晶れぽーと(M瀬尾晶、琥珀、秋葉 ほのぼの)


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1: 嶺梅 (2001/07/09 23:26:00)[mineume at lycos.ne.jp]

 ちゅうい。
 この話は登場人物が何処か壊れて登場してきます。
 また、途中効果的な表現をあげるため、あからさまにおかしいところが出てきますが、
 ジョジョ風に読んでいただけると幸いです。
 『銀色』のおまけシナリオとか。テーマソングも。
 
 あと、冗談で書いただけですので怒らないでくださいね。
 私もそんな人達の一員ですから。
 では、心の広い方のみ、お読みください。
 




 準備はよろしいですか?




 代々続く遠野家にある隠し部屋。
 ここは歴代の当主しか入ることを許されない秘密の部屋。
 そのなかで薄暗い闇の中、ろうそくの明かりにゆれる二人の影があった。
 「それでは秋葉様。ご報告いたします。」
 「えぇ。よろしく、琥珀。」
 「はい、それでは。しかし秋葉様も物好きですねぇ。
  いくら志貴さんが好きだからって何も中学生の子供にまで焼きもちやくなんて。」
 「………黙りなさい、琥珀。血ぃ吸うわよ。」
 「あはー。冗談ですよ。秋葉様。」(め、めがマジだわ……。)
 「兄さんに近づこうとするモノは例え我が校の後輩と言えど容赦しません。
  瀬尾ーーーーーー。最近あんた兄さんに馴れ馴れし過ぎんのよーーーーー!!
  この間も屋敷に来て兄さんとおしゃべりして帰っていったし。
  私が兄さんと一緒に居る時間が少なくなるじゃない!!」
 「あはー……。それが本音ですか(ボソ)」
 「はぁ、はぁ・・・・・・。それでは琥珀。報告をはじめなさい。」
 「わ、わかりました。」



      晶ちゃんれぽーと



 「それではご報告しますね。
  瀬尾晶ちゃん。
  浅上女学院中等部在籍。
  生徒会所属。
  性格は周囲の人から見るところによると、可愛い小動物。
  コギツネ。
  でも、一本芯の通ったところあり、だそうです。
  人付き合いは良好。
  しかし、日曜などは一人で出かける用事が月に一度はあるそうです。
  なんの用事かは周りの人には言っていません。
  最近、好きな人が出来たらしく、めっきり女の子らしくなったそうです。」
 「なんですってぇ?」
 「い、いえ、特に何処の誰とは……。まぁ、十中八九志貴さんでしょうけど。」
 「むかぁ〜。瀬尾の分際で生意気な。後で見てなさい……。
  どんな御仕置きをしてやろうかしら…。
  まぁ、いいわ。そりゃああんなかっこいい兄さんですもの(ぽっ)。
  巷の女郎どもが憧れるのも無理ありませんわ。」
 「(じょ、女郎どもって・・・・。仮にも秋葉様の後輩なのでは・・・・。)ま、まぁ、次に行きたい と思います。」
 「えぇ、お願い。」
 「最近の行動ですが、毎週のように遠野家の屋敷に来ては私達と一緒に遊んでいます。」
 「そうね。最近土日に瀬尾の姿を見ることが多くなったわね。
  まったく、未確認生物や教会の殺し屋が兄さんを狙っているって言うのに、またよけいな御邪魔虫が …。
  兄さんも兄さんです。なんで瀬尾にあんなに甘いんだか…。
  そう思わない?琥珀。」
 「晶ちゃん明るくて可愛いですからね―。志貴さんじゃなくても食べちゃいたいくらいです。」
 「な、なんですって…?琥珀…。」
 「だから志貴さんじゃなくても『喰べちゃいたい』くらいですねー。と言ったんです。」
 「琥珀…。正直に言いなさい。その『食べちゃいたい』と『喰べちゃいたい』はどう違うのかしら?」
 「あ、秋葉様・・・・・。そんなに髪の毛赤くしなくても…。冗談ですってば。
  (それ以前にどうして違いがわかるんでしょう?)」
 「黙りなさい。言っていい冗談と悪い冗談があります。」
 「あ、そんな…。きゃあ〜〜〜〜〜。」
 「ちぅーーーーーーー。」


 しばらく、御待ちください。m(_)m



 「はぁ、はぁ、はぁ…。」
 「さ、続きを。」
 「わ、わかりました。(ちょっと貧血気味ですねー。後で志貴さんに看病してもらわなくちゃ。)」
 「何を考えているのかしら、琥珀。」
 「い、いえ、何も。」
 「そう、わかったら早く続きを。」
 「は、はい。
  それでは先程の続きです。
  晶ちゃんは日曜に一人で出かけることが多いということは先程述べました。
  しかもその行き先は秘密。
  なんか怪しい香りがすると思いませんか、秋葉様。」
 「そうね…。確かに人に言えないようなところに行ってるなんておかしいわね。」
 「はい。そう思って我が遠野家が誇る探偵に調査を依頼しました。」
 「??だれのこと?」
 「もちろんそれは翡翠ちゃんです。秋葉様御存じなかったんですか?
  洗脳探偵翡翠って言えば近所の悪ガキも泣き出す有名人ですよ?」
 「そうなの?」
 「えぇ、そうです。『犯人を、あなたです』と言うせりふはあまりにも有名です。」
 「知らなかったわ。」
 「まぁ、秋葉様は世間知らずなお嬢様ですので無知なのは仕方がないと思いますが…。」
 「何か言った?琥珀?」
 「いえいえ、何も。とにかく翡翠ちゃんに晶ちゃんの跡をつけさせたのですがそこは…。」
 「何処だったの?ま、まさか場末の酒場とかいかがわしいサロンとか…。」
 「どこのことを言ってるのですか?晶ちゃんはまだ中学生ですよ。
  そんなところではなく、実は…。」
 「実は?」
 「実は…。」
 「実は…?」
 「実は東京○際展示場です!!」

 
 「(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ)な、なんですと〜!!!!!!!!!!!!!!」
 「東京国際展○場です!!!!!!」
 「ヘイ、琥珀。それは、と言うことはあれ、『あれ』だって言うことかい?」
 「その通り。彼女は、彼女はお○くだったのですっ!!!!!」
 「(ゴゴゴゴゴゴゴゴ)な、なんですと〜〜〜〜〜!!!」
 「信じられないかもしれませんが事実です。彼女はおた○です!!
  朝の早くから東駐車場に並び、あまつさえ開場までの何時間かを周囲の人間(?)と楽しそうに
  一般人にはわけのわからないネタでもりあがっていたのです!!!!」
 「そ、そんな…。」
 「あ、秋葉様、落ち着いてください…。」
 「…………。」
 「か、固まってしまいましたね。
  あはー。『ザ・ワールド。そして時は動き出す』」


 「は、こ、琥珀。私は一体?」
 「落ち着いてください秋葉様。確かに後輩が『○たく』だったということは
  ショックかもしれませんが、報告にはまだ続きがあります。」
 「な、何かしら。もう、何があっても驚かないわ。」
 「はい。実は捜査に行った翡翠ちゃんですが…。」
 「翡翠がどうかしたのかしら?」
 「はい。
  コスプレ広場でカメラ○僧に捕まって身動きが取れないそうです!!!
  あぁ、翡翠ちゃん。
 
  なんて……憐れ…。
 
  メイド服なんかでそんなところに行くから…。
  お姉さんはもう、翡翠ちゃんを助けてあげられないのかしら…。」
 「あなた、さっき翡翠にメイド服で出かけるようにって言ってなかったかしら?」
 「あはー。そんなこと知りませんよ?」
 「絶対確信犯ね…。」



 そのころの翡翠。

 「し、志貴様〜。た、たすけてください〜。」
 「は〜い。次はこっちにポーズお願いします〜。」
 「姉さん〜。秋葉様〜。志貴様〜。」


 ところで志貴君と晶ちゃんはというと…。

 「志貴さん。こんなところにつれてきたりして、迷惑じゃありませんでした?」
 「いや、俺もちょっとは興味有ったしね。しかし、凄い人だなぁ。晶ちゃんだいじょうぶかい?」
 「は、はい。」
 「じゃあ、はぐれないように手をつなごうか。」
 「えっ?」
 「ほら。早く。こんな人ごみではぐれたら大変だよ。」
 「は、はい!!それじゃあ、失礼して…。」
 「じゃあ、次は何処に行くの?」
 「え〜と…(志貴さんの手…。大きくてあったかい…)」
 「ん?熱でもある?晶ちゃん。」
 「い、いえ、大丈夫です。」
 「そうかい?無理しないようにね。」
 「は、はい!!!」

 こうして志貴君と晶ちゃんは二人で仲良くその日を過ごしましたとさ。


 「ん?琥珀。今日は兄さん何処に言ったの?」
 「あぁ、それでしたら、今日は志貴さんは晶ちゃんと一緒に遊びに行ってますよ。」
 「へぇ、そうなんだ。…って、ダメでしょう。それじゃあ。御仕置きです。」
 「きゃ〜。」
 「ちぅーーーーーーーーー。」




 「今日はいい日だったな。一日中志貴さんと過ごせたし。
  でも、ああいうのに志貴さんが拒否反応を示さないでくれてよかった。
  唯一の不満はいつもの新刊が買えなかった事くらいかなぁ。
  さすがにあれは志貴さんも引くだろうから…。」

 って、晶ちゃんどんな種類の本を普段は買ってるのかなぁ…。




 続くかもしれない?

 

 後書き

 構想5分。書き出し2時間。
 最近切羽詰ってる中でのSSでした。
 申し訳ありません。
 直死と未来視(仮題)もあげずに思いつきのまま書いてしまいました。
 しかも内容がない様。
 と言うわけで投稿二作目の嶺梅というものです。
 今回は馬鹿風に仕上げてみたので、冗談ですので怒らないでくださいね。
 私もあそこの雰囲気は大好きですので。
 けしてけなしてるわけではありません。
 と言うことで許してください。m(_)m
 それでは最近少し忙しいのでアップが遅れると思いますが、気長にお待ちください。
 多分次には直視と未来視(仮題)をあげれると思います。
 それでは・・・。
 あ、この作品はまずいだろうと言う人がいればメールください。
 速攻で消しますので。
 
 追伸
 ポー様。感想ありがとう御座いました。本当にためになりました。
 これからも精進します。
 




 


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