残された妹達の情景

 作:しにを


「秋葉さま、お茶をお持ちしました」
「夜遅くに、すまないわね」

 顔を声のほうに向ける。
 それに合わせてだろう、トレイを手にした翡翠が軽く頭を下げる。

 少し目が疲れたかな。
 翡翠の姿に重ねて、目の前で公式や数字が踊っているみたい。
 休憩するのには丁度良いタイミングかもしれない。

 そこに置いて、と言いかけて止める。
 ノートや辞書などが所狭しと並べられた机……、黙って端のほうに空間をつくった。
 翡翠は、受け皿に載せたティーカップをそっと置いた。
 これがアフタヌーンティーであれば、スコーンやクッキーなどが添えられるのだが、今
の時間にそうしたものは無い。
 夜にモノを食するのは体に悪いし、翡翠が用意するとわかっていたら頼まなくて正解だ
ったと思う。

「翡翠なのね」
「はい」
「琥珀に頼んだと思っていたけど?」

 正確には違う。
 夜はずっと勉強に時間を充てるから、折をみてお茶を入れてと声を掛けただけ。
 名指しで琥珀に命じた訳では無い。
 私付きのメイドである琥珀が来るのが、普通ではあるけれど。

「姉さんは、その……」
「琥珀がどうかしたの?」
「その、他に用事が……」

 困った顔で翡翠は口ごもる。

 ……ふうん。
 その翡翠の態度でわかってしまう。
 やっぱり、そうだったか。
 そんな事だろうと思ってこんな質問をしたのだけど。
 翡翠は答え難そうにしている。
 少し意地悪く問い掛けておきながら、その反応には、私の中にもちくりとした棘の感触
を起こさせる。
 
「いいわよ。 ……聞くまでもないか。兄さんが放さないわよね」
「……」

 何とも形容しがたい表情の翡翠。
 少し頬を染めて翡翠は答えない。
 だが、その無言は肯定を伝えるもの。

 今日、琥珀と兄さんが何やら話していたのを見ていたのだから、本当は訊くまでもない。
 こうしている今、兄さんと琥珀は……。
 表情に出ているだろうか。私を翡翠が不安そうに見ている。
 翡翠を責めたい訳では無いから、話題を打ち切った。

「わかったわ。じゃあ翡翠、もう休んでいいから部屋にお戻りなさい」
「はい、秋葉さま。失礼致します」

 トレイを手にして翡翠はぴっと背筋を伸ばす。
 そのまま丁寧に礼をして、翡翠は部屋を出て行った。
 こういう立ち居振舞いは、姉妹と言えども琥珀とは違うな、そう思った。
 
 忘れ去られていたカップを手に取る。
 湯気の漂う紅茶を口に含む。
 砂糖もミルクも加えないで、葉とお湯だけで作られた純粋な香りを楽しむ。
 多少タイミングが悪いのか琥珀が煎れるものに比べると劣るが、それでも口に広がる芳
香、飲み込んだ後の残り香が心地よい。
 琥珀の不在の間に、翡翠の料理の腕は多少なり上がったと思う。
 けっこう長かったものね……。
 
 そうだ、あれからだいぶ時間が経っている。
 兄さんが帰ってきて、遠野の澱みが動いてから。
 夜の学校で兄さんと殺しあってから。
 兄さんに敗れてから。
 
 不思議なものだ。
 兄妹で殺し合っていながら、事が終わったらまた生活を共にしている。
 あの時の事には二人ともあまり触れないが、色濃く私は記憶している。
 心を満たした歓喜も興奮も怒りも絶望も、過去のものとはなっていない。
 思い出す事を忌まわしく思ってはいるが、あの時の感覚は残っている。
 きっと私だけではなく、兄さんもそうではないのだろうか。

 でも、兄さんと私は兄妹として日々を共にしている。
 過去を無かった事にはしていないが、努めて見ないようにはしている。

 正直、兄さんは遠野の家を出て行くだろうと思っていた。
 普通ならばこんな忌まわしい処にいられる訳が無い。
 有間の家に戻りたいと言われても、あるいは琥珀を連れて何処か他所で暮らすからと宣
言されても、私は黙って同意しただろう。
 恋人を殺され、――助かったのは僥倖に過ぎない、自分自身もボロボロになりながら辛
うじて生を拾った。そんな目にあわされて、相手を憎みこそすれ、許して何事も無かった
ように接する事など出来る訳が無い。

 しかし、兄さんは、そして琥珀は、内心で葛藤もあったろうが元の生活に戻る事を望ん
でくれた。
 あの時の秋葉は、本当の秋葉では無いだろうと言ってくれた。

 確かにあれは常の私ではない。
 兄さんを求め、手に入らないとわかると自らの手で壊してしまおうとした私。
 琥珀を、兄さんの愛した女性を壊れた人形と嘲笑い、殺した私。
 血を求めて夜の街を彷徨した化け物の私。
 
 紅赤朱。
 遠野の血に潜む魔。
 完全に憑依された訳ではないとしても、それによって私は歪んでいた。

 と、同時に完全に遠野寄りへと反転したのでないのであれば、あれは全て私の言葉であ
り私の行動だったとも思う。
 まったく心の何処にも無いモノを行動規範としたのではない筈だ。 

 それでも兄さんも琥珀も許してくれた。
 むしろ罰を与えてもらえればと思わなくも無いが、一連の事件と共に終わった事とされ
てしまっている。
 遠野志貴は、秋葉という妹のいる暮らしを求めた。
 いや、恐らくは遠野秋葉という少女の為に、平穏な日常を与えてくれた。
 ならば、私はそれに従うしかない。

 兄さんへの恋慕は残っている。
 これは死ぬまで消える事は無い。
 でも、妹として生きて、妹として兄さんに接しようと思う。

 ある意味、それは私にとっての一番の酷い罰であるかもしれない。
 手に届かぬ想い人と一つ屋根の下で暮らし、彼が自分以外の女と仲睦まじくするのを否
応無しに見せ付けられるというのは。
 たとえ兄さんと琥珀がほとんど私や翡翠の前で、必要以上に恋人同士の素振りを見せな
いのだとしても。
 むしろこちらがいじましくなるほど、涙ぐましくこっそりと逢瀬を重ねて二人の時を持
っているのだとしても。

 それでも、私は兄さんがいてくれる事が嬉しい。
 兄さんが傍にいる、それだけで私は満たされる。

 だから私は口うるさく、琥珀と兄さんに冷たい目を向ける妹として振舞う。
 しおらしく後ろに引く事無く、遠野家の当主として行動する。
 兄さんの考える遠野秋葉として。
 それが多少自分の治りかけた傷口をあえて突付く行為であったとしても。
 
 ……。
 陶器の小さいミルク差しを取り上げた。
 無造作にそれを傾ける。
 中に入っていたブランデーが紅茶に注がれる。
 物思いに沈みながらの機械的な行動。

 スプーンで軽くかき混ぜてカップを手に取り、そのまま口に運ぶ。
 少し傾けると、新たに香り付けされた液体が口腔に満ち、喉を……。

 !!!

 むせた。
 反射的に吐き出しそうになる。
 それを強引に口を抑えて嚥下した。
 ノートや教科書の上に吐き出すわけにはいかないから。
 そのまま咳き込みながらも必死で堪える。
 涙が滲んでくる。

 何?
 なんなの。これ?
 カップを取り上げ、中を確認する。
 特に見た目は違和感はない。
 変に濁っている訳でもなく、何もおかしなものは無くカップの底まで見える。

 そう見た目は問題ない、何ら明白な異常は見て取れない。
 おかしいのは、この匂い。
 紅茶の香気に潜む圧倒的な違和感。
 これが最初の一口目だったら、特に香りを楽しもうとしていなくても気がついたと思う。
 なまじ既に口をつけていて、何も注意を払っていなかったから見逃してしまった。

 底の方に僅かに液体を残したミルク差しを手にとる。
 鼻を近づける。
 ……。なるほど。
 これ自体はおかしなものではない。
 そう好んで香りを味わうものではないが、決して不快ではない。
 でも、紅茶に入れるのは誤りだ。

 紅茶にはワインビネガーは絶対に合わない。



                 ◇     ◇



 空になったコップを置く。
 ふう、と溜息が洩れる。
 ただの水がこんなに美味しいなんて。
 口をゆすぎたくて結局台所まで走ってしまった。
 明日、きちんと翡翠に注意をしなくては。
 でも、あれは間違えたのだろうか、それとも紅茶にはワインビネガーと思って意図的に
やった事なのだろうか?
 両方ありそうな気がする。

 どっと疲れた気分で部屋に戻る。 
 階段を上がりかけ、ふと廊下を歩く人影が視界を掠めた。
 え?
 こんな時間に、誰?
 
 翡翠……?
 さっき部屋に戻った筈じゃ……。
 こんな深夜に何をしているのかしら。

 声をかける気にはなれず、でも何をするのか気になって、そっと後ろに続く。
 翡翠は私に気づく事無くゆっくりと歩き続けている。

 ここは……。
 翡翠は立ち止まった。
 扉の前に立っている。
 兄さんの部屋の前に。

 なんで、何故?
 驚愕と混乱で思考が止まる。
 反射的に駆け出しそうになる。

 空白の後は怒涛のように頭に嫌な想像が湧き出ている。
 夜、琥珀、兄さん、兄さんの部屋、翡翠、翡翠、翡翠……。
 翡翠も、翡翠もなの?

「まさか琥珀だけでなく翡翠も兄さんに……。」

 違う。
 絶対に違う。
 疑問が言葉となって洩れた瞬間、自分の中の何かがその忌まわしい妄想を否定した。
 そうだ……、違う。
 兄さんがそんな事をする筈が無い。
 琥珀を愛して、命を失いそうになりながらもそれを貫いた兄さんが、他の女に?
 あり得ない。
 そんな事が出来る兄さんなら、そもそもあの時に、その場しのぎの為だとしても私を躊
躇い無く手折っていた筈。

 強引に平静さを取り戻し、翡翠を黙って見守った。
 翡翠は動かない。
 中に入ろうとはしない。
 じっとただ、扉を見ているだけ。
 佇んで、中の兄さんと琥珀を見ているだけ。

 翡翠が何を考えているのかはわからない。
 ただ、その姿はどこか胸を痛くさせた。
 翡翠の兄さんへの想いを私は知らぬ訳ではなかったから。

 脅かさないように翡翠に近づいた。
 横から、視覚にゆっくりと入るように、翡翠が驚いて声をあげないように。

「秋葉さま……」
「ここで話すと兄さん達に気づかれるわ、ついていらっしゃい」

 翡翠の方から私の存在に気づき、驚いた顔をする。
 頷き、私は場所を変える。



                 ◇     ◇



 私の部屋。
 翡翠はとんでもない失敗を見つかったというように蒼褪めていた。
 何の申し開きも出来ない状態で、私に何を言われるのか、自分自身の想像で押し潰され
そうになっている。

「何をしていたの?」
「……あの、わたし……」

 か細い消え入りそうな声、
 震えながら答えようとして、何も言えず口ごもってしまう。
 私は努めて表情を柔らかくして言葉を口にした。

「なにも責めている訳ではないわ。琥珀と兄さんが気になっていたの?」
「はい」
「そう。あんな事をしたのは初めて?」
「いえ、何度かあります。この向こうには姉さんがいるんだなと思うと胸が締め付けられ
て、でも……」

 でも、なんだろう。
 翡翠も自分自身の心がわからないようで言葉を止めてしまう。
 困った顔をして私を見る。

「いけないわね、兄さんと琥珀のしている事を覗き見するような真似をして」
「……」

 厚い扉の前に立っていたとて、中を覗う事は出来ないだろう。
 しかし、断罪の言葉に翡翠は顔を少し強張らせる。
 少なくとも翡翠にはそう言われて頷くような罪悪感があるのだろう。

 哀れみを乞う表情。
 すがる様な瞳の色
 弱々しく震える体。

 それを見て私は……。

 渇いた。
 渇きを強烈に感じた。
 身体ではなく精神が求めている渇きが私を満たす。
  
「罰を与えないといけないわね、主人として」
「はい、秋葉さま……」
「私と琥珀が離れの部屋で何をしていたかは、知っているわね?」

 血を啜る行為。
 甘美なる行為。
 私に力を与え、代わりに人である事を捨てさせていった行為。

 翡翠は無言、だがその怯えた顔が知っていると語っている。

「久々に飲みたいの。でも琥珀はいない、ではどうすればいいかしら?」
「あ、あの……」
「翡翠はどうすればよいと思う?」

 疑問形、それでいながら強制力のある言葉。
 翡翠は震えながら、胸のリボンを解こうとする。

 それを止めながら、顔を寄せる。

「そこまでしなくてもいいわ。少しだけ……」

 唇で唇に触れた。
 柔らかい。
 少し唇を滑らせてその感触を楽しみ、そして端のほうを歯で噛んだ。

「痛い……」

 思わず、翡翠は離れてしまう。
 唇の端に紅い水滴が浮かんでいる。
 いや、水滴ではなく、翡翠の血の雫だ。

 翡翠の手を押さえ、再び唇を奪う。
 舌で雫を舐め取る。
 口に血の匂いが広がる。

 美味しい。
 琥珀と似て非なる、それでも極上の香り、味、感触。
 陶然となる程の。

 もう一度、傷口に歯を当てる。
 翡翠が顔を顰める。
 もう少しだけ……。
 舌で舐めて、血を止まらせない。
 深く切った訳ではないから、本当に流れると言うより滲む程度だが、それでも甘美なる
血の味は私を酔わせる。

 それにびくびくと身体を振るわせる翡翠。
 可愛い。
 そう思った時に、独りでに唇が動いていた。
 端のほうに当てられていた唇が真正面に、唇の傷口に触れていた舌が軽く開けられてい
た翡翠の口の中に潜り込む。
 自身の血の香りをまとわせた舌で、翡翠は舌を絡め取られる。
 驚愕故か無抵抗なのを良いことに、私は翡翠の口を味わう。
 蒼香とも羽居とも感触の異なる翡翠の唇を、舌を。

 心なしか翡翠の身体の緊張が緩んだ。
 目がどことなく潤みを加えている。

「……ッ、うんっ」
「は、ふぅんん……」

 離れた時、翡翠は僅かに顔を前に出して吐息を洩らした。
 
「兄さんと琥珀もこうしているのでしょうね」
「姉さんと志貴さまもこうして」

 そうだ、兄さんも琥珀と体を重ね……。
 ああ、その事実が私を高ぶらせ、こんな事をさせているのだ。
 意識しない様にしているのに、知らぬ間に。

 そして目の前の、琥珀と同じ顔をした翡翠の存在に対し、自分でもわからない衝動を覚
えている。
 再び顔を寄せて今度は首筋に唇を当てる。
 舌で擽るように白い肌を滑らせる。

「あっ……」
「どうしたの、翡翠。気持ち悪い?」
「いえ、そんな。でも変な……、きゃっ」

 唇で強く、痕が残るほど吸う。
 ちゅっと皮膚を吸上げ、限界で唇と乖離する。
 紅の滲んだ唾液の跡が翡翠の白い肌に浮き出て見える。

「兄さんもこうして琥珀の首筋に何度も舌を這わせて、キスをしているのよ」
「姉さんは志貴さまに口づけされて……」
「そう。翡翠も見た事があるでしょう、小さな痣のようなキスの痕を」

 首筋に残っているキスマーク。
 きっとそこだけではなくて……。

 服の上から翡翠の胸に触れる。
 柔らかい感触。
 下着を含めて何重にも胸と手の間に挟まれているが、その膨らみの大きさと手で形を変
える柔らかさは感じられる。
 恐らくはまだ誰にも汚されていない、なだらかな二つの丘陵。
 掌ですっぽりと覆ったまま円を描くように動かす。

「兄さんも琥珀の胸をこうして楽しんでいるのよ」
「姉さんは志貴さまに胸を触って頂いて、喜んでいる……」

 両手を翡翠の背に回して抱き締める。
 僅かに目を合わせると私が下を向く形になる。
 それでいながら、触れる体は私より起伏がはっきりとしている。
 翡翠の胸だけでなく、腰の方へも。
 背中の手をゆっくりと下へ滑らせる。
 琥珀と同じ顔をした翡翠の体を手で触れる。
 
「兄さんもこうして琥珀を抱き締めて、そして体中を手で」
「姉さんは志貴さまに体中を可愛がられて……」

 そして、そして……?
 どうするの、この先?
 翡翠の衣を剥ぎ、肌を合わせるの?
 唇を翡翠の肌に走らせ、その後は?

 翡翠が私にと言うより、自分自身に向って呟く。

「でも、わたしは姉さんではありません。秋葉さまも志貴さまでは……」
「……」

 悲しそうな翡翠の声。
 その声に、ふっと熱夢から醒めた。
 そう、わたしも兄さんではない。
 目の前の翡翠が琥珀ではないのと同じく。

 このまま抱き合い愛撫を続けても、互いに高まり絶頂を迎えたとしても。
 それは、男女の交わりとしての果てではない。
 女同士では真の意味で交わる事はできないのだから。
 

「ごめんなさい、翡翠」

 何に対して謝っているのだろう。
 翡翠の体を弄んでいた事?
 翡翠を通して琥珀に触れた事?
 わからない。
 でもその言葉を口にするのが正しい事のような気がした。

 翡翠は驚いた顔で私を見る。
 でも翡翠もそれに納得したのか、受け入れる。
 そして何か考えている。
 小首を傾げて、言う。

「あの、秋葉さま、ひとつお願いがございます」
「珍しいわね、翡翠がそんな事言うなんて。いいわ、何かしら?」
「もう一度、その、秋葉さまの唇を……」

 言いながら語尾が消えてしまう。
 顔を真っ赤にしている。
 ……。
 私も同じ頬の熱さを感じながら、翡翠の唇に、もう一度だけ唇を重ねた。
 短くも長くも無く、弱くも強くも無い不思議な口づけ。
 後で再現しようとしてもきっと出来ないような、微妙な味わいの口づけ。

 ゆっくりゆっくりと離れる。
 息を止めたまま、二人の唇が遠ざかる。

 ・
 ・
 ・
 無言で頭を下げて、翡翠は出て行った。
 私も言葉をかけず目だけでそれを受けた。
 妙に気恥ずかしい。
 今までの行為の中で一番、翡翠の顔を見られなくなっていた。

 翡翠が去って、私は唇に触れてみた。
 まだ翡翠の感触が残っている唇を。
 それは僅かに血の匂いがした。

 どうして翡翠は唇を求めたのだろうか。
 本当のところはわからない。
 でも、束の間、ほんの少しの間、兄さんの事も琥珀の事も頭から消え去り、私は翡翠の
事だけでいっぱいになっていた……。
 それは確かだった。


 《FIN》



あとがき


 初めましての方は初めまして、しにを と申します。

 今回、瑞香さんに寄贈という事で一本書いてみました。
 リクエストが「クールな秋葉」という事だったのですが……、敗れて敗北を受け入れて
昂然とした態度を取るのはクールではないかと、……クールかなあ?
 普段書いているものと少し毛色が違うのを、と思ったのですが、とりあえずこんな処で。

 先に瑞香さんから素晴らしいの頂いて、それはもう凄いプレッシャーでした、ええ。

  by しにを(2002/5/18)

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