fate もし24 (M:セイバー 傾:ほのぼの 


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1: 久遠 (2004/03/24 22:17:48)[kuon_kurotuki at passport.net]

  
 注意1:fateもしは電波製なのです。

 注意2:一部のキャラが原作とは性格が異なる場合があります。

 注意3:今回の前振りはもしかすると後々関係があるやもしれないです。
 
  以上の注意点に気をつけ読んでもよいと思った方は下へどうぞ。















 














 「……リア嬢…起きなさい。

  アルトリア嬢」


 私の眠りを何かが妨げる。

 しかも真名を呼びながら。
 
 私はその事実に気づいて直に起きる。
 
 そして、


 「…………貴方は……誰ですか?」


 目の前には、一言で言えば恰幅のいい30代の男性がいた。

 だが何処か普通ではない…………現実に目を向けよう。


 その男性は何を考えたのかフリフリエプロンを着け、頭に犬耳をつけている。


 「ほっほっほ、私は貴方の剣、エクスカリバーの精霊代理です。

  気軽に斗波ちゃんとお呼び下さい」


 「なっ!? あ、貴方がエクスカリバーの精霊なのですか!?

  しかも代理とは何ですか!? 代理とは!?」


 私はもう一度目の前の男性を見る、

 どう考えても彼が我が聖剣の精霊とは思えない、思いたくもない。


 「はい、代理です。

  実は本当の精霊さんに新しい恋を見つける為に暫く変わってくれ、

  と頼まれましてね。私も盗撮しゃ……いえ報酬をいただけるそうなので

  お受けしたのですよ」


 ……もうどうでもよくなってきた。

 
 「それで、私に何か用でも?

  ないなら即刻消え去って下さい」


 「せっかちですね。まあよろしい。

  実はもうすぐ貴方達にゴイスーなデンジャーが迫っているのです。

  ん? おお、そろそろ秋葉様のお着替えの時間ですね。

  それでは失礼しますよアルトリア嬢」


 ……アレは一体なんだったのか?

 
 『……ろセイバー飯の時間だぞ』


 む、シロウが私を呼んでいます。

 お腹も空きましたし直にでも行かなくてわ。


 そうして私の意識は急速に浮上し始めた。
















       fate/stay night もし24


 よし、これで夕食は完成だな。

 居間に運んだものを含めると……何だこの量は?

 一食にどれだけ金がかかっているか考えるだけで頭が痛い。


 そう言えば昨日の夕食をオレは作ったか?

 なんか青いのとバゼットが帰ってから記憶がないが……。

 まあ、そんなことより我が家の王様を呼んでこないと。


 セイバーは今日一日ポカポカした天気だったためか道場でスヤスヤ寝ていた。

 しばらく観察する、まるで猫のように丸くなって寝ている……萌えですよ。

 そして唐突にオレは衝動に駆られ、

 セイバーのホッペタを突付いてみた。



 …………全て遠き理想郷(アヴァロン)がそこにはあった。



 この弾力、この柔らかさ、この質感、どれをとっても最高級品である。

 親父、オレは見つけたよ親父が探していた伝説のプニプニホッペを!

 オレは我を忘れてしばらくプニプニと感触を楽しむ。


 ……っといかんいかんセイバーを起こすんだった。


 「起きろセイバー飯の時間だぞ」


 そう言った途端、

 ガバチョ、と擬音が似合う起き方をするセイバーさん。


 「おはようございますシロウ。

  お腹が空きました」


 「おはようセイバー。

  飯が出来てるから早く食べよう」


 そう言って居間に戻る、

 先ほどまでプニプニしていたことなど微塵も感じさせない。

 いやさそんな素振りを見せようものなら一刀で切り伏せられかねない。

 そして居間についたわけだが、


 「衛宮君、やけに遅かったけどどうしてかしら?」


 「そうですよ、セイバーさんを呼びに行ったにしては時間がかかりすぎです」


 姉妹のダブルアタック、衛宮士郎に30のダメージ。


 「まさかシロウ、セイバーにいけない事してないよね?」

 
 「士郎に限ってそんなことはないでしょう。

  彼は私のような大人の女性が好きですから」


 デコボココンビの攻撃、衛宮士郎に37のダメージ。


 「士郎遅いよ〜、もうお姉ちゃんお腹空いて我慢できそうもないぞ〜」


 タイガーの攻撃、衛宮士郎は華麗に回避した。


 「そんなに時間かかったか?

  それより早く食べよう、セイバーが睨んでるだろ」


 衛宮士郎の全体攻撃、敵は少し怯んだようだ。


 「シロウ、私は別に睨んでなどいません。

  ただ早く目の前にある料理を食べたいだけです」

 
 セイバーの援護攻撃、の筈が衛宮士郎に8のダメージ、

 衛宮士郎は敗北した。
 
 

 ズズー。 プハー。
 

 食後のお茶がうまい。

 皆も思い思いにくつろいでいる。

 いやはや平和ですな〜。

 
 「それで衛宮君はなんでさっき遅れたのかしら?」


 ……短い平和だった。

 
 何故だゴッド?

 オレ何か悪いことしましたか?

 セイバーのホッペをプニプニしたのが悪いことだと言うのなら、

 オレは神すらも殺して見せるぞ?

 
 

 続く・・・のか?



 あとがき

 どうも久遠です。

 ちなみに今作で13日目、原作の方ではfate編が15日目、UBW編が16日目、

 HF編も16日目に最終決戦となっていたはず。
 
 しかしこれはサーヴァントがある程度やられていたということと、
 
 聖杯を作り出そうとする存在がいたことによるものであるわけでして。

 何が言いたいかと言うと、

 どれぐらいで聖杯戦争のタイムリミットか全く解らんと言うことです。

 どうしたものか。

 一応聖杯戦争の終わりという区切りが欲しいですから。


 今回は作者の事情によりそれは有り得たの方はありません、

 休日に二作書くと言うことでどうかご了承を。
 
 どうか笑って、もしくは見なかったことにして見逃してくれると助かりますです。

 ネタ
 >前振り
 ヘルシ○グ3巻 ハルコンネンの夢
 歌月○夜 久我○斗波


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