はさん/すていないと(傾:ギャグ・もしも)


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1: 貴士理都 (2004/04/01 16:22:38)[takahasiorito at yahoo.co.jp]


ランサー「七人目だと……!?」

 そして蒼い槍兵の一撃から、俺を護ってくれたのは――

真アサシン「……問おう。貴殿が、我がマスターか?」

 真っ白い髑髏の仮面を付けた、怪しさ大爆発の男だった。
 ……なんでさ。




 〜はさん/すていないと〜
  もし衛宮士郎の呼び出したサーヴァントが真アサシンだったら?




藤ねえ「士郎ーーーーっ! なんなの、あの怪しさ大爆発の不審人物はっ!」
士郎「い、いや、あれは……そうっ! オヤジの親戚でっ……!」
藤ねえ「嘘つくな、このーーーっ!」




真アサシン「……魔術師殿。今日から護衛のため、魔術師殿と同じ部屋で過ごす事を許して頂きたい」
士郎「え゛…………?」

 想像中――

士郎「だ、駄目だっ! 絶対に駄目だっ! 真っ暗な部屋の中で髑髏仮面が浮かび続けてるなんて、怖くて寝れないに決まってる! 聖杯戦争の前に、絶対に寝不足で身体を壊すぞ!?」
真アサシン「むう……」




士郎「それじゃあアサシン、学校に行ってくるから……」
真アサシン「ふむ……それならば……」
士郎「おまえは留守番! 絶対に留守番!!」




凛「アサシンを抱きなさい、と言ってるのよ」
士郎「死んでも嫌だーーーーーーっ!!!」




キャスター「私と手を組みなさい、と言っているのよ。私なら今のパートナーより優れたモノを用意できるわ。坊やにはアサシン以上のサーヴァントを……」
士郎「是非! あいつと縁が切れるんなら、何だってするさ! してやるさ!!」
キャスター「……そ、そう」




真アサシン「ぐおっ……!?」
士郎「ああっ! ライダーの短剣で、アサシンの仮面が剥がれ落ちたっ!」
慎二「いいぞ、ライダーッ! そのまま衛宮のサーヴァントを倒してしまえっ!」
ライダー「…………」
慎二「……お、おい、ライダー? どうしたんだよ、おまえ?」
アーチャー「ふむ。どうやら君のサーヴァントは、アサシンの素顔を直視してしまったらしいな。まるでホラームービーを観た幼子のように、すっかり怯えきってしまっている。まあ、それも無理はないか。英霊と言えど、あくまでその身は女性だからな。顔面の皮を剥ぎ取った面など、いささか刺激が強すぎる」
士郎「おまえ、いつの間に――――!?」




黒真アサシン「魔術師殿……」
士郎「アサシン……おまえ、敵になってしまったんだな……」
黒真アサシン「…………」
士郎「ふ……ふふ、ふ…………」
黒真アサシン「……ま、魔術師殿?」
士郎「殺すッ……! 絶対に、絶対に、お前を殺すッ……! お前のせいで、どれだけ俺が苦労したと思ってやがる……!? 藤ねえには竹刀でしこたま殴られるし、美綴や一成には可愛そうな人間を見る目を向けられるし、慎二には“あっはっは! おまえにはピッタリのサーヴァントだよな!”なんて馬鹿にされるし、俺はストレスで円形脱毛症まで出やがった! その憂さ晴らしだ、おまえを潰すッ……!」
黒真アサシン「そ、そんな、不条理なっ!?」




 ……結論。真アサシンのマスターは、蟲爺さんしか居ないと思います。


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