セイバー×アーチャー(シロウ)ってありだよなー
と、思い。書いてみることに…………
「ほう……やはり、オマエが、セイバーのマスターか」
まるで、分かっていたとばかりに、紅い男は、目の前にいる
今は只の人間に過ぎない存在を見据える。
「まぁ、いい、自己紹介しよう。私は、アーチャー……
真名は………エミヤシロウ………」
ニヤと、アーチャーは、猫の様な笑みを浮べる。
「なっ?!」
「えっ!?」
同時に上がる二つの声。
片方は、男=衛宮士郎
片方は、女=遠坂凛
「この世界は、ワタシの世界とはやや、違うようだ」
自分のマスター=凛と
セイバーのマスター=士郎を
交互に見る。
「……凛、君は……士郎と付き合ってるだろ?」
「んっな?!!!」
とたんに真っ赤になる凛の顔。
「まず、ここで、既に違う」
「どう言う事です?」
いまだ、剣を構えたままのセイバーが、尋ねる。
「ワタシの世界では、士郎とセイバーが恋仲だった」
「「「はっ?!」」」
今度は、三人見事に重なる声。
「まぁ、ワタシとしては、嬉しいのだが」
極自然な動作で、アーチャーは、セイバーに近づき。
「?」
ソレを怪訝な表情で見て尚も警戒しているセイバー。
「好都合だ♪」
抱きついた。
「はぇ?!」
まさか、抱き付かれるとは思って居なかったのか
セイバーは、間抜けな声を上げてしまった。
「まぁ、そう言うことだ。ワタシは、アルトリアを愛してるから
なんだ、凛は士郎とでな」
「聖杯戦争はどうするのよ!」
「……なにそれ?」
「む………ワタシとしては、セイバーがいればどうでもよいんだが」
「む……聖杯を手に入れる為にワタシは召喚されたのですが?」
だきだき。
「放してください」
「やだ」
セイバーとアーチャーはこの際、放って置く。
「なぁ、凛、聖杯戦争って?」
「……そうね、士郎が知ってるわけ無いもんね」
コチラはコチラで、聖杯戦争とは何なのかを説明している。
お互いの呼び方がアレなのは、きにするな。
「セイバー、愛しているぞ」
「なっ!?!!ざ、戯言を!」
「む?嫌だったか?」
「い、嫌も何も!アナタの世界での【私】と
この世界での【私】は同意ではない!」
「まぁ、確かにそうだな。でも、アルトリアと言う存在を愛しているから問題ない」
「……とりあえず、放してください」
「いやだ」
だきだき。
こんな遣り取りが、凛の聖杯戦争説明会が終るまで続いていた。
~~〜~〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
電波ってすばらしいよね。
by あとがきでした。
で………
ここは、リビング。
士郎&凛 アーチャー&セイバーが、テーブルを挟んで向き合っている。
「して、士郎、この聖杯戦争……オマエはどうするんだ?」
コンビニでは、150円だが、某スーパーでは95円とかなり安くなって売られている
500mlの、お茶をわざわざコップに移し変えて飲んでいたアーチャーが
しかめっつらした士郎に尋ねる。
「あー、その前にだ……なんでオマエの膝の上にセイバーが座ってるんだよ?」
「む?関係なかろう。後で凛にでもしてやれ、喜ぶぞ」
「もう、諦めました」
「喜ばないっての!」
内心で、あとでしようとか思ってる士郎。
「まぁ、この馬鹿げた戦争の原因となる聖杯をぶっこわすかなって、パッと思いついたんだけど?」
「ふむ……まぁ、確かに、ワタシの場合、聖杯をアルトリアと一緒に壊したな。」
「リン、助けてください」
「ごめん、令呪無駄にできないから……」
シリアスっぽい話の後に少々間の抜けた会話。
まさに電波ー(死
「まぁ、この世界が、ワタシと同じ未来をたどるのなら、参加するサーヴァントの真名と
宝具をいえるが……」
「それをさっさと教えなさいよ!!!!!!」
「む……アルトリアが、柔らかくて忘れてた」
「それ、セクハラ」
「……で、ランサーだが……」
(((流した/やがった)))
「真名、クーフーリン 宝具、ゲイボルグ。次に、ライダー
真名、メディーサ 宝具、今のところ魔眼。次に、キャスター
真名、メディア 宝具、ルールブレイカー。次に、アサシン
真名、佐々木小次郎 宝具、無し。因みに、小次郎はヨリシロっぽい
次、バーサーカ。
真名、ヘラクレス 宝具、ゴットハンズ。十二回殺さねば完全に滅びない。
次、セイバー
真名、アルトリア 宝具、エクスカリバー。
で、最後はワタシ。アーチャー
真名、エミヤシロウ 宝具……固有結界だ。
あぁ、そうそう……
八人目のサーバントとして、ギルガメッシュ。過の英雄王がいる。宝具は、
一言で言えば、倉庫。
メディーサのところの、宝具があいまいなのは、忘れた」
「「「あんたなぁ・・・」」」
「うん?……あ、思い出した」
「「「はやっ!!!」」」
「手綱。手綱…えーと、龍種以外の幻想種とかのランクを1上げて
自由に操れるやつ」
「「「正確な名前わすれてんのかよ!!!」」」
「む・・・わたしだって、忘れることなんぞ、幾度もある」
「「「いばるな!」」」
こんな感じで、
一日目は終了して行った。
因みに、セイバーは終始アーチャーの膝の上に座らせられていた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
電波ー。