが表示され――。
絡み合う幹也と式が映った。
記念リクエストその1の幹式SSです。
(以下抜粋)
南向きの窓から入ってくる日光が、じりじりと床を焼いている。
今にも壊れそうな音を立てながら回る扇風機が送ってくる風は生ぬるく、役に立っているとは言い難かった。
「あつい…」
「なら、くっつかなきゃ良いのに」
■ したさき - (8002)
「藤乃ちゃん、舌を伸ばしてみて」
幹也さんの言葉。
唐突と言えば唐突。
いつもなら、何かを言われようと、幹也さんの言葉にならすぐに反応する。
けれど、今はちょっと戸惑ってしまった。
……幹也×藤乃前提のお話となっています。ご承知おきを。
手も握らないお話ですが、18禁っぽいの嫌いな方もスルーを。
■ チクチク - (6203)
「私がやるってば」
「だからさ、何でそんなにムキになるんだよ」
……どうして、こんなことになったんだっけ。
秋月さんから、開設祝いに頂きました。
ほのぼのとした雰囲気をどうぞ。クスリと笑え。
最近橙子さんがスピード狂であることが判明したため、「それじゃあとりあえず走らせて見るか」という衝動に駆られて書いてみました。
橙子さんに振り回される幹也君の悲劇です(笑)
■ 別れ道 - (1743)
白純 里緒が覚醒した直後のお話です。
荒耶 宗蓮が覚醒させた一人目の崩れていく日常を他のキャラと絡めて描いてみました。
頭を使わないで読んでもらうと凄い助かる阿呆SSです。
当方二次創作はこれが初めてなので意見(叱咤、激励)、感想等頂けると嬉しいです。
(コラム、小説、日記ログのコーナーにあります)
硝子の月10万HIT記念企画「狂詩曲」参加作品
遠野家とやらの結婚式に、兄の幹也が出るという。それも、よりによって式の婚約者として。
式は嫌いじゃない。しかし幹也の恋人になるのは自分でなければならない!
焦燥する鮮花は、友人である藤乃を巻き込んである計画を――
ラスターさんより投稿いただきました「狂詩曲」のトリをつとめる作品です。禁忌に燃えるお嬢様の未来は、果たしてどちらをむいているのでしょうか。ご照覧あれ。
短編「Before The Crimson Air」の後日の一幕。
魔術使い衛宮士郎と同期で留学したもう一人の魔術使いのお話。
善悪の彼岸が見えないとき、存在すらしないとき、衛宮士郎はどのような決断を下せばいいのだろう?
約一名開き直ってしまっている人物がいますが。
――藤乃ちゃんは、感覚を取り戻している。
詳しい経緯は知らないが、藤乃ちゃんが望み、橙子さんがそれに応えた、ということらしい。
須らく、望みは果たされた。
***
秋月 修二さんからお預かりしました。
幹也が藤乃を恋人として選んだのなら、という前提に立っています。その点で本編に準じてはおりません。
深夜のプールに、二人……
瑞香さまから、AcidRainにご寄稿いただきました。
ほのぼのバカップルな二人をお楽しみください。
―――――――――
僕はかなり神妙な顔つきだったと思う。
今考えてみれば、はっきりしないことが多い。それだけ気張っていたんだと思う。
喉はカラカラでひりついていたし、なにより彼女を目の前にして、僕は動転していたのだと思う。まず話題をふって、それから感触をさぐって、そして切り出そうと色々画策していたのに、すべてオジャン。
彼女を目の前にした途端、僕は唐突に口にしていた。
「し、式……結婚しよう」
■ オンガク - (4410)
秋月さんから、AcidRainにご寄稿いただきました。
式と幹也の日常のワンシーン。
―――――――――
「式も、音楽聞いてみれば? 気に入るかもしれないよ?」
科白と行動に、何の関係があるのかを問いたくなる。息がかかるほどの距離、卑怯者。何だってこんなに落ち着いてしまう。幹也なら何かしてきそうなことくらい、解りきっているはずなのに。
「オレは、あんまり興味無い」
「モノは試しだよ。気が向いたら、聞いてみるのもいいんじゃないかな」
何時も通りの時間に会社と言うか事務所に来た僕の目の前には。
何故か不可思議な物が一つ鎮座していた。
「お早う、黒桐」
「お早う御座います橙子さん」
普段通りの挨拶を交わす。
(本文より抜粋)
久し振りのらっきょSSとなります。
短編ですのでお気楽にお読み下さい。
パーマンワールドとTYPE-MOONキャラという、異色お絵ビマンガ「Pスイ」。
月姫、らっきょ、Fateといろんなキャラが壊れています。
第7話・さらばバードマンを掲載。
(本家パーマンは出てきません)
空の境界主要キャラ4人と、Fateの凛とアーチャーを出会わせてみました。
「・・・・・・鮮花」
「なんですか、兄さん」
「いや・・・その・・・・・・」
「なんですか?」
「・・・鮮花の後ろに立ってる人は、誰?」
いつも通りの、事務所の風景。いつも通りの、面々。ただ違うのは、ソファに座っている鮮花の背後に、赤い人物が立っているという事だった・・・。
それを見て、既に答えは不要となったのだろう。鮮花の返答を待たずに、橙
子は次なる導火線に火をつけた。それも、複数に枝分かれする線に。
「式はもう、黒桐に渡したぞ」
「えッ」
「なッ」
鮮花だけでなく、ソファーの方からも、絶句したような声が聞こえた。
我関せずとソファーに寝そべっていた式が身を起こす。
唐突に名前を出されたと言うだけでなく、珍しくも、動揺や狼狽の色が浮か
んでいる。
鮮花もまた、驚愕の表情で、固まっている。
それを楽しそうに眺める橙子。
バレンタインデーSS二つ目です。
幹也を除く三人でぐだぐだやっているだけですが、一応、鮮花主役。
みんながFateで盛り上がってる中ひっそりと更新。
仕事がないという言葉には二つの意味がある。
一つは、やるべき仕事が見つからないと言うこと。
もう一つは、お休みと言うこと。
今日は日曜日で、仕事は休みだった。
幹也と式のほのぼのしりーず(予定)。
空の境界SSを頂きました。
内容は、ギャグ……というよりコメディみたいです。
ShortStoryに掲載されていますので、ご覧ください。
遠野志貴を地獄に叩き落した【週間ぼくのお姉ちゃん】。しかし、地獄に落ちたのは一人だけではなかった!
「依頼された内容は【週間ぼくのお姉ちゃん】シリーズの半ズボン少年だ」
「ぐぁーっ!!断る!断りますーっ!!」
そこから始まる犠牲者・黒桐幹也の不幸。
**前日アップしました【週間ぼくのお姉ちゃん】裏話的な短編ギャグです。よろしければどうぞ。
幹也と志貴と式は中学生活の最後で出会い、共に過ごしていく。
その時起こる、二つの事件。
一つは―――――猟奇殺人事件。
式はもう一人の自分だと思い込み、夜の街を彷徨う。
志貴もまた見つける為に、夜の街へと繰り出す。
幹也は式を監視する。式を信じて。
もう一つは―――――連続殺人事件。
警察はただの事故死か、自殺だと判断する。
しかし、その裏には犯人が潜んでいた。
全てを墜とそうとする悪霊が。
その悪霊を『殺す』為、志貴は学校の屋上で対峙する。
■ 初詣 - (3150)
式と幹也の初詣の話です。
式が珍しく待ち合わせに遅刻?
いったいどうしたのかなあ・・・・・・
短いですけど楽しんで呼んで頂けたら嬉しいです。
ぺーイズム「猛る野郎の会」宴SS「ほのぼの編」です。
藤乃と出かけていたら幹也と式がいるのを見て
ストーキングしてみて・・・という話です。
十二月二十五日。
その日がなんなのか、完全無欠に忘れた遠野志貴。
鉄拳制裁受けつつアルバイトへ向かう彼に明日はあるのか!?
めちゃくちゃ阿保な話になってます。
似たような黒い服の彼も出てきますがお気にせず。
めちゃくちゃ短いので暇で死にそうな時にでもどうぞ。
■ 期間限定 - (4595)
雪見大福、ハーゲンダッツ、キムチ、スーパーカップ、ガリガリ君、キムチ、チョコモナカジャンボ、爽、キムチ、モナ王、スーパーカップ、キムチ………。
「アイスアイスキムチ、アイスアイスキムチって、意味解んないしっ!」
「いや、キムチが安かったからつい……」
バツが悪そうに幹也。
ほのぼのとか銘打ちつつ、どっちかというとイチャイチャなお話かもしれません。スーパーカップヨーグルト味復帰を願うあまりに書いた作品です。
場所:「SSふろあー」にて
■ 月夜の散歩 - (4858)
『普通』の男は、『殺人貴』と草原で出会う―――
『月夜の晩に、草原で』の幹也視点です。
■ 期末試験 - (5858)
鮮花が幹也のアパートへ試験勉強へ行くお話です。
もちろん(?)ギャグです(^_^)
良かったら笑って下さいね。
痛覚残留後の藤乃を巡るお話です。
彼女の影で蠢く魔術師達は。
─────────
「いつか───、思い出せるのですか───?」
記憶も。
そして、痛み、さえも───?
「ええ。そうですね。
無くしてしまったものは戻りはしませんが、
忘れてしまったモノはいつか必ず返される。君が───」
玄霧先生は、とても穏やかに。
でも、とても哀しげに微笑んで。
───そして。頷いて。言った。
/
「───君が、それを───望みさえ、すれば」
ある月夜、『殺人貴』は『普通』の男と出会う―――
以前、『七夜の隠れ里』さんに投稿させていただいていた作品です。まだまだ未熟で粗も多いですが、暇つぶしにどうぞ。
最近少し体重が気になり始めた式。
しかし、そんなことを相談できる知人もいない彼女は思い切
って鮮花と藤乃に相談を持ちかける。
あまり乗り気でない藤乃をよそに鮮花は邪な笑みを浮かべて
式の頼みを請け負った。
果たして式はダイエットに成功するのか!?
カロン様のリクエストSSです。滅茶苦茶駄作ですがお暇な
時にでもどうぞ。
■ 夢見た先に - (5476)
和音さんからご寄稿頂いた空の境界SSです。
──────
「……で、僕の所に来たのかい?」
「ええ。折角だから、兄さんの部屋でも掃除しようかと思ったんですけど」
私は兄である黒桐幹也のアパートに押しかけ、いや遊びに来ている。
そう、これまでみたいに待っている必要はどこにもない。会いたいならこっち
から
乗り込んでしまえばいいんだ。
「そんなに散らかってないだろ?」
幹也は戯けていった。
◎1話
最後には言い訳さえ必要とせず、ただ力と血に酔って殺し続けた。
「凶れっ!」
叫びながらわたしが虐殺しているのは、クラスメイトたち。
◎2話
耳にしていただけの力の発現を、初めて見た。いきなりコップが微塵に砕けた。
◎3話
軸が固定されて、わたしの力が発現する。それで、終わり。
――ごめんなさい、母さま。わたしは結局こんな風にしかなれませんでした。
※浅上藤乃メインの 空の境界 シリアスSS。
■ 縁側にて - (5345)
麗らかな午後。
自分のちょっとした望みを実行しようと決意に身を固める式。
そして・・・
その手に持つ必殺の得物を持ちながら、幹也へと迫る。
幹也の運命はいかに!
**短編ほのぼの&ギャグです。よろしければどうぞ。
ステンドグラスを通して、色鮮やかな光が降り注いでいる。
赤。青。緑。黄。
それは祝福の色だ。
不道徳ですら喜びに変える、この秘め事を祝福する光。
そうして私は、この礼拝堂で先輩の口付けを浴びる。
目を閉じることもなく、ただ待ち受ける。
唇が近づく。眉を小さく啄ばんで、視界を遮るみたいに、今度は瞼。
「ん……見えなく、なっちゃいます」
「大丈夫、ちゃんといるから……」
先坂 透さんから西奏亭に頂きました「空の境界」より幹也×ふじのんなお話です。
礼拝堂での二人の秘め事を、圧倒的な文章力で描いています。
「式。そうやって食べるの、行儀悪いわよ。
も少し上品に食べなさいよ」
「うっさいよお前。
今から小姑気取りか?」
ぷっち〜〜〜〜ん。
キレタ
完全に今の一言でキレタ。
「誰が小姑ですかーーーー!!」
「お前」
さらりと言うな、この野郎。
ほのぼのらっきょSSです。
お気楽にお読み下さい。
■ 誓い - (1938)
式と幹也のシリアスならぶらぶ話です。
ちょっと哲学的(笑)かも−−
夜、目を覚ますと隣にいたはずの式がいない。
死と誓い−−
ある映画に影響を受けてます。
■ ICE式 - (7394)
僕はその未来像に内心ウキウキしながらも、一応確認のために質問する
ことにした。
ま、もう二人の中なら聞くまでのこともないんだけど、
「しょうがない今日は泊まるよ、でもね、式。」
うん?と視線を向ける式に、僕は真顔で提案した。
「泊まるってことは、今夜は心ゆくまで式を味わっていいってことだよね?」
冷たく甘いハー○ンダッツのストロベリーにまつわるお話。
40%の60Lさんより西奏亭への頂き物です。
空の境界のショートショートです。
式が伽藍の堂にやってきて・・・
文中
「そう言えば幹也って猫に似てるな」
「は?」
今まで眠っていた(?)式が不意にそんなことを言った。
初めての空の境界のみのSSです
カツン、カツン、と靴底が剥き出しの鉄骨を叩く音を聞きながら、橙子は幹也から受け取った煙草に火をつけた。
「まったく…」
一言だけ呟き、煙草をくわえる。深く吸い込み、そして紫煙を吐き出す。
「―――もっと美味い煙草が吸いたいものだ」
4話目。
各話は短めですが、シリアス路線のバトルありです。
今回はつなぎ。
式が貰った手紙について、あれこれ騒ぐ伽藍の堂の面々。
つらつら、ほのぼのと綴られる、そんな彼らの日々の一欠片のお話です。
──────────────────────
そんな兄の有様を見つめて、その妹が深く、ため息を付いた。
「完全にに、錯乱してますね」
「錯乱と言うより現実逃避だね。動揺していることには変わりはないだろうが」
鮮花の嘆息に、その師のほうは火のついていない煙草を指先で弄びながらも、
いかにも楽しげに笑う。
■ PET - (3275)
ひょんなことから、始まった。
遠野 志貴は秋葉の猫を探すのを−−
黒桐 幹也は式の犬を探すのを−−
空の境界と月姫のクロスオーバーです。
殆ど幹也と志貴しか出てこない。男の世界(笑)か!?
オリキャラも2匹でてきてのお話です。
■ 黒桐式 - (11263)
週末、あたりまえの行為として情交する式と幹也。
特別なことではなくなっても、想いの満ち足りる経験であることに変わりはなく。
激甘ですw
すべては藤乃が経営者の一人として浅上女学院を訪れたときから始まった。
藤乃と秋葉のそれぞれの危惧が交差し、積もっていく誤解とすれ違い。
志貴は女装し、四季が笑い琥珀が微笑む。
想いは交差し巡るがままに。
SS漫画化計画のお返しで、横溝大輔さんのWEBCOMIC『月姫学園編 第二部』で描かれなかった箇所を補完するSSです。SS中にも横溝さんが書かれたふじのんやら志貴たん(笑)などの挿絵が入ってます。
■ 孤独な色 - (826)
喪服。
それは一種の独特の雰囲気を持つ服。
だから、普段着と一線を画していてもおかしくはない。
当然の事ながら、そんな服を見ている子どもはほとんどおらず、この一角に
は私と兄さんぐらいしか子どもはいなかった。
子どもの目線というのは、大人の目線とは違う。
高さが違うだけで、こんなにも印象が違うのかと疑うほどに。
両親が離れている間、私たちは黒い服に囲まれて、ただそれを見上げていた。
遠くから人の話し声や歩く音は聞こえていたけれど、まるで私たちだけがこ
の一角に閉じこめられたような錯覚を覚えていた。
そう、この世界には私と兄さんしかいないような、そんな錯覚に。
のちさんから西奏亭への頂き物です。
独特の雰囲気、小さい頃の兄妹の姿を味わってください。
*作者名間違い訂正いたしました。申し訳ありません。
それは、たった一言しか違わない、もう一つの可能性。
そして織は、藤乃を殺す。
違う人生、違わない運命。
秋月さんから頂きました藤乃SSです。
それは穏やかに淡々と綴られている日常の一ページ。
「ねえ、藤乃って兄さんに逢ったことある?」
紅茶を飲みながら、藤乃は自らの過去をたどる。
これは何かが変わる、そのきっかけとなった話。
伽藍の堂を訪れた鮮花は、そこに式しか居ないのを見つける。
幹也に会えない腹いせに、鮮花は「あんた、やっぱり男なんでしょ?」などと以前の議論を蒸し返して絡み始め……
ClockWork様の 両儀“色”祭 に参加したSS、「反意綜合」「反意綜合(裏)」をHTML上再編集したものです。元々視点違いで2バージョンでしたが、並べて表記しています。オマケだけは新しいものを追加。
どうして、鮮花が式を連れて行くのか? 疑問はつきなかったが、ここにいても答えは出ない。僕は事務所に向かう事にした。
ええと、あの……。
<TAKE ZERO>三万ヒット記念作品です。
幹也と式の時間は動いている。
普通に比べれば酷くゆっくりではあるけれど、彼らの時間は確実に進んでいく。
黒桐鮮花は、今日も時計の針が進まない。
幹也と式の関係……。幹也の気持ちが揺るがないことを知っていても、それでも彼女は動けない。毎日を誤魔化すように、それでも彼女は幹也への愛を一人謳う。
幹也には、きっといえない。
だから彼は告げる。彼女の停滞を。彼女の過ちを……。
空の月>詳細>鮮花紹介SSへとお進みください。
■ 未通女 - (5826)
両儀“色”祭 投稿SS#29(ロスタイム突入中)
-----------
「鮮花、ひとつ重要な質問がある」
橙子師は眼鏡を外した昏い瞳で覗き込むように、しゃべりはじめた。
「はい、なんでしょうか、橙子師」
やや緊張した趣で答え、どんな問いかけがくるのか少し緊張した。
弟子入りしたからといってこの女性はやさしくしてくれることなんてない。弟子の能力が足りなければほっぽっておかれる。魔術とは身に刻むものだからこそ、自ら切磋琢磨しなければならないからな、と薄く笑って見捨てるような人なのだ――橙子師は。
「では尋ねよう。鮮花――貴女は処女か?」
両儀“色”祭 投稿SS#27(ロスタイム突入中)
-----------
「あの〜」
僕の情けない声が虚しく響く。
それでも自体は何も変わりは無しない。
仕方なく、もう一回呼んで見る。
「あの〜。鮮花さん?
コレは一体どう言う事でしょうか?」
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#26
----------
声が、聞こえる。
何かを堪え、押し殺している声だ。
わたしこと、黒桐鮮花はその声で目が覚めた。
枕元に置いてあるデジタル時計は、日付が変わったばかりである事を示している。
声は続いている。
声の他に、ベット全体が軋んでいる音も聞こえている。
ふと、考える。
音はこの部屋……――――――黒桐鮮花と浅上藤乃の相部屋から聞こえている。
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#23
----------
昔、人間って生き物は今の二人分の体を持っていて、今よりずっと優れていたって伝説がある。
調子に乗りすぎて神の怒りを買い、全員二つの体に分けられて、男女になったそうだ。
だから、そうやって分けられた半身を人は捜し求めるんだって。
あるべき姿に戻ろうとするんだって。
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#22
----------
「黒桐さん」
「え?ええ、何の話だったかしら」
クラスメイトから声をかけられ、我に返る。
「どうしたの?黒桐さん今日はなんだかうわの空よ」
そう、あの出会いの後。気になって仕方が無いのだ。
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#15
----------
ふたりは黙ったまま、蒼白い世界にいた。
式の部屋。
黴臭い人気のない部屋。
温もりも、暖かみも、なに一つない部屋に、ふたりはいた。
ふたりしかいない世界。
ふたりの身体は雨に濡れていた。それよりもなお、心は濡れていた。
■ 千夜一夜 - (1443)
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#21
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「おまえを消せないのなら――――
雨にうたれて、ただ一度、儚げに笑って。
――――わたしが、消えるしかない」
そう言って、彼女は本当に消えてしまった。
■ 賭け - (4157)
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#19
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「賭け…ですか?」
夕日が街の影に隠れようとしている夕方。橙子師はいきなりそんな事を言い出した。
「そうだ。賭けだ」
季節は夏。梅雨明けの空気が開いた窓から流れ込んでくる。今夜も、暑くなりそうだった。
私は橙子師の事務所へ「授業」を受けに来ていた。
「何についてです?」
ちなみに、先ほどまで話していた内容は、とても賭けに応用できるような内容ではなかった。と言う事は、何か突発的な事なのだろう。
橙子師はシャツの胸ポケットから煙草の箱を取り出し、一本銜えて火を付けた。
煙が風に流されて空気に溶ける。
「黒桐と式がどこまで行ってるか」
■ 百花繚乱 - (3968)
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#18
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私の体の下で、式が暴れてる。
少しはおとなしくしなさいよ。
このバカ式。
この期に及んでまでジタバタしないでよ。
未だ式は私から逃げようと足掻いてる。
もう。
往生際が悪いわね。
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#13
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夜のベッドの中。
微かな部屋の明かり。
暗がりの中の僅かな光。
思い浮かべる。
光を。
わたしのさして長くも無い人生で、優しく瞬いていたものを。
わたしの兄さんを。
そう、幹也の事を考える。
■ 『男と女』 - (4433)
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#12
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目を式の方に向けて、雑誌を閉じる。
そして、幹也は立ち上がり、式の方に向かう。
両手を彼女の頭に乗せたバスタオルに置き、おもむろに拭き始める。
式は黙って拭かれている。
目を下に向けて、時折、拭いている彼の顔を見て。
両手は、ベッドのシーツを掴んでいた。
目も眩むほど暑い真夏のある日
「探してごらん。影とかね」
■ 冷たい体温 - (2730)
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#11
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きょう、式が死んだ。
朝、身支度を終えて事務所へ向かおうとした矢先に、雇用主である蒼崎橙子がやってきてそれを告げた。
「気を、落とさないでね」
そう言った橙子さんの言葉も、いつものような鋭さに欠けていた。
あまりにも唐突で真偽も掴めず――でも、嘘なら悪質な嘘だ――呆然とする僕黒桐幹也に、橙子さんは簡単に死亡理由とそれまでの経過を告げた。つまりは“仕事”中の事故だったのだ。
■ 『CC式』 - (5150)
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#10
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我ながら天才的と言える発想だ。
でも、それを伝えようと式の方を向くと……そこには何かものすごく警戒した獣のような顔があった。
「ど、どうしたの?」
「お前がその顔をしたときは、絶対良くないことが起こるんだ」
「酷いなぁ。僕が今まで、式の嫌がる事をしたことがあったかい?」
「…………」
沈黙。肯定の印。
でもこれはただの肯定じゃない。
一杯ありすぎていちいち例を挙げる気になれない、という沈黙だ。
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#5
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まったく無防備だわ。
ダメよ鮮花。
落ち着いて。
まずは自然に、相手に不信感を抱かせない様にしないと。
■ 反意綜合 - (1314)
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#4
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見詰めてくる双眸は混沌の渦への覗き穴のようで、思わずたじろいだ。
「教えてやろうか? オレが式なのか、織なのか」
静かながらも確かな怒りの篭った声を、紅も引いていないのに朱い唇が発し、いきなり顔の位置を降ろした。
「オレは、おまえを犯したい」
■ 花流し - (1717)
いつものメンバーで花見の予定を立てた帰り道。
雨が降ってきた。
式幹ほのほの(?)です。
「桜が咲いているときに降る雨を花流しって言うんだよ」
季節はずれですが見て貰えると嬉しいです
礼園学院を訪れたシオンのお話です。
以前のシオン来訪の続編的なお話ですが、直接はつながってなかったりします。
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今度は右斜め前を黙々と歩く少女の背中が視界に入った。
艶やかな長い黒髪が静かに揺れている。
彼女の名は黒桐鮮花。
マザー・リーズバイフェの紹介によれば、礼園学園随一の才媛ということだ。
紹介されたとき、秋葉に似ているな、と素直に思った。
遅れに遅れてしまいましたが。
ホワイトデーSSです。
突然の電話。
あの場所で待ってる。
そう言われて私は一人そこで待ってる。
只あの人を、待ってる。
でもそこにはそれを快く思わない人が当然いて。
甘々で、ドタバタです。
お気楽にお読み下さい。
■ プレゼント - (1851)
空の境界ホワイトデーSSです。
瑞香さまからご寄稿いただきました。
・・・ホワイトデーに掲載が間に合わなかったのは、
ひとえに須啓の所為なのです(謝。
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「……これってホワイト・デーのお返しなんじゃないですか?」
「君もそう思う?」
そういって橙子さんは珈琲を飲む。その綺麗な朱色の唇にカップにふれて、口紅がかすかに残る。
「でもね、幹也君」
「はい、なんですか?」
「わたし――渡してないのよ」
■ 手渡し - (2320)
瑞香さまからご寄稿いただいたバレンタインSSです。
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だからこうしてチョコを持参してきたというのに。
今、橙子も鮮花もいなくて、せっかくふたりっきりだというのに。
ああ、理由はわかっている。
緊張している。
なんていうか恥ずかしい。
思いっ切り時季を外しましたが。
正月SSです。
「馬子にも衣装とはよく言ったものだな」
「う、うるさいわね。いいでしょ、別に」
町の中で出会った二人。
鮮花の姿を見て式がからかう。
ムキになって反応する鮮花。
ほのぼのSSです。
お気楽にお読み下さい。
■ 緊急指令 - (1687)
第四回TYPE-MOONキャラ人気投票の支援用の小ネタです(笑。
小ネタ置き場においてありますので、読み流して下さると幸いです。
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「『という訳で』、と言われても、どう言う訳かわかりませんけど、所長。
なんなんですか。戦争って」
思わず顔を上げてしまった僕の疑問に、橙子さんは、真剣そのものの表情で頷いた。
「言うまでもない。『第4回TYPE-MOON人気投票』だ」
「・・・そうですか。大変ですね」
そう言って、僕は再び机に広げた書類に眼を落とす。
■ 天鈿女命 - (989)
空衣祭参加作品SS部門14作品目です
居る筈が無い!
そう思いながらも走る。
まったく馬鹿げてる。
こんな所にあの人が居る筈が無いのだ。
それに…それに…
頭の中で色々な考えがぐるぐると渦巻く。
空衣祭参加作品SS部門13作目です
あり得ない。本当に。これだけはあり得ない。
「どういう事なの?・・・一体・・・」
目が覚めると。そこは、見知らぬ場所だった。
落ち着け。落ち着くのよ、鮮花。ここで落ち着かないと。
きっと、これは悪い夢。というか、橙子師のイタズラ。間違いない。
■ 英国にて - (1357)
空衣祭参加作品SS部門11作目の作品です
「これは――」
それは事務所の大掃除の時。
黒桐幹也は唯一の事務員の義務感にかられて、事務所を掃除していた。
唯一の所長である蒼崎橙子は、まったく気にも留めずに何か別のことをしているだけであった。
黒桐の言葉に、ちらりと橙子は見ると。
「――……懐かしいわ」
ついそんな言葉が口に出て、顔をしかめる。
なんて――らしくない言葉なんだろう、と思っているのであろう。
■ ありえねぇ - (1106)
空衣祭投稿作品SS部門8作品目です
あり得ない。本当に。これだけはあり得ない。
「どういう事なんだ・・・一体・・・」
目が覚めると。そこは、見知らぬ場所だった。
空衣祭参加作品2作目tunaさんより頂きました。「人を呼び出しておいて、誰も居ないというのはどういうことかしら?」
今でも礼園では顔の効く橙子師じきじきの電話呼び出しで
私は伽藍の堂にやってきた。
しかし、文字通り、中はがらんどう
戸締りなんかしなくても、結界があれば普通のひとは
近寄れないし、普通でないひとは鍵があろうがなかろうが入って
くるんだろうけれど・・・ 物騒なことこのうえない。
かつて、志貴と青子が出会い別れたその場所で。
幹也と青子が邂逅し、二人は互いの物語を語りあう。
そんな、月蝕をイメージしたSSです。取り合わせとしては珍しいかもしれません。
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「えーと、その・・・こんばんわ。気持ちの良い、夜ですね」
「そうね。一人で風を浴びるには悪くない夜だわ。
でも、二人では多すぎるかな」
にべも無く、無愛想に彼女は言い放つ。
つまりは、僕は邪魔だというわけらしい。
月姫キャラ(?)で萌えを追求するお祭り「萌月祭」、
月詠さんの作品です。
浅上藤乃と二度目の出会いを果たす幹也。
雨の中、再び一人たたずむ彼女を、再び自分のアパートへと招いた彼は、
そこで彼女の心の吐露を聞く。
「やぁ、君も雨宿りかい?」
雨は大降り。空は灰色どころか真っ暗ですらある。
そんな暗闇の中で、闇と同じ色をした猫は、これまた闇と同じ色をした青年と出会った。
月と空のクロスオーバー作品です。
■ 無間回廊 - (1897)
月姫キャラが萌えを追求するSS祭り「萌月祭」、
月詠さんの作品です。
今度のSSは空の境界。
兄を真摯に愛する鮮花。式のせいで傷ついてしまった
幹也を看護し、そっとその顔に…………
空の境界SS・CG大会『魔術師の宴』ご投稿作品です。
安田有馬さまからご投稿いただきました。
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目の前にはむっつりと頬を膨らませた不機嫌な女性がひとり不満げに
僕のエスコートを待っていた。
「あっ、し、じゃなくて鮮花?ど、どうしたんだイキナリ!?学校は?」
「・・・・。ふぅー、何言ってるんですか兄さん。今日久しぶりに会う約束をしていた
ではないですか・・・?まぁ、いつもの事ですし、いい加減慣れて来ましたけどねっ!」
■ 幻視風景 - (2534)
―――闇の中に照らし出さるるは3人の人影。
「そうか・・巫条は死したか・・・」
年経た老人が言葉を紡ぐ。
「瑪瑙の娘達は遠野が引き取るとのこと・・・いかがなさいますか?」
青年が言葉を受けた。
「捨て置け、一族に背を向けし、男と逃げた娘の子供じゃ・・・」
…巫浄という一族がいる。その者達は自らの力を子に伝え、
成人の時に自らの目を潰し、盲いることでより大きな力を紡ぐ、
そして…
空の境界SS・CG大会『魔術師の宴』ご投稿作品です。
tunaさまからご投稿いただきました。
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幹也はまた、式のために、危ない橋を渡るつもりなのだろう。
夏の日、幹也が意識不明のまま生死の境をさ迷った日々を思い出す。
それは、幹也の妹(悔しいが)として、そして橙子師の正当な弟子
として、許せないと思った。「橙子師の弟子は私しかいない」これは
立派な動機だと鮮花は確信した。
相手は魔術師だ。幹也を足止めする必要がある。
鮮花の頭脳が思考をめぐらせはじめる。
とりあえず、完結しました。
退屈な病院の日々の終わり
ひとつの季節の終わりの、そんな一コマ。(幹也談
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たった一言なのに……。 でも、その一言が、今の私達の関係を壊すことになるから? 私に勇気がないから?
「いえ、何でもありません。私は窓口のほうで色々とありますから兄さんは先に帰ってくださって結構です」
おそらくどれも正解なのだろう。だから私は、その一言を言うことなく、今を楽しむことにした。
空の境界SS・CG大会『魔術師の宴』投稿作品です。
主催、須啓の作品になります。
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ここは、礼園と橙子さんの事務所の中間点にある駅だ。
でも、兄や式のアパートとは、事務所を挟んで反対側にある訳で、余程の用でもない限り、
兄や式―――もちろん私だって、こんな場所にいるはずが無いのだ。
だからわざわざこんな場所を幹也との待ち合わせの場所に選んだっていうのに!!
「なんで、あんたがいるのよ、こら、式!」
言いながら、窓ガラスを叩こうとした自分の手を、寸前のところで私は止めた。
あの野生動物並みの五感を持つ女ならば、ひょっとしたら気付くかもしれないから。
空の境界SS・CG大会『魔術師の宴』ご投稿作品です。
権兵衛党さまからご投稿いただきました。
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私は夢想する。
幹也が、最愛の人が私だけを見て微笑んでいる。
幹也は私に向かって軽く手を広げ、「おいで、鮮花」と私の名前を呼んでくれる。
私は幹也の胸に身体ごと飛び込んで、手をそっとその背中に回して抱きしめる。
我ながら白く細い指先の左手で。
そして、真紅に染まったその右手で。
そう、私の夢のなかで、私の右手はいつも真っ赤な鮮血に濡れている。
■ 鮮花の受難 - (1508)
空の境界SS・CG大会『魔術師の宴』ご投稿作品です。
かすがさまからご投稿いただきました。
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「待て、軽い風邪だから心配しなくてもいい。そんな事より、大変なんだ」
眼鏡を外している橙子さんは、まるで的を目の前にしているような緊張感を漂わせながら立ち上がった。
「何か、あったんですか?」
ごくりと、咽が鳴る。
「これを見ろ」
そう言って、橙子さんが差し出したもの、それは―――――
空の境界SS・CG大会『魔術師の宴』ご投稿作品です。
月詠さまからご投稿いただきました。
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ふう
小さく溜息をつく。
何だってこんなに焦っているんだろう。
まったく
私、らしくない。
■ 思い出 - (897)
空の境界SS・CG祭り『魔術師の宴』ご投稿作品です。
蓮内さまからご投稿いただきました。
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「・・・あれ?」
「何だ、黒桐。『何か』いたか?」
「いませんよ。何ですか、その嬉しそうな顔は」
「そうか?嬉しそうか?・・・で、何があった?」
「古い、オルゴールですよ。結構な年代物ですね」
空の境界SS・CG大会『魔術師の宴』ご投稿作品です。
秋月さんからご投稿いただきました。
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「…また使い込んだんですか。
どうすればそんなに頻繁に給料を滞らせられるんです…」
「仕方あるまい。掘り出し物があったんだから。
魔術師たるもの、価値あるものは手に入れなければならんだろう」
「平穏な生活が続いている時に、
わざわざ物騒なもの買い込まなくてもいいでしょう!
そういうのは趣味っていうんです!」
いい加減苛々も、収集がつかない所まで来ていた。ああもう全く!
■ 四コマ。 - (6878)
空の境界SS・CG大会『魔術師の宴』へのご投稿作品です。
かすがさまからご投稿いただきました、四コマ、四連発になります。
■ 秋に咲く桜 - (1120)
tunaさんからいただきました。
「秋隆祭り」参加作品・59作目です。
あ、秋隆さん・・・?
しかし、今日の秋隆さんには、なぜか違和感が付きまとっていた。
それはそう、何かあるべきものが足りないというか、あってはいけない
何かがそこにあるというか・・・
■ 刃研ぐ者 - (398)
hitoroさんからいただきました。
「秋隆祭り」参加作品・51作目です。
シャリ・シャリ・シャリ
彼は刃を研ぐ・・・・
月詠さんからいただきました。
「秋隆祭り」参加作品・36作目です。
秋子の部屋・第5弾〜!!
萌え(燃え)る女子高性です。
日との海さんからいただきました。
「秋隆祭り」参加作品・32作目です。
ほんのちょっとドラマCDのネタバレっぽいところがあります。
ご注意下さい。
蓮内さんから投稿いただきました。
「秋隆祭り」参加作品・30作目です。
・・・ああ。いつも聞きなれている音楽が聞こえてきた。
る〜るるっるるるる〜るるっるるるる〜る〜る〜る〜〜〜〜・・・
「こんにちは、皆さん。お元気ですか?今日のお客様はこの方。式様のお心を開いた黒桐幹也さんです」
月詠さんからいただきました。
「秋隆祭り」参加作品・23作目です。
いる。
確実に誰か私を尾けている。
この私を尾けるなんて、何て間抜けな。
蓮内さんよりいただきました。
「秋隆祭り」参加作品・16作目です。
「はあ・・・あの、何でしょう・・・?」
「はい。実はですね・・・」
秋隆さんは口を湿らすように、何杯目かのコーヒーを飲んだ。
「結婚致しましょう」
「はい?」
瑞香さんより投稿いただきました、
「秋隆祭り」参加作品です。
「わたくしに何の御用ですか、幹也さん」
生唾を飲み、緊張する。
こんな緊張は目を失って以来――白純先輩とのこと以来だった。
横を見れば、そこに彼の寝顔があった――。
黒桐鮮花の休日は、そんな目覚めと共に始まった。
SCRAWL様の所へ投稿したSSです。
宝物の中にありますので、そちらへ移動して下さい。
私のいただいたキリ番リクエストの画像と合わせてお楽しみ下さい。
……つーても、タイトルと紹介がどうしても一致しないだろうけど(苦笑)
「なあ、幹也。」
「なあに?式」
「そろそろいいかな?」
「? うん。でも、何が?」
たった4行で結婚が決定するなんて、普通は思わない。いや・・・・・・普通に考えていた僕が、 馬鹿だったんだろうな。
世界一の貧乳を決める大会、ワールドAカップも、ついに終幕の時を迎える。
果たして、秋葉はその手に栄光(!?)を掴むことができるのか!!
そして、鮮花と秋葉の友情の果てに待つものは…………!!
ワールドカップ終わる前に終わらせれなかったよーーーーーー!!!
■ デイダイ - (1699)
「式乳祭り」SS第18弾です。
「変幻自在派SS」第3弾となっております!
た〜ゆ〜さまにご投稿いただきました!
―――――――――――――――――――――
はっ、いかんいかん。
今は日記の読み返しの途中だ。
思い出すのを止めるのはかなりの労力を要したが、なんとか続きを読み続けた。
その後も暫くはかなりのイチャイチャぶりをあますところ無く書き綴ってある。
・・・・・・・・ん?
適当に捲りながら読み進めていると、一つ、変な文が現れた。
「何か、何かが違う気が、そんな気がする」
3月も後半の頃の日記の一文である。
一体これは何を意味しているのだろうか?
「式乳祭り」第二弾SSです。
初の「巨乳派SS」となっております!!
練馬様からご投稿いただきました!!
―――――――――――――――――――――――――
ボクは、式の姿にならなければいけない。式の姿で、人を殺すんだ。
だからボクは、赤いジャンパーを羽織る。これを着て、ボクは式の前で人を殺すんだ。
黒革のスカートを履いたボクは、ジャンパーに手を伸ばした。これでボクは、式の姿を装える。
「…………物足りない」
赤いジャンパーを羽織ったボクは、壁に張ってある式の等身大ポスターと自分の姿を見比べた。
服装だけ真似ても、駄目だ。ボクには、決定的なモノが欠けていた。
そう、胸が無いのだ!
世にも珍奇な「空の境界」鮮花橙子SSです。
……すいません、ごめんなさい、萌えなんです。この二人。
カップリングは珍奇ですが、真面目です、ギャグじゃないんです、シリアス殺伐風味です。
MOON PHASEで販売したコピー本「Blue blue sky,moon phase of Orange」からの加筆修正再録です。
data end.