「さぁ早く」 アルクェイドが朱い目を細めていいます。すでに服を着込み、志貴くんの隣で親しげに寄り添っています。 「さぁ」 志貴くんは酷薄な笑みを浮かべています。 わたしはしぶしぶそれを受け取ります。 それは何の変哲もないもの。 ただの首輪。 わたしの色に合わせて、藍色でまだピカピカの新品です。 わたしはごくりと生唾を飲み込むと、それを首につけます。 「よく似合うわよ、知得留」 アルクェイドは楽しそうにいいます。 アルクェイドのその言葉が、志貴くんの冷ややかなその視線が、わたしを惨めにしていきます。 なんて惨め、と唇を噛みしめるよりも、躰の奥底にある淫らなわたしがゆっくりと姿を現してくるのです。 羞恥と憐憫と恥辱と――そして肉欲がまじった毒がわたしの血管に注ぎこまれていく。全身が熱くなっていく。 でも、それを嫌がらず、密かに愉しみながら受け入れる、なんていやらしいわたしがいた。 そう考えるだけで、おまんこがまた濡れてしまう。 「知得留、あなた犬がいい? それとも猫?」 「こういうのは雌犬だと決まっているんだよ」 「えぇそうなのー」 妙に感心したように頷くアルクェイドに対して、震える声でワンと啼きました。 「あ、本当だ」 アルクェイドは満面の笑みを浮かべ、ウンウンと頷く。 その言葉に、ワンと啼く自分の惨めさに躰が打ち震え、そのくせ躰が火照ってくるのです。 今日この二人がわたしに何を教えてくれるのか、と――。 そして牝犬というからは、わたしは……。 自分がどんなに惨めに扱われるか夢想して、それだけで気をやってしまうほどエクスタシーを感じました。 そしてそれを期待して、それから与えられる恥辱に、ただ震えてしまう。 「犬は服を着るわけないよね、先生」 志貴くんはわざと先生のところを強調する。 わたしは彼を教え導く聖職者だというのに……。 「……ワ……ワン……」 あさましく、犬として答えてしまう。 それを目を細めて愉悦の輝きをもって見つめる二人。 その視線を痛いほど感じながら、わたしは服を脱ぐ。 フックを外しスカートを脱ぐ。ぱさりと落ちる。 そしてブラウスのボタンひとつひとつを外し、そっと置く。 スリップを脱ぎ、そしてストッキングを脱ぐ。 ストッキングはじっとりと濡れて張りつき、気持ち悪い。 つんとわたしの匂いが鼻につく。 そして透けないためのベージュのブラジャーを外す。 ふたりの視線が痛い。 期待に満ちた目。 いえ、奴隷がこうで奉仕するのを愉しむ愉悦の目。 その視線を浴びながら、わたしはぐっしょりと濡れたショーツに手を掛ける。 白色のそれはすでに濡れぼそり、用を果たしていない。 ぴったりと張りつき、陰毛か透けて見えていた。 それに手を掛ける。 ちらりと見る。 ふたりはただわたしの動作を眺めていた。 志貴くんの眼鏡の奥にある瞳は冷ややかに、アルクェイドの紅の瞳は興味津々といった感じでわたしの肢体を眺めている。 手がそれ以上動かない。 ショーツのわきに手を掛けたまま、震える。 これまで脱ぐの? という思いと羞恥が入り交じって、躰が震えてくる。赤く染まっていく。 息が熱く、ねっとりとしてしまう。 脱がないとご主人様たちが納得しない、と理性を押し切る形で自分を納得させようとする。 でも――恥辱に震える手は動こうとはしない。 目の前にいる志貴くんは生徒だという思いで止まってしまう。 止めてはいけないのに、手が動いてくれない。 理性と愉悦と羞恥とが入り交じったドロドロな感情。 それが躰の中でいっぱいになって、頭までも埋め尽くし何もさせてくれない。 「……知得留先生」 ビクン、と反応してしまう。 志貴くんの深く響く、子宮を疼かせるような声に。 先生と呼ぶ声は無邪気な生徒のようで、わたしは生唾を飲む。 志貴くんをちらりと見ると、笑っていた。 その甘く端正な顔に心が歪む。歪んでいってしまい。 羞恥のため熱く火照る躰をくねらせながらも、わたしは悩ましげに彼を見る。 彼は頷く。 ただそれだけで、わたしの理性はとろけてしまった。 ご主人様の頷きによって、人前ではさらしてはいけない秘所まで、職場で曝してしまう牝奴隷なわたし。 奴隷として刻み込まれた本能は、その頷きに反応してしまい、そっとショーツを脱いだ。 「見て、志貴ぃ」 アルクェイドが心外そうな声でしゃべる。 「ほらすごーい」 ショーツはどろどろで、おまんことショーツがいやらしい腺液が糸をひいてつながっていた。 それほどの愛液に濡れたわたしのあそこ。 内股も陰毛もてらてらと光り、やらしいオンナの匂いが漂った。 ショーツで抑えられていた熱気に臭気が部室に広がる。 知得留という牝の匂いと熱が、二人にわかってしまうと思うと、心臓が早くなる。 そして粘つくショーツを脱ぎ去り、胸と股間を隠して立つわたし。 二人の視線が隠したところに集中しているのがわかる。 そして隠している手が、乳首が勃っていることを、おまんこが濡れていることを伝えてくる。 その張りつめた感触が、どろどろとした感触が、わたしの指先をも汚し、精神までも犯していく。 「さぁ知得留」 志貴くんはやさしく微笑みます。 「雌犬だろ、早く四つん這いに」 その言葉に導かれてふらふらとしゃがむ。 足腰に力が入らない。 浮かれたようにしゃがむとわたしは四つん這いになった。 するとアルクェイドが近寄ってきて、わたしの首輪に紐をつける。 「うん、似合っているよ、知得留」 無邪気そうな笑いに、わたしはただ、ワン、と答えるだけ。 惨めだと思うたびに、躰がしなってしまいそうになる。 「アルクェイドは犬を飼うのは初めて?」 「うん、わたしは黒猫のレンだけだよ」 嬉しそうにわたしをひっぱるアルクェイド。 首輪に引っ張られると痛い。 膝がこすられ、首に力がかかり、苦しい。 苦しいのに――気持ちいい。 雌犬だと言われるよりも、こうして牝犬として扱われることがとても気持ちいい。 あそこからどんどんいやらしい汁がこぼれてくるのがわかる。 「じゃあ、お散歩ね」 アルクェイドは、いえ飼い主はにっこりと笑ってこう告げたのだ。 夜の学校は寂しい。 昼間はあれほど活気あふれているのに、ついているのは非常灯だけ。 緑色の非常口を示すものと、赤い消防のランプ。その灯りだけがついているだけ。それがピータイルの上を奇妙な色合いで照らしていた。 校庭を照らす水銀灯がイヤに明るく、窓から飛び込んでくるその明るさだけが校内の照明といって過言ではなかった。 冷たい空気が全裸のわたしの肌を撫でていく。 淫楽で火照った肌に、その冷たさは心地よかった。 その中をふたりとわたしは散歩する。 たりの足音と談笑の声、そして荒いわたしの呼吸とぺたぺたという膝と手のひらのたてる音がひろがっていく。 いいえ、それだけではなく、水が滴り落ちる音。 その音には注意しないようにしていた。 四つん這いになりながら、わたしは目の前のふたりについて歩く。 二人はわたしに構わず談笑しながら、にこやかに歩いていく。 昨日のデートのこと、今日の授業のこと、クラスメイトのことなどを楽しそうに話し合っている。 学校公認の仲である志貴くんとアルクェイドは本当に楽しそうに、ほがらかに笑い合っていた。 うらやましい。 それにくらべて、わたしは――なんて惨め。 首輪をつけられて、四つん這いになって、裸のまま、紐でひかれている。 こんなにも惨め。 尊厳どころの話ではない。 ただのふたりの奴隷。肉奴隷。肉壺。雌犬。 ――でも。 でもわたしはその羞恥と切なさに震えていた。 その震えの名は快楽で――あさましいことにわたしは感じていたのだ。 この境遇に。 この牝奴隷という立場に。 そう思うたびに、躰には痙攣にた何かが走り、乳首は尖り、あそこは濡れてしまう。 今でさえ、歩くたびにタイルの上に愛液を垂らしているというのに。 音をたててしたたり落ちていて、その音が響くのだ。 その音を聞くだけで、あさましく高ぶってしまう。 口はからからに渇き、犬のように――そうわたしは雌犬なんだ――と舌をだして、はぁはぁと犬のように呼吸する。獣のようなぐもった声が漏れてしまう。 被虐の甘美な毒が躰を蕩けさせる。 昼間、颯爽とやさしく時には厳しく笑顔で生徒たちと接して教えているというのに。 こうして毎日くる職場、立つ教壇、生徒たちの憧れの視線、頼もしそうに見てくれる他の先生達の言葉、信頼、そういったものがわたしの心を苛む。 マゾ的な悦楽が背骨の中から生じてきて、躰をこそばゆくさせてしまう。 肌の下をはいずり回る、この官能の火。 ちろちろと燃えてわたしの神経を焦がす。 そんな思いにとらわれていると、ぐいっとひっぱられる。 「おくれないでよね、知得留」 ちょっと怒った顔をしている。 わたしは急いで近づこうとするが、下半身に力が入らなくてよたよたしてしまう。 躰が熱い。 疼いて仕方がない。 まるで熱に浮かされているよう。 手の膝がついているところはとても冷たいというのに、体温はなぜかあがっていく。 裸で涼しいというのに、汗をこんなにもかいてしまう。 びっしょりとしていて、肌は粘つき、汗がしたたり落ちる。 まるで熱いプールを泳いでいるよう。 重力がない感じ。 ふらふらと、手足が妙に重く、すすみたくてもすすめない、あの感じ――。 「じゃあ芸をさせようよ」 志貴くんは笑いながらそういってわたしに近寄ってきました。 「お手」 しばしその意味がわかりませんでした。 とたん、ばちんとおしりがたたかれました。 「ぃつっ!」 悲鳴を上げます。 すると、 「犬はしゃべらない」 と飼い主はにっこりするのです。 「……くぅん」 わたしは縮こまり啼きました。 すると目を細めて、飼い主はこういうのです。 「お手」 わたしはお尻がたたかれるのがイヤで急いで右手を差し出します。 そして彼の手のひらの上においたのです。 「わ、この犬かしこいね」 アルクェイドはほんとうに楽しそうに言うのです。 その言葉が明るければ明るいほどわたしの心は暗く沈んでいくのです。なのに、ふつふつとわき上がる悦楽。 「おかわり」 急いで左手をのせます。 「じゃねー知得留」 アルクェイドがしゃがみこんで覗き込んできます。 「おちんちん」 「バカ」 志貴くんが止めます。 「これは牝だからろ、おまんこだろ?」 あっそっかー、といいながら、アルクェイドはにこやかに言うのです。 「ほら、やってよ、知得留」 わたしは膝立ちになって、手を縮こまらせ、本当に犬のように振る舞います。 いえ、ふたりは、飼い主は、ご主人様はたぶんわたしを犬だと――雌犬だと思っているに違いないです。 「まだ濡れているね」 「ほんとうに盛りのついた雌犬は……」 志貴くんもアルクェイドも呆れたようにワザと大きい声でいいます。 わたしのあそこが最初からべっとりと濡れていて、したたっているのはわかっているというのに。 わざわざ指摘します。 狂えるような羞恥で体温が2度あがります。 熱に浮かされるように、荒い息をしてしまいます。 なのに、もっと見て欲しいと思うわたしがいるのです。 この羞恥の中、わたしのオンナは昂ぶっていきます。 「尻尾」 最初何を言われたのかわかりませんでした。 志貴くんは笑いながら、 「尻尾をふんなきゃ」 そうよ、知得留は犬なんだからー、とアルクェイドもうんうんと頷きます。 尻尾と言われても、戸惑うばかりです。 すると志貴くんはお尻を叩きました。 「犬のくせに尻尾がないなんて!」 理不尽なことを言いながらわたしのお尻を2度、3度と叩くのです。 でも口から漏れるのは悲鳴などではなく――あさましい喘ぎ声。 ばしんと叩かれるたびに、甘い疼きとなって、あそこをかき乱すのです。 叩かれる度に、強い刺激はクリトリスとおまんこをわななかせるのです。 また、とろりとおつゆがこぼれてしまいます。 ぎゅっとアナルが縮まっていきます。 真っ赤に火照っているだろうお尻からの熱い疼きは淫らな波となって、疼かせていくのです。 「くぅん!」 わたしは啼きます。 犬ですから。 「くん! くぅん! くぅん! くぅぅぅん!」 幾度も喘ぎ声を上げてしまいます。 その痛みはおまんこだけでなく、肛門にもむず痒さをもたらしていくのです。 やらしい疼きがどんどんおしりからうまれて、妖しい波となって腰を溶かしていくのです。 どんどんとろかしていって、頭に痛みによるむず痒さと蕩けるような感覚だけになって。 もう少し。 もう少しで。 あぁ。 白くなれ……る……。 わたしは口を大きく開けて舌を突き出し、躰を震わせました。 どんどんおつゆがこぼれて、子宮がぐぐっと縮まり、下へ降りてくるのがわかります。 あそこから流れ出るいやらしい液はさらに多くなり、涙が出てきてアルクェイドの顔どころか何も見えません。 脳髄があそこからとろけ出してしまって、肉だけが、このオンナの肉の悦びだけがある状態。 パンと叩かれる音、じんわりとあついお尻、そこから広がる愉悦、わななく躰。 ……あぁ! なのに、志貴くんはぴたりとやめました。 「や、やめないで!」 わたしは叫びました。 あと少しだというのに。 もうちよっでいけるというのに。 生殺しはあんまりです! 「じゃあ、尻尾ぐらいはやしなさいよ」 アルクェイドは無邪気そうに、あの澄んだ声でいう。 わたしは諦観した。 とたんその諦観がとてつもなく甘美で、蠱惑的で――。 闇に沈んでいく、溺れていく快感。 完全なる服従。 なのに、こんなにも心が官能に震えてしまう。 あぁ! わたしは顔を冷たいタイルの上におくと、お尻をつきだして、おしりの肉を両手で広げた。 おまんこも肛門もすべてひらいて、見えるように。 とろろとにとけて、こねまわしてほしいおまんこ。 涙を流して快感を求めている。 そしてひくつくおしりの穴。 肛門がゆっくりと呼吸するように震えているのが感じられた。 本当に隠さなければならないところを、わたしは曝していた。 たとえご主人様だからだといったって。 でもそれだけで肛門も女陰もひくつき、求めてしまう。 ぷるぷると震えてしまう。 とろりとおまんこから露が流れ、つっーと肛門から液がはしたなく漏れてしまう。 志貴くんとアルクェイドの視線を感じる。痛いぐらい感じる。 おまんことおしりの穴に注がれているのがわかる。 いやらしくひくつくわたしのふたりの穴を、あの笑顔で見ていると思うだけで。 喉がかわき、喘いでしまう。 わたしは耐えきれずおしりをふる。 腰をくねらせて、おしりをふるわせて求めてしまう。 ぷっくりと充血したクリトリスが、こぼれて広がった肉襞が、赤く充血しきったオンナが、その上で咲く菊が、淫らに咲き誇っている。 こんなにも咲き誇っている。 いやらしい匂いと香りと汁と露と液を垂れ流しながら。滴らせながら。 「……ほしいのか?」 志貴くんの子宮を疼かせる声。 息がおしりの穴にかかり、それだけで頭が真っ白になる。 「……ほ……ワ、ワン!」 わたしは啼いた。 はしたない雌犬として。 「ワン! ワン! ワン!」 涎を垂れ流し、涙をこぼしながら、恥辱と官能に声を震わせて、啼いた。 おしりをゆすり、ご主人様を誘って、淫らに。いやらしく。はしたなく。 突然はいってきた。 おしりの穴にずっぽりと。 「……」 声にならない。 たまらない快感でただ打ち震えるだけ。 何の準備もなく、わたしのおしりの穴に何かが入り込んできた。 みっちりと。 ひろがる。 おしりの穴がこんなにもひろがっちゃう。 ダメ。 でもそのぶっといものは、わたしのおしりの穴を広げながら、ぐいぐい入ってくる。 内蔵を直接えぐられる刺激。 こんな恥ずかしいところで感じてしまう、よがってしまうわたしがいた。 それはぐぐぐぅっと、まるでお腹の中いっぱいになるまで入ってきた。 おしりの穴が熱い。 熱くて痒くて、でもとろとろで。 おまんこからびゅっと露がこぼれるのを感じてしまう。 潮をふくほどの性悦。 おしりの穴がこんなにも気持ちいい。 こんなにも淫らに感じさせてくれる。 いやらしいお尻。 なんてやらしいお尻。 わたしは首をふって、絶叫する。よがり狂ってしまう。 あまりにもつよい刺激に、頭の中が幾度も幾度も真っ白になっていく。 でもイくことはできない。 「さぁ尻尾が生えたぞ。嬉しいだろう」 「……ワ……ワン……」 息も絶え絶えになんとか答える。 なにかおしりに入ったままで弄ってもくれない。 ただ尻尾をはやしただけ。 いじってほしいのに、ふたりはそれしかしてくれない。 もしふたりがいなければそれでおしりをえぐって、もっと快感をもとめてしまうところ。 でも、わたしはただくぅんと啼くだけ。 そしてふたりはわたしを見て指さし笑いながら、また散歩を続けた。 わたしはさらに歩みが遅くなる。 おしりにある異物感が、たまらない愉悦を生み出してしまって。 おしりからじんじんとした疼きが発生して、わたしの躰の結合をバラバラにしていく。 もっと快感が得たくてまた散歩こすあわせながら、わたしは歩いていく。 一歩歩くと、ぴりりとした痒みが、 一歩歩くと、びりっとした疼きが、 一歩歩くと、えも知れぬ悦楽が、 歩くたびに肌の下をかけずり回り、狂わせていく。 もぅわたしの頭の中はそれだけでいっぱいだった。 それでいっぱい。 どうやっらたもっと快感が得られるか。 どうしたらもっと。 もっと。 もっと! でも紐はぐいぐいと引っ張られ、わたしはただ胡乱になってついていくだけ。 渇きに身をよじり、甘く走る電気に痺れながら。 本当の雌犬のまま。 盛りのついた雌犬だから。 もうそれしか考えられないから。 腰が砕けそうになり、ふらふらながらも、なんとかついていった。 この満たされない官能の疼きの中、わたしのオンナはこんなにも昂ぶっていく。 こんなにもいやらしく。 こんなにも止めどなく。 こんなにもあさましく。 「ついたわよ、知得留」 その声でようやく自分を取り戻す。 そこは――。 そこは、わたしの教室だった。 2Cと書かれた教室にふたりは入っていく。 仕方なくわたしはついていった。 そしてここでなにをされるのかと思うだけで感じる、あさましいオンナの飢えに、ただ打ち震えるのだった。 |