アーサー王と食卓の騎士達 (M ほぼオール  傾 壊れ方が酷いです


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1: 微妙 (2004/04/22 17:19:18)[sevenstar_2 at hotmail.com]









本当に冗談の分かる人だけ見たほうがいいかもしれません
このSS、死者が大量に出ます
このネタ誰かがやっていたら御免なさい
























昔々、ある所にアーサー王という王様が居ました
その王様は異常なほど強く、全く年を取らず
尚且つ、王様として完璧に仕事をこなす
まさしく人々の理想の王様でした

ですがあるとき王様は言いました

「いい加減、美味しい物が食べたい」


よほど鬱憤がたまっていたのか円卓の騎士12人を素手でボコボコにした挙句
チョップで城を粉砕すると言う恐ろしい奇行に出ました

人々は弓を放ち、大砲を撃ち、爆弾を投下し、レーザーを目から出したりしましたが
まるで王様には通用しません

まるで手の付けられない王様に困り果てた人々に魔術師マー凛が言いました

「美味しい物を与えるのです、さすればあの腹ペコ獅子の機嫌は元通りになるでしょう」

人々はマー凛に石を投げました
王宮に使えていた料理人たちは、桜を筆頭にことごとくボコボコにされて犬神家だったからです

「じゃ、じゃあ外国から料理人を呼べばいいじゃない!」

散々罵倒されて、石を投げられまくったマー凛は涙目で言いました










           アーサー王と食卓の騎士達










マー凛はぼこぼこで瀕死の円卓の騎士にいいました

「さっさと美味しい物を作れる料理人を探してきなさい」

マー凛はとても酷いことを言いました
そうです、マー凛は散々石を投げられ機嫌が悪くて八つ当たり気味だったのです
瀕死の騎士達は鼻血を垂らし、吐血したりしながら反論しました

「勘弁して下さい、せめて少しだけ休みを下さい
 このまま行ったら全員死んでしまいます」

当然です、危篤状態で家族に連絡をしている彼等にとって
異国に行くなどと自殺行為もいいところだったのです

そこへ

「おちゅ〜しゃです♪」

看護婦が12人の騎士達にちゅ〜しゃを打ったのです
すると不思議な事に瀕死だった騎士達はみるみる回復をしていきました

「では、行ってまいります!」

円卓の騎士達はすごく元気になってあっと言う間に探しに行きました
しかし、それはとても正気には見えません

あるものは褌一丁で四足で進み
あるものはパンツを被って転がりだし
あるものは全裸で馬の頭に乗っかって行ったのです

一番酷かったのは裸で逆立ちをしながらスノーボードで進む騎士でした、猥褻物陳列罪です

国民達は思いました

「きっとまともな料理人はこないだろうなぁ」












一人目の料理人が到着しました
その料理人はとても美しい、吸血鬼のお姫様です

「さぁ、ア○クェイドよ。あなたの料理で王様を満足させなさい」

マー凛が言うと、お姫様は答えました

「は〜い、ちゃんと美味しい物を持ってきたんだから安心してね」

国民達は安心しました
あんな変態の騎士が連れてきたのに意思疎通が可能な人が来たのですから



お姫様は料理を持って、崩壊した城の中へと向かいます
参上したお姫様に、王様は聞きました

「これはなんという料理ですか?」

お姫様は自信有り気に

「ネコ缶よ」

王様は初めて見る食べ物に満足気に頷くと
その料理に手を付けました

「どうやって開けるのか分かりません」

マジ切れした王様はお姫様と死闘を繰り広げ、町に甚大な被害を及ぼした挙句、負けました

お姫様は「飽きたわ」と言い残してさっさと帰ってしまいました
町の人々はお姫様の城にシュークリーム爆弾詰め合わせを贈る事にしました









二人目の料理人が到着しました
その料理人はカソックに身を包んだ、地味くさい女性です

「さぁ、シ○ルよ。あなたの料理で王様を満足させなさい」

マー凛が言うと、カソックの女性は自信有り気に答えました

「ガラムマサラ!」

何処の国の人を連れてきたのでしょう
全く意思疎通が不可能でした



カソックの女性は持参した料理を持って、崩壊した城の中へと向かいます
参上したカソックの女性に、王様は聞きました

「これはなんという料理ですか?」

カソックの女性は自信有り気に

「ガラムマサラ!」

王様は意思の疎通を諦めて
黄色い固体とも液体とも言えない謎の物体にスプーンを付けました

「・・・すっぱっ!」

そうです、カソックの女性が持ってきた料理は
既に彼女の故郷からここまでの道のりで腐っていたのです

王様はマジ切れして、剣を振りかざします

「エクスカリバー!」

女性は

「ガラムマサラー!」

と、語呂を真似て言ってみましたが何の意味の無く、塵芥に消滅しました










三人目の料理人が到着しました
その料理人は蟲臭いじじいです

「さぁ、じ○いよ。あなたの料理で王様を満足させなさい」

マー凛が言うと、じじいは自信有り気に答えました

「ガラムマサラ!」

意味が分かりません
同郷の人なのでしょうか?



じじいは料理を持って、崩壊した城の中へと向かいます
参上したじじいに、王様は聞きました

「これはなんという料理ですか?」

じじいは自信有り気に

「ガラムマサラ!」

王様は意思の疎通を諦めて、殺しました

そうです、じじいが持ってきた料理は
さながらち○この様な物体だったのです









四人目の料理人が到着しました
その料理人はメイド服を着た、大人しそうな女性でした

「さぁ、翡○よ。貴方の料理で王を満足させなさい」

マー凛が言うと、メイド服の女性は自信有り気に答えました

「料理を、王様です」

少々頭がおかしいのかもしれません
言っている言葉が全く理解の外でした



メイド服の女性は持参した料理を持って、崩壊した城の中へと向かいます
参上したメイド服の女性に、王様は聞きました

「これはなんという料理ですか?」

メイド服の女性はそれに答えず

「料理を王様です料理を王様です料理を王様です料理を王様です料理を王様です料理を王様です料理を王様です料理を王様です料理を王様です」

サイコでホラーな感じに口走しりながら
梅干を大量に王様に投げつけだしました

「ひっ!痛!ちょ!やめなさい!」

「料理を王様です料理を王様です料理を王様です料理を王様です料理を王様です料理を王様です料理を王様です料理を王様です料理を王様です」

王様は怖くなってメイドの女性を城の外に放り投げました
メイド服の女性はそれっきり二度と見ませんでした

ただ、
壊れかけた城壁に、べっとりと大量に梅干の果肉が塗りつけられていた事を

私達は忘れない











五人目の料理人が到着しました
その料理人は黒髪で、優しそうな眼鏡の少年でした

「さぁ、志○よ。貴方の料理で王を満足させなさい」

マー凛が言うと、眼鏡の少年は自信がなさそうに

「女体盛りとか、いいんじゃないかな?」

国民投票で虚勢が決まる頃には、少年は既に国外逃亡を果たしていました











六人目の料理人が到着しました
可愛らしい感じのする、同時に不幸そうな少女でした

「貴方、私と髪型被ってるわね」

マー凛は言いました

「え?」

少女はボコボコに殴られてしまいました
それでも諦めず料理を完成させたその姿勢には、感動を覚えます


少女は料理を持って、ボロボロの体に鞭を打って崩壊した城へと向かいます
途中、馬車に轢かれてビクンビクンと痙攣した後、動かなくなりました










七人目の料理人が到着しました
裸白衣の変態さんでした
          
「さぁ、○○○○・○○・○○○○○○○よ。貴方の料理で王様を満足させなさい」

マー凛は発音したのでしょうか?
誰だか分かりません

「俺のち○こは何味だ!?」

殺しました









八人目の神父と、九人目の虎と、十人目の金ぴかはベタな真似をしたのではしょられました












十一人目の料理人が到着しました
赤毛の少年は、仮面ライダー変身セットを装着していました
その時点で諦めた国民達は荷物を纏めて逃げ出しました

「さぁ、衛宮○郎よ。貴方の料理で王様を満足させなさい」

マー凛は言いました、顔が少し赤いのは気のせいでしょう

「任せてくれ、料理は得意なんだ」

頼もしいお言葉が出たのは良いのですが
少年はライダーの変身ポーズをとりながら言います


少年は料理を持って、崩壊した城の中へと向かいます
参上したお少年に、王様は聞きました

「これはなんという料理ですか?」

少年は自信有り気に

「白御飯と、肉じゃがと、みそ汁と、漬物と、てんぷらだ」

てんぷらだけ浮いてる感じがします

王様はフルコースに目を輝かせながら満足気に頷くと
その料理に手を付けました

「素晴らしい・・
 貴方こそ、私の探していた料理人です・・」

目を潤ませながら言いました

「これから料理なんていくらでも作ってやるから、一緒に頑張ろう」

王様の手を取り少年は言いました

「随分人がいなくなりましたが、貴方と一緒にこの国を立て直しましょう」

王様は長らく忘れていた、女としての自分を思い出した気がしました
王というモノになって、初めて幸せと感じた瞬間です
この日、衛宮○郎と言う料理人を召抱えてから、国はどんどん復興していきました



「アーサー王、今日は紅鮭と言う料理です」

「○ロウの作る料理は何時も美味しいので嬉しい」

ニッコリ笑って言う王様

「王様、食べ方が分からなければ食べさせてあげましょう」

「で、ではお願いしましょう」

あーんと口を開けて○郎の料理を食べるその姿は威厳もへったくれも有りませんが
本人達はとても幸せそうでした
一応王様は、妻子持ちです










十二人目の料理人が到着しました
ワカメの少年です

「ああ、もう必要な無いから帰っていいわよ」

マー凛はゴミを見るようにしながら言いました

「馬鹿にするな!僕が来てやったのに必要ないだと!?クソ!どいつもこいつも馬鹿にしやがって!」

少年はヒステリックに叫びました
あまりの無様さに周りの人々は可哀そうになって、ワカメを投げつけました

「クソ!お前等何するんだよ!僕は特別な人間だぞ!?」

確かに少年ほどワカメにまみれた人間など、そうそう見ることなど出来ません
特別と言えば特別です



ワカメの少年は料理を持って、建て直しの始まった城の中に進みます
参上したワカメの少年に、王様は面倒臭そうに言いました

「何を持ってきたのですか?」

ワカメの少年はいやらしく笑って

「王様の大好きな物で御座います
 偶然にも私の得意な料理でしたのでお気に召されるかと」

そう言うと、料理の蓋を開けました
王様の顔が引きつります




なんと中には、ライオンの子供の丸焼きがあったのです




王様はポロポロ涙を流します、臣下達の前で涙するなんてこれが初めてでしょう
その子ライオンは王様が預かった物ではありません
ですが王様の心に深い深い傷跡を付けました
このワカメが今までどれ位の子ライオンの丸焼きを作ったかと思うと
いくら泣いても足りない気がします

王様は心に誓いました。


――――――この糞ガキを、殺し尽くそうと


子供の様に泣きじゃくる王を見たワカメの少年は
何を勘違いしたのか満足そうに

「はははは!どうだ衛宮!俺の料理の方が王に感動を与えたぞ!はは!ひはははははは!!」

高々と笑いました
挙句の果てに王様にあーん、などとやってくれています





「■■■■■■■■■■■■■■■ーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」





その時の王様は凄まじい物でした

ワカメの少年は素手でグシャグシャに押しつぶされて
最後に聖剣で完全に世界から消滅させされてしまいました


結局、王様の心の傷は癒えず
衛宮○郎と言う料理人と旅に出てそれっきり帰ってきませんでした



暫くして、奇跡的に蘇生した不幸な少女が無理矢理王に仕立て上げられると
その日の内にガラムマサラ帝国の侵略を受けて王様の国は滅亡しました















後、生き延びた不幸な少女は、恋を成就させて不幸ながらも幸せに暮らしました



凄くグッドED
シエル先輩ドンマイ



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ホントごめんなさい_l ̄l○


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