こちらは「結末1」です。その前の「指輪と私(本編)」を必ず読んでからお読みください。
よろしいですか?
それでは
私は指輪の入っている箱に指をかける。そして箱を開いた。そこには
「どっきりカメラ」
「なんですか、これ?」
と書いてある紙が一枚
呆然としている私を見て兄さんは
「あはははははは、、、、、、」
腹を抱えて、笑い転げていた。
ピカッと暗くなり始めた。周りに急に強い光が突き刺さる。
「はい、秋葉様いかがだったでしょうか。すっかり騙されてましたね。
それにしても志貴さん、私、顔負けの熱演でしたね。後ろで聞いてた私や翡翠ちゃんもどきどきしちゃいましたよ。
って志貴さん、そろそろ笑うのやめないと」
兄さんは砂を払って立ち上がると
「ああごめん秋葉、でもさ、お小遣いもらってもいない俺が指輪なんて高価なもの買えるわけないだろう。
あ、それと琥珀さん、演技の稽古付き合ってくれてありがとうございました。」
「はい、面白そうでしたからねー。でもあまりにうまかったので翡翠ちゃんが
飛び出そうとしたり、泣き出しちゃったりで大変でしたよ。」
「これも琥珀さんのおかげですよ、あーまだお腹が痛いや」
しばらく私は固まっていた。
「ほら、秋葉、早く帰らないと風邪引くぞ」
「少し風に当たらせてあげた方がよろしいんじゃないですか?」
「それもそうかな、じゃあ帰りますか」
兄さんたちは車に乗って帰っていった。
砂浜で一人残される私は一人叫んだ
「納得いきませーん!!」
キーンコーンカーンコーン
「教えて知恵留先生の時間ですが、今回の補習は遠野志貴がお教えします。
うん、今回の秋葉の間違ってたところはどこかな、翡翠」
「はい、志貴様にバイトを認めなかったところです。」
「うん、そうだね、でもちょっと違うかな」
「といいますと、、、私からは申し上げることはできませんが」
「多分、翡翠も考えたと思うけど、『最初から問題外』だったんだよね(この世界では)」
「とてもかわいそうな気がしますが」
「でも代わりに翡翠を選んだんだけどそれじゃ駄目かな」
「そんなことは(照)」
「翡翠、」
「志貴様」
ガララララ
「兄さん、いえ先生私も補習に混ぜて欲しいのですが(怒)」
「いや、秋葉は成績がいいから補習の必要はないんじゃないのかな」
「いいえ、必要ですわ、兄さんの愛の補習が、というわけで兄さーん」
「こら、やめ、翡翠も助けて」
「志貴さんがバッドエンドに行ったのは私を選ばなかったからですよ」
と影で誰かさんが笑っていたとか何とか
あとがき
当初頭の中になかったオチ、書いてる最中に思いついたオチでもっとも良かったものを採用
んーでも夢オチに似てるかな。