Fate/stay night IF. (Mセイバー 傾 シリアス たまに微ギャク 


メッセージ一覧

1: 空海 陸 (2004/03/24 15:10:43)[kazuma7323 at ybb.ne.jp]

パラレル万歳 オリキャラ万歳。
一応ここでいっておきます。
ここは士郎×セイバーとかじゃなくて オリキャラ×セイバー みたいな
過去にないようなSSとなっています。

オリキャラ?は?ふざけんな って方、すみませんがプラウザバックプリーズ。
オリキャラマンセーって方、いらっしゃったらスクロールドゾー。

2: 空海 陸 (2004/03/24 15:12:59)[kazuma7323 at ybb.ne.jp]

「…アーサー」
我慢ならずに、声に出す

衛宮宅の門に、青年が一人。
青年は衛宮宅のインターホンを押すでもなく
とある少女のようにズカズカ家に入っていくでもなく
ただ、ただ、門の前に立っているだけ。

「アーサー」


我慢ならずに、声に出す。
只今時刻6時56分 本日晴天也
風速3 南東の風  絶好の洗濯日和ナリ。
現在地は道行く人は少なく 朝露残る 冬木市。


「アーサー」
気付いてくれるかな  そんな淡い期待
そして、大きく息を吐いてもう一度名を呼ぶ。

「アーサー」

気を…込めて。


――――――――――――――――――――――

Fate/stay night IF.
― 喜劇と悲劇の始まり始まり ―

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「 っ!?」
心臓を鷲掴みされたような感覚に襲われ、後ろを勢いよく振り返る
そこには誰もいなかったが まだ続くのは得体の知れない恐怖と不安

「…どうした? セイバー。」
自分の行動の真意が解らず、聞き返してくるのは新米魔術師の衛宮 士郎

「マスター、気付かないのですか?」
私には、はっきりと解ったのですがそう一言付け加えて立ち上がる。

「何が…?」
その様子を見てまったくこの人は、と思う
あれだけの気を向けられて、何も気付かないなんて。


確かに感じられたのは  殺気。
殺す、なんて意志じゃない
跡形もなく、磨り潰して 切り刻んで 焼き付けてやる。
そんな声が聞こえて来そうな位の、殺気。
そしてそれが向けられているのは、紛れもなくこの家。
相当の憎しみがなければ、ここまで強い殺気は生まれない
人間にとって、もっとも原始的な感情の1つは門から発せられている。

ほぼ反射的に、私は凛からもらった服装から、
自分が現マスター、衛宮 士郎に会った時と
同じ甲冑姿に変わり不可視の剣を携えて
高速 否「神速」を超えようかと言う速度で玄関扉を開け
門にいる相手を斬り付けようとした――が

それはあまりにも呆気なく所謂足払いを受けて失敗した。


しまった。

セイバーはそう思った

死ぬ。騎士王と人々に謳われた自分が死ぬ。
聖杯戦争の2日目にして、正体不明の相手によって。
あれほどの殺気を生んだ人物だ、自分を殺す事など容易だろう
足払いを受けて、死に姿となった自分を。


覚悟して、目を瞑る、相手への罵声と マスターである士郎への謝罪を唱えながら。


しかし、痛みとはまったく別の感覚がセイバーに降りかかった。



「 !? 」

何を考えてるんだ、そう思った。
あれ程の殺気を向けておいて、何故、自分を抱きしめるのかと。

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えっーと、あぁすみませんすみません。
皆さんの素敵小説を読んでいるとなんだかとっても書きたくなって…。
あぅすみません、第一話なのに無駄に長くてすみません。
あぅ、空き缶はゴミ箱へ、あぅ、石を投げないで下さい
すみません すみません。冒頭であんな偉そうな態度をとって…
あぅ はい、はい、こんな駄文読んでくださる皆さんは
よっぽどの暇じ…じゃなかった、心の豊かな神様です はい。
あぅ、短編なんて無理です はい。
あう…すみません、続きます…。

3: 空海 陸 (2004/03/25 11:48:25)[kazuma7323 at ybb.ne.jp]



乾いた音が響く、その音の発信地は衛宮宅門前。
そこにいたのは、青年と少女。
赤くなってきた頬と張り手をかました少女の右手 その距離なんと数十cm


「ってぇ…。」 

青年の声が飛ぶ、ありったけの力を込めて殴られたらしい。
しかし、青年は殴られた個所を手で擦るでもなく、少女を睨みつけるでなく
ましてや ナイフ取り出して切り付けるでもなく。
ただ、少女の背中に腕を伸ばして 優しく、抱きしめるばかり。


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Fate/stay night IF.
― a hymn. 「賛美歌」 ―

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「なっ、なっ…!!」

青年からの張り手の仕返しがあると思っていたのだろう
青年からの攻撃を覚悟していた少女、セイバーは混乱した。
それもそうであろう、張り手をかましてやった結果、優しく抱きしめられたのだから。

なっ…こいつは「えむ」とか言う奴か?
そういえばキリツグの書斎にもそんな事が書いてあった書物があった
だとす…って今はそんな事考えている場合ではっ…
こう言う場合、私はどうすればいいのしょうか?
ひょっとしてこれは今巷で大流行(違うぞセイバー)の「痴漢」とか言う…
…って相手が痴漢でもなんでも私はどうすればっ…。

そんな自問自答の活劇もつかの間
青年は、安著の溜め息を漏らし、言葉を紡ぐ。

「やっと逢えた、この時をずっと待っていたんだよ…アル。」

青年のその言葉に、目を見開く 
自分の記憶の中で、私をこう呼ぶ人物は一人しかいない。


「…  ?」

喉が震え、声も震え。
掠れた、縛りだしたような声
それでも今、自分を抱きしめている相手には聞こえたのだろう。

そして、あくまで自分の憶測だが、青年は今、笑顔なのだろう。
あの頃、自分がまだ「王」だった頃にみなれた、
例えるならばそう、向日葵のような笑顔なのだろう。

何故解るかと問われればこう答える。

「尻辺りに尻尾の幻覚が見えるからです
しかもその尻尾をめちゃくちゃ振っているからです。」と

見慣れていた 銀髪の髪の毛と、
今は閉じているだろうが、真紅の瞳を持った青年。
過去、自分の賢臣だった青年、確かその名は――

「アルトリア、アルトリアッ」

混乱した自分の脳が答えをはじき出すまえに
言霊に確かな力をもった青年の言葉に、自分の思考は遮られた。

より一層腕に力を込める青年の背中に、自分も腕を回して。一言、言う
「私もです。」と

その直後に青年の尻の辺りから生えていた尻尾の幻覚の
左右に振る尻尾の速度が速くなったのは、自分の気のせいではないと、そう思いたかった。


そして、急に家を飛び出したセイバーの様子を見に来たマスターである衛宮 士郎が
抱きしめられた自分のサーヴァントを見て、放心状態になったのはまた別のお話。


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ぐはっ、第二話完成です皆様。
っと言うかあいも替わらず駄文ですね(汗)
進上するように頑張ります!

ではでは、第三話どうなるのかっ!

と言うか主人公君の名前はどうしたっ!

この先どうなるか、それは作者にもわからないのであった!!(駄目ジャン)

4: 空海 陸 (2004/03/26 22:53:44)[kazuma7323 at ybb.ne.jp]



くりくりっとした黒い瞳を限界まで見開いている藤ねぇと、

今だ放心中の士郎 (もりかしたらキリツグと遇っているかもね☆)

何故か顔を真っ赤にしてあたふたしているセイバーと

後から来てあまり事情が飲み込めていない桜

そして、呑気にお茶をすすっている青年一人。

……THE・万国びっくりフェイスショー 
衛宮宅にて現在進行形で開催中。


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Fate/stay night IF.
―  waltz 円舞曲 ―

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「……で、彼はセイバーちゃんの彼氏なのかな?…」
やっと、と言った感じで藤ねぇが口を開ける。

「いやっ、決し「僕は前世ア…今はセイバーですか。
まぁとにかく、セイバーさんの賢臣だっただけです。」
遮られた前者が消えて、割り込んできた後者が力を持った
言葉を遮ったのは青年、その真紅の瞳に確かな光を宿し。


そしてその言葉に唖然とする奴2名 桜と藤ねぇだ (士郎にいたっては今だ放心中)

「「ぜっ、前世…?」」

見事にはもった声。
これもやっぱり桜と藤ねぇ (士郎にいたっては今だ放心中)

「信じてもらえなければそれまでですが。」
やはりお茶をすすりながらと言う青年


「あー、自己紹介がまだでした、
前世の名は イングリット・フォスター
今の名前は、三笠 シモン。」
何故だか知りませんが、前世の記憶があるんですよね僕には。
と一言付け加えて語る青年。
そして、開いた口がふさがらないと言う比喩がぴったりな状態の桜と藤ねぇ 
(士郎にいたってはまだ帰ってこない)
セイバーは三笠の言葉にうんうんと頷いている。


THE・万国びっくりフェイスショー 
衛宮宅にてやっぱりまだまだ現在進行形で開催中。

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ぐはっ(吐血) 短っ。そして話がすすまなーい。
すみませんすみません、今回何だかギャグですギャグ。
シリアスな要素一つもなしっ(汗)
この作風が皆様に気に入っていただけるかどうか…。

つーかあれですね。


士郎戻って来い。



5: 空海 陸 (2004/03/27 14:22:57)[kazuma7323 at ybb.ne.jp]



「……何?何なのよ この状態。」
思わず眉を顰める。
朝食を失敬しようと士郎の家に押しかけて見たらこの有様だ、
まるで…面白い顔展示会。(鋭いな)
呆然としている桜と藤ねぇ (士郎は… 魂抜けてるわね)



「やっ。」



声がしたので視線をそちらに向ける。
そして一歩あとずさる  With 顔面蒼白

………THE・万国びっくりフェイスショー 
新顔入荷でバリエーション アップ。



「せっ、先生 ですよね……?」
できればNOと答えていただきたいな。と言うかお願い、NOといって下さい なんて悲痛な思い。



「ご名答。」


届く筈もなく、


あぁ神様、私が何かしましたか?


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Fate/stay night IF.
―  the concept 曲想 ―

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「「「「先生って?」」」」

声がはもる 綺麗な混声三部合唱
桜 藤ねぇ セイバー そして帰って来た士郎。



「正確には師匠の師匠 …つまりお父様の師匠。」
はぁっ、と大きく溜め息を吐く。



と言ってもその時の名前はまた別だけどねー 何せ前世だからー。

横から割り込んできた先生の声はなんて言うかもう のほほんとしてあの頃の先生を思い出した。 
…背筋に悪寒が走ったけど。
……心の中でガント打ち食らわしてやったけど。
………ひらりと かわされたけど。



「因果って言うのかなぁ、こう言うの」
素敵な笑顔をオプションにして 言ってくれますこの人。



「あぁそうだ凛 僕の部屋、まだ残っているよね?」 ニッコリと。

…住む気ですか先生。
庭から誰かがカメラとパネルを持って出て来るのを私は一日千秋の思いで待った けど。

「当たり前じゃないか ちなみにドッキリでもなんでもないからね。」


まったく、この人には人の心を見透かすセンサーでも備わっているのだろうか。
私の考えたことを的確に射抜いてみせている。

適わないわね。ぼそりと呟いてみた。

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今回も短い。そして話が進まないのはいつものこ(略)
主人公君、最初は遠坂嬢の元下僕にしようと思いましたが
先生と言わせたいが為師匠に大変身―。

…え?駄目? 師匠だめ?


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