凍えてしまいそうな闇の、
深淵に堕ちて、
堕ちて、
堕ちて、
禁じられた真理
外なる神
自我がとけて
霧散し、
情報が、真理が、頭に、魂に、刻み、掘り込まれ、
収束
異形
封じられたもの
7つの支柱に吊るされた
窓
そして、獣
覚醒
これは
エミヤ・M・シロウの
物語
頭痛、吐き気、めまい、胸焼け、最低の朝
体調が悪い。
原因を検索
足元に転がる空き缶から、二日酔いと思われる。
「私は未成年なんだが・・・・・・・」
顔を洗い、歯を磨く。
のんびりしているのは今日が日曜日だから・・・
ではない。
ただ、彼の朝が早いだけだ。
習慣というのは恐ろしいもので、彼は正確に計ったように五時に眼を覚ます。
コックのように、手際よく料理を作り、食す。
そして、朝の稽古を始めた。