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「安心してください。初めてまで取っちゃおうとは思ってませんよ」

 そう言いながら都古のセーラー服の中に手を入れてる。

「きゃっ……」
「あ、スポーツブラ着けてるんですね。……結構胸あるんですね。うらやましいな
ぁ……」

 都古の胸を手の平で覆うようにして揉みながら、ぶつぶつと呟く晶。そして胸の
先端を指で刺激し始めた。

「んん」

 都古はくすぐったさに身を強ばらせるが晶は構わず指を動かし続ける。そのうち
ブラの上からでも分かるほど先端が固く膨らんできた。晶はブラの上から片手で先
端を摘みもう片手をブラの内側に滑り込ませると、人差し指の腹で直接その膨らみ
を撫でるように弄る。都古はぞくりとしたものを感じ、身をよじった。

「ちょっと触っただけなのにこんなに固くなるなんて、有間さんてエッチな人なん
ですね」
「そっ……そんなこと……」
「でも、ここはこんなになってますよ?」

 晶は都古のブラとセーラー服をたくし上げて胸を露わにさせると、都古にも見え
るように指先でその固くなった部分を擦る。それを見て都古は恥ずかしさに顔を逸
らした。都古のその様子を見て晶は、ふふふー、と笑う。左手はそのままに、右手
でもって今度はスカートを持ち上げ、スパッツを表に曝させる。

「実は、あのお茶の中には体が痺れちゃうお薬とは別に、もう一つお薬が入ってま
して……」

 言って都古の股に右手を潜り込ませると、スパッツの上から谷間に触れた。

「ひゃあ、ん」

 寒気に似た背中の奥を走る感覚にびくりと仰け反る都古の体を、晶は押さえ込む
ように都古の肩に顎を乗せ、中指を谷間に突き立てるようにして前後に動かす。

「……んっ……んんっ……んっ……」
「もう一つというのはですね、体が刺激に対してちょっとだけ敏感になるお薬なん
ですよ。ちょっとだけと入っても、初めて使う人にはかなり効くんですけどね。い
つもより、気持ちいいでしょう?」
「そんなっ……こと……っ、ありまっ、せん……っ」
「……本当に?」

 指が前後する度にぞくとした感覚が襲い、都古の体が震える。何度か指が前後す
ると、谷間を擦る音に微かな水音が混じりだした。晶が右手を持ち上げて都古の目
の前にかざすと、その指先にはべったりと透明の液体が付いていた。

「……ほら、ちゃんと気持ちよくなってるじゃないですか」

 指先に付いた粘液をもてあそびながら言う晶。

「わ、私……そんな、感じて、ない……」
「そうですか……私としては有間さんに気持ちよくなっていただかないといけませ
んし……」

 指の液体を都古の胸の先に擦り付けながら、今度は左手をスパッツの中に滑り込
ませた。指全体で表面を撫でるように愛撫する。

「有間さんのここ、とても熱くなってますね。それにこんなに濡れてますし、もう
ちょっと刺激を強くしても大丈夫ですね」

 言いながら人差し指と薬指で割れ目を広げると、中指を割れ目の中につぷりと差
し込んだ。

「──ひぃっ!」

 都古は体の中に異物が侵入する感覚と背中を走る快感に腰を浮かせるが、晶はそ
の肩に体重を乗せて押さえ付けて都古の腰を引かせないようにすると、中指を引き
抜き、また差し込む。そしてゆっくりとその速度を上げていった。

「ひぃ…いぃっ……ひっ、んっ、んんっ……うあぁっ!!」

 晶の指が何度か出し入れを繰り返した時、一際大きな快楽の波が都古の頭を空っ
ぽにした。ぶるぶると腰を震わせる都古の耳元で晶が囁く。

「有間さん、イっちゃいましたね。今、有間さんのが、きゅうっとしました」

 くすくすと笑って言う晶に都古は俯いて息を切らせるだけで何も言うことが出来
なかった。

(私、こんなことしに来たんじゃないのに、なんでこんな、人にしてもらうのが、
気持ち良い、なんて……)

 自分のものから背筋を上ってくる感覚のためにはっきりしない頭で、都古は考え
た。
 晶は自分の指についた粘液を舐め取ると、都古の体を膝立ちまで持ち上げてぽん
とその背中を押す。背中を押された都古はべッドに上半身を預けるように倒れ込む
と、先程と同じ様に晶に向かって腰を突き出す形になった。晶は都古のスカートを
捲り上げてスパッツに手を掛け、するりとそれを引き下げると、膝まで引き下げら
れたスパッツと都古の股の間に、粘液の糸が伸びてゆっくりと千切れていく。露わ
になった都古のそれは赤く充血し、内側から溢れた粘液できらきらと光っていた。

「あ、まだ毛が生えてないんですねー。かわいいー」

 都古のそれに顔を寄せて観察を始める晶に、都古は何とか両手で自分のものを隠
そうとするが、後ろ手に填められた手錠のせいでそこまで手が届かない。晶は両の
親指で都古のそこを広げる。

「今まで私の指がここに入ってたんですよね。先っぽしか入れなかったし、処女膜
も大丈夫。それにしても綺麗なピンク色ですねー」

 言って、都古のそこを舐め上げた。

「うぅんっ」
「大分良くなったみたいですね。ほら、奥からどんどん気持ち良いって、溢れてき
ますよ」
「……やめて……見ないで、ください……」
「そうはいきませんよ……」

 そういうと晶は都古から手を離して後ろに下がり、そして先程取り出した画板を
抱え上げると、かつかつと画用紙の上に鉛筆を走らせ始めた。

「な、なに描いてるんですかっ!」
「有間さんのあそこです」

 都古の叫ぶような声にさらりと答える晶。

「なっ、なん、な……っ!!」
「何でと言われても、最初からそう言ってたじゃないですか」

 何とか身を捻って体制を変えようとしていた都古は、ずるりと何かが自分の中に
入ってくる感触に身を強ばらせた。

「ひゃあっ」
「動いちゃダメです」

 都古のそこに差し込んだ鉛筆を上下させながら晶が言う。

「あんまり動くと、有間さんの処女、私がもらっちゃいますよ?」

 そして言いながら鉛筆を少しずつ奥に進めていく。
  
「い、痛ぃっ」

 下腹部を押そう鋭い痛みに都古は声を上げた。しかし晶は都古の言葉を無視して
鉛筆を進めていく。

「ぅぅ……やめて、くださいぃ……。こんなの、やだぁ……」

 大きくなっていく痛みに、都古はついに、

「……お願いっ………うっ……ひぐっ…ひっ……そんな事っ、しないでぇ…………」
「あ、有間さん?」

 晶は慌てて鉛筆を引き抜くとベッドに腰を掛けて都古を抱き起こす。都古はポロ
ポロと涙をこぼしていた。

「ひっ……ふっ……うぅっ……」 
「ごめんなさいね、有間さん。ちょっと意地悪しすぎちゃいましたね」

 しゃくりを上げる都古の頭を晶は胸に抱き寄せると、すまなそうに言った。

「お詫びと言うのはなんですが……」

 晶は都古の顔を両手で挟み、唇を重ねる。

「ふぅうん……」

 口の中に侵入してきた晶の舌に自分の舌を絡められ、都古は鼻にかかった声を出
す。たっぷりと舌を絡み合わせてから唇を離すと唾液が細い糸を引いた。

「もっと気持ち良くして上げますね」

 晶は手を離し都古の膝の裏に回して都古の体を引き寄せ、その全身をベッドの上
にのせると都古の足を持ち上げる。胸で都古の腰を支えると、晶は指で充血した襞
をめくり、舌先で丹念に舐め上げていく。絶頂を迎えたばかりで敏感になっている
都古は、晶の舌が動くその度にぞくぞくと走る快感に声を上げる。

「ふぅ……ふぅっ……はぁっ……はん……」

 都古の口から漏れる声が、だんだん鼻にかかったものに変わっていく。晶は舌を
さらに奥まで潜り込ませると、溢れてくる粘液と自分の唾液を絡めるように舌を動
かした。晶の舌が動くたび、宙に投げ出された都古のつま先がぴくぴくと痙攣する。
 都古のそこを一通り舐め上げると晶は顔を離した。晶の唾液と混じった液体がと
ろとろと体を伝って落ちていく。

「都古ちゃん、すごくかわいい顔してますぅ……」

 内側からの刺激に目をつむって耐える都古に向かって晶はいうと、ぷくりと膨ら
んでいる都古のそれ自身を被っている皮を剥き、露わになった赤い膨らみを指で摘
む。

「あぅっ、はぁあっ」

 新たに現れた内側からとも違う刺激に、都古は悲鳴をのような声を上げる。都古
は晶が膨らみを指先でしごく度に体を仰け反らせ、捻られる度に宙を蹴った。

「あ、あぁ、ひっ、はあ、ああっ」
「ここを弄られると、あそこを触られるのとはまた違った気持ち良さがあるんですよね」

 そう言って晶はもう片手で谷間を広げると、そこにもう一度舌を差し込んだ。そ
して、じゅ、じゅ、と音を立てて粘液を吸い上げる。

「ふぅうっ…………ひっ、あっああぁあっ!!」

 同時に加えられた刺すような感覚に頭を貫かれ、都古は気を失った。



…………



「もう勘弁してくださいぃっ!」
 布団を跳ね上げて都古は叫んだ。カーテンで周りを仕切られたベッドの上に、都
古は一人制服姿のまま身を起こしていた。

「ここは、……医務室か」

 それが分かると都古は荒げていた呼吸を整え、ふぅーとため息を吐いた。

「おはよう」
「わっ!!」

 突然掛けられた声に叫び声を上げた都古の頭が後ろから叩かれる。頭を押さえて
振り返ると、髪を後ろで一纏めにし、分厚い眼鏡をした制服姿の女性が立っていた。

「高雅瀬先輩?」

 高雅瀬は都古の背後、ベッドの頭側から横手に回り込むと置いてあった折り畳み
椅子に腰を下ろした。

「気分はどう?」
「あ、はい。大丈夫です」
「そう」

 頷いている高雅瀬に向かって都古が尋ねる。

「あの、先輩?」
「なに?」
「先輩はどうしてここに」
「私があなたをここに運んだから。正確には私と瀬尾の二人が」

 抑えた声で言葉少なに答える高雅瀬。別に機嫌が悪いわけではなく彼女の地であ
る。

「……あの、瀬尾先輩は?」
「あの子なら今生徒会室にいるでしょうね」

 高雅瀬は辺りを窺いながら訊く都古に答える。

「創部の件はうまくいったみたいね。瀬尾が随分とやる気を出していたのだけど、
どう説得したの?」
「いえ、その、あの、普通にお話だけなんですが」

 「体を売った」などと言う訳にもいかず、顔を赤くしてしどろもどろで答える都
古に高雅瀬は微かに目を眇めた。

「そう……まぁ、瀬尾が動くとなれば何とかなるでしょう。良かったわね」
「はぁ、はい……」

 曖昧に返事をする都古をしばし無言で見つめていた高雅瀬だったが、やがて言葉
を続けた。 

「もう夕食の時間は過ぎてしまったのだけど、倒れていたのであればお粥の一つも

作ってくれるでしょう。持ってきてあげるわね」

 そう言って席を立ち扉に向かう高雅瀬に、慌てて都古が言う。

「私ならもう大丈夫ですっ。自分で行きます」
「さっきまで倒れてた人が何を言っているの。まだ寝てなさい。それと……」

 そこで高雅瀬は振り返ると、

「自分を大切にしなくてはダメよ?」

 と言い、そのまま医務室を出ていく。

「………………………………………………っぁああああああああああああっ!!」

 しばらくした後、都古叫の叫びが保健室に響き渡った。







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 後日、生徒会の後押しによって都古の創部申請は受諾され、また、懸案であった
部費の問題も「一山当てた」という晶の資金提供により解決し、大方の予想を裏切っ
て「総合格闘部」なる部が浅上女学院に誕生することとなる。
 そして余談ではあるが、創部ののちしばらく、都古は悪夢にうなされることになっ
たという。

──了──



























── 後から書くと見せかけて ──

 やっぱり後から書いていたり。どうも、何鹿です。
 先ずは拙文お読み下さり誠に有り難う御座います。
 当初考えていた「仮面ライダー アルク」や「クライベイビー秋葉」がまとまらず、
書き始めたのが〆切一週間切ってからという、相変わらず成長性E(超ニガテ)な私。
 で、結局今回のような次第になったのですが、如何でしたでしょうか? エロが
淡泊なのは仕様です。あと、晶の性格がアレなのは飼い主に似た所為です、多分。
 それは置いておくとして、できるだけ他の方々とかぶらない組み合わせでいこう
とした結果なのですが、ちょーっと左道かなぁという気が。自分で書いといてなん
ですが。仕方ないんです、私ロリなんて書けませんし……。
 その辺りも含めて、皆さんのご感想お待ちしております。
 ちなみにタイトルのアルファベットは「The Next Generation」の略です。その
うち「Deep Space 9」とか「Voyager」とか書くかも知れません。私以外の人が。

 では、また次の機会がありましたらその時に