あとがき やすさんリクエストの「一歩」の続きです。 まずやすさんにお礼をのべたいと思います。 SSを書き始めて1年がすぎ、どの程度うまくなったのかを試すために、わたしはまず最初にかいたSSである「目覚めるまで」に挑戦しました。その結果が「――そして、甘く疼くような、復讐」でした。 朱い月と18禁という題材にどこまでせまれるか挑戦し、その結果はみなさんがご存知のとおりです。 しかしわたしにはもうひとつ作品がありました。それが「一歩」です。 この作品はわたしとがはじめて書いた全年齢向けのSSであり、そしてはじめてWeb上に公開された作品なのです。 しかしわたしはとくにこの話にたいして挑まないようにしていました。 あれで完成されている、続きはいらない、と――。それは、ていよく逃げていただけなのです。 そしてやすさんがリクエストされたとき、やはり書かなければならないのだな、と腹が据わったのです。 やすさんのリクエストがなければ、わたしは目をそらし続けたであろう事柄に対して向かうことが出来たことに、お礼を述べさせていただきます。 さてここからあとがきなんでしょうけど、なにもいりませんよね? あの永遠不滅の締めの言葉だけで、この話のすべてを語れていると思いますので。 それでは、また別のSSでお会いしましょうね。
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