炎の紋章、運命と共に 第1章 (セイバーED後 傾:シリアス、クロスオーバー)


メッセージ一覧

1: レイス (2004/03/28 04:57:58)[bracksarena at hotmail.com]


*セイバーエンド後の話ですが他のルートのネタばれも含みます

*この話はファイアーエンブレムのGBAのシリーズとのクロスオーバーです。封印の剣、烈火の剣の両方のネタを含みます





 衛宮士郎は聖杯戦争から2年経った今でも独自の鍛錬を欠かさず続けている。

 聖杯戦争から1年間ほど遠坂凛に魔術の基礎を学んで、投影魔術は度を過ぎなければほぼ確実に成功するようになっていた。

 強化はもうやっていない。1年間遠坂に自分の魔術をみてもらった結果、投影に専念した方がよいという結果が出たからだ。

 まあ、ガラクタの修理のとき強度を高めたり日常では相変わらず使っていたりする。

 聖杯戦争の直後、もう1度ランプの強化をしたとき明るさは変わらずに鉄パイプで叩いても壊れないやたら頑丈なランプができたときはさすがに苦笑いするしかなかった。

 ちなみにそのランプは遠坂がイギリスに持って行き、今でも使われているらしい。

 今日、イギリスから帰省してきた遠坂が

 「流石に耐久度は伊達じゃないわね。」

 と、皮肉交じりに言っていた。

 その遠坂と久しぶりに会ったせいか久しぶりに聖杯戦争で出会った騎士のことを思い出し、2年ぶりに彼女の剣、勝利すべき黄金の剣の投影を試みた。

 「投影、開始」

 創造の理念を鑑定し、

 基本となる骨子を想定し、

 構成された材質を複製し、

 制作に及ぶ技術を模倣し、

 成長に至る経験に共感し、

 蓄積された年月を再現し、

 あらゆる工程を凌駕し尽くし―

 ここに、幻想を結び剣と成す―!

 はずだった。

 しかし、光と共に現れたのは左手の甲の焼けるような熱さと、

 「―問おう。貴方が私のマスターか」

 と、どこかで聞いたような台詞を言う

 赤い髪の青年だった。





 あとがき
 公に公開するものとしては初めてのくせにいきなりクロスオーバーの連載モノ始めてしまったレイスです。いや、Fateコンプした後にファイアーエンブレム封印の剣を再プレイするとついノっちゃって。前述の通り、公にSS公開するのは初めてで文章で至らない部分が多いと思います。感想掲示板に感想またはアドバイスを書いてもらえると少しはまともな文章になると思いますのでよろしくお願いします。
 あ、ちなみにセイバーさんはこの話のどこかでキチンと出すつもりですので期待せずにお待ちください。


記事一覧へ戻る(I)