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紅月生馬
遠坂の弱点1:押しに弱い
〃 2:嘘を言えない
〃 3:夜の儀式に弱い
〃 4:美綴に弱い
〃 5:一成と関わりたがらない etc…
それが俺の握る遠坂の弱みだった。
それが分かったのは聖杯戦争も記憶の彼方へすっとんだ頃、2年の終わりが近づいてきた時の話だ。
いつもの様に俺が弁当を持って走る。っといってもすぐそこのクラス。
「おいっ・・・遠坂・・・さん」
あぶねぇ呼び捨てする所だったぜ。
「あっ、シ・・・衛宮君、ありがとう」
遠坂とギクシャクした変な丁寧語を使った会話をする。
そして屋上で昼食をとる約束をして4時限目に臨む。
なぜ昼休みに弁当を渡さないのかって?
弁当渡して2人ともどこか行ったら怪しまれるだろ?
そういう俺の配慮なわけだが納得していただけただろうか・・・
4時限目は運がいいのか悪いのか藤ねぇの英語の道場だった。
授業が始まる。空いた席があるがそれは慎二の席だ。聖杯にされて酷い目にあったから家に籠もったままだ。そのうち学校に顔を出すようになるだろう・・・
しかし今日の授業は・・・
耳に入らん。
耳に入るが抜けていく。
今回は後者だった。右から左へすぅ〜と遠坂の吐息みたいに抜けていく・・・
そうそうあの唇から・・・精神衛生上非常によろしくない。
煩悩を吐き出し理性を燃やせ。先生がリピートアフタミーって言ってるじゃないか。
「Unlimited」
「アンリミテッド」
周りが繰り返す。
「無限の、とか無制限のっという意味でぇす。はい次はblade」
「ブレイド」
「意味は刃物とか剣とか、そこらへんでぇす。はい次works」
「ワークス」
何故3人称なのかは今回はあえて伏せておこう。
「動詞では働くという意味がありますが名詞では作品などの意味もありまぁす。ではこの3つ続けて言いましょう。Unlimited Blade Works」
「アンリミテッド ブレイド ワークス」
そこで藤ねぇは俺を指さすと
「士郎!意味は?」
なに・・・不意打ち・・・俺は席を立って言った。
「無限の剣制・・・」
しまった。なんか凄い言い方をしてしまった気がする。
藤ねぇは顔を一瞬しかめると悩んだ末にパーフェクトと一言言って流した。
なんか意味ありげな内容だな・・・とぼやいたが藤ねぇには聞こえなかったようだ。
そして時計の短針と長針の追っかけっこは続いた。
「授業終わるまで後20分かよ・・・」
俺は20分後の遠坂との昼食を頭に思い浮かべながら俺ってやっぱ遠坂の溺れてるんだよなぁとかつくづく思い苦笑する。
「簡単な英作文ですね、はい後藤君解答をお願いします」
俺は机に肩肘をついて席を立った後藤君を見た。
「He likes Rin」
ぶっ・・・なんだ。なんでここでリンっていう名前が出るんだよ。
「はい、では続いて氷室さん」
名前の通り顔の表情はほとんど氷の氷室さんが立った。
「It seems that he loves Rin.」
彼は凛を愛してると思われる。なんだそりゃ・・・そんな問題どこにもないぞ・・・
俺がアタフタしているのを見て察知したのか三枝さんが
「衛宮君、プリント落ちてるよ」
とコソッと言ってくれた。確かに俺の椅子の下に潜り込んでいた。
「ありがとう三枝さん」
そのプリントは藤ねぇ特製プリントだった・・・何を思って作ったのかリンというキャラが英文に出ているのだが・・・
「では次、柳洞君」
生徒会長こと柳洞一成が難しい顔をしながら英文を言った。
「I think it impossible for him to happy with her.」
クククッと藤ねぇがこっちを見て笑っているのが見えた。おかしいと思ったよ、この英文、彼たる人物はまさに俺としか思えないからだ。
ちなみに英文の意味は、私は彼が彼女と幸せになるのは無理だと思うよっとこんな感じである。調子に乗りやがって俺への宣戦布告か!?
「はい次の英作文をお願いしまぁす」
「Do you think it dangerous that he have an affair with her.」
今度は、彼が彼女に関わるのは危険だと思いますか?っときた。
さらに英文攻撃は続く。
「It is said that he isn't quite successful.」
ぐっ・・・彼は彼女と上手くいっていないそうだ・・・ときた・・・俺をバカにしてそんなに楽しいか藤ねぇ・・・
「It is believed that he think she loves himself,」
彼は彼女に愛されていると信じている。
そうさ、信じてるさ、信じて何が悪い、信じないと2人の関係は続かないだろうが。
そして残り少なくなり一番最後の問題になった。
「はいラストね、それじゃ衛宮君お願い・・・」
「If he loves her, it follow that he is guilty.」
彼が彼女を愛していたら有罪だ。どこの次元の話だ・・・全く・・・
「それじゃ授業時間ももうないし・・・最後の質問でぇす。このプリント私がこのクラスの誰かを見て作成しました。さてその誰かとは誰でしょう?」
俺と遠坂の関係を知っている一成と美綴は笑いを堪えていやがる。
他の連中は分からないようだが・・・
「では2連続当てちゃうぞ、衛宮君!さてこの人物はいかに?」
くっ・・・そんなに俺で遊びたいか?そんなに俺にかまってほしいか?この野郎・・・
「黙秘権を行使します・・・」
「士郎・・・そんな事言うなんて、お姉さん悲しいよ、手塩にかけて育てた弟がこんな事を言うなんて・・・」
「手塩にかけるどころかほったらかしにされてた気がするが・・・」
「それは何かの勘違いでしょう?」
藤ねぇ・・・最後笑ったぞ・・・何か企んでいる・・・ここは藤ねぇの弱点・・・弱点弱点・・・あっ・・・
「先生、この答え言ったらショックで明日の朝飯作れません・・・」
とった俺の勝ちだ・・・
「それじゃ桜ちゃんに連絡しないといけないね」
「すばしっこい虎め・・・」
俺は窮地に立たされていた。全員の目が俺に向けられる・・・早くせねば○シーンにいけないだろうが・・・
「先生、もしかしてリンたる人物はあの遠坂さんですか?」
誰かが馬鹿げた質問をした。一成が笑いを堪えてるのが見える、そんなに楽しいか?人の不幸がそんなに楽しいか?
「遠坂さん以外に誰がいるというんです?」
「ではその彼という人物と遠坂さんは付き合ってるんですか?」
「それはその人本人に聞いてください・・・」
そこで神の手が伸びた。
キーンコーンカーンコーン・・・
鐘が鳴った。助かった、助かったんだな俺・・・
「あら、チャイム鳴っちゃったわね、それじゃ終わろうか?」
「工工工エエエェェェエエエ工工工」
クラス中から声が飛ぶ。
「気になる人はこのクラスに本人がいるんで探してみてください」
そういうと礼もせずに職員室に駆けていった。俺も終わったのが分かるとさっと弁当箱を持ち、遠坂とは逆ルートで屋上へ上がろうと駆け出す。が・・・
「衛宮・・・お前もとんでもない目にあったな」
と弓道部主将が現れた。
「もう俺の傷に触れないでくれ・・・切開された気分だよ」
「まぁまぁ、周りからバレない様に頑張るんだな」
肩をぽんぽんと叩かれ美綴は女子の群へ溶けていった。
「ったく藤ねぇもいい年こいて何なんだよ・・・」
俺は階段を一段飛ばしながら駆け上る。
ギギィィィ
っと耳を劈く様な音を出しながら扉は開いた。
さっと屋上で死角たるべき場所、遠坂との待合場所へ急ぐ。
「士郎、遅いわよ」
そこには待ちくたびれたといわんばかりのお嬢様がいた。
「結構急いだんだがなぁ、待たせてたみたいだな、ごめんったく藤ねぇが余計な事をするから・・・」
「いいわよ、実は私もさっき着たばっかりだし、で藤村先生がどうしたの?」
「藤ねぇの配ったプリントにリンていうのと彼という人物がいて、リンはお前な。その二人について日本語で書かれていて英文になおすんだけど、設定は彼がリンっていう女の子が好きっていう物でさ、美綴とか一成は爆笑してるし・・・挙句の果てに藤ねぇは彼とは誰でしょう?って俺にきいてきやがって・・・明らかに彼は俺だし・・・」
「それで自分自身ですって言ったの?」
「まさか・・・黙り込んだに決まってるだろ・・・」
「そうか・・・士郎は私の事が好きじゃないんだ・・・ふ〜ん」
お嬢様は拗ねてしまった。半分わざとなのは分かるが・・・
「クラスで俺ですなんて言ったらどうなると・・・」
「分かってるわよ。でも、今ならどう?」
この状況に選択肢など存在しない。2人きりだし・・・
俺は好きに決まってるだろっと言って強制的に唇を奪った。
「ん〜ん〜んん〜ん〜(士郎、何するのよ)」
遠坂は少し抵抗があったのか最初は反応が鈍い。しかしだんだん反応も良くなってきて
俺は舌で彼女の口をこじ開け中をなめる。
遠坂の弱点1、押しに弱い
上唇を吸って、舌を舐め、唾液を流し込み、彼女の唾液を吸う。
「うん・・・ん・・・はぁ・・・」
だんだん頭が鈍くなり回転が遅くなる。
気付いたら唇を重ねておらず舌だけで交わっていた。
淫らな液が地面に音をたて落ちる。
「うん、はぁ・・・」
俺は右手で遠坂の乳房を服の上から揉んでいた。
「ちょ・・・士郎こんな他の人にみられたら・・・」
遠坂が何か言うが黙らせるため唇を塞ぐ。遠坂の体が火照ってきているのが分かる。
今度は左手でスカートの中に手をいれ綺麗な太ももをなぞる。
「はぁ・・・はぁ・・・」
右手で遠坂の制服の胸元にあるボタンを一個外し手を潜らせブラの上からそれを揉む。
俺の舌は標的を変え、首筋を舐める。
「あっ・・・そこ・・・ん・・・はぁ・・・」
「今日は駄目とか言わないんだ・・・」
俺は舐めながら耳もとで呟く。
「そ・・・そんな・・・くっ・・・んあ・・・」
ブラの上から立った乳首を刺激する。
「んあぁ・・・そこ・・・」
「気持ちいいんだ・・・外でやるとやっぱ感じるんだね・・・」
太ももをなぞっていた左手を今度は下着の上から遠坂の花弁をなぞる
「くぅう・・・ちょっぬれちゃうから・・・はぁっ・・・う・・・」
そういう遠坂のそこはもうすでに濡れていた。
「何いってるんだ。もうグショグショじゃないか。もしかして感じすぎて分からなかったとか・・・」
「ば・・・そんなわけないでしょ・・・」
そう言い終わった時には俺の左手は下着の中に進入していた。
「んあぁぁぁ、そこは・・・」
俺はクリトリスを刺激した。
「い・・・だ・・・だめ・・・それ以上し・・し・・・」
遠坂の声は震えていた。このままやってしまいたいがここはあえて・・・
「分かった。遠坂が駄目って言う以上俺はもうしないよ・・・」
俺はスカートの中で溺れていた左手も、胸を愛撫していた右手も、うなじを舐めてた舌も全てを遠坂から離した。
「えっ・・・」
遠坂の目は虚ろだったが俺の姿を捉えているようだった。
「やめてほしいんだろ?さすがに屋上はまずかったな・・・ごめんな遠坂・・・」
こっちの欲望を抑えわざと言う。
「あ・・・謝らなくていいわよ・・・ただ・・・その・・・」
「ちゃんと言わないと分からない・・・」
「もう、やるんなら最後までしなさいよ、男でしょ!」
遠坂の怒鳴りはいつもの半分も威力はなかった。
俺はそれを聞いた瞬間、遠坂の足をかけ重心を俺が奪いそのまま優しく倒した。
「ひゃっ、冷たい・・・」
「そりゃぁ冬場のコンクリートだからな・・・」
俺はそのまま遠坂に覆い被さった。
「おい、遠坂さんを見たか?」
「後藤隊長、どうもこの階にはいない模様です」
「仕方ない、このクラス男子全員集めろ、一人ずつ尋問する」
「了解・・・」
後藤君の周りには一成も含め士郎以外の男子が集まっていった。
「おい衛宮がいないぞ・・・」
「まさか・・・」
後藤君の中には士郎と遠坂の2人が一緒に昼飯を食っている姿がうかんだ。
「衛宮を探せぇあいつは何か隠しているはずだぁぁぁ聞き出してやろうではないか」
そこで一成がフォローに入った。
「なら昼休みが終わってからでいいではないか、時間は十分にある・・・」
しかし、後藤君は即かえした。
「生徒会長たるものが奴の性格を知らぬのか、今までの行動パターンを見よ。しかも、今日はタイガーに虐められた後だ。昼飯食ったら帰るなんて事があってはどうする。そんなんでは明日になってしまう。明日になったら俺たちは忘れているかもしれん」
「確かに有り得ない事ではないな。十分あり得ると私も思う」
一成もその考えに反抗出来なかった。すでに前例がある以上0%というわけにはいかないからだ。
「ではお前ら2人は東階段側の教室という教室を全て探せ、そしてお前ら2人は西階段側の教室全てだ。そしてそこの3人は中庭を調べつくせ、そしてそこの8人はグラウンドで東西に4人4人で分かれ調べつくせ、弓道場裏の雑木林も探せ、残りは中央階段付近全てさがせ。見つけ次第逮捕、俺の携帯に連絡しろ。校舎組みは一階からしらみつぶしに探せ。これは時間との戦いだ。失敗は許されない。分かったならいけぇぇぇぇ」
すると男子たちはばぁっと散らばった。
後藤くんの能力、カリスマEX・・・そんなわけないがどちらにせよ凄い判断力というかなんと言うか・・・そしてその場に残ったのはボスの後藤君と一成だった。
「では私は食堂とあり得ないと思うが屋上を見てこよう」
「おっ、一成も乗ってくれるのか、お前の事だから馬鹿馬鹿しいというに決まっていると思ったんだが・・・」
「そうだ、そんなバカバカしいことの為に衛宮を巻き込むわけにはいかん・・・」
後藤君はため息をついて言った。
「どっちの仲間なんだよ」
「俺は自分の目しか信用せん、自ら赴くまでだ」
「わかったよ、いってらっしゃい」
一成は衛宮を救うべく立ち上がった。
「一成、私も一緒に行く」
「おっこれは綾子殿、綾子殿も?」
「今の話じゃばれるのも時間の問題よ。急ぎなさいよ」
「待て、廊下を走るのは校則違反であり、あの女狐から衛宮を救うのが使命である。そのためどんな関係かばれるのは大いに結構であるが俺は自分の目しか信用できぬ性質でね。それで重い腰を上げ、まずは食堂へ行こうとしているのだ。」
美綴は首をかしげた。
「人気のない場所と言えば食堂にテラスがある・・・状況は屋上と同じであるし確立は0ではない以上行くべきではないか?」
「行動理念は違うけどすることはいっしょのようね・・・」
一成と美綴の衛宮&遠坂救い隊がたった今発足した。
「結局、してほしかったんだろ・・・」
俺は前が肌蹴た遠坂を両手と舌で愛撫しながら耳元で囁く。
「しょうがないじゃない・・・士郎が・・・士郎がこんな・・・事・・・するから」
遠坂の弱点2:嘘が言えない
両手で胸を鷲?みにし腹部にある凹みに舌を這わす。
「こんな事ってどんな事?」
両手で乳首を軽く摘む
「あっんっはぁ・・・私に・・・言わせ・・・る・・・つもり・・・なの?」
腹部で臍を舐めていた舌で今度は乳首を転がす。
「あぁぁぁっ・・・っ・・・」
遠坂の口は半開きで虚ろな目をして俺を見る。
淫らな音がその場を支配する。一時乳輪を舐めまわし吸ったりして味を楽しんだ。
そして俺はスカートの中に潜り込んだ。
そこはメスの匂いの充満した花園だった。
そこを隠している最後の1枚を下に降ろす。
「ちょ・・・士郎・・・あぁん・・・ひゃぁ・・・」
曝け出された秘裂は蜜で甘い香りを放っていた。
「遠坂・・・お前って淫乱?」
「へぇっ?何・・・よくわかんないよぉ・・・」
俺は躊躇う事なく舌を使う。
「んはぁぁぁあ、・・・士郎の舌がぁぁぁ・・・」
俺は丁寧に舌でなぞりながら吸ったり中に入れたりした。
「士郎、もう挿れて・・・我慢できないよぉ」
遠坂の弱点3:夜の儀式に弱い
俺は納得いくまで舐めると自分の物を秘裂にぶちこんだ。
「くっ・・・・」
挿れただけで射精感が全身を走る。眠気など一発で吹き飛ぶ優れものかもしれないがそのまま意識が吹っ飛びそうになる。
ただでさえ滾って熱を持つ俺のものが膣の中がもっと熱いことを伝えてくる。
遠坂の膣は俺の種を搾り出そうとうねる。それが俺の物を一層膨張させる。
「ふぁぁ・・士郎の・・なかで・・・おおきくなって・・る・・・」
がら空きになった両腕をもう一度胸に這わせる。
「ど・・・同時に!?・・・ひゃぁ・・・んっく・・・い・・・」
半開きの口に俺の舌をいれる。
「はぁ・・・いい・・ふぁぁ、しろうの・・・んくぁ・・・ついて・・・おくに・・」
遠坂に残っていた一握の理性は快楽にのまれ、その突いてという言葉で俺の何かが弾けた。気遣うつもりなんてまんざらない。突いてといわれた以上突くまでだ。
ジュブジュブジュブジュブと奥深くまで突く。
「んぁっあっやっはぁっ・・・」
遠坂の声もリズミカルになる・・・俺の動きにあわせて呼吸する。
「はっ・・・そんなっ・・にっ・・はげっ・・・しいと・・・おかっ・・・しくなっ」
俺を飲み込まんとす膣の蠢き・・・
遠坂もさらなる快楽を自分の弱いところに指を這わす。
「やぁっふぁぁここ・・・いい・・・」
いつもの容姿端麗な遠坂の影はすでになく今は快楽に溺れたメスそのものだった。
「し・・・士郎・・・足りないもっと・・・強く・・・」
俺に突かれ自分の指で慰めているのにも関わらずにまだ求めてくる貪欲さ。
「くっ・・・まだ足りないのか・・・お前は・・・」
「もっと、もっと、ぐちゃぐちゃに掻き回してぇ・・・」
秘裂は俺と遠坂の液で溶けていた。その液にまみれた遠坂の指は自分の淫核を刺激していた。
「あぁぁあつい・・・なか・・・なかがあつい・・・あつくて・・・」
射精感が体全てを支配してしまい射精感自体が分からなくなっていた。
「あっやぁふぁぁぁ、んふ・・ふわぁ・・・」
もう何も考えていなかった。食べたくなる太ももや舐めまわしたいバスト。それさえも目に写らない。あるのは音と快楽だけ・・・
「ふぁ・・・あぁん、指・・・とまらないよぉ・・・」
淫核を刺激続ける遠坂の指は激しさを増す一方だった。
「あぁ、士郎の奥にあたってぇ・・・いやぁ・・・・」
絡んでくる遠坂のいくつも壁、それは俺にただ快楽だけを流し込んでくる。
遠坂の膣は気持ちよすぎる。
俺の腰の動きで震える遠坂の胸、頭の中にあるのはただ本能だけ・・・
「んあぁ、士郎・・・私・・・先に・・・イッちゃう・・・ん、くぅ」
遠坂の膣の動きが激しくなる。
「やぁ、はぁ・・・士郎も・・・一緒に・・・はぁぁあん・・・」
「あぁ・・・俺もそろそろ」
すでに準備完了しているそれを吐き出すため一際強く遠坂の膣に叩きつけた。
「んあぁぁぁ、士郎、んああああああああ」
その言葉と共に俺も果てた。痙攣する膣の中にありったけの精液をぶちこんだ。
「士郎のが奥に届いてる・・・」
一体どれだけの量を放ったのか、精液が零れ落ちてきている。
「はぁ、はぁ、イッちゃった・・・」
遠坂はさらわれそうになる意識を必死に保つ。
俺は遠坂の中からそれを出しとんでもないことに気付いた。
快楽に浸っている場合じゃなかった。周りを見たら液体まみれ、俺はまだマシだが遠坂なんて絶望的だった。濡れた下着、精液のついたスカート。体中俺の唾液だらけ・・・
「遠坂、余韻に浸ってる暇ないぞ・・・」
俺と遠坂はとんでもない状況に追い込まれた。
「綾子殿は士郎と女狐の関係を知っていたのでござるか・・・」
「一成、キャラ違うよ、さっきからずっと思ってたけど・・・」
「すまぬ、たまにはこういうのもとハガキがきていてな・・・」
「まぁどうでもいいけど・・・」
一成と美綴は食堂に向かって歩いていた。
「一成って女の子に全く興味ないの?」
「ないといえば嘘になるが・・・」
「へぇ〜士郎が言ってたけど柳洞寺に美人のお姉さんがいたんでしょ?」
「確かに美人だった。腰のラインとかは絶品で・・・」
「一成・・・エロキャラになってる・・・」
「すまぬ・・・ついこう思い出すと・・・」
その美人と言われるのが誰かなどここで言う必要はないので言わないことにする。
「思い出す?もういないの?」
「葛木先生と駆け落ちした模様」
「あの先生以外とすごいわね・・・」
そんな事を話ながら2人は食堂探索に出た。
「西階段部隊、何か情報があるか?」
「士郎らしき人物を見かけたという情報が殺到しています。ここを通ったのは間違いないようです」
「東階段部隊は何かあるか?」
「遠坂さんらしき人物を見たという情報が大量に・・・」
「中央階段部隊は?」
「全くといっていいほど何もありません」
後藤君は携帯電話を駆使して能力カリスマEXを発揮していた。
「中庭部隊、衛宮士朗は校舎内にいる模様、引き上げて校舎内を捜索してくれ」
「グラウンド部隊、衛宮士郎は校舎にいる模様、速やかに撤退し校舎内探索に急げ」
彼はすぐさま衛宮士郎が校舎内にいると判断し指示をあおぐ。
さすが恐ろしきカリスマ・・・
「ゴ・ト・ウ・ク―ン」
彼が後ろを見るとクラスの女子達が真剣な眼差しで彼を見つめていた。
「どうしたでござるか?」
「私たちにも指示を出して・・・」
後藤君は頷くと指示をだした。
「中央階段部隊以外の全員に告ぐ、新たな協力者を得た。中央階段以外の部隊は全て衛宮を見かけたという西階段部隊の加勢にいけ」
そして後藤君は後ろを見ると女子たちに指示を出した。
「君たちは遠坂さんが目撃された東階段の捜索だ。ただちに出発したまえ」
「了解!」
そういうと女子たちはドタドタと教室を飛び出し、教室に残ったのは氷室さんと後藤君だけになった。
「すいません氷室さん・・・お騒がせしていまぁす」
彼はぺこぺこ頭を下げながら読書中の彼女に言った。
「別にいいわよ。見てて中々面白いし・・・でもね・・・」
「はぁ〜はい?」
「もし、見つけた時、2人一緒で人前では見せられない事やってたりした時は召集つかなくなるから気をつけた方がいいわよ。盗み見るぐらいがいいんじゃない?」
後藤君はこの人何考えてるんだよぉと心で叫んだ。
「美綴殿、やはり屋上かと・・・」
「そうみたいね・・・」
「走るぞ・・・」
「えっ?・・・」
一成は突然走り出し3段飛ばしで階段を駆け上っていった。
「ちょっ・・・一成待って・・・」
美綴は必死についていった。
ギギギィィィィィ
一成が屋上のドアを開けると士郎と遠坂の声が響いた。
「士郎のバカ・・・どうしてくれるのよ」
「すまん・・・俺がバカだった何も考えないから・・・でも止めてくれれば・・・」
「もうちょっと考慮してやれっていってるのよ・・・」
一成が音源に近づきそこを見て・・・
「もう痴話喧嘩とは・・・ってぬぁ・・・」
一成は鼻を押さえた。
「い・・・一成・・・どうした」
「りゅ・・・柳洞君・・・ど、どうしたの」
2人は明らかに動揺していた。
「真に言いにくいがここだけ匂いが全然違うぞ・・・」
「えっ・・・」
「そっそう?」
動揺は大きくなるばかり・・・
「士郎も遠坂もって・・・」
美綴も鼻を押さえた。
「貴方達・・・この匂いは・・・」
「俺たちは全然匂わないよなぁ」
「えっ・・・う、うん全然」
すると一成が溜息をついて言った。
「自分たちはその場にずっといたから分からないだけで外から入ってきたら者ならこの匂いは異常だとすぐ気付くぞ・・・」
「ちっ、ちなみに聞くが一成・・・この匂いはどんな匂いなんだ・・・」
士郎は恐る恐る尋ねた。
「非常に言いにくいが・・・前に寺に美人がいると話したであろう・・・夜に葛木先生とその美人の部屋の前を通った時と同じ匂いだ・・・」
「くっ・・・綾子・・・部室に制服なかったっけ?」
遠坂は覚悟したのか服の着替えを要求した。
「えっ・・・まさか貴方達本当に・・・」
「まさかもへったくれもないわよ、おかげで制服無茶苦茶なんだから・・・」
「う・・・うん分かったわ、凛。すぐ持ってくる」
遠坂の顔は真っ赤だった。確かにこの服で歩けば明らかに先生に捕まってしまう。ならこの二人には秘密にするために協力してもらったほうが明らかに被害は小さくてすむ。
「すまない一成、お前にも遠坂と同じ要求をする」
「仕方あるまい、こうなってしまった以上協力せねばなるまい、しばしそこで待っとけ制服が生徒会室にあったはずだ。とってくる。校則違反は久しぶりだ」
遠坂の弱点4&5:美綴に弱く、一成とは関わりたがらない・・・
しかしこれは士郎も共通して言える事である。
「すまない・・・遠坂・・・俺本気で馬鹿でした」
「もう起こっちゃった事を今更怒る気にもならないわよ・・・」
「お・・・怒らないのか?」
「好きっていってくれた人になんで怒鳴らなきゃならないのよ」
「おっ可愛い・・・」
「馬鹿・・・」
「美綴さんどうしたんだい?」
「凛の野郎を探しているのよ」
「遠坂さんならここじゃなくて東階段で見かけたんだってさ」
「ありがとう」
しかし美綴はそのまま西階段を上っていった。
「変なの・・・東階段って言ったのに・・・」
「柳洞君どうしたの?そんなに息を切らせて」
女子が彼を引き止めた。
「衛宮殿を探してるでござるよ」
「それならここじゃなくて西階段じゃないの?」
「そうでござるか、かたじけないでござる」
だが一成はそのまま東階段を駆けていった。
「変なの・・・西階段って言ったのに・・・しかもキャラがる○剣だし・・・」
そのころ後藤君は氷室さんと2人で一方的な会話をしていた。
「2人きりですねぇ」
氷室さんがボソッと言う
「えっ・・・だからなんですか・・・」
さすがの後藤君も相手が氷室さんじゃちょっときつい
「だから、珍しい事もあるんですねっていう話です・・・」
氷室さんは淡々と語る。
俺今のむっちゃ期待してたんだけど・・・っと1人で後藤君は心で叫んでいた。
「ですけど藤村先生も先生ですよね。あんなのを露骨にいうのも・・・」
「ですね・・・」
そんな会話をしているといっぺんに机においてあった携帯がすべてなった。
いや中央階段部隊の携帯はなっていない・・・
「はいこちら本部ですが・・・」
「後藤隊長、こちら西階段です。どうも美綴さんは遠坂さんの居場所を知っているようです。遠坂さんなら東階段の方だと言ったのですが・・・何の迷いもなく西階段を駆け上っていきました。もしや遠坂さんの場所を知っているのでは?」
「後藤君?こちら東階段です。生徒会長が珍しく校則違反をしてまで衛宮士郎を探していたんで西階段の方だよって教えたんですが無視して上にあがっていっちゃいました。もしかしたら衛宮君の居場所を知っているのでは?と思うんですが・・・」
後藤君の頭はフル回転しだした。
衛宮と遠坂さんが一緒にいると仮定したならば、なぜ2人とも違う階段から上って行ったんだ?・・・考え方を変えるとそれはどっちから行っても距離は同じという事・・・それなら近い階段を使っていくのが必然となれば・・・
全ての携帯に電話をかける。
「全軍に告ぐ。間違いなく屋上だ。屋上に行け」
そして後藤君は立ち上がった。すると氷室さんがボソッと
「頑張ってね・・・」
っと言った。後藤君は頷くと教室を飛び出した。
「美綴もついたか・・・いいか実は後藤をリーダーにした恐ろしい軍隊がある。最初は男子だけだったんだが女子も加勢して衛宮、お前と遠坂を探している。間違いなく勘付かれているはずだ。いいか俺と美綴で簡単な芝居をするからお前と遠坂は合わせるだけで構わない」
俺は一成が持ってきた制服に着替えながら説明を聞いた。
「遠坂には多分美綴の方が言ってくれているはずだ。だから俺たちに任せてくれればいい。これもお前と遠坂のためだ」
俺は無茶苦茶風通しのよい場所で着替えさせられ、遠坂はあの現場で着替えた。
一緒に着替えてもいいんだがそれはすこし露骨すぎるので抑えておいた。
「一成、こっちはOKだよ」
美綴がこっちに手を振った。
「よし、奴らが待ち構えているかもしれん。会わないに越したことはないが間違いなく見つかる。ならば白を切るまでだ」
するとなぜか俺の汚れた制服を一成が持った。だが遠坂は自分のを持っている。
よく分からない状態なのだが2人ならうまくやってくれるであろう。
「いざ、出陣!!」
一成は屋上の扉を開け外に出た瞬間。
「さぁ遠坂さんと衛宮君はどこなの?」
すでに待ち構えていたぁ・・・・。
想像出来なかったわけじゃない。だが、まさかここまで追い詰めてきていたとは・・・
「残念だが諸君、確かに君たちの求めている2人がいる・・・がしかし、内容は部活関係の事で決して君らが考えているような事じゃない・・・」
そこで美綴が出てくる。
「今度私と士郎は弓関係の試合にでるのよ。それで私のサポーター役として遠坂さんを呼んで、士郎のサポーターがこいつ・・・なわけだ。まっそういうことだから文句なら藤村先生にいうんだな」
おっ、あんな短時間で納得できるようなストーリーを作るとはさすが一成!だが・・・
「でも、その腕にある服は一体なに?明らかにサポーターって事は衛宮君のだよね」
やっぱそこに目がいくよねぇ普通目が行くよ・・・
「この服は弓を射るときの制服を特注するためのものだ。一番ベストな状態で着てもらうために詳細なデータがある制服を借りたわけだ」
さすが一成!うまく流れているぞ。
「でも、なんでサポーターの一成が言う。大会にでるなら自分自身が出てくるべきだ」
この声は・・・ボスである後藤君だった。
「そうか詳細なデータがほしいわけか、いいだろう3月21日、日曜日の朝の8時から学校の弓道場で行う」
多分一成は俺に覚えろと言いたかったのだろう。無理やりに話を詳しく持っていった。
「一成・・・俺は衛宮をだして欲しい」
すると一成は俺を呼んだ。
「なんだ一成、ってお前らなんだよ・・・」
いかにも今気付いた振りをする。
「それじゃ聞くがお前の対戦相手は誰なんだ士郎?」
そこで全員固まった。一成も美綴も予想出来なかった質問だったのか・・・
俺も口を閉ざしてしまう。しかし・・・
「柳洞君、噂でしか耳にしなかったけど本当の様ね。こいつら本当に馬鹿だったんだ」
遠坂が現れた。
「はぁ〜柳洞君は大会なんて一言も言ってないでしょ、大体学校の弓道場で大会がおこるかっての・・・要するに衛宮君と綾子の1対1、綾子が衛宮君に勝負を挑んだのよ。だから衛宮君に聞くより綾子に聞く方がいいわ。そうよねぇ後藤君」
うわぁ遠坂今の最後に言った後藤君という言葉が以上に強調されていたのは俺の勘違いでしょうか?
「まだ分からないっていうの?大体貴方達の考え方は少し幼稚なのよ、誰々さんと誰々さんがいないから怪しい・・・その考え方、いい加減に捨てなさい」
俺は笑いが噴出しそうになったがばれるわけにはいかない。
「わかった。仕方ない俺たちは最終手段をとる事になるが何もいうなよ」
そう意味ありげな言葉を残して後藤軍団は去っていった。そして見えなくなると・・・
「ったくなんで貴様の体液だらけの服を持たにゃならんのじゃぁ」
といって俺に服を投げつけてきた。無理もないと思うが・・・
「しっかし遠坂もすごいよなぁ〜大体貴方達の考え方は少し幼稚なのよっとか言ってるけど実はその考え以上の事 やってたわけだし・・・ククク」
美綴は笑いながら言った。遠坂は赤面して何も言わなかった。
それから結局4人で話して昼飯は食わず、そのまま5、6時限目をうけ・・・
終礼の時を迎えた。
「学年末テストの前なので部活はあっりませぇ〜ん、皆さんはさっさと帰って勉強しちゃって下さい」
藤ねぇは知性の欠片も感じさせない言葉遣いで我らタイガークラスに話しかける。
「それじゃ明日も朝ごはん食べて学校くるのよぉ〜」
そして立ち上がろうとした時に・・・
「先生、4時限目の事・・・詳しく教えていただけませんか?」
それを言った後藤君は目が前髪で隠れ怪しげな不陰気を出していた。
「あれね、皆わかんないのぉ、先生は悲しいよ・・・」
どこに悲しくなる種がある!っと突っ込みたかったが黙る。
「分からないならヒントねぇ、その人彼女に激惚れしてます・・・わかんないかなぁ」
一成と美綴が笑っているのが見える。見ててムカつく。
「一番の近道は本人に訊いてみなさい。ではSee you tomorrow」
そう言うと虎の如く猛スピードでどこかへ走り抜けていった。
時刻は3時過ぎ、バイトもないしさっさと帰ろうと玄関で面白いものを見た。
それは一成と美綴が2人で校門の前を歩いていたからだ。
「一体どういう風の吹き回しかしら?」
横を見ると遠坂の顔があった。
「いいんじゃないの、それよりこのまま新都にいかないか?」
「えっ・・・なんで」
「時間が許す限りお前といたいからな・・・」
遠坂の顔が赤くなるのが分かった。
「えっ・・・いいけど」
その回答を聞くと俺は遠坂の手を引っ張って下校中の生徒の波に逆らい走った。
周りからどう見られたっていいじゃないか、周りからどう思われたってかまわないじゃないか、なぜなら俺はコイツが好きなんだから・・・
そして翌日の昼・・・
「なぁ遠坂・・・」
「う・・・うん・・・」
「お前もわかるか・・・」
「当分消えそうにないわね」
「しかし・・・本当に凄いな・・・この匂い・・・」
END
◆あとがき◆
どうも紅月生馬です。一応Unlimited Blade Worksトゥルーエンド後の話です。
○シーンは全く目立たず。後藤君は無茶苦茶な扱い・・・藤ねぇもはちゃめちゃと本当に救いようのないSSです。っていうかふざけすぎた・・・普通に・・・うん。
ごめんなさい・・・
次回どこかで会いましょう・・・
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