こんな状態のときにはあまり出歩かないほうがいいのはわかっている。
わかってはいるが、屋敷に居てもテレビも無いし、何もやることがない。
最初は庭を散歩していたが、それにもすぐに飽きてしまった。
以前と違って健康になってしまった俺にとっては眠って過ごすなんて論外だ。

 6日目になって、そろそろ落ちついてきただろうということと、『悶々とし
ているのは却ってよくない』ということもあって、秋葉とシエル先輩と一緒に公
園へ遊びに行くことにした。
気分転換にテニスをして身体を動かそうという訳だ。

 公園に着くと2時間ばかりテニスをして過ごす。
 やはりというか、なんというか秋葉×シエル先輩の時にはかなり白熱した
内容になった。

 昼過ぎに琥珀さんの作ってくれたお弁当を食べようということになって、
飲み物を忘れてきたことに気が付く。

「俺がジュースでも買ってくるよ。
その間に先輩と秋葉はお弁当をひろげて準備をしておいて。」

 そう言って、俺は芝生のところに秋葉たちを残して自動販売機のほうに歩いて
いった。

「えっと、俺がコーラで…秋葉が紅茶で、先輩が烏龍茶だったな…。」

 お金を入れて缶を取り出していた俺はそばにあるもう一つの自動販売機の
存在に気がついた。

──!!

 そこにあったのは成人雑誌の自動販売機だった。

──『妹の濡れた秘唇』!!!

 運の悪いことに表紙を飾っているのはスリムなロングヘアーの女性で髪に白い
ヘアバンドをしている。
…そう、顔こそ似ていないが大股を拡げて扇情的なポーズをとっているモデルの
女性は秋葉を思い起こさせた。

──ドクンッ

『ヤバイ!!』

 理性が急激に脹らむ感情に支配されていく。

 気がつくと俺はジュースの缶を握り締めて、フラフラと秋葉たちのところへ
戻っていった。

「あら、兄さん、早かったんですね。」

 何も知らない秋葉はサンドイッチを差し出しながら笑顔を向ける。

「あ、あきは…に・げ…ろ…」

──!!

 先輩はすぐに俺の異常に気付いたようだ。

「秋葉さん! すぐに戻りますから少しの間、遠野君をお願いします。」

そう言ってどこかに駆け出す。

「そ、そんな………に、兄さん!?」

ようやく俺の異変に気付いた秋葉は呆気なく俺に押し倒されていた。

「あきは……」

 俺は秋葉の身体を押さえつけるようにして、首筋に舌を這わす。

「あぁ、兄さん、やめて…。」

 感じ始めてはいるのだろうが、ここが公園の芝生の上で遮るものが無いこと
から、秋葉は気が気ではないようだ。
頻りに視線を左右にめぐらせ辺りを気にしている。
 確かに向こうのベンチでハトにエサをやっている老人なんかからはまる見え
だ。

───っ

 唐突に辺りの雰囲気が変わる。
風景は相変わらずだし、音も聞こえるのだが、何か閉鎖された空間に閉じ込め
られたみたいな感じだ。

そこにシエル先輩が戻ってきた。

「結界を張りました。
この芝生の上に居るかぎり、何をしていても外部からはわかりませんし、誰も
入ってこられません。」

…ソウカ…ソレナラバ、オモウゾンブン…。

 俺は本格的に秋葉を責め始めた。

 今日はテニスをしていたこともあって、秋葉もシエル先輩もテニスウェアだ。

 俺は秋葉のアンダースコートと下着を一緒に引きおろすと片足を抜かせて、
あの雑誌のモデルと同じようにグイッと大股開きにさせた。

「あ、いやっ、兄さん、恥ずかしい…。」

 明るい太陽の光の下に秋葉の局部がさらされる。薄いヘアもヒクヒクする
膣口も溢れ出した蜜に濡れてキラキラ輝いている。
 俺はそれを舌で掬うとフードから顔を覗かせ始めた秋葉のクリトリスを押し
つぶすように舐め始めた。

…ピチャ…ピチャ…ピチャ…ピチャ…ピチャ…。

「あ、あぁん。クッ…イヤッ…」

 結界内とはいえ、公衆の面前で痴態を演じていることから、秋葉は懸命に声
を押し殺そうとする。

──モット、コエガ、キキタイ

 俺は舌の動きをそのままに、指を二本揃えて秋葉の膣内に突きたてる。
そして、中でV字に拡げたり、指をカギ状に曲げたりして抜き差しした。

「う、うぁ、ああああああぁぁぁぁぁ!!!!」

ついに、秋葉が大声を上げた。

「と、遠野君、私も…。」

 俺と秋葉の痴態を見ていて刺激されたのか、シエル先輩も顔を上気させて、
おねだりする。

 俺が促すと、シエル先輩は自分から下を脱ぎテニスウェアの上とハイソックス
という扇情的ないでたちで秋葉の横に座り股を開いた。
 見るとシエル先輩もすでに潤みきって、愛液が肛門のほうへ滴り落ちている。

 俺は秋葉を責めている反対のほうの手で、同じようにシエル先輩を責め始め
た。

…ジュップ…ジュップ…ジュップ…ジュップ…ジュップ…

 両手で交互に抜き差しすると、どちらの膣口からも白い泡があふれ出て盛大
に音を立て始める。

「に、兄さん!! いぃ…いい…いいのぉ!」

「あぁ、遠野君…遠野君!! もっと、もっとぉ!!」

 今や恥も外聞もなく、大声を上げる二人。


…と、ドスドスという振動とともに

──ファイトッ! ファイトッ! ファイトッ!

というかけ声が聞こえてくる。

 よく見ると、何処かの学校のマラソンの授業か部活かなにかの連中が芝生の
すぐそばの道を走りぬけていくところだった。
 距離にしてわずか4、5メートル。
 いくら向こうからこちらがわからないとはいえ、すぐそばの芝生の上で痴態
を演じている訳でこちらとしてはまるで見世物か何かになったような気分だ。

 秋葉も同じ気分なのだろう。
先程とは打って変わって、顔を両手で被うようにイヤイヤをしながら、

「お願い…見ないで…見ないで…」

と繰り返し呟いていた。

 シエル先輩もさすがに恥ずかしいのか、膝を抱えこむよう丸まって震えてい
る。

 しかし、態度とは裏腹に二人とも、その局部からは白く濁った粘液が大量に
溢れ出していた。

──ソロソロ、コロアイカナ?


 俺はまず、秋葉にのしかかる。
 精神的に消耗しているせいか余計な力が入っていなくてスムーズに挿入でき
た。

パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ…

 すぐに俺は激しく突き込むようにする。

パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ…

キュッ、キュッ、キュッ、キュッ、キュッ…

 俺のモノが秋葉の子宮をノックするたびに膣の入り口付近がキュッと締る。

「あ、あぁ、兄さん、兄さん、兄さぁ〜ん!!!」

 秋葉は再び絶叫を再開する。

「あああああああああああああ!!!」

──どぴゅっ、どぴゅっ、どぴゅっ…

 最初の絶頂を迎える頃には秋葉の両足は俺の腰にしっかり絡みついていた。

 俺のモノは相変わらず衰えを見せない。
俺は秋葉の身体を反転させ、今度は後ろの穴に挿入する。
そして、秋葉の両ひざの裏に手を入れると立ち上がった。
こうすると後ろから挿入された秋葉が股を拡げてちょうど幼児がオシッコを
させられるような格好で局部をさらすようになる。

「に、兄さん、恥ずかしいからやめて!! お願い。」

 秋葉は後ろにいきなり挿入された痛みも忘れて懇願するが、俺は腰を揺する
ようにして芝生の上を歩き始める。

「いや、いや、いやぁ!!」

 そして、芝生の端で立ち止まると、その場で激しい抽送を始める。
タイミング良く、さっきのマラソンの連中がまた走ってきた。

──ファイトッ! ファイトッ! ファイトッ!

 今度は先程のときと異なり、結界の端である。
すぐ目の前を通り過ぎていく連中に秋葉は局部をさらすことになる。

──ファイトッ! ファイトッ! ファイトッ!

…ズッチュ…ズッチュ…ズッチュ…ズッチュ…

「…イヤ…イヤ…イヤ…イヤ…」

 秋葉はうわごとのように繰り返しながらキュッキュッと俺のものを締めつ
ける。

 一団が去った後、少し鈍そうな奴が走ってきた。
クラスに一人はいる長距離走が苦手そうな奴だ。
ハァハァ言いながら走っている。
まわりにはそいつのほかに誰も居ない。

 俺は少し考えると、そいつが俺達の前にさしかかる直前に芝生の外に踏み
出した。

「えっ?…」

 結界から出た俺達は、突然目の前に現れたようにみえたのだろう。
そいつは走るのをやめるとキョトンとしている。
 そして、その視線は秋葉の局部にクギづけになった。

「いやぁ、いやぁぁぁぁぁぁ!!!!」

秋葉は絶叫すると、懸命に身をよじって結界の中に逃れようとする。
 しかし、俺のモノが奥深くに食い込み、、俺に抱えられている状態では逃れ
ようがない。
かえって、俺のモノをギュウギュウ締めつけて射精を促す結果となった。

「クッ…」

──どぴゅっ、どぴゅっ、どぴゅっ…

「いやああああああ!!!」

じょろじょろじょろ……

 秋葉は俺の射精と同時に失禁して気を失ってしまった。
放物線を描いた秋葉の尿はそいつの左足にかかる。

 俺はそいつが正気を取り戻す前に再び結界内に入った。

 俺は失神した秋葉をゆっくりと芝生に横たえると、白昼夢でも見たように
キョロキョロと辺りを見回しながら走り去る先程の奴を横目に見ながら、
シエル先輩に向き直った。

──ツギハ、センパイノ、バンダヨ

 先輩は先程の秋葉との一部始終を見ていたせいか顔が青ざめている。
まさか、俺があんなことをするとは思わなかったんだろう。
かまわず、シエル先輩にのしかかろうとするが、先輩が身体を丸めているため
にうまくいかない。
 俺はあのときと同じように後ろの穴に入れることにした。

…ズプッ

「うあぁっ!!」

シエル先輩が悲鳴を上げる。

 先程からの大量の粘液が尻の穴のほうまで伝っていたおかげで、挿入はスム
ーズにいった。

…ズッチャ…ズッチャ…ズッチャ…ズッチャ

先輩の腸内はツルツルしていてザラザラした膣とはまた変わった趣きがある。

「あぁぁ、そんな、なんで?…私、こんなにお尻で感じている…。」

 ただ痛いだけだったこのあいだとは異なり、先輩は後ろでもかなり感じてい
るようだ。
 お尻で感じるということは、シスターでもある先輩にとっては普通の人以上
に不本意なんだろう。
顔を真っ赤にしてイヤイヤをしている。

パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ…

俺はラストスパートをかけると、

「ダ、ダメッ! イクッ…イックゥゥゥゥ!!!!」

先輩の絶頂に合わせて射精した。

俺がモノをひき抜くと、あのときと同じように精液が逆流して溢れ出すが、
先輩のお尻の穴はポッカリと穴があいたようになっていてすぐには元に戻ら
ない。

──キレイニシテ、アゲルヨ

 俺は最初に買ったコーラの缶を勢い良く振り、プルトップを開けると同時に
先輩のお尻の穴に飲み口を押しつけた。

ジュワ…ジュワァァ…

「イヤ、イヤ、イヤァ!…やめて…やめてぇ…」

勢いよくコーラが先輩の腸内に流れこむ。

 俺はグッタリして力のはいらない先輩を結界の端まで連れていき、お尻を
もちあげてお尻を突き出すような格好にさせると先程やつらが走っていた道
のほうに向ける。

『グルグルグル………………』

 腸内のコーラが容赦なく先輩を責める。

「あぁ、遠野君…お願い、おトイレに行かせて…」

 先輩は弱々しく懇願する。
どうやら、腰が抜けてしまっているようだ。
 そこに

───ドスッ、ドスッ、ドスッ

と先程のやつらが走ってくる音がする。

「イヤ、イヤ、イヤ、イヤァァァァ!!!!!」

『ぶりっ…ぶぴっ…ぶびばっ!!…』

ちょうど、走ってきたやつらにぶちまけるように先輩は、腸内のものを盛大に
排出した。




 先輩も失神してしまうと、俺の理性も戻ってきた。
いくら憶えているからといって、改めて惨状をみると愕然とする。

──また…また、俺は……。

 結界の外ではさっきのやつらが先輩の糞にまみれてパニックになっている。

『マズイ。』

 さすがに今回はやり過ぎたようだ。
 俺は大慌てで、持ってきていたウェットティッシュなどで自分と秋葉たちの
後始末をして、衣服を整え、一人ずつ抱えて芝生から離れた木陰へと移動させ
た。

 間一髪だった。

俺達が移動してから数分もしないうちに結界の効果が切れたらしく。さっきの
やつらが芝生に入ってきてキョロキョロしていた。

 ホッとしていると、秋葉と先輩が次々に目を覚ました。

「遠野君の…」
        「ばかぁぁぁぁぁ!!!!!!」
「兄さんの…」


──バッチン☆

……目を覚ました二人に、俺は左右から同時に平手打ちされた。

 その日の夕食はメザシ一匹だったが、口の中が痛くて食べられなかったのは
言うまでもない。




                                          《続く》