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「兄さん……嬉しい……」
 秋葉が涙を流しながら志貴に抱きつき、その下腹部では一筋の赤い雫が二人
の結合部を伝って落ちていた。秋葉は顔を横に向けると、目の前にいる少女に
笑いかけた。
「瀬尾……ちゃんと見てくれた? 兄さんがわたしの初めてを奪ってくれたの
を」
「はい……先輩」
 晶は自然と零れる涙を拭おうともせず、二人の繋がる瞬間を見つめ続けてい
た。

 ここは屋敷の秋葉の部屋。
 秋葉は遂に念願であった志貴に抱かれ、女になっていた。
 そして、その場所には秋葉の望んだ晶の姿もあった。
 最初は志貴も晶が同伴している事、そして晶の股間にある自分のそれに酷似
したものを見て驚きを隠せない様子だったが、薄々感じていたのだろう、あっ
さりとそれを受け入れ、愛しい秋葉を貫いていた。
 晶も生まれたままの姿で寄り添い、共に愛する志貴と秋葉が結ばれる瞬間を
自分のように喜び、秋葉の気持ちが移ったように泣いていた。

「辛くないか、秋葉?」
「はい……大丈夫ですから、兄さんの好きなように動いてください」
 二人は言葉を交わし合うと、ゆっくりと動き出した。志貴は秋葉を気遣いな
がら、そんな中でも気持ちよいところを探してあげようと、腰をグラインドさ
せて秋葉の中を探る。
「ん……はぁ、兄さんのが動いて……」
 秋葉は痛みを感じながらも、自分の膣内に感じる志貴のペニスに悦びを感じ
ていた。志貴の気持ちが分かるから、自分も少しでも努力しようと腰を動かし、
様々な角度で志貴を受け入れていた。
「んあっ! そこ……」
 志貴が少し上奥を突いた時、秋葉は仰け反るようにして体を震わせると、そ
こが気持ちいいと体を押しつけていった。
「秋葉、気持ちいい?」
 志貴は秋葉に口づけを降らせながら尋ねる。
「はい、兄さんも気持ちいいですか?」
 秋葉はうっとりとしながら志貴を見つめると、無言で嬉しそうにこくんと頷
くのを確認して、優しく微笑んでいた。
「もっと私を感じてください、兄さん」
 ぎゅっと志貴を抱き締めると、秋葉は控えめながらも志貴の動きに合わせて
体を揺らし、可愛く喘ぎ始めた。
「あっ、ああん……兄さん、兄さん……」

 そんな光景をただ見守るばかりでなく、晶は自らの両方を愛撫しながら息を
荒げはじめていた。
「志貴さん、先輩……すごく綺麗です……くふんっ」
 指を差し入れた膣口は熱く、そしてしごくペニスはびくんと天を仰ぎ、秋葉
の中にある志貴のそれのように、大きくそそり立っていた。その先端に染み出
る雫は早くも白く濁り、晶が感じている証であった。
 晶は目の前の光景に陶酔し、はしたないと思いつつもその手が止められなか
った。志貴の腰が前後に動くたびに気持ちよさそうに秋葉が喘ぎ、結合部から
は幾度となくいやらしい液体が溢れてシーツをたっぷりと濡らしているのを見
せられて、自分も我慢できない程に高ぶっていた。嬉しそうな秋葉の姿は、何
よりも自分の嬉しさに繋がっていた。二人が共に気持ちよくなるのを見ると、
本当に嬉しい。
 しかし、しばらくすると擦りつけるだけの動きだけでは満足を得られないと
欲望が首をもたげた。
 二人はあんなに一緒に気持ちよさそうにしているのに、わたしは一緒に気持
ちよくなれずにひとりで慰めている……。そんな気持ちを向けた視線の先に、
志貴の背中が飛び込んできた。
 あ……そうすればいいんだ。
 晶は、何度か見た事のある本の中身を思い出し、自らのペニスをより固くし
てしまっていた。

「志貴さん……わたし、も……」
 二人が揺れる後ろ、志貴の背中に晶がもたれ掛かった。その小さな胸の先端
が志貴の背中に当たり、先程から弄っていた所為もあって固くしこった感触が
志貴の背中を小気味よく刺激した。
「アキラちゃん……」
 志貴はそんな感触に我慢がきかなくなりそうなのを必死で堪えた。晶のその
幼い花弁を思い切り貫きたい気持ちは昂ぶるが、悲しいかな男にはモノは一つ
しかない。指で……とも考えるが、そんな中途半端な事はしたくなかったし、
それで晶を満足させるたくなかった。
「志貴さん……我慢できないです……」
 晶の存在を感じながら複雑な気持ちの志貴が言葉を探していると、それに気
付いた晶が大丈夫ですと首を振った。
「わたしは……こっちもありますから……」
 と、ぐっと志貴の背後に腰を密着させた。
「あ、え……? まさか……うわっ!」
 その意味を掴みあぐねて間抜けな声で志貴が狼狽えるも、意味を解した瞬間
にはすぐさま襲いかかった強烈な刺激に言葉を失っていた。
 晶は志貴のうしろにペニスをあてがうと、前戯もなしにいきなり挿入してい
た。
 男性の後ろに挿入する。自分がこんな存在である事を除いて、それは晶が本
で見ていた絵空事であると思っていたのに、自分がそれを達せられたと思うと、
万感の思いだった。その為か秋葉に挿入した時の様に自制が効かず、晶はその
志貴の中をもっと感じたいとすぐさま動き始めた。しかし……
「うあ……ま、待ってアキラちゃん……うわっ!」
 志貴は数度の動きで身悶えると、体を硬直させていた。と
「あっ……兄さん? あ……熱い……」
 秋葉が驚いたように目を見開き、それから恍惚の表情を浮かべていた。

 晶の突然の行動に刺激された志貴は、自分の後ろからの前立腺への奇妙な感
覚にあっさりと絶頂を迎えてしまい、抜く余裕もなく秋葉の胎内に精液を迸ら
せてしまった。
「兄さんのが、中に出てる……」
 秋葉は自分の最奥で放たれたそれをいっぱいに感じ、嬉しさのあまりぎゅう
っと志貴を抱き締めていた。そのお陰で余計締まった秋葉の胎内へ、志貴は止
め処なく精液を出し続ける格好となってしまった。
「あ、ああ……」
 晶もその変化に戸惑いながら、志貴が達してしまったのだと悟った。秋葉を
満足させずに志貴を絶頂に追いやってしまった、そんな罪悪感に少しだけ心を
痛めながら、志貴がゆっくりと弛緩するのを待って、自分のペニスを志貴から
抜き出していた。
 遅れて志貴が秋葉の膣からペニスを引き抜くと、晶が秋葉の後ろにはなった
それとは比べものにならぬ量のおびただしい量の精液が注がれたのだろう、秋
葉の膣口からは泡だった志貴の精液が秋葉の愛液と血が混じった液体となって
流れ落ちた。
「秋葉……ごめん、膣に出しちゃった……」
 志貴は自分だけ達してしまった事を詫びるが、秋葉は嬉しそうに首を振ると
「いいんです、膣で出して欲しかったから」
 そう言って、愛の証であるそれを手に取ると、愛おしそうに舐め取り
「これが兄さんの……おいしい……」
 嫌な顔もせず嚥下し、笑った。

「瀬尾……いけない子ね」
 秋葉は体を起こすと、志貴を暴発させた可愛い後輩を優しく睨め付けた。
「ご、ごめんなさい……男の人がこうなるって知らなかったから……」
 晶はしゅんとなりながら謝る。
「仕方ないわ、きっと兄さんの我慢が足りなかったからよ」
 そう言って慰めながら、今度は志貴に目配せた。
「兄さん、こんないけない子にはお仕置きを差し上げてください。今度は瀬尾
を……」
 と、志貴の後ろに控えていた晶の手を引き、志貴に四つんばいでお尻を向け
させる格好にした。
「あっ! 先輩……!」
 そんな晶の可愛いお尻に手が伸びると、秋葉はその割れ目を開き、志貴に晶
の女の部分を見せつける。
「ほら……兄さん、瀬尾も女の子です。それにもうこんなに濡れて準備が出来
てますから……」
 そう言って、晶の花弁に後ろから2本の指を添え、優しく開いた。にちゃり
と音を立てる程に晶の花弁は蜜に濡れ、その筋とも思えた小さな入り口が開か
れて志貴の視線を受ける。
「ああ……志貴さん見ないでください、恥ずかしい……」
 晶は消え入りたい程の恥ずかしさにあったが、秋葉に捕らえられて叶わない。
結局志貴に花弁を晒し、おねだりをするような格好となってしまった。
「ああ……アキラちゃんには男のプライドを傷付けられたから、たっぷりお仕
置きしないとね」
 志貴も先程の事を思い少し意地悪げに答えると、秋葉の示すとおりに晶の尻
に手を掛け、勢いを取り戻していたペニスをあてがった。
「あっ……」
 お仕置きとはいえ志貴に処女を貫かれる……その事が晶を熱くさせた。はし
たなく花弁から新たな蜜が零れて志貴の先端を濡らす。
 それを確認すると、志貴は秋葉に視線を合わせながら
「ほら秋葉……今度はお前がアキラちゃんの初めてを見届けるんだ」
 と、まだ幼い晶の膣に、自らのペニスを勢いよく埋没させた。

「あああっ!」
 ぎちぎちと志貴の太くて固いペニスが、まだ女には遠い晶の膣をいっぱいに
満たした。晶はその痛みを感じながら、志貴に貫かれた悦びに震えていた。
「アキラちゃん、ちょっと痛いかな? でも俺もさっきはちょっと痛かったん
だから」
 そう言って志貴は狭い晶の膣内に興奮しながら、ゆっくりではあるが動き始
める。一度最奥まで突くと、そこから入り口まで亀頭を引き、ペニスに絡みつ
く処女の証を確かめると興奮を抑えられなくなりそうになった。そのままもう
一度、ぐちゅっと音がする晶の膣に自らのペニスを打ち込む
「あっ、ああっ! ん……い、あっ……!」
 志貴が動くと膣の傷が擦れてじんと痛みになったが、それ以上に訪れてくる
感覚に晶は戸惑いを覚えていた。
「瀬尾、綺麗よ……こんなに兄さんのペニスをいっぱいにくわえ込んで、気持
ちよさそうにしてる……」
 と、秋葉は二人の結合部に顔を埋め、抜けそうになっている志貴の竿にまと
わりついたピンク色の愛液を舐めた。
「あ……瀬尾の血と愛液と、それから兄さんの味……おいしい」
 秋葉はとろけそうな表情のまま、自ら積極的に二人の結合部に舌を伸ばそう
とした。それに気付いた志貴がわざと引き抜いたところで小休止をし、秋葉に
その雫を舐めさせている。
「いやぁ……先輩、やめて……ひゃあぁ!」
 晶の声も無視して、秋葉はより蜜を得ようと二人の結合部へ指を伸ばし、少
し強引に指を差し込んだ。志貴の幹とそれを挟むようにして反対に晶の未成熟
の襞。雄々しさ、そして柔らかさに指を弄んだ後それを引き抜くと、湯気が立
つ程に二人の結合液が指に絡まっていた。それを愛おしそうに舐め、また入れ
るを繰り返す。
 そんな秋葉の指の感覚に志貴のペニスも刺激され、またも絶頂が近付く。今
度は自らのタイミングで出そうと、秋葉の指いじりをも無視しながら晶の膣を
強く突き上げる。
「んあっ!……奥、当たってる……ひゃぁん!」
 力強く志貴が晶の小さな尻を掴み突き上げると、狭く浅い膣の一番奥に志貴
のペニスが届いてしまい、晶は子宮口を小突かれるような形で喘いだ。
「アキラちゃん、初めてなのにこんなに感じちゃって、淫乱だね……」
 志貴は晶を言葉責めにする。
「い、言わないで下さい……ああっ!」
 その言葉に反応して晶は体をヒクつかせると、それがかえって志貴を締め付
ける格好となってしまい、より志貴のペニスを感じてしまっていた。
「こんなにちっちゃい膣で俺の事ぎゅうぎゅうに締め付けて、本当はずっとこ
うしたかったんでしょ?」
 最奥で小刻みに揺らしながら志貴の詰問が続いて
「あう……そ、そうです……ずっと志貴さんの事を想ってわたし……」
晶は観念したとばかりに告白すると、志貴が嬉しそうに頷いた。
「そうそう素直が一番。アキラちゃんにはご褒美」
 と、志貴は前傾して秋葉をつぶさないように晶の背中に手を置くと、一度背
骨のラインをなぞってから腰の下に手を持っていった。

「んっ……あああああっ!」

                                     《つづく》