注意1:解る人には解るネタがいきなりあります。嫌いな方は素通りして下さい。
注意2:今回の話も1:誰かの行動 2:それに対する士郎君の感想及び行動。
といった形式になっております。この展開がもうお腹いっぱいでいらない
という方等はブラウザの戻るでお戻りください。
以上の注意点に気をつけ読んでもよいと思った方はしたへどうぞ。
「I am the bone of my sword.」
「――unlimited blade works.」
自身を魔力回路とする呪文が、
剣の丘と赤き空にこだまする
無限に錬鉄される宝具たちが、
今日も本物とは一味違うのだよ、
と、新たに剣の丘に突き刺さっていく。
唯一つの正義を信じる心身を包むのは、赤い色の外套。
固有結界アンリミテッドブレイドワークス
前を見つめる視線は泳がさないように、
赤い外套は翻すように、
堂々と歩くのがここでのたしなみ。
固有結界アンリミテッドブレイドワークス
ここは無限の剣製の丘
なんだ・・・これ・・・?
fate/stay night もし12
今日"も"散々だった。
疲れた体をおしてバゼットのマンションから食材を買いつつ家に帰宅した訳だが。
帰るなり虎が
「なんか士郎から泣き黒子の似合う美人な女の人の匂いがするー!!!」
がおおおおおん!!
吼えた。
これでもかと言うぐらい吼えた。
背後にはデフォルメされた虎の絵がはっきりと見えるほどだ。
おそらく隣3件には余裕で聞こえたであろう声量だ。
また白い目で見られるのだろうか?
それとも殺意を含んだ視線に晒されるのか?
もうどうでもいいけど。
その、丸で見ていたかのような虎の発言は、
戦略核の如き衝撃を衛宮家にもたらした。
この数日で何度目だよ、
いい加減マンネリではないのか?
「衛宮君?
私を殺、・・・汚した責任取ってくれるのかしら?」
アカイマオウが言う、何かどっかで聞いたことのあるようなセリフを言おうとしたな。
使いまわしは常套手段だがパクリはいかんよパクリは、訴えられたらどうするんだよ?
「し、士郎、
え〜と、その私もムネをその……ゴニョゴニョ」
上目使いライダーさん・・・テイクアウトの用意は十分か?
「・・・・やっぱ・・・・私が・・・・殺・・・・。
・・・・・・先輩・・・・・・欧・・・・切・・・。
・・・・・殺・・刺・・殺・・喰・殺・・クスクス・・・」
あ、あの桜さん?
ものすごく怖いのですけど?
「ふむ、今度は誰を落としたのだ?
・・・全くこれでは完全に別人だな」
赤いの貴様何が言いたいんだよ。
バーサーカーは特に変わりはない、何時もと同じだ。
「シロウ、私のご飯も作らず他の女性と逢引していたのですか?
それだけ元気があるなら後で道場で一汗かくことにしましょう。
拒否したら・・・解ってますね?」
フルアーマーなセイバーさんが言う。
セイバー、純真な君は、
あの初めて会った時の君は何処に言ったのですか?
ん?
ロリ姉と元凶の虎姉はどうした?
美綴もオレが帰って来た時点で居たはずだが。
あ、美綴さんオレの最後の砦の台所でなんばしてよっと?(何語だ?)
おい虎、摘み食いしてんな。
するならせめてセイバーも連れてけ、危険が減るだろ。
台所の藤ねえに対して念を送る・・・気づく訳がない。
ロリ姉は・・・寝てる。
この騒ぎの中、まるで猫のように縁側で寝てる・・・これはこれでよし!
そんな萌える姉を見てオレは場の沈静に向かう。
その結果オレの人生の数日が彼女たちの手に渡ったことをここに明記しておく。
喧騒の後は昼には遅すぎたので早めの夕食となった。
美綴の料理は美味しく
「これなら直にでもお嫁さんに行けるな」
と、自爆したりしたが概ね平和だったであろう。
美綴は顔を真っ赤にして伝説の
”イヤンイヤン”
をやっている・・・萌えだよ、これは萌えだよ!
ほのぼのとした中、殺気と共にオレに隠れ、
台所でジャンケンをしている彼女たちは見なかったことにする。
今日一日もとってもハードだったためだろう、
自室に戻るなり布団をひき倒れこむ。
よし寝るか、
即座に睡魔にやられつつ目を閉じていくなか、
一緒の布団に潜り込んでくる
誰かを見た・気が・・し・た。
・・・いい夢が見れるといいな。
続く・・・のか?
あとがき
どうも久遠です。
この形式の話がとっても書きやすいのですよ。
自分的に一人称はこんな感じなのかなと。
どうか笑って、もしくは見なかったことにして見逃してくれると助かりますです。