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回路3>>>秋葉に接続

 兄さんは本当にいじわるだ。
 わたしが胸の小ささにコンプレックスを持っていると重々承知した上で、い
つも胸を徹底的に攻めてくる。
 好きな人に揉んでもらえば大きくなるって説もある。でもそれは科学的に実
証されているわけではないし、事実、わたしの胸はいくら揉まれても大きくな
らない。
 それともわたしは人間では無いから、人の理は成り立たないのであろうか?
「あ、あああああああ」
 身体全体にぎゅっと力が入った後、ふっと意識が遠くなり、弛緩した身体を
横たえ、荒い息を上げる。
 胸を攻められるのはまだ我慢できる。
 でも、胸ばかりで6回もいかされるのは納得できない。
「んくっ・・・」
 危ない。7回目を数えるところだった。
 まったく、兄さんはいつまで胸にこだわるつもりなのだろうか?もしかする
と、女の胸は揉まれると大きくなるなんて迷信を信じているのかもしれない。
ということはやはり兄さんも胸の大きい女の方が好きなのだろうか?
「秋葉は本当にカワイイね」
「えっ?んふ、んんん、・・・あああ・・・」
 不意打ちの言葉に気が緩んだところを一気に攻められ、不覚にも7回目を数
えてしまった。悔しさに歪むわたしの顔を、兄さんは嬉しそうに覗き込む。
「な、なにをいきなり言うんですか。卑怯です。大体、カワイイだなんて、わ
たしのコンプレックスを攻め立てることがそんなに楽しいのですか」
「だって、カワイイんだから仕方ないだろ」
 わたしが一生懸命怒っているのに、ちっとも聞いてくれない。
「そりゃ、秋葉の胸は信じられないぐらい小さいけど、信じられないぐらい感
じやすいんだからいいじゃないか」
 兄さんはそう言って乳首を吸い上げ、わたしは「ひゃん」と小さく喘ぐ。
「オレは秋葉の胸も好きだよ」
 なんだかとっても失礼なことを言われた気がするけれども、再開された胸へ
の愛撫でわたしの意識は遠のいていく。しかし、予想していた8回目の絶頂の
前に愛撫の手が止まる。
 どうしたのだろうと疑問に思う前に脇腹を走る指の感覚に身を捩る。指はそ
のまま下へと走り、足の付け根のラインに沿って秘部に到達するのかと思いき
や、内股へと走り抜けた。
「あいかわらず凄いな」
 兄さんの感嘆の声が聞こえるが、だらしなく開いた脚を閉じることはできな
い。胸を攻められて何度も達しているうちに下腹部にも自然に熱がこもり、す
っかり重くなってしまっていた。お尻に伝わるひんやりとした感触で、シーツ
の上には大きな水溜りができてしまっているのは容易に想像がつく。
「これならすぐに入れても大丈夫かな」
 兄さんはわたしの脚を折り曲げ、汁にまみれた秘部の入り口へペニスの先端
を押し当てる。それだけでわたしの身体は更に燃え上がり、入り口の襞が兄さ
んを招きいれようと淫乱に開け閉めを繰り返すのを止めることができない。
 わたしが頷くのを待って、兄さんは一気に押し入ってきた。幾重にも張り巡
らせた肉壁はあっさりと押し破られ、一気に最奥をうつ。
「あああ」
 弓なりに背をそらして軽く達しながら下腹部へ手を伸ばし、そこに兄さんが
いるのを確認する。
 兄さんがわたしの中にいてくれていることに安堵する。知らぬ間に涙がこぼ
れていた。
 その涙がぺろりと舐め取られる。
 わたしは新たな快感に見を震わせながら、逃がさないように愛しい人を力い
っぱい抱きしめた。




                                      《つづく》