剣の騎士はお姉様。第二話 学校の非日常 Mセイバー 


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1: くぅ (2004/03/05 23:11:42)

無事に食事を終え、支度をして家をでる。
此処までの流れに一切滞りはなかった。
藤ねぇも静かだったし(セイバーと何か話してた)
桜は桜でいやににこにこしてたけど(なんかすこし怖かった)
まあ、何とか無事に学校に行く事が出来た。

そう、登校の間だけだったのだ。無事だったのは。

「みんなおはよー!」
と、藤ねぇが今日も元気だ御飯がうまい。
みたいな声で教室に飛び込んでくる。
まあ、コレはいつものことなので皆慣れっこになっている。
話の内容は、最近物騒だから早く家に帰れというような内容だった。
・・・
「あ、そうそう。今日から、英語の時間に特別講師の人が来ます。仲良くしてあげてね〜。」
と、話は此処までで終わり、しばらくして1時限目がはじまった。
ああ、つつがなく過ぎていった時間たちよ。
君たちはこんなにもありがたいものだったんだね。
失って始めて気がついたよ。
・・・・

嵐は、4時間目におとずれた。

「は〜い、皆さん注目〜!」
藤ねえが教壇に立つ。
藤ねぇと一緒に教室に入ってきたのはどこかで見たことのあるお姉さんだった。
・・・セイバーじゃないかよ。
ああ、スーツに銀縁めがねなんてかけちゃって。
しかも、髪を下ろしてる。
・・・グッジョブ!!
「あの、衛宮リアと申します。これからしばらくの間、よろしくお願いします。」
・・・
この日、教室が沸いた。
『美人の女教師なんて無かったんだ!』とか言ってたY君は狂気。
『・・・美人の女教師?そんなもの、魔法でもない限り存在しない』と言ってたO君は鼻血を出してる
ほかにも男どもはそろって熱い魂の叫びをぶちまけていた。
・・・藤ねぇの立場は?と、聞きたくても聞けなかった俺を赦して欲しい。
だって、藤ねぇは人じゃなくて猛獣だったんだから・・・

「ちなみに、このリアさんはなんと、衛宮君のお姉さんなんだよ〜。」
タイガー、貴様。此処でナニヲイウカ。
苗字が同じだけだったら誤魔化せた物を・・・

「な・・・なに、本当か、衛宮!」
「本当の姉弟なのか?」
「衛宮君・・・不潔!」
「ていうか、絶対に血、繋がってないだろ!」
「オネェサマハァハァ・・・」
「衛宮君・・・あのお姉様、紹介して・・・」

ああ・・・当然こうなるんだろうなあ・・

「はいはい、士郎への質問はあとにして、授業始めるよう〜。教科書132P開いて〜」
・・・しかし、セイバー。良く今の英語とかつかえるな・・・
あ、日本語もいけるんだから大丈夫なのか?
流石英霊。
・・・

無事授業も終わり、昼休みは俺への質問タイムで終わってしまい、
いや、終わるかと思われた。
・・・アイツが、あかいあくまが現れるまでは。

「失礼します。」
凛とした声。
教室の中が一瞬静寂に包まれる。
そして数瞬してから静寂の中に『おい、遠坂さんだぜ。』『誰かに用なんだろうか。』
などなど、そう言った者が混じってくる。
・・・あ、今一瞬、遠坂が物凄くいい笑みを浮かべた。

「衛宮君。ちょっといいかしら?」
遠坂が俺の目の前までやってくる。
「え?あ・・ああ、いいけど・・・」
「じゃあ、ちょっと一緒にきてくれないかな?」
一応尋ねる形にはなっているけど、有無を言わせない強さを持った遠坂の言葉。
「わ・・・わかった。」
遠坂が、俺の手をとって立ち上がらせる。
へえ・・・遠坂の手って、思ったよりも柔らかいんだな・・・
って、えぇ?
俺が面食らった表情をすると、アイツは
「どうしたの?『士郎』。そんなに驚いた顔しちゃって・・・」

「今、遠坂さん、衛宮君のこと、士郎って・・・」
「あいつ・・・まさか、弓道部のアイドル間桐さんだけじゃなく・・遠坂さんまで・・・」
「ていうか、アイツ、大人しそうな顔してやることやってるじゃん・・・」
「かわいい後輩同級生のアイドル・・・綺麗なおねえさん・・・どこのラブコメだよ・・・」
「そんな・・・衛宮君・・・貴方は柳洞君一筋じゃなかったの?」
・・・ああ、だめだ、教室、もういられる雰囲気じゃない。
そして俺は逃げ出した。
・・・遠坂の手を握ったまま。


そして、昼休みが終わる五分前。俺と凛は屋上に辿り着いた。


・・・・
あとがき
え〜・・・むちゃくちゃです。
まだまだ未熟以前の問題のようです。
・・・未熟者が一年以上もss書くのやめてたら此処まで酷くなるのか・・・
あと、セイバーさんの衛宮リアのリアはアルトリアからです。当然。
つーか、補間修正しないといけない事が多すぎる・・・いっそのこと書き直してやろうか・・・


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