入ると、ふたりはしゃがんでわたしの頭を撫でる。そう犬のように。 「うん、知得留。お利口さんね」 脳天気な声で撫でると、わたしの首輪を外す。 そしておしりから尻尾を抜く。 抜かれていく感覚に、内蔵がお腹から引き出されるような歓喜に、わたしはしばし余韻に浸る。 「知得留先生?」 「……は、はい……」 志貴くんの少し楽しそうな声にわたしはぼぉっとなってしまう。 なにをされるのかと、ときめいてしまう。 「ほら」 と渡してきた物は――英語の教科書。 こんなものを? といぶかむわたしに、 「俺、今度英語の成績が悪いと補習なんだよね、先生?」 「え……はい、そうですよ」 教師の頭にもどって考えてしまう。でも英語はアルクェイドでは……? 「だから、わかんないところ教えてよ」 「こ……こんな時にですか?」 返答につまってしまう。 でも志貴くんはとても嬉しそうに、頷く。 「そう、今すぐに」 「わたしも知得留の授業受けたいなぁ」 その言葉と同時に教室の照明がつく。 アルクェイドは楽しそうにすべての電気をつけていた。 いきなりでまぶしく、少しくらりとしてしまう。 そこにはいつもの教室。 いつもわたしが教鞭をとり生徒に話しかける教室が広がっていた。 とたん躰に震えが走る。 恐れと畏怖で震えてしまう。 「さ、知得留。授業開始だよ」 そういってふたりは教壇の真ん前の席に座る。 わたしは、全裸のまま、立ちつくすだけ。 おまんこからどろどろの液を流し、体中からいやらしい匂いを発したまま、教壇に立てというふたり。 絶望で目の前が真っ暗になる。 お堅いことはいわないつもりだった。 わたしだって、男の子と知り合いになりたくて高校教師になったのだから。 でもこの仕打ちはわたしにとって、あまりにも惨めすぎる事柄だった。 せめて教職だけは汚したくないと、理性は拒んでいた。 でも。 志貴くんの低く響く言葉は耐え難く、わたしの子宮を疼かせいく。 アルクェイドの赤い瞳はわたしの理性を闇へと沈めてしまいます。 奴隷であるわたしには逆らうことなど、けっしてできなくて――。 よろよろと黒板の前に立つと、白墨をにぎって書き始めました。 「……この例題は副詞についてです。veryとmachは次のように用います」 わたしはやや右上がりの字で黒板に書きつづっていく。 静まりかえった教室に響くカリカリという白墨の音。 そしてふたりのひそひそ声。 視線を熱く感じる。 背中で受ける視線はとても粘っこく、わたしの中をからっぽにしていく。 今、わたしは何を書いているのかも胡乱にしていく。 たしか今は副詞の……。 思考がバラバラになっていく。 ただ裸で教壇にとって、補習を受けないための副詞について講義しているだけだというのに。 考えるところがすべて止まってしまって、あとは本能だけになっていく感じ。 いやらしい牝の本能だけ。 花弁がひくつくのがわかる。 そして 股間からいやらしい涙が溢れ、こぼれ落ちていく。 肌をゆるゆる滑り、したたり落ちていく感触。 そのいやらしいわたしを感じさせるものに、熱く粘ついた息を吐いてしまう。 でもその熱く粘ついたものは躰の中いっぱいに満ちていて、吐いただけでは薄まる気配はなかった。 むしろ強まるばかり。 どんどん濃くなっていって、わたしが粘ついてどろどろないやらしい水になってしまいそうなほど。 もしかしたら――もうなっているのかもしれない。 そんな時だった。 「……」 後ろからひそひそ声が聞こえる。 ふたりの声だけではなく、複数の声。 その声にびくりとしてしまう。 アルクェイドと志貴くんだけではなくて。 聞き覚えのある声。 いつもの学級のざわめき。 乾君の寝息。 弓塚さんのひそひそ声。 高田君のほがらかな声。 みんなの声が聞こえた。 びくんとしてしまう。 視線がいやにからみつく。 もしかして……。 わたしはパニツクに陥る。 もしかしてみんな志貴くんに呼び出されていて……。 心臓が止まりそう。 ばくばくいっている。 血管が脈打つぐらい。 かあっと羞恥で何も考えられない。 見られている。 みんなに。 教え子に。 教師なのに。 教え導くはずのわたしが。 こんなに淫らな姿態を。 いやらしい肢体を。 ぬれぼそったおまんこを。 ひろがっててらてらしているおしりを。 もじもじさせて太股をこすり会わせている姿を。 みんなみんな、ぜんぶ、一つ残らず見られている。 視姦されている。 生徒に。 躰がわなわなわと震える。 もっとどろりとおまんこから露がこぼれる。 こんなにいやらしいわたしが見られている。 聞こえてくるみんなの声。 みんなのざわめきは夜の教室に響き渡った。 「ほら、見て」 「本当だ」 「てらてらと」 「うん、確かに」 「やらしいね、先生ったら」 「まぁ盛りがついた雌犬みたい」 「あれでも先生なの?」 「真面目ぶっていたげと本当は……」 がやがやがや。 わたしを話題にしている。 みんなが見ている。 裸でいるわたしを。 あそこを濡らして、いやらしく腰をよじっているわたしを。 恥ずかしさにしゃがみ込みたくなる。 みんなから隠れてしまいたくなる。 そうしてしまえばとれほど楽なことか! でも――でもできない。 そういわれて嬲られるだけで、わたしのおまんこから熱い液がもっとこぼれ落ちてしまうから。 ぐちゃぐちゃになったあそこがひどく疼いて、その卑猥な言葉を、わたしを指し示す言葉をもっと聞きたいと、まるで熱病にうかされたかのようになってしまう。 もはや何を書いているのか、何をしゃべっているのかわからない。 でも手は動き、口は何かを発している。 何かしているようだ、とまるでわたしのことではない何かを遠くから見ているようなそんな感覚。 あるのは、いやらしく疼く官能の火だけ。 ちろちろとわたしの神経を灼き焦がし、身悶えさせる火だけだった。 ガタンと音がする。 スタスタと近寄ってくる気配。 でもわたしは授業をやめない。 やめられなかった。 後ろを見たら。 もし本当にみんながいたら。 わたしは! お尻になにか熱いものが押しつけられる。 あの暖かく固くて、そしてしなやかな物。 志貴くんのオチンチン。 その熱さと固さを感じただけで声を漏らしてしまった。 「――先生」 耳にかかる志貴くんの息。 それだけで指先が震え、立っていられない。 懸命に声を絞り出す。 「副詞であるalreadyとyetは……alreadyは肯定文に……yetは否定・疑問文にもちいて……」 生徒みんなの視線がいやらしくねっとりしたものになる。 視線がわたしをさらに燃え上がらせていく。 そして、変態だのスケベだのといったわたしへの罵倒。 その言葉に痺れていく。 頭の中がオチンチンでいっぱいになる。 熱くて逞しくて頬張ると心地よい、志貴くんの匂いと液がいっぱいに詰まったオチンチン! 英語の構文などすべてごちゃごちゃになってしまって、おちんちんにむしゃぶりつきたくなる。 そして飢えたおまんこをいっぱいにしてもらって、そしてアヌスにもめいいっぱい入れてもらって……幾度でも昇りつめて、果てたいと。 みんなの前でもかまわなかった。 見て欲しかった。 これが知得留なの。これがわたしなの。 淫乱なの! 変態なの! いやらしいおまんこをもった、やらしいオンナなの。 ほら、こんなにオチンチンが欲しいってひくついているの! そう叫びたかった。 でも声は出なかった。 頭の中は今おしりに当たる志貴くんのオチンチンだけ。それでいっぱい。 志貴くんのオチンチンはぐっとさがると、わたしのひくつくおまんこに触れた。 期待でつい黙ってしまう。 入ってくる感触を愉しもうとする。 「……ねぇ知得留。授業続けてよ」 「先生、続けてよ」 「補習ヤなんだから」 みんなの声がわたしを苛む。 熱い塊であるオチンチンはぴったり張りついたまま、何もしてこない。 もうわたしの愛液で濡れぼそっているというのに。 「だ……だから……ええっと……」 今なにをしゃべっていたのかわからない。 オチンチン。 それだけしかない。 それしか考えられない。 だめ、耐えられない。 熱いオチンチン。 ぶっといオチンチン。 長くてえぐるようなオチンチン。 志貴くんのオチンチン。 欲しい。 欲しい。 欲しい。 欲しくてたまらない。 わたしはあついオチンチンにあまんこをこすりつける。 くちゅくちゅと痒みがとれていく感じ。 でも逆に火照りは強まっていく。 こんな緩やかな快感では、躰にある火はますます燃えさかるばかり。 その火にあぶられて、わたしは声を上げていた。 「……入れて、お願い。入れて」 恥も外聞もなかった。 最初からなかったのだ。 わたしは奴隷。 いやらしい牝奴隷。 泣き、跪き、哀願し、媚びるだけのいやらしい肉壺。 ただのおまんこ。 志貴くん専用の便所。 「入れください。お願いしますぅ」 わたしは泣いていた。 切なさとじれったさが入り混じり、淫欲で焼いたらできるであろう色っぽい声。 自分でもこんな声が出せたのかと思うほど、いやらしい鼻にかかった切ない声。 その声をあげて、わたしは淫らに腰をふり、おまんこをオチンチンにこすりつけて哀願する。オンチンを入れてと泣き叫ぶ。 すると志貴くんはわたしを教壇に押し倒し、腰を上げさせると、入ってきた。 「あああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっ」 長い声。 甘く啼く。 内蔵すべてをだしてしまったかと思える声。 胃も腸もすべてをだしてしまったかと思える声。 そのかわりに志貴くんのオチンチンが入ってくる。 こんなにも、こんなにも、こんなにも! そして動き出す。 突き上げてくる。 わたしは乳房を教壇に潰しながら、絶え間なく悲鳴を上げる。嗚咽を漏らし、涙し、いい、いい、と叫ぶ。 いっぱいに、みっちりに入ってくる逞しいオチンチン。 熱くて固くていやらしいわたしの子宮をえぐる志貴くんのオチンチン。 それがわたしの官能の壺をえぐり、こすり、どんどんやらしいものを引きづり出していく。 入ってくる期待感が、 みっちりと入った圧迫感が、 抜けていく切なさが、 突き上げられる子宮が、 どれもこれもたまらない。 たまらなくて、わたしは叫ぶ。 夜の校舎にわたしの嬌声が響き渡る。 そしてようやく教室を見た。 そこには、みんながいた。 乾君も、弓塚さんも、高田君も。みんなみんな、いた。 みんなわたしを見ていた。指さしていた。 かあっと熱くなる。 本当にいるだなんて。 そんな。 わたしはいやいやする。 でも目の前の生徒たちは消えはしない。 ただわたしの痴態を、肢体を眺めて囁きあっているだけ。 「ほら、志貴くんのオチンチンいれられて」 「あんなに嬉しそう」 「淫乱なのよね」 「むっつりだから」 「あんなに感じちゃってはしたなーい」 「先生の雌犬」 「変態」 「いやらしい」 「不潔です」 「ほらあの顔見てぇ、あんなにゆるみきっちゃって」 「ほんとう。舌までつきだしちゃって」 「盛りがつくとダメね」 生徒の声が聞こえるたびに躰が震える。震えてしまう。 その苛む言葉さえもわたしからいやらしいものを引き出していく。 するとアルクェイドが近づいてくる。 オチンチンをぶらさげて。 それが目の前にくる。 アルクェイドのそれ。空想具現化によるもの。 圧倒的迫力でそれがうつった。 オチンチンがもの凄い大きさで迫り、 男の匂いが鼻孔をくすぐり、 そしてそれが、とても下品に揺れた。 頭の中で何かが弾け飛んだ。 わたしは目の前のアルクェイドのお尻の肉をつかんだ。 おしりにしがみついて、オチンチンにむしゃぶりついた。 一気に喉奥まで。 息ができないぐらい。 青臭い男の匂い。 そして華やかなアルクェイドの香り。 それが入り交じったえもいえぬ臭い。 その臭いに頭がくらくらする。 口の中で暴れる男の肉棒に舌を這わせた。 唇をすぼめて熱く滾るような肉竿をしごいた。 唾液をともに舌をこすりつけ、唾液とともにすすった。 歯軽くたてて刺激をあたえ、唇をすぼめてこすり、舌で鈴口をえぐった。 咥えた肉棒の熱さが、脳まで蕩かすように口の中はおろか頭一杯に広がったように感じる。 息さえ必要ない。 必要なのは、このオチンチンだけ。 いやらしいこのオチンチンだけ。 みんなが、クラス全員がみている中、わたしは頬張り、腰をふる。 気持ちいい。 ほら、こんなに気持ちいい。 舌の動く限り動かし、顎を動かし、唇で嬲った。 口の端から涎がこぼれるのも構わず、貪った。 口を離すと竿を唇でこすり上げ、舌で舐め上げ、歯を軽く立ててしごく。 甘く噛み、舌でえぐり、唇で吸った。 この男根を、オチンチンを、陰茎を貪りつくし、口の中いっぱいにした。 「あぁすごいよ、知得留ぅ」 アルクェイドがよがっていた。 たまらないのか自分でその乳房を握り、こね回していた。 「もぅびちゃびちゃのくせに締め上げてきて……」 志貴くんはわたしの花芯に欲望をたたきつけながら、荒い息でうわごとのように言っていた。 でもふたりの感想は頭に残らなかった。 まるで志貴くんのがおまんこから突き抜けて口から出てきてしまったよう。 全身を貫かれている感触に、我を忘れた。 こんなに甘美で淫らで気持ちいいことは知らなかった。 気持ちよくて死んでしまいそう。 このまま昇天してしまいそう。 もしくは堕落してしまいそう、地獄まで。 淫欲の悪魔の名前はたしかアスモデウス。わたしに、かの地獄の侯爵がとり憑いたのでしょうか? あぁでもこの悦楽には耐え切れません。 主よ、赦したまえ。 基督教であるわたしは主に懺悔すると、さらに貪欲に快楽を貪った。 すべてが埋め尽くされたいのに、うしろの窄まりは誰もいじってくれなかった。 わななくアナル。 3つのいやらしい穴をすべて埋め尽くして欲しかった。 今さっきまで尻尾で広がったままで、まだ疼いているおしりの穴。 むず痒い愉悦がそこにたゆんでいた。 わたしはアルクェイドの柔らかなおしりから手を離すと自分におしりに這わせた。 汗ばんでいて、ぴったりと吸い付くいやらしいおしり。 少しだけ大きくて指先から肉がはみ出てくる。 そして後ろの窄まりに指が辿り着くと、その皺を丹念にほじった。 柔らかくなるように、あまく刺激する。 じんわりと広がる性悦。 そしてほぐれてきたところで一気に指を入れた。 堪え切れずに、叫んだ。 口とおまんことおしりがいっぱいだった。 きつきつだった。 凄い。 凄すぎる。 こんなに。 こんなにも。 みっちりと。 きっちりと。 なにもかも。 なんて――いっぱいに。 みて、みんな。 こんなにいっぱいなの! あぁ! 職場で、生徒に見られながら、子宮をえぐられ、喉を突かれ、そしておしりの穴をほじくるわたし。 淫らなもので溶かされていくわたし。 いっぱいになっていって、いやらしい粘つくものになっていってしまうわたし。 志貴くんのおちんちんとアルクェイドのおちんちんとわたしの指が、どんどんわたしを溺れさせていく。 溶けていく。 とろけていく。 志貴くんのはわたしの肉襞をえぐり、こすり上げる。 アルクェイドのは口内の粘膜をこすり、深い愉悦を導いてくる。 わたしの指は背徳的な官能をもたらしてくれる。 くすぶっていた火は一気に炎となって燃えさかる。 神経の束一本一本が焼き爛れていく。 被虐と官能と恥辱と、わたしを構成する何もかもがいっしょくたになって、爛れていく。 こんなにも爛れていけるのものなのか。 頭がみんなの苛む視線とおちんちんとおまんこだけになる。 それだけでいっぱい。 あとは何もない。 みんなの視線が心地良い。それだけで感じてしまう。 口の中が熱い。こすられてたまらない。 おまんこがいっぱい。えぐられて痺れていく。 おしりの穴がひろがっていく。むず痒い性悦の波。 愉悦の中に飲み込まれ、溶かされていく。 断続的に聞こえる喘ぎ声。 わたしのと、アルクェイドのと、志貴くんのがまじったいやらしい、たゆんだ協奏曲。 もっともっとと腰をふるう。 官能で悶えるわたしのおんなの肉体は、肉欲のままに快感を求めて蠢く。 こんなにも。 男のモノをめいいっぱい咥え込んで、愉悦にひたるわたし。 わたしの中がすべておちんちんでいっぱいになったかのよう。 目から涙を、口から涎を、唇から嗚咽を、おまんこから汁を垂れ流していた。 垂れ流せば垂れ流すほど、おちんちんでいっぱいになれる。 志貴くんでいっぱいになれる。 ほらこんなにも。 白い電流がはじける。 甘く爛れた肉体が、痙攣する。 軽く気をやる。 たまらない。 みんなの視線の前で、もっともっととアルクェイドのを咥え込み、志貴くんのを締め付け、お尻の穴を広げる。 そうすればするほど、躰に電気が走り、神経は爛れていき、オンナに溺れていく。 肉欲に深く囚われていく。 志貴くんが深くわたしの子宮を圧迫する。 この圧迫感と襞から流れる痺れが。 アルクェイドが喉の粘膜をえぐる。 この味と熱さと逞しさが。 指が淫らに腸壁をえぐり、抜き差しし、痺れさせる。 この痒みに似た甘い悦楽が。 みんなの蔑む視線が。 わたしを指し示すひそひそ声が。 わたしを狂わせていく。 こんなにも。 こんなにも。 こんなにも、淫らにいやらしく、爛れさせていく。 奴隷だと、雌犬だと、肉壺だと、 わたしに告げていく。 その蔑みが、恥辱が、わたしの神経をさらに灼く。 被虐の悦びが重なり、何度も意識が飛ぶ。 波にさらわれるかのように、意識が消えていく。 いやらしく。 淫らに。 狂おしく。 オンナのまま。 肉欲のままに。 あああ、こんなにも。 いや。 ダメ。 でも、もっと! そして志貴くんが深く口から内蔵をださんばかりの勢いで子宮をえぐると、熱く迸った。 熱くはじけ、子宮にばしゃとかけられるこの快感。 媚肉をえぐられて、わななくおまんこ。 と同時にアルクェイドのおちんちんから精液がびゅびゅっと出てくる。 それは舌を、歯を、喉を、食道を粘つかせ、汚していくこの悦楽。 あのえぐみのある味が広がっていく。 そしてぐいっと曲げたわたしの淫らな指。 いやらしいおしりの穴をズボズボさせたこの背徳のわななき。 みんなの声が耳を、魂を汚していく。 視線が真っ赤な肌を貫いていく。それさえも快感。 魂までもが溶けていく、この甘美な何かにわたしは包まれていった。 そしてアルクェイドは口から抜き去り、わたしの顔にその白濁液をかけたとき、躰が被虐にぴくりと蠢いた。 そのねっとりとした雄の匂いがする汁を、鼻や頬、そして眼鏡まで汚されたとき、すべてが解放された気がした。 ちょろちょろ 感極まって、垂れ流していた。 口から涎、目から涙、おまんこから汁だけだと思っていたけど、おしっこが残っていた。 どんどん強い音となり、アンモニア臭が立ちこめ始める。 すべてを垂れ流したわたしは、生徒みんなの前で深い淫欲の闇に意識を手放して、いやらしいどろどろの中にどこまでも堕ちていった・・・・・・・・・・・・。 翌朝、学校はひと騒動だった。 2Cの教室が汚されていたからだ。 立ちこめるアンモニア臭に生臭い精液の匂い。 わたしはご主人様たちによって運び出され、宿直室で寝ていたから助かった。 泥棒が入ったが、何も金目の物がないので居直って、小便と精液をまいていったのか、変態の仕業であろうということで落ち着いた。 宿直だったわたしは見回りの時はなかった――これは午後11時なので、たしかにそのときはなかったので嘘は言っていない――とのべ、警察官に簡単な事情聴取された。 教室は1時間目と2時間目は自習となり、生徒たちはみんな図書館に行かせた。 戻ってくると掃除され、清められた教室。 アルコールの匂いがして、きちんと清潔にれさたことがわかった。 なのに、わたしはそこで自分の匂いを嗅ぐことができた。 あの牝の匂い。 爛れた性臭。 それだけで震えが走る。 あの生徒たちはアルクェイドの空想具現化によるもの。空気を震わせて声を作り、空気の屈折と反射をかえてみんなを見せていたのだと言う。 蜃気楼や幻影みたいなものよ、と説明してくれた。 そんなことはどうでもよかった。 みんなに見られていたという、あの快感。深く堕ちていくあの官能。 それだけでまた震えがはしって、あそこが妖しく濡れてしまう。 わたしはふたりのご主人様、志貴くんとアルクェイドが次に何を教えてくれるのか、そのことに密かに愉しみを見いだしていた。 そのことを思うだけで、オンナがわななき、露をこぼしてしまう、いやらしい牝奴隷なのだと、改めて実感させられた。 そして今夜も……部室でのご主人様との会合が……。 ――とても待ち遠しく思えた。 了 あとがき 改訂しました。 理由はとても簡単で、犬のシーンが意味がないから。えっちをもっとというわけです。あと知得留なのにおしりがすくないのはまずいかな? と思ったからです。ついでに最後のえっちには生徒たちを出してより恥辱プレイにしてみました。 いかがでしょうか? さて、今回いろんなプレイを考えました。 でも一人称である分、SMの痛みをうんぬんというのはとても難しいです。マゾ的な悦楽で一人称ならば、羞恥プレイがいいだろうな、なんて思いまして。 そこで考えみますと、雌犬プレイか教師プレイのどちらか。 ならばどっちも(笑)という非道いものです(笑)。 イザ書いてみるとしてもむずかしいもので……もぅ苦しくて苦しくて(笑) 思わずギブアップと言いそうになったり(笑) でもなんとか書き上げました。 これは古守さんの文体ではありません。 えぇ瑞香が書くのですから瑞香の文体ですとも!(開き直り?) でもせっかく続きを書くのですからわたしの文体であったほうがいいな、と思いました。そうでないのならば……古守さんに続きを書いてもらった方がよい訳ですからね。 だからこれは瑞香なりの続きで、瑞香の文体とリズムで書かれています。 あとコンセプトです。 前回書き忘れました。 最初はふたりに弄ばれたあと、なななこを苛める側にまわるというものを考えたのですが……それならいっそ恥辱まみれの方がいいかな? と思ってそうしました。 エロを中心としたのは古守さんのあの所信表明に従ったため。 それっくらい古守さん色は残しておかないといけませんからね。 わたしの現在できるかぎりのエロエロです。 そんなエロエロを古守さんが気に入ってくれると、いいな。 では、次は三人祭りの「青い蕾の散華 〜さよなら少年の日々〜」でお会いしましょう(また拷問のような日々が続くのね(笑))。 あ、もしくは秋隆祭かも(笑)
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