聖杯戦争、、、、、、、、この戦いでオレは一番大切な人に出逢い、そして別れた。
それから衛宮士郎は何をしているかとゆうと、、、、、、
「ふう、今日はこれくらいにしておくか。」
んーーーと背をのばす、時間は零時を過ぎたくらいだ、聖杯戦争が終わりなにが
変わったと言えば特になにも変わってない、衛宮士郎はいつもどうりの毎日を
送っている。変わったと言えば夜の鍛錬をより熱心にやるようになったくらいだ。
「もっと巧く投影出来るようにならないとな。」
オレに出来るのはこれだけだからせめてこれだけはちゃんと出来るようになりたかっ
た、そうすればこの前みたいな事があっても少しはうまく立ち回れると思うから。
「にしても今日は終わるの早いか、、、、。」
いつもは一時過ぎまで集中してやるのだが、、、、今日はなんとなく気分がのらなか
った、なぜだろうと思い空をなにげに見上げる。
「ああ、そうか月がこんなにも綺麗だからか。」
そうして縁側まで歩いて行って腰を掛ける。そうして少しだけ思い出すもう戻れない
あの時を、、、、、、、、、。
「シロウ、なにをしているのですか。」
縁側に座っていたオレにセイバーが話しかけてきた。
「なにって月見だよ、今日は月が綺麗だからさ満月じゃないけどいいかなって思ってさ。」
「なるほど、それでそのお茶とだんごはなんなのですか。」
「えっ月見といえばおち茶とだんごだろ。それが日本の風習だぞ。」
むんっと胸を張る、別に胸を張る必要はないのだけれどなんとなくしてみた
「ふう、戦いの最中だというのにあなたという人は、、、、、、。」
あきれながらも同じように腰をおろすセイバー、オレは近くにセイバーが
いると思うと心拍数がかってに上がっていく、うーー落ち着けオレ。
「なにをしているのですシロウ、私にもお茶をいただけないでしょうか。」
「えっあ、ああ悪いぼけっとしてた。」
なぜセイバーにお茶を入れなければならないのか、そういう疑問も浮かんだ
が一諸に月見をしてくれるというのならばよしとしよう。そうしてしばらく
二人で月を眺めていた、おかしかったのはだんごのほとんどをセイバーが食
べたことだろう、それがなにかほほえましくてうれしかった。そしてセイバー
を見る、彼女の横顔は綺麗だった月の光を浴びている彼女は神秘めいた美しさ
おたたえていた、だからよけいに辛くなるなぜ彼女が剣を取り戦ねばならない
のか、傷つく姿なんて見たくない、彼女には日常のほうが似合っていると思う
このことを彼女に言っても否定されるだろう。
「私は戦うために喚ばれたのです。それだけの存在です。」とそう言うだろう。
それがくやしかった、なみかしてやりたいのになにも出来ない自分に腹が立つ
「シロウどうしたのですか?。」
気が付くとセイバーがこっちを見ていた。
「ん、ああなんでもない月が綺麗だなって思ってただけ。」
そう答えると
「ええ、たしかに今日の月は綺麗です。月を見てお茶を飲むなどいうことは初めて
なので新鮮です。こういうのもいいものですねシロウ。」
そう言って笑い返すセイバーの顔は月が霞むくらい綺麗だった。
そうして月見が終わり部屋に帰る途中。
「シロウくれぐれも土蔵の中で寝ないように。」
「ああ、解ってるからにらむのはやめてくれ逆に土蔵に逃げたくなるから。」
「むっ解っているのなら今後土蔵に行くのはやめてもらいたいですね。」
「うっ善処します。」
「ふう、それではシロウお休みなさい。」
「ん、おやすみセイバー。」
そして一人になる。
「まあなんとかなるか。」
セイバーの笑顔を見れたのがよかったのか心の中がすっきりしている。そして
布団に入り眠りにつく。
そんな数少ない日常、そしてその思いでの全てが衛宮士郎の力、その思いが誓い
けして色あせない心だから進む立ち止まらずに前に。
そしてつぶやく「今日も月が綺麗だよセイバー。」
その声は静かに夜の空に吸い込まれていった。
おわり
あとがき 駄文です。初めてなのでさくっとながしてほしいにゃ、なんかこう
かきたくなってかいたのでこうにゃーーーーと流してくださいにゃ。