PM8:37
男性浴場
「諸君!機は熟した!今こそ立ち上がろうではないか!」
秘境突撃部隊、大佐、秋巳大輔
「大輔さん!着いていきますよ!」
秘境突撃部隊、軍曹、乾有彦
風呂場で馬鹿する二人
「あの〜・・・大輔さん?」
秘境突撃部隊、中尉、遠野志貴(絶倫超人)
「無駄だよ遠野くん・・・ああなった大輔さんは止まらないんんだ・・・」
秘境突撃部隊(仮)、軍曹、黒桐幹也
「それでは作戦会議に入る!昨日、勇気ある若者が壁を越えようとしたがあえなく失敗した!その反省を踏まえて新たなルートで攻略をする!」
と風呂場なのにどこから出したのか女風呂場の見通り図とこの一帯の地図と磁石に黒板を出した。
「大佐!そのルートとは?」
元気よく手を上げる有彦
「うむ!今回は女性陣の死角から攻める!」
むっふん!と胸を張る
「つまり?」
尋ねる有彦
「あそこだ!」
ビシッ!指さす方角は・・・・
「・・・・山?」
山
「そうだ!山!山岳地帯を進めば秘境に辿り着く!」
「おおっ!」
有彦の拍手の嵐
「さらに!闇の中に身を隠せば悟られる心配は無い!」
たしかにいい方法だけど・・・
「大輔さん・・・・」
「どうした?幹也軍曹?」
「この格好で行ったら風ひきますよ?」
風呂場=裸、腰にはタオルだけ・・・
「・・・・・・・」
黙る大輔さん
どうやらこの事はは考えていなかったようだ。
「ふっ・・・さすがだ!幹也少尉!」
軍曹から少尉に昇格
「はあ・・・」
もう着いていけないご様子
「しかたない!昨日と同じルートで行こう!」
「また桶を一直線に積むんですか?」
「安心しろ、遠野!今回は脚立を借りた!」
と脚立を4つ取り出す。
お前は蒼いネコ型ロボットか?
「・・・・どこから?」
「女将さんから」
「女将さん何か言った?」
女将さんも脚立が4つも何に使われるのか気になるはずだ。
「確か・・・『風呂場は滑りますから怪我をしないようにしてくださいね?』」
「ばれているな・・・・」
――ばれていると言うよりも・・・・協力?
「まあいい・・・攻略準備開始!」
大輔さんが号令を出す。
「イエッサー!」
桶を兵隊さんの帽子のように被りながら脚立を配置する。
PM8:45
作戦名、ドキドキパラダイス偵察(覗く)
「さあ・・あと少しで秘境が・・・」
あと一段上がれば塀を越え秘境が・・・
「いい度胸ね?」
「見損ないました。」
「覚悟してくださいね」
「懲りない人ですね〜?」
「最低です。」
「・・・・・」
「完膚なきまで破壊します。」
「覚悟しやがれ・・・」
「私の手で葬ってさしあげます。」
「消えろ」
しっかりと迎撃準備が完了な女性陣
体には大きめのタオルが巻かれている。これはこれで良いものだろう・・・・
けどその手には・・・・魔弾(桶)が握られている。
「「「「やばい・・・・」」」」
男達は固まる。
この先に何が待ち受けているのか・・・・・・・
湯船に浮く4体の亡骸・・・
辺りには大量の桶が散乱している。
「ぐっ・・・あと少しだったのに・・・」
懲りない男1、有彦
「もう嫌だ・・・けどなかなかだったな・・・」
懲りない男2、志貴
「大輔さんに付き合ったばかりに・・・式、また胸が大きくなったな・・・」
懲りない男3、幹也
「諦めませんよ・・・橙子さん・・・」
懲りない男4、秋己大輔、独身