fate/unlimited blade works side story 第一章 (M:凛 傾シリアス


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1: yuzu (2004/03/19 22:43:28)

この物語はセイバーend後を想定しています。しょーむないかもしれませんが最後までお付き合いいただけたら光栄です。

fate/unlimited blade works side story




 ――"I am the bone of my sword(体 は 剣 で 出 来 て い る)"

――Steel is my body, and fire is my blood(血 潮 は 鉄 で 、 心 は 硝 子).

――I have created over a thousand blades.(幾 度 の 戦 場 を 越 え て 不 敗)

 ――"Unknown to Death(ただの一度の敗走もなく)"

 ――"Nor known to Life(ただの一度も理解されない)"

Yet,those hands will never hold anything(故 に、 生 涯 に 意 味 は な く)――




聖杯戦争より既に5年がたとうとしている。俺、衛宮士郎が正義の味方になるために家を飛び出してもう四年。
いろんな国を回った。争いごとがあれば積極的に参加し、できるかぎり人を救った。
魔術の使いすぎのためか、髪の色素は抜け落ち、肌の色は変わってしまったかもしれないが、そんなことはどうでもよかった。
報酬も見返りも必要なんかなかった。争いごとが終わってみれば、争いごとの張本人だといわれ、追われたこともあった。
それでもよかった。達成感だけで十分満足できた。
今回も争いごとが終わり、違う国へ旅立とうと準備を始める。

―――――――ふと、置いてきた家族のことが気になった。


料理がうまくておとなしくて、そのくせに頑固なかわいい後輩。
めちゃくちゃで、わがままで、子供っぽくて、それでも自分の苦しいときに慰めてくれた姉。
共に聖杯戦争に生き残り、一端の魔術師。そのくせ甘いところがあり、ここ一番で大ぽかをやらかすあかいあくま。
自分の姉かも妹かもしれない人。雪がすごく似合う少女。子供のように無邪気でそのくせ一人前の大人のしろいこあくま。



そして―――――――――――――――。
もういなくなってしまった、最愛の恋人。
目を閉じればあの姿を確実に思い出すことができる。
融通が利かなくて、食いしん坊で、岩の用な精神があって・・・・・・・・。


「――――――アルトリア、俺はがんばってるよ・・・・。」
思わずつぶやく。
いかんいかん。何感傷的になってるんだ。正義の味方を目指すと決めたんだ。ならばまだまだすることは沢山あるはずだ。
頭を降り気合を入れなおす。
「それにしても冬木市か・・・。様子見に行くだけでもいくかな・・・・。」







「しっかしここも本当にかわらないわね。」
倫敦から飛行機でゆれること10時間ちょい。私は冬木市についた。4年の前のまんまだった。
ちょっと残念な気がすこし。かなりほっとする気がめいいっぱい。あとは・・・
「で、これからどうしますの?ミス・トオサカ。」
なんでこの女と里帰りしなければいけないのかという気が、私に何もいわずに飛び出して行ったあの馬鹿に七年前の思い出全部あわせてガンドの嵐分。
「どうしました?ミス・トオサカ。すこし疲れましたの?」
「いいえ。なんでもございませんわ、ミス・エーデフォルト。すこし感傷に浸ってただけですわ。」
「そうですか。私にはすこし理解しにくいですが、故郷というものはいいものですわね。それで、これからどこにいくかあてはありますの?
ないのならば、宿だけでも確保しとかないといけないですわ。」
「それでしたら、ご心配は要りませんわ、ミス・エーデフォルト。知り合いの家があります。そこへ参りましょう。」
私は言い終わらないうちに歩きだす。ルディアは何も言わずについてきてるようだ。
思わず頬が緩む。

さぁ、4年ぶりの再会を果しにいきましょうか―――――――。



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あとがき
自分で書いててまわりくどい・・・・・。
もうちょっとさくさくいったほうがいいんではないだろうか・・・。
まぁ、なんとかなるさー(何
一応セイバールート後ですよ?(汗
セイバールート後でも凛×士郎になってもいいんではないのか!
と思いつきで始めたわけですが・・・・。
気長によろしくです(汗


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