それは、本当に。
魔法のように、現れた。
思考が停止している。
現れたそれが、少女の姿をしている事しか判らない。
流れるような長い髪の女の子。
もの静かな雰囲気と深い色をした瞳…。
深い泉の底…。
そんなイメージ。
そしてその手に握られた…日本刀?
「サーヴァント・セイバー。令呪の契約により参上した。問おう。お主が儂のマスターか?」
夢を、見た。
何度か見たあの火災の夢ではなく。
ある男と、妖の話。
ある出来事がきっかけで始まり、幸せな日々を送りつつも…最後は悲しみで彩られた物語を。
「…ろう…士郎、そろそろ起きぬと遅刻するぞ?」
「…ら…ん…?」
「―――――士郎?」
「ん…?セイバー…?」
「士郎、今、なんと―?」
「え?俺寝ぼけてなんか言ってたのか…?
ってもうこんな時間!?すまんセイバー!すぐに朝食作るからっ!」
「あ…」
「今日は転校生を紹介ー。
先生の親戚の子なんで、みんな仲良くしてあげてねー」
「荒良木 円じゃ。よろしく頼む」
「何考えてんだこのバカ虎ーっ!」
「タイガーっていうなーーーーー!!!!!」
無いならば作ればいい。
あのバーサーカーに通用するような武器を。
そう、セイバーが持つあの刀のような―――。
・・・・・・・
俺は知っているはずだ。夢で見た。いや、この魂が知っている。
・・
ならば作れる。振るえる。元々蘭丸はオレの刀だ――!
「ああああああぁぁぁぁぁぁっ!」
「…桐…馬…?」
「サーヴァントの象徴が宝具というならば、儂の宝具は己自身であるこの妖刀。
士郎、儂を振るえ。そして強く想うのじゃ。お主の望み、願い…その根源にある信念を」
「セイ、バー…?」
「この身は罪深き刀なれど…お主の魂は護りきって見せる。
我が力と知識の全てを持って。その祈り、叶えよう」
「
―――千紡ぐ夜の果てに、お主は何を望み願う―――?
」
つづかない(ぇ
あとがき
ああ、なんというか、すいません。ごめんなさい。やっちまいました(´д`)
電波を受信した勢いでついつい投稿してしまいました。
ALMA 〜ずっとそばに…〜とのクロスオーバー予告…のつもりなんですが、
いろいろと無理がというか、脳内にセイバー=刀=円の図式しか届かなかったため
なんかもうわやくちゃに…^^;
そもそもこのゲームの知名度ってどんなもんなんだろう?って感じですが。
というか誰かやってたらどうしよう。
ちなみに続きません。むしろ続けられません。
宝具の効果すら思いつかないよママン…(´・ω・`)