番外編・〜青子先生の特別補習その2〜


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1: グリフィンドール生 (2003/02/16 14:58:00)

ここは、主人公<遠野志貴>の通う学校に似た場所。
正門に一人の少年。身長は130程しかなく、腰まで届きそうな青い長髪が印象的だ。
彼が、ここに来るのは二度目だった。
「・・・何故・・・また、補習を・・・。」
と、言いながらも教室に向かう彼・・・無者であった。出番がここしか無い弱みである。

教室には、一人の女性。こちらも赤い長髪が印象的である。
「遅いっ、先生を待たせるなんて良い度胸ね。」「い、いえっ・・・。」
と言いながら辺りを見回すと・・・二人きりとわかった。
「先生・・・今日は?。」「ええっ、タイマンよ〜。」
彼女・・・蒼崎青子は笑いながら言った。

「・・・何故に・・・タイマン?。」
と言いながら教卓の正面の一番前の席に座る。
「簡単よ、一人は復活して、もう一人は私が気に入らないから。」
ああ、年齢を聞いたから・・・とは決して言わない。
「では、補習を行う理由は何ですか?。」「簡単よ、本作品の設定の説明が必要とアドバイスされたからよ。」
と言いながら遠い目をする青子。
「私は・・・出てないのよね・・・。」「・・・ううっ、武忌さんは復活したのに・・・。」
お互い悲しい事情があった。
「大丈夫よ。」「えっ?。」「あなたも復活の可能性があるわ。」「ほ、本当ですか?。」
うわ、すごく喜んでいる。
「ええっ、作者が<メルブラの隠しキャラの弓塚さつき>を出したら、その記念にやるって。」「わーい・・・ってそんなのかなり低いじゃないですかっ。」

注意、<あるキャラ>を使っていると低確率で出現するらしいが、作者は一度も見ていない。

「・・・さあ、始めるわよ。」「ま、また無視?。」




注意、作品がよく理解できていたり、読んだらおもしろくなくなると思う方は<戻る>をクリックしてください。
   また、今回は二人きりなのでセリフに頭文字はありません。




「さて、今回は合計53話になる

<最強の魔眼>
<法を守る者、法を破る者>
<漆黒の月>
<死月談話>
<そして物語は・・・>
<番外編・全ての支配者、全ての根源<蒼崎青子>お姉様の特別補習>
<真夏の終わりに・・・>
<死姫の遺産>
<死月と邪月と紅月>

に出てくる、<作者のオリジナル>の紹介ね。
今回は<用語>などの紹介をするわ。これがないと<人名>の紹介がうまくいかなくなるからね。」
「・・・あれ?、一つ・・・おかいしなタイトルが・・・。」
ギロッ。
「す、すばらしい、説明です。青子先生。」「・・・よし。」
ああ、僕は後どれくらい生きて(作品では死んでる)られるんだろう・・・。





「さ〜て、まずはここまでの時代背景を見ましょうか?。」
「・・・いつの間に・・・教科書が・・・。」
今回は武忌が居ない。
「え〜と、月姫が<西暦2000年>の話だから、<メルブラ><歌月十夜>の年、<西暦2001年>ですね。」
「あら?、どこから2000と判断したの?。」
「シエルルートの<茶道室の戦い>の後の<遠野志貴>の夢の中の<凱旋門のシーン>の辺りから
 
1、シエル・・・エレイシアは1976年生まれ。(歌月十夜で5月3日)
2、16歳にロアが覚醒。

と明記されていて、<月姫本編>ではそれが<8年前の出来事>とされてますから

1976+16+8=2000

まあ、色々な他のSSでシエルさんが<2?才>になってますから知ってる人は多いと思いますけど・・・。」
「ええ、その通り。ちなみにこの作品の現在の季節は<9月>とされてるわ。・・・彼、受験生なのよね。」


「それじゃあ次は<用語>。そうね・・・、<魔の三大勢力>について答えてみて。」
「はい、<魔の三大勢力>

<死徒27祖>
<8魔道星>
<邪皇14帝>

の事を言います。<27祖>は本編ではまだあまり明かされてませんが、、吸血鬼の集団とされますね。
<8魔道星><邪皇14帝>は作者のオリジナルです。

<8魔道星>、<8星>とも称されますが、まだ作品では関わっていません。
       ただ、<協会>とは敵対関係です。

<邪皇14帝>、これは<鬼>の<邪皇>と称される中でも最強と言われる集団です。」
「では、<邪皇>の説明をして。」
「鬼には大きく分けて二つの名称があります。
<邪鬼>と<邪皇>です。
この二つは一般的に<魂を喰らえるか>の違いがあります。

<邪鬼>は人肉しか喰らう事が出来ません。
<邪皇>は魂を喰らう事ができます。
    
人の魂は霊子の率がかなり高く、それを喰らう事ができれば<鬼>自身の力も強くなります。
ただ、<邪鬼>の中にも実力がある者はいるので<邪鬼>が<邪皇>に劣る訳ではありません。
まあ、全体的に、<邪皇>が強いのでそう思われるのは当たり前なんですが。
後、<邪鬼>もそれなりにがんばれば<邪皇>に成れます。成り方は多種多様ですが。

ちなみに、僕も<邪皇>だったんです。しかも<14帝>クラスって言われたんですよ。すごいでしょう?。」
「・・・でも、死んだわね。」
「うっ・・・。」


「では、<兵鬼>は何なのかしら?。」
「<兵鬼>・・・そうですね<死者>と似ています。まあ、<死者>は<血を吸われた>なんですが<兵鬼>は<魂を喰われた>なんです。
魂を喰らわれても<肉体>は問題ありません。だからそれに親が少し力を与えれば<死者>の様に<忠実なしもべ>が出来ます。
まあ、<邪鬼>は魂を喰らう技術が無いのでもてませんが。
それと、定期的に<人肉>を喰わせないといけないんですが、<皇>を名乗ってるんですから<しもべ>ぐらい居ないと・・・。」
「それだけかしら?。」
「えーと・・・ああ、<兵鬼>はもう<魔>に属するんです。だから<親>が何らかの原因で死んで支配が無くなると<負のエネルギー>が集まって<邪鬼>になります。
ここまでいくと人格が生まれます。ベースは生前の脳になりますが基本的に凶暴になりますね。」
「良い感じよ、そう言えば<鬼>はどうやったら生まれるのかしら?。」
「<鬼>、天災や戦争で死んだ人、或いは人達の怨念から生まれます。それ以外に<精霊><幻種><死神>等が<堕ちる>事でも成ります。
まあ、このレベルだと最初から<邪皇>に成りますがね。」


「<死神>はどういう物なのかしら?。」
「えーと、<死神>は魂の管理者、冥府の代行者とも言われますが、要は<魂の循環>を守るのが仕事ですね。
仕事として死人をあの世に導くのが仕事ですが<魂の循環>を乱すものには容赦なく攻撃します。
だから魂を喰らう<邪皇>と喰らう可能性がある<邪鬼>とは常に戦ってきました。
彼らは当然不老不死を詠う<死徒>も把握してます。ですがこれらは<自らの努力で手に入れた物>と判断されるため実際は把握してるだけです。
まあ、<生死の法則>に背いてはいますがそれら全てを狩る訳ではなく、あくまで<乱すもの>しか相手にしません。
ですから<現世>との関わり合いが少なく<協会><教会>の接触も稀にしかありません。」


「<あの世>に導いた後はどうするのかしら?。」
「そこからは<冥界の裁判官>の仕事です。<閻魔大王>や<アヌビス>が有名ですが実際は1000を超えます。
これらが死人相手に天国か地獄かを判断します。この辺りはよく知られてますがね。」
「全ての魂がそうなるのかしら?。」
「はい?・・・え〜と〜・・・ああ、いえっ、実は<転生者>は違います。
彼らは<生前の努力>で<転生術>を得ました。だから<死神>は裁けません。
正式な<記憶を持ったままの転生>も有りますが多くの審議を受けなければなりません。
まあ、こういう人達は生前に<転生術>を得られなかっただけなんですがね。」
「なかなか良い解答ね。」


「えーと、<鬼>の説明は良しとして・・・<狩人>はどうかしら?。」
「<狩人>ですか?・・・これはまだほとんど語られてませんね・・・あえて言うなら<協会><教会>とに対抗する組織の名称なんですが、これが原因で<協会>はあまり動けず<神無月千鶴>を<三咲町>に送ったんです。」


「<魔喰い>は?。」
「これは<闇の封印場所>の<魔界>に住む<悪魔>を喰らった者の事です。
大体のやり方は禁断の儀式である<魂を代償に願いを叶える>で呼び出した<悪魔>との契約を翻す事ですね。
まあ、これは<悪魔>が裏切って来る事があるので違反が向こうにある場合があります。
本作では<弓塚絵理>がこれになってますね。

にしても、主人公は<弓塚さつき>の葬式に行ってないように思われますね。
まず、家の場所を知りません。しかも彼女が死んだ後四季さんや秋葉さんとのいざこざがあります。
後、<弓塚さつき>は本編で<路地裏で大量の血>が発見されたと琥珀さんが言ってますから葬式は有ったと作者は考えています。
まあ、琥珀さんが嘘をついた可能性も無いとは言い切れませんが。」
「・・・まあ、余分な説明があったけど・・・良しとするわ。」


「大体こんな所ね。」
「えっ、まだ色々・・・例えば<今宮家>や<蛇神家>の関係や・・・。」
「まあ、その辺りは<人物の説明>でするわ。今回は<説明の土台>が必要だっただけ出し、<固有結界>の名称もその時で十分。
とにかく今回はここで切る。あんまり書くと混乱するし。」
「・・・はい、それでは今日はこれで終わりという事ですか。」
「ええっ、それでは、また。」





教室を出て行く先生を見ながら僕は溜息をついた。
「せめて、回想ぐらいは出たいよな・・・。」




後書き
 その3に続く〜。


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