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 触れられた瞬間、晶は電撃が走るかのように仰け反った。
「ここも弄ってた? 俺の事思って? それとも秋葉の事?」
 志貴は晶のペニスを掴むと、それを優しくしごきだしていた。自分が秋葉や
晶を想ってそうしていたように、しゅっしゅっと自分より少し小さいそれを弄
ぶ。そうするとなんだか男の子を犯しているようで変な気持ちになり、志貴の
ペニスは更に膨張した。
「あっ! 志貴さんのまたおっきくなって……!」
 晶が腰が砕けそうになるのを確認すると、志貴は笑って秋葉を見た。
「秋葉、お前も手伝ってあげて」
「はい、兄さん」
 秋葉が頷くと、志貴は晶の腰を掴んで自分のあぐらの上に乗せた。そうして
背面座位の形に晶を導くと、秋葉の目の前に晶の小さな割れ目に突き刺さる志
貴のペニスと、志貴の手にしごかれる晶のペニスが目に入った。秋葉はその光
景にうっとりとした表情を浮かべると、自らの手を優しく添え、晶のペニスの
先端をくにくにと弄りだした。
「あっ! はぁあ!! 志貴さん、先輩……だめ!」
 後ろからは志貴に膣を貫かれ、更に二人にはペニスを弄られ、晶は大きな喘
ぎ声をあげるしかなかった。
「はぁ……瀬尾のも、兄さんのも……」
 秋葉は晶のそれを弄りながら、志貴のペニスの竿を舐め、陰嚢を口に含んで
愛撫した。

「くっ……秋葉もアキラちゃんもいいよ……もう出そうだ」
 そんな秋葉の奉仕もあってか、志貴は限界が近付いていた。
「兄さん、これはお仕置きですから瀬尾の膣にたっぷり出して下さい。赤ちゃ
んが出来るくらいに濃い兄さんのを、瀬尾にもあげて下さい」
 そう言うと、秋葉は晶のペニスを更に強く刺激し、晶も絶頂に向かわせよう
とした。
「はうっ! 志貴さん、出して下さい……膣に……わたし、女の子の方はまだ
ですから……」
「そうなんだ、お赤飯前なのにアキラちゃんはこんなに淫乱で俺に抱かれたい
って思ったんだね、そんな子には……こうだ!」
 志貴はまだ初潮前の晶に感動を覚えながらも、それを隠して淫靡に語りかけ、
そして最後に腰が晶の膣を突き抜ける程打ち込んだ後、爆発した。
「あ、ああ……!」
 びくん、びくんと胎内に大量の精液を流し込まれながら、晶も達していた。
その擦られていたペニスから志貴の精液にも似た飛沫を飛び散らせ、秋葉の髪
を汚していく。
「ああ……兄さんのと瀬尾のがビクビク言って……気持ちよさそう……」
 呆けるように秋葉がその瞬間を間近で見つめ、幼い胎内に注ぎ込まれる志貴
の子種を、自分に振りかけられる晶のそれを、陶酔して感じていた。

「んあ……」
 血の混じった晶の胎内から引き抜かれたペニスは、放出したにもかかわらず
未だ張りつめていて、秋葉はそれを見ている内にたまらなくなり、初めてにも
かかわらず躊躇いもせずに口に含んでいた。
「おい秋葉……うっ」
 突然の事に驚きながらも、志貴は晶を抱えたままその向こうにいる秋葉の頭
を優しく撫でてあげると、秋葉が嬉しそうにこちらを見上げて
「気持ちいいですか兄さん?」
 そう言ってまた舌でいやらしく残滓を舐め取った。
「兄さんの精液……いっぱい……」
 その味に酔いながら、秋葉は今度は晶の膣口に口を当て、中の精液を吸い出
す。
「……きゃぁ!」
 まだぽーっとしているのにそうされて、晶はビクリと体を震わせた。
「あーあ、処女でまだ女の子にもなってないのにこんなに膣に出されちゃって。
これでたまたまこの後初潮だったりして、それなのに来ないで、兄さんの赤ち
ゃんが出来ちゃってたらどうするの?」
 そう言って晶を見る瞳は、いまだ妖艶でゾクリとさせられた。
「あう……志貴さんの赤ちゃんなら……出来ちゃっても……」
 晶は真っ赤になりながらも、心の奥底にある欲望をさらけ出すと、流石に少
し秋葉も驚いていた。
「だめよ瀬尾、まだ体が出来ていないんだから。兄さんとの子供はもっと成長
してから作りなさい」
 自分の事を棚に上げて、秋葉は年上らしく叱った。秋葉は自分は今日は大丈
夫と分かっていたから、先に志貴の子を作られるのに嫉妬してしまっていたの
だった。
「!? ……はい」
 秋葉のそんな気持ちに気付かないまま、しかしその言葉に感動して晶が力強
く微笑む。しかし……
「二人ともまだ早いって。いくら何でも卒業してからにしよう」
 さらにそんな女の気持ちを知らずか、正直青ざめながら志貴が二人の世界に
割って入った。
「あら兄さん、兄さんはわたしと瀬尾の子じゃ満足しないんですか?」
「そうじゃなくて……その……」
 まだパパはマズイ、そう思うも言葉にならず、そんな志貴を秋葉はからかう。
「同意も聞かずに膣に出すなんて、そのつもりとこちらは解釈しますよ?」
「それは、さっきのはアキラちゃんと秋葉が出させた……」
「あら、女のせいにするんですか? 兄さんったらひどい人……」
 わざと泣く振りをして秋葉は晶を見ると、二人で笑った。
「ふふ、まぁこれからはお互い気を付けましょう。お薬でも調整はききますの
で」
「そうか、よかった……」
 ほっと息を付く志貴、そして笑う二人。

「でも、さっきアキラちゃんにやられたから、不公平だな」
 そう言うと、志貴は背中向きの晶を軽く前に押し倒し、秋葉の方にやった。
「え?」
「ほら、お尻。しかも俺の秋葉のお尻の初めて取っちゃったんでしょ? そん
なアキラちゃんにもお尻を教えてあげないとね」
 と、秋葉が赤面する中志貴は晶に覆い被さった。
「ま、待って下さい! あれはその……」
「だーめ、一人だけ知らないなんて不公平でしょ? ほらいくよ……」
「あ……だ……あっ!」
 志貴は自分の唾液を晶の後ろに塗りつけマッサージすると、二、三度入り口
に擦りつけた後、力を入れて挿入した。
「くっ……これがお尻なんだ……凄い締め付け。アキラちゃんの前以上だよ」
 志貴はその狭さと奥深さに呻く。全部飲み込まれたのにもかかわらずまだ奥
があり、こんな場所で性交する事を考えた人間に敬意を表しながら動き出した。
「あっ! 痛い、痛いです……」
 ぎちぎちと埋め込まれて、流石の晶も涙を流さずにはいられなかった。これ
は罰だ、そう自らに言い聞かせても、耐えられるモノではない。
 なんとかしたい、でもどうしたら……
 その時、目の前で楽しそうにそれを見つめている秋葉に目が留まった。そう
だ、痛いならその感覚を別ので補えば……

「先輩……ゴメンナサイ!」
 もう許しも聞かずに晶は秋葉の脚を開き、後ろに入れられた事でおかしくな
りそうなペニスを、秋葉の膣に突き入れた。
「瀬尾……!? あっ!」
 一瞬の隙でそうされ、秋葉が突然の快感に仰け反る。晶は痛みを忘れようと
遮二無二秋葉の膣を突いた。
「や、瀬尾……!」
 秋葉は驚きながらも、その快感には勝てず受け入れてしまう。晶を抱き締め、
先程志貴に教え込まれた腰の動きを繰り返した。
「あ……アキラちゃん秋葉の前まで……まぁ初めてじゃないから許してあげる
けど、そんなの反則だよっ……!」
 幾分二度目を晶に奪われた嫉妬を感じながら、志貴は晶の空いた膣へ手を伸
ばし、指を三本揃えてぐりっと差し込んだ。
「あっ! やぁぁぁ!」
 すぐにそれは飲み込まれ、晶は首を振って喘いだ。前も後ろも、そしてペニ
スをも快感に晒し、晶は変速の三所責めに声と途切れ途切れにさせていた。
「あ……あ! ひぁ……痛いのに……気持ち、いい……です!」
 そんな罰にもならぬ罰を受け晶が喘ぐ姿に、挟んでいる二人は同時に何かを
思いついた。兄妹の以心伝心か、二人は手を晶の未発達な胸に伸ばし、同時に
隆起していた乳首をこね出していた。
「ひああああっ!! ふうっ!?」
 更に秋葉が晶の唇を奪い舌を絡める事によって、晶だけが可能な責めになっ
た。舌を、胸を、膣を、尻を、そしてペニスを……全てをめちゃめちゃにされ
て、晶の意識は遠のいていった。
「きついからもう出そうだよ、後ろなら中でも妊娠しないよね?」
「やっ! それは……!」
「だめよ瀬尾……わたしにもそうしたじゃない。同じ罪を味わいなさい……ん
っ……」
「ああ、あああああああ!」
 最後に晶の絶頂を聞き、志貴が果てた。どくどくといまだに濃い精液を晶の
中に流し込む。それに合わせて晶の中で何かが弾け、膣の奥から何かが飛沫し、
更にペニスからは精液を迸らせて秋葉の胎内に打ち付けていた。
「あんんっ!」
 最後に秋葉までが初めての絶頂を迎えると、三人はそのまま折り重なるよう
にして倒れ込んでいた。

「うー、秋葉の初めてのエクスタシーもアキラちゃんに奪われちゃったか。男
として正直悲しいなぁ……」
「ごめんなさい……」
「大丈夫です。兄さん、もっともっと凄いエクスタシーを教えて下さい」
 体制を整え、全ての結合を順にほどくと志貴は残念そうに呟いた。謝る晶と
それをなだめる秋葉。
「もうこうなったらアキラちゃんにはさらなるお仕置きだ」
 わざとうでをわしゃわしゃさせて晶を眺め降ろすと、子犬のように丸まって
晶が
「ひいいっ! えっちなの意外はやめて下さい!」
 そう言うものだから、志貴と秋葉は揃って笑ってしまった。
「はぁ……あ」
 安心した瞬間、力が抜けたか晶の後ろが大きく歪みだした。
「す、すみません、おトイレは……」
「あ」
 その意味に気付いた二人が慌てて場所を教えると、晶は着るものもとりあえ
ず立ち上がって秋葉の寝室のドアに向かっていった。

 凄くめちゃくちゃだけど……これでよかったんだ……

 そう思う余裕は一瞬で、晶はドアを開ける。

「兄さん……今度は、秋葉のお尻を可愛がって下さい……瀬尾ばかり両方じゃ
不公平です」
「ああ……」

 うー……先輩は大丈夫なのかな? ちゃんと準備してるんだろうな……
 そう冷や汗を掻きながら思い晶がドアを閉める瞬間、部屋の中では秋葉の大
きな喘ぎ声が響き渡っていたのだった。





〜後書き〜

 古守久万です。

 すまぬ……とは、「同級生」の後書きの第一句ですが(汗
不義理に不義理を重ね、お待たせして申し訳有りませんでした。
 そもそもノーマル指向な僕には「+凸できるのか!?」と自分で不安になり
ましたが、考えていたら成る程、アキラちゃんを使っていかにも中道と言った
ような作品が出来上がって参りました。

 ちなみに生えた理由は完全無視です。先天的な両性具有か、それともホルモ
ンの異常によるクリトリスの肥大か(アキラちゃんに関してはその記述がない
ハズ……)その辺は皆さんのご想像にお任せして、理屈を通すよりエロを書く、
が今回の僕のテーマでしたの……石を投げないで〜(汗
 今回は実験的に視点を晶一人称平叙文無→晶一人称平叙文有→三人称とやっ
てみましたが、どれが一番えっちかったですか?

 なんていうか、その……アキラちゃんの言葉通り凄いめちゃめちゃですね
(笑)最後まで含めると、これで凹凸の組み合わせで全員が全員の前後ろを犯
すという、ある意味金字塔的作品に(爆)いやぁ普通のさんぴーに一本加える
だけでここまでバリエーション豊かになるとは、これは阿羅本さんに感謝しな
くては(笑
 ちなみにアキラちゃんがお赤飯前なのは、そんな阿羅本さんへのリスペクト
の表れであり、遅れた事への媚びでもあったりします(ぉ

 一応イレギュラーなレギュレーションでも王道とも言うべき直球勝負でした
が如何だったでしょうか? 今回は「Scribble Project」に負けないようなえ
ろえろよ〜全開の言葉をあれこれ試行錯誤して使ってみました。……こりゃ全
壊かも(笑
 と言う事で、次は長くは待たせまい。刮目し、期待していて欲しい……と、
こう書いておいて三巻は一年半も待たされたんだよなぁ……ねえ中山さん、迂
闊に若気の至りで書くモノじゃないですね(核爆

 それでは〜ノシ

(’03.02.02)

                                     《つづく》