Blade worker 供 複諭Д蓮璽譽燹〃后Ш胴柔 H


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1: 福岡博多 (2004/04/19 20:58:07)[cukn01 at poplar.ocn.ne.jp]

 Blade worker 11



 う〜む、優秀な魔術師は、弁舌の才もあって然るべきなのか?
 遠坂、間桐、イリヤによる橙士をネタにした誘導で、藤ねえは家へと帰って行った。芸術と言って良い手際だった。
 ただ、藤ねえ。三歳児にあやされるのはどうかと思うぞ?まあ、なんだかんだで、橙士を受け容れちまったな。刷り込みみたいなもんか?………先が思いやられそうだけど。

 「少し、疲れたな。」

 風呂場に向かいながら、一人ごちる。橙士は、アーチャーが寝かしつけた。まさか、白騎士と同じ趣味人じゃ無かろうが、油断はできない。まあ、バーサーカーが監視してるから、安心……か?

 「は〜〜〜、怨むぞ、先生。」

 欧州にいるであろう母親に愚痴る。橙士に会えて、嬉しくないわけじゃないが、いかんせんタイミングが悪い。ま、信頼されてるのかもしれないが。

 ガチャ。

 服を脱ぎ、包帯をはずす。全身にある火傷の痕。普通なら目を背けるほど痛々しい。だが、消す訳にはいかない。この痕は、「衛宮士郎」の原罪の証。いや、「衛宮士郎」の証であるのだから。

 カラカラ。

 衛宮家の風呂場は広い。家の大きさに合っている広さだ。複数が一度に入れるほどだ。

 「フ〜〜、沁みるな〜〜〜。」

 士郎の痕は、皮膚機能を損ねておらず、ただ、痕として残っているだけだ。これには、医者も首を捻っていたが。傷みもなく、包帯は単に隠しているだけだ。

 「ん?」

 洗面所のドアが開いた音がした。音が鳴らないように気を付けているようだが、士郎には聞き取れる。

 誰だ?風呂は俺が最後の筈。さっき、美綴が伝えに来たから間違いない。歯磨きか?

 だが、入ってきた誰かは服を脱ぎ始めた。衣擦れの音を耳が捉える。

 「お、おい、入ってるぞ!?」

 答えは無く、風呂場の戸が開かれた。



 あたしは、何をしてる?遠坂と間桐を先に入らせて、衛宮に風呂に入ったって嘘ついて、今、衛宮がいる風呂場に入ろうとしてる。
 衛宮に子供がいた。ショックだった。そしたら、何か物凄いもんが湧きあがって来た。「嫉妬」。遠坂が衛宮の事を名前で呼んた時のは、理解できた。でも、これは理解できない。それぐらい凄い。子供がいるって事は、子供が産まれる事を衛宮が誰かとしたって事だ。目の前が真っ赤になる。衛宮に抱かれた誰かを殺してやりたいくらい憎らしいと感じた。
 そこで、思った。もし、あたしが、衛宮に抱かれたら?憎しみと言う名の「嫉妬」は霧散した。変わりに生まれたのは、衛宮を求める心。
 ようやく気付いた。あたし、衛宮が好きなんだ。どうしようもないほど。気付いたら、もう止まらなかった。衛宮とあたしの住む世界の違いとか、周りの反応とか、どうでも良い。衛宮と一緒に居たい。それが、あたしの真実。
 一糸纏わぬ姿で、浴室の扉を開けた。



 カラカラ。

 戸の開く音と共に、そこにいた人物が知れる。

 「美綴、な、何して!?」

 裸の美綴は、何も言わず、風呂場に入ってくる。

 「お、俺、上がるから、すまない!!」

 何故に俺が謝ってるんだ!?く、とにかく、出よう!!

 「待て、衛宮。」

 風呂場から出て行こうとした俺を、抱きついて留める美綴。

 「ななななななななんばしよっと!!?」

 俺、大混乱。ムネ、ムネがぁぁぁぁぁぁ、ムニッてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!

 「す、すまん。い、痛いのか?」

 いえ、気持ち良いですって、違うだろ、俺!!!

 「いや、痛みは無い。悪いな、汚いもん見せちゃって。」

 「は?…………この馬鹿!!!汚いなんて思うわけ無いだろう!!!」

 「み、美綴!?」

 美綴は怒った後、俺の体に唇付けてくる。たどたどしいが、優しく。

 「衛宮の味がするな。」

 「な、何を言って。と、とにかく、離れ―」

 「嫌だ。」

 おやまあ、即答ですか。

 「衛宮。」

 「な、何?」

 俺を真っ直ぐに見据える美綴。一体どうしたんだ!?

 「あたしをあんたの女にしろ。」

 ナンデスト?

 「分からないか?あたしを愛してくれ。」

 流石にここまで言われて分からないほど、鈍感じゃない。それに、美綴の目は困るほど、迷いが無い。だが、肌をあわせてるから、震えが伝わる。

 「良いのか?色々失くす事になるぞ、危ない目にも遭うだろうし。」

 「護ってくれるんだろう?」

 「そりゃな。」

 「なら、問題ないな。」

 「ふ〜〜、言っとくけど、一度捕まえたら離さないぞ、俺?」

 「離れるつもりは無いから、関係ないね。」

 苦笑。アクティブだよな。そこが好きだけど。俺ってズルイよな、自分からは踏み込まないで、待ってるだけなんて。だから、せめて。

 「好きだ、綾子。」

 これくらいは、俺から言わなきゃな。



 浴室の戸を閉める時に魔力を通す。実は、家は扉を閉める時に魔力を込めると、防音の結界が作動する。銃撃戦をしても、音が漏れないくらいのオヤジ特製の代物だ。しかも、その存在を先生にすら気付かせない程の物。俺も解析して、初めて気付いた。実は何度か利用してるのは秘密だ。何に利用したかって?大人の事情です。

 「んん、衛宮」

 キスをしながら、俺を呼ぶ美綴。さっき、好きと言ったら、美綴からしてきた。俺もそれに応える。

 「ん、チュ、んん、チュプ、んぁ、ッハァ」

 唇を繋ぐ唾液の糸。重みでそれが切れると同時に、綾子の首筋に舌を這わせる。抱きしめていた手は、胸と背中を這う。

 「はぁ、え、衛宮ぁ、あたしぃ、」

 「だいじょぶ。それと、俺は士郎。OK?」

 耳を甘噛みしながら、囁く様に言う。

 「う、うん、士郎。そ、その、や、優しく、あ、あたし、初めて、うんん」

 また、キスをする。背中をサワサワと撫で、胸は触ると揉むの中間と言った感じで愛撫する。篭ってた力を解す様に、手の届く範囲を愛撫する。強張りが無くなるのと同時に、力も抜けたようなので、風呂の縁に座らせる。

 「し、士郎。あ、あんまり見るな、恥ずかしい……」

 無茶言うな。紅潮した艶のある肌。武道に秀でているためかしなやかな肢体。だが、女性の柔らかさを兼ね備えている。

 「綺麗だぞ、綾子。」

 「ば、馬鹿、ひゃん、んああ」

 首筋に舌を這わせながら、胸を揉む。空いた手は太股を撫でている。

 「そ、そんなに、したら、ふぅぅん、きゃふ、んあぁ」

 体を入れて、足は閉じさせない。指の腹で、胸の先端を刺激しながら、顔を下ろして行く。

 「し、士郎?イ、イヤ、くぅん、あぁ、待って……」

 俺の意図を察した綾子が頭を掴んで止めさせようとするが、

 「ひゃああああん、士郎、そ、そこ、だめぇぇぇぇ、ああん、んあああ!!」

 揉んでいる胸とは逆の胸の先端を口に含む。舐め、吸い、甘噛みする。手の方の胸は軽く扱いたり、弾く。

 「はふ、ひぃや、し、しろう、つ、つよい、ひぃやぁぁぁぁぁ!!」

 む、抑えろ、俺。綾子は、初めてなんだから。いつもの調子じゃまずい!

 「んん、あぅん、あぁう、し、しろう、まって、きゃん」

 と、背中を撫でてた手は、いつの間にか綾子の柔らかい尻を揉んでるし。すまん、待てましぇ〜ん。

 「ふぅああ、やぁだ、ああ、うんん、んあぁ、ふぅあああああ!!!」

 逆の胸に口を移し、手も変えて、愛撫する。綾子は俺の頭を抱え込んでいる。少し苦しいな。

 「ああ、しろう、しろう、こわい、あたし、こわいよ、あん、くぅぅぅぅぅぅん!!」

 泣き声の綾子。ホントすまん。抑えられそうにない。

 「ふわぁ、しろう、しろう!!」

 甘噛みした後、名残惜しいが、胸から離れ、唾液の跡を残しながら、臍を経由して降りていく。

 「あ、ああ、そこ、だめ、だめぇぇ!!」

 そこは、もう熱く潤んでいた。優しく唇付ける。

 「しろう、いや、だめぇ!!」

 指で入り口付近を愛撫しながら、軽く舌先を潜らせる。

 「ひぃやぁああ、ふぅわぁ、あぁぁぁん!!」

 舌先に触れる熱い液体。綾子は俺の頭を掴んで引き離そうとするが、まるで力が入ってない。

 「あぁあぁぁ、いやぁ、だぁめぇ、しろう、はぁぁん、ふぅああああ!!」

 無意識に解析をしながら、俺を受け容れられるように、解すかのように舌を指を駆使する。

 「しろう、しろう、しろう、あああああん、うあぁぁぁぁぁぁ!!」

 そして、一番敏感なところを口に含み、舌で転がす。

 「はあぁぁぁ、ダメ、ダメ、ダメェェェェェェェェェェェ!!!」

 震えながら力を抜く綾子。慌てて支える。トロンとして息を荒げる様に、狂化しちゃいそうだ。

 「しろう、しろう」

 焦点の合ってない目で、俺に抱きついて来る綾子。熱い。頭の中は、とっくに煮えたぎってる。

 「あ―」

 「あ、綾子!!」

 綾子が、俺のモノを握ってる。先生曰く、ラストファンタズムモノだそうだ。

 「す、凄い。こ、これが、あたしの中に……」

 驚いたせいか、目に力が戻ってる。ただ、不安に染まっているが。

 「綾子、んん!?」

 キスをしてくる。唾液の交換をした後、唇が離れ、

 「士郎、来て。」

 真っ直ぐ、俺の目を見ながらそう言った。

 「大丈夫か?」

 「うん、一息で頼むよ。」

 風呂の縁に腰掛けた俺の膝に乗る綾子。家にはマットがないので、背中が痛かろうと言うことで、背面座位で行く事にした。背中を預けれるのが楽だろうからだ。

 「いくぞ。」

 「ああ、女は度胸ってね。」

 この状況でそう言えるのは、ホント度胸がある。だけど、体は震えてる。できるだけ優しくすると言う想いをこめて、背中にキスをする。そして、

 「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!」

 俺の「剣」が綾子を貫いた。

 「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」

 肩で息をする綾子の顔をこちらに向けて唇を奪う。動き出しそうな腰を、なけなしの理性を掻き集めて封じ、愛撫する。

 「んんぅ、あぅんんん、はぁっ、しろう、」

 「ん?」

 強張りが取れ、力が抜けた頃、唇を離す。トロンとした眼を向けながら、

 「これで、あたしは、しろうのもの、だな♪」

 なんて、恍惚として仰る美綴さん家の綾子さん。蜘蛛の糸より尚細い俺の理性は、呆気無く切れちゃいました。

 「し、しろ、うああ、まっ、い、いぁ、だめ、くぅう、あああああ!!」

 ジュ、ジュゥ、ズプ、ズプゥウ、ズチュウ!!

 「ひぃや、まっ、ふぅああ、はぁぁぁあ、うんん、くぅあああああ!!!」

 響く嬌声と水音。まるで、神経を直接刺激されてるような快感。

 「んくぅ、ひゃあぁぁぁ、しろう、しろう、しろう、しろう!!!!」

 「フゥ、フゥゥ、あやこ、あやこ、あやこ、あやこ!!!!」

 頭の中にあるのは、相手を求める想いのみ。

 「んあぁぁぁぁ、くぅふ、きゃひぃ、はげ、し、いやぁああああ!!!!」

 ズチュズチュズチュズチュズチュズチュ!!!!

 「クゥウ!!!!」

 脳の神経が灼き切れそうな快感だ。腰にせり上がる熱い塊。

 「ハァ、ハァ、あやこ、お、おれ!!!!!」

 「ひゃあぁぁぁぁん、い、いい、よ、し、しろう、あはぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 ヂュヂュヂュヂュヂュヂュヂュヂュ、ヂュプゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!

 「あやこ、あやこ、うああああああああああ!!!!!!」

 最後に奥の奥に突き立てて、解き放つ!!

 「しろう、しろう、ひぃぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 痙攣する俺と綾子。頭の奥に電気が奔る。後ろから抱きしめる綾子の体の感触しか分からない。

 「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」

 「うん、んぁ、し、しろ、う」

 「だ、だいじょ、ぶか?」

 「こ、この、け、けだも、ん、ば、か」

 「む、す、すまん。」

 「反、省、ハァ、してる?」

 「してます。」

 「………次は、ハァ、優しく、ハァ、してくれな?」

 「次?」

 「まだ、ハァ、ハァ、硬いまんま」

 「あ」

 綾子の中で自己主張しまくりな俺。

 「い、いや、でも無理は………」

 「されっぱなしってのは、ハァ、悔しいから」

 いや、こう言うのは勝ち負けじゃ―

 「それとも、あたし、ハァ、よくなかったか?」

 何故にそんな有り得ない事を聞きますか!?

 「んぅ、ひぃやっ、し、士郎?」

 そんなフザケタ事言う奴にはお仕置きが必要だな!!

 「あ、ま、まって、す、少し、やす、うぅん、くぅあ、きゃあん!!」



 その後、士郎と綾子が風呂から上がったのは一時間後。また、風呂から上がり、綾子を抱っこした士郎と綾子が同じ部屋に入ったが、結界のため何をしていたかは窺い知る事ができなかった。




 あとがき:再挑戦!!そして再撃墜!!新スレ早々タイガー道場逝きな福岡博多です。う〜ん、アッシにはエロ書きのスキルはないようナリ。H書くの止めたほうが良いかな?御意見待ってます。ところで、士郎、経験は百戦錬磨だが、精神的には初心とバランス悪い設定。これも失敗の要因だろうか?
 実はこの愚作を呼んでくれている皆さんに、聞きたい事が。士郎の子供、増やしても良いですか(爆)!?子供は出しませんが、母親を出します(激爆)!!御意見、待ってます(核爆)!!!すんません、何か、どんどん駄目になってくなあ、俺。死者より、腐ってるかも(汗)。

2: 福岡博多 (2004/04/20 23:08:00)[cukn01 at poplar.ocn.ne.jp]

 Blade worker 12



 夢を見た。
 戦って、戦って、疎まれようと、裏切られようと、戦い続け、最後まで孤りだった王の物語。
 だから、思った。あいつは幸せになるべきだと。



 目が覚めた。日は昇ってないのか薄暗い。聞こえる自分以外の息遣い。

 「う…ん……士郎……」

 俺の腕を枕にして眠る綾子。当然全裸。勿論俺も裸。別に俺達は裸族じゃない。

 「シャワー、浴びるか。」

 自分の匂いは分からないが、まあ、俺の体から甘い匂いがする訳で。他に誰もいないならほっとくんだが。包帯も巻かなきゃいかんし。

 「綾子………は、起きそうにないな、こりゃ。」

 流石に、初めての相手に1ゲフンゲフフン回はまずったか?疲れてる様だし、先に浴びとくか。朝飯の支度もあるし。
 起こさないようにと言うか起きないだろうが、安眠を妨げないよう静かに部屋を抜け出す。他の連中も起きてないようだ。風呂場に向かう。ちなみに、今は着流しを着用。

 ガチャ。
 ヌギッ。
 カラカラ。

 「!!!」

 ザ・ワー○ド!!風呂場には先客がいた!!家の風呂場は広い!!だからと言って、

 「■■■〜〜♪」

 シャンプーハット被った鉛色の巨人がいると誰が予測できる!?セイバーでも無理!!

 ザパァーーー!

 頭の泡を洗い流すバーサーカー。シャンプーハットを取り、首を振ると、

 サ○ーン・クオリティー!!?

 艶やかでしなやかな烏の濡れ羽色の髪が、折りしも昇り始めた日の光に煌く。と、バーサーカーと目が合う。

 「「………」」

 見つめ合う漢二人。動いたら負けだ!!?

 ポッ。

 無表情な筈なのに照れた雰囲気を醸し出す、ギリシャ最大の英雄。

 「は、ハハはははハハハハ」

 そして、俺は乾いた笑いを上げながら、唐突にスイッチが切れるかの様に意識を失った。



 「ハッ!!?」

 味噌汁の味を見ながら、俺は意識を取り戻した。いつの間にか台所に来てたようだ。隣にはアーチャーがいる。

 「どうした、衛宮士郎?顔が蒼いが。」

 「い、いや、何でもない。」

 「フッ、だが、軽率な行動は慎めよ?橙士の教育に良くないからな。」

 「あ、ああ。」

 「?どうしたと言うのだ、風呂場で何かあったか?」

 反論が無い事を不思議がるアーチャー。しかし、今の士郎にとって風呂場は禁句。

 「その窓を開けるなと言ってるだろうーーーーーーー!!!!!!」

 「ぬお、いきなり何だ、このたわけがぁ!!!」

 「うるさいうるさいうるさい!!!」

 「なんだというのだ貴様は!!!」

 言い合いをしながらも、朝食が出来上がっていくのは天晴れとしか言い様がない。



 その日の朝食の雰囲気は三つの勢力に分かれていた。葛木、メディアのラブラブ組。橙士、藤ねえのほのぼの組(霊体アーチャー含)。そして、最大勢力、遠坂、間桐、イリヤのピリピリ組。

 「「「「………」」」」

 橙士達が、遠い。まるで、世界が隔てられたかのよう。ああ、向こうはきっと遠い理想郷。手の届かない場所なんだね。

 「綾子、起きてこないわね。」

 「そうですね。どうしたんでしょう、美綴先輩?」

 「色々あって疲れてるんじゃない?アヤコ、普通の人だから、ね、シロウ?」

 皆さんには分からないと思いますが、彼女らの言葉は棘だらけDEATH。

 「ハハ、ハハハハ、ほ、本当、どうしたんでしょうね?」

 氷の笑顔を浮かべる三人に怖々と答える。

 滅殺!!!!

 「あわわわわわわわわわ」

 笑顔なのに、凄い意思の込められた眼で睨まれました。寿命が10年は縮まったかも。

 「綾子の部屋、さっき行ったの。」

 死刑宣告。

 「美綴先輩、何故か裸で寝てたんです。」

 最早、逃げ場無し!?

 「アヤコ、寝言で、「シロウ、そこはダメ」とか言ってたね。」

 ああ、オヤジ!!今だけ、俺に固有時制御をくれぃ!!

 「シロウ。」

 と、今まで沈黙を守ってたセイバーが口を開く。

 「な、何かな、セイバー?」

 セイバーは悲しげに俺を見た後、

 「いえ、何でもありません。」

 そう言って、食事を再開した。

 「?」

 どうしたんだ、セイバー?頭に浮かぶのは今日の夢。何か関係があるかな?

 「士郎、良いかしら?」

 「は、はい!!」

 む、非情なる現実に呼び戻す声。うう、俺がなにしたってんだ。いや、しましたね。

 「………で、どうするの?」

 「ど、どうしましょう?」

 と言うか、主語が無いから、分かりません!!

 「ライダーのことよ!!」

 「あ、ああ。そのことか。」

 綾子の事は不問に処してくれるのか?いや、違う。綾子も立ち合わせてから、改めて聞くつもりだな、ありゃ。

 「多分、綾、いや、美綴は昼過ぎまで起きて来ないだろうから、俺と遠坂、アーチャーで、戦うってとこかな。セイバーは、学校側で待機。間桐、イリヤたちは留守番と。藤ねえには暗示かけて、学校休ませてくれ。」

 「え、わたしもですか、先輩?」

 「間桐が優秀でも、サーヴァントの相手はできないだろ?」

 「でも……」

 「危ない目に遭わせたくないいんだ、な、間桐?」

 「あら、じゃあ、私は危ない目に遭っても良いんだ?」

 「苛めるなよ、遠坂。とにかく、今の布陣で行こう。あんな物騒な物があったら、学校生活がエンジョイできないからな。」

 「………士郎のキャラじゃないわよ、今の台詞。」

 「わたしもそう思います、先輩。」

 「俺もそう思った。とにかく、今日の目的は、ライダーの無力化。よろしく頼む、セイバー、遠坂。」

 「「ええ。」」



 学校に向かうのは俺と遠坂、そのサーヴァント。葛木とメディアは不動産屋巡りをするそうだ。ちなみに赤いサーヴァントは学校に行くのに難色を示した。曰く、

 「橙士の側に居てやらねばならん。」

 これに素敵笑顔で臨む遠坂さん家の凛さん。物陰にアーチャーを引きずって行き、戻って来た時、拳が朱に染まっていたのは気のせいと思いたい。

 「ところで、セイバー。その服どうしたんだ?」

 そういや、だいぶ前から、家の中じゃその格好だった様な?

 「これは、リンから頂きました。私は必要ないと言ったのですが。」

 「なんでさ?似合ってるぞ、アルトリア。」

 こう言う時に、真名で呼ぶ性質の悪さを発揮する士郎。カァーと顔を赤くするアルトリア。

 「何、二人の世界作ってんのよ!?」

 「リ、リン、べ、別にそのような事は!!」

 「ところで、良いのか、遠坂?服、貰って。」

 「良いわよ、元々貰い物だし。」

 「おいおい。」

 「大体、綺礼の趣味と私の趣味は違うもの。」

 「綺礼?」

 「ああ、冬木協会のエセ神父、ってそう言えば、結局顔出してないわね。ま、いっか。協会と教会の二足の草鞋履いてる聖杯戦争の監督役よ。後、遺憾だけど、私の兄弟子兼仮師匠ってとこね。」

 「もしかして、言峰綺礼?」

 「知ってるの?」

 「知り合いの知り合いってとこだ。」

 あの女(ヒト)が言ってた奴だな。興味は無いけど。

 「どうする、一度顔出しとく?」

 「いや。目立つから止めとこ。」

 と気付けば校門前。

 「それではシロウ。私は打ち合わせ通り、裏の雑木林で待機しています。」

 アルトリアは、学校の周りを迂回して雑木林に向かう。

 「ところで、なんか視線感じるわね。ライダーのマスターにしては数多いし。」

 「いや、俺と遠坂、それにアルトリアも居たんだ。注目集めないほうがおかしいだろ?」

 「そう言われれば、そうね。」

 それにしても、いつも向けられる視線と毛色が違うから、居心地悪い事この上ない。と、

 「それじゃ、もう少し目立ちましょうか♪」

 俺の腕に組み付く遠坂。そこかしこから、怨み成分200%な絶叫が男女問わず上がる。

 「お、おい、遠坂!?」

 「良いじゃない、これくらい。」

 なんか拗ねた口調の遠坂。一体、どうしたことでしょうか?彼女は何を企んでいるのでしょう?

 「別に何も企んで無いわよ。」

 すわ、読心術!?

 「士郎は、私と腕組むの嫌?」

 い〜え、ドンと来いって感じです。

 「なら、良いじゃない。」

 遠坂、モノローグと会話するのは止めておくんなまし。

 こんな風に愉快に登校してたせいで、気付かなかった。俺と遠坂を見つめる他の視線と一味違う視線と、こそこそと隠れながら登校してきた後輩の事を。
 そして、一時間目が終わった時、穂群原学園の校舎は、鮮血の結界に包まれた。




 あとがき:どうにもこうにも止まらない♪墓穴掘りは止まらない♪な福岡博多です。今回ライダー出すつもりだったのに!!次回に持ち越し!!先に言っときます!!D,さんのネタ使わせて貰います、次回!!後、子供も増やしちゃえ〜!!壊れろ、壊れろ〜、オレィ!!!
 HAHAHAHA、ミットモナイとこお見せしました。さて、これからの展開の舵取りがごっつムツカシイわぁ。と言うか、最初に考えてた物から、かなり逸脱しそう。尻すぼみにならない事を祈ろう。なんか他力本願だにゃ〜。

3: 福岡博多 (2004/04/22 20:00:36)[cukn01 at poplar.ocn.ne.jp]

 Blade worker 13



 「な、何事―」

 トス。

 一成の首に手刀を落とし、意識を刈り取る。一成の制服には、俺の魔力を込めてるので、結界の影響は少ない。

 「……胸糞の悪い。」

 首まで巻いた包帯を取り、制服を脱げば、黒布と黒衣の戦闘装束。

 ガラッ!!

 廊下に出ると2−Aから遠坂も出て来る。扉を後ろ手で閉めながら、教室に魔力を込める。少しは軽減になるだろう。

 「士郎、一階に結界の起点が在る。行くわよ。」

 静かに言う遠坂。だが、その手が震えている。ああ、やっぱり遠坂は良い奴だ。

 「俺は上に行くよ。結界の起点にマスターとサーヴァントがいるとは限らないから。上と下を総当りしよう。」

 「でも、サーヴァント無しじゃ……」

 「凛、セイバーもすぐ、衛宮士郎と合流するだろう。今は、時が惜しい。そうではないか?」

 「……そうね。それじゃ、士郎。」

 「ああ。」

 頭は冷えてる。躊躇いが無いほど。階段を上りながら、この状況を引き起こした奴をどうするか、考えていた。



 廊下の先にいる一組の男女。男の方は知ってる。話した事は無いが。

 「なんだ、その格好!?クズの上に趣味も最低だなんてなあ!!」

 「………素敵。」

 何か、女の方が小声で言ってる様だが、よく聞こえない。

 「間桐の兄か。」

 そこにいるのは、間桐の兄である間桐慎二。そして、紫の艶やかな長髪、蟲惑的な肢体を丈の短い服で包み、強力な魔具で顔半分を覆ったサーヴァント。

 「おい、クズ!!遠坂はどうした!?」

 「遠坂なら結界の起点が在る一階に行った。」

 「クズの分際で、僕の許し無しに喋るなぁ!!」

 この手の手合には何度か会った事が在る。度し難いな。

 「ライダー、殺せ!!遠坂に教えてやるんだ。そいつみたいなクズより僕の方が優れているという事を!!」

 「シンジ、それは……」

 「黙れ!!お前のマスターは僕だ!!お前は、僕の言う事を聞いてれば良いんだよ!!」

 間桐兄に目を向けていたライダーがこちらに向き直る。その手には釘のような短剣。

 「行きます。」

 かなりのスピードで迫るライダー。

 「シロウ!!」

 俺の背後から、青の騎士が迎撃に出る。

 「クッ!!」

 下がるライダー。

 「シロウ、無事ですか!?」

 「ああ。セイバーはライダーを頼む。俺はマスターの相手をする。」

 「分かりました。」

 「それと、投影、開始。」

 顕れるのは、歪な短剣。それをセイバーに渡す。

 「シロウ!?」

 メディアに説明を受けたので、セイバーもその効果は知ってる。

 「行くぞ、間桐兄!!」

 ダンと廊下を蹴って、飛び出す。

 「させません。」

 俺の進撃を阻もうとするライダー。だが、

 「シロウの邪魔はさせない、ライダー!!」

 それをセイバーに阻まれる。

 「く、クズの分際で、僕に逆らうなぁぁぁ!!」

 間桐兄が、影の刃を三本、放つ。だが、遅い。

 「ヒィ!!」

 かわされ、間合いに入られたと分かった瞬間、恐怖に顔を歪める間桐兄。その顔面を突撃の慣性を乗せて殴る。

 「グゥヒィエゥゥゥゥゥゥ!!!」

 意味の無い悲鳴をあげて、転がる間桐兄。

 「投影、開始。千刃牢。」

 倒れた間桐兄を床に何本かで縫い付け、それ以外は、間桐兄の上で待機させる。見た目には、吊り天井危機一髪と行ったところか。

 「すぐにこの結界を解け。それと令呪を放棄しろ。」

 見下ろしながら、言う。間桐兄は恐怖に引きつりながら、

 「ら、ライダー、僕をた、助けろぉ!!」

 トス。

 間桐兄の上に浮かぶ刀の一本が、顔の真横を掠めて突き刺さる。

 「ヒッ!!」

 と、間桐兄の手にあった本が燃え落ちる。見ると、セイバーが歪な短剣をライダーに突き立てている。だけど、何だって、胸と言うか、女の主張激しい場所に突き立てているのだろうか?いや、何か狙いが有った訳ではないと信じたい。

 「間桐兄、お前、正規のマスターじゃないな?」

 本が燃え尽きた瞬間、ライダーは間桐兄に言われるまでも無く、結界を解除。今は、戦闘の意思を欠片も見せず、そこにいる。

 「う、うるさい!!!」

 恐怖に怯みながら、憎しみの視線を向けると言う器用な真似をする間桐兄。

 「ライダー!!何してる!?こいつらを殺して、僕を早く助けろ!!」

 「シンジ、書が無い以上、あなたに従う謂れはない。」

 「なんだと、この役立たずがぁ!!」

 「黙れ。」

 殺気を間桐兄に叩き付ける。

 「ヒッ!!」

 「それで、間桐。お前がライダーの本当のマスターなんだな?」

 物陰にいた人物に問いかける。

 「………その通りです、先輩。」

 「サクラ!?」

 驚くセイバー。家に居る筈の間桐がここに居るとは思わなかったんだろう。気付かなかったわけじゃないよな?

 「間桐兄がマスターってのはおかしい。魔力を感じないからな。となれば、答えは自ずとな。確か、令呪のシステムを作ったのが間桐、いやマキリだったよな。なら、あの本は令呪の応用と言った所か?」

 「……はい、先輩。」

 俯く間桐。

 「わたしは戦うのが嫌だったから。だから、兄さんに『偽臣の書』を渡したんです。痛いのは、辛いのは、嫌だから。」

 「間桐。」

 「すいません、今日の事は私の責任です。兄さんは悪くないんです。逃げた私がいけないんです。」

 「そ、そうだ、僕は、そ、その馬鹿の代わりに、こんなやりたくもない事を、やって―」

 「黙りなさい、この屑。」

 「遠坂。」

 そこには、仁王立ちする遠坂とアーチャーが居た。

 「やりたくなかったですって?そう言えば、許されると思ってんの?」

 声を荒げてはいないが、その声音は酷薄。

 「あんたみたいな屑が、桜を馬鹿呼ばわりするんじゃないわよ。」

 冷ややかな遠坂の視線に、奥歯を噛み締める間桐兄。

 「ク、クヒ、ヒャハハハハハハハハハハハハハ」

 狂ったように笑い始める間桐兄。いや、ホントに狂ったか?

 「そいつがどんな女か、知らないくせに!!いいか、そいつは―」

 青褪める間桐。俺にはそれだけで充分だった。

 「黙れと言ったぞ。」

 ザンザンザンザンザンザンザンザンザンザンザンザンザンザンザン!!!!!!

 「ウァアアァァァッァァァァァッァァッァァッァ!!!!!!!!」

 間桐兄の上にある刀が全て落ちる。体に当たらない物は全て廊下に突き刺さり、体に刺さる位置にあった物は直前で止まる。

 「あっ、あっぁあっああ、あああああっあぁああああぁぁぁぁぁぁぁ」

 ジョワァァァ〜〜〜〜。

 間桐兄の股間が濡れていく。

 「今後、俺達の視界に入るな。もし入れば、殺す。」

 淡々と事実だけを告げる。コクコクと青を通り越して白い顔で頷く間桐兄。

 「さて、どうする?」

 振り返りながら聞く。

 「学校の事は綺礼に連絡したから、私達は、家に戻りましょ。」

 「了解。」

 しかし、もう俺の家が、お前の家になってるんだな、遠坂。

 「っと、その前に。」

 「どうした?」

 「士郎は、先行ってて。桜、あんたは残りなさい。」

 「遠坂?」

 「桜が、前に進むには必要な事をするのよ。桜、耳貸しなさい。士郎、とっとと行く!」

 「分かったよ、下で待ってる。行こう、セイバー。」

 「ええ、シロウ。」

 桜に耳打ちをする遠坂と、サーヴァント達を残し、俺達は、一先ず自分の教室に向かった。



 「凛、一体、間桐桜に何をさせるつもりだ?」

 「黙って見てなさい。」

 倒れたまま、泣く慎二。その慎二に、怖々と桜は近付く。

 「なんだ!!?」

 血走った目で桜を睨む慎二。やはり、まだ、桜にだけは強気でいられるようだ。

 「………」

 「何、僕を見下ろしてるんだ、この売女がぁ!!!」

 「黙ってください、この『爪楊枝』。先輩は『ドラゴンころし』なんですから、あなたの方が、クズ、ムシケラです。」

 凛に匹敵する冷ややかな表情の桜。これが、凛発案、「慎二をこき下ろして、吹っ切っちゃいなさい大作戦」だ!!

 「フッ。」

 慎二の濡れた股間を見ながら嘲笑するライダー。えげつない追い討ちだ。

 「ウ、ウウウ、ウワァァァアァァァ、ウワァァァアァァァアアアアァァァァッァン!!!!!!!!!!!!!」

 こやつに同情する謂れなど無い筈だが。何故か、哀れとしか言い様が無い。

 「何か、すっきりしました♪」

 む、春に還ったかのような笑顔。桜、怖い子だ。

 「それじゃ、帰りましょうか。」

 「はい!」

 仲良く並び歩いて行くマスター二人を眺めながら、昼の献立に想いを馳せた。



 <間桐慎二、再起不能>
 この後、間桐慎二を冬木の街で見た者はいない。各地をヒモの様に渡り歩くも、ある理由からあまり長く一所に滞まらない。ある港町で真実の愛に出会うまで、その放浪は続いたらしい。ちなみに、相手は海の―ゲフン、ゲフン以降は野暮なので、省略。




 あとがき:オゥゥバァァァ、ヒィィィトォォォォ!!!熱いと脳が沸騰気味になる福岡博多です。む、今回、今までで、一番自信ないですぅ。慎二ファンの皆さん御免なさい。原因は慎二だ(爆)!!ちなみに、桜が士郎の「ドラゴンころし」を知ってるのは、朝風呂事件後、二人で少し観察したから♪D,さんのネタ使わせて貰いましたが、何か顔向けできないカンジィ。すんまそん。次回は、ほのギャグやろうっと♪

4: 福岡博多 (2004/04/25 15:59:45)[cukn01 at poplar.ocn.ne.jp]

 Blade worker 14



 「分かった。処理はこちらでしよう。ではな。」

 チン。

 受話器を下ろす神父。

 「何が、あったのだ、コトミネ?」

 言峰に問いかける尊大な金髪の男。

 「戦闘の事後処理を要請されたのだ、ギルガメッシュ。」

 「ほう。それで、どれが消えたのだ?」

 「ランサーからの報告では、消えた者はいないようだな。」

 「それでは、進まぬな。我が選定しても良いが?」

 「フッ、まだその時期ではあるまい。マキリの老人も動いているようだ。もうしばらくは静観しようではないか。」

 「……楽しそうだな、コトミネ。まあ、我が出向けば、全て決着がつく。それでは、興が削がれると言うものか。それに、セイバーと我の再開に舞台が整っていないのも確か。今は、お前の言葉に同意しておいてやろう。」

 「そうか。ところで、ギルガメッシュ。昼食は、麻婆豆―」

 「我は外で食する!!」

 「ならば、泰―」

 「行かぬわぁ!!!」

 背後に幾多の宝具を浮かべ、神父の誘いを拒む英雄王でした。



 今日の昼は鴨南蛮。うどんは、バーサーカーの手打ち。理性無い筈なのに、流石はヘラクレスと言うとこか?
 ちなみに藤ねえは、学校に行った。無事な職員としてやる事も多いだろう。それが、今の状況の唯一の救いだ。不謹慎だが、間桐兄に感謝したくなった。

 「おいしい、おとうさん?」

 「ああ、美味しいよ、橙士。」

 俺の分のうどんは、橙士が打った物だ。正直言えば、美味くないが、橙士の手作りであるならば、それは気にならない。気になるのは、俺を悔しそうに睨みながら、血涙を流す弓兵だ。

 「アーチャーおにいちゃん?」

 「なんだ、橙士?」

 ただ、橙士が奴を見ると、何事もないように微笑む。そして、

 「熱いから気を付けるのだぞ、橙士。フゥー、フゥー。あ〜ん。」

 「あ〜ん♪」

 橙士の手作りうどんを食べれなかった代わりに、橙士の世話役を驚く勢いで名乗り出たアーチャー。橙士もアーチャーに懐いている。アーチャーの事を橙士に聞くと、

 「おとうさんとおんなじにおいがするの♪」

 と言っていた。なんか、嫌だ。

 「皆はどうだ。美味いか?」

 「「「「「………」」」」」
 「うん、美味いよ。さすが士郎だな。」

 俺の隣に座る綾子以外答えてくれません。もうずっと、重苦しい雰囲気に居間は包まれたままです。うう、視線が痛い。
 始まりは、綾子が起きてきた時でした。綾子は、腰に力が入らないらしく、四つん這いで居間に入ってきました。そして、俺の事を士郎と呼んだ瞬間から、重力が増しました。ぶっちゃけ逃げたいです。逃げれそうにないけど。

 ズズ〜。

 重い昼食の時間が過ぎ、一息。時間を追う毎に重さが増していってる気がしない訳でもないが、どうしたら良いのやら。と、ここに来て、やっと事態が動いた。少しも嬉しくない方向へと。

 「あやこおねえちゃん♪」

 「おっとっと。」

 橙士が綾子の胸に飛び込む。それを受け止め、橙士の頭を撫でる綾子。……アーチャー、ハンカチを噛んで悔しがるな。

 「んん〜。」

 「ハハ、どうしたんだい?」

 顔を綾子の体に押し付ける橙士。髪を梳きながら、優しくその様子を見る綾子。心温まる光景。だが、続く橙士の言葉に居間は凍りついた。

 「おとうさんのにおいがする〜♪」

 静寂。

 「「「「「「………」」」」」」
 「「なななななななな」」

 ゴット。橙士の素直さと鋭さがイタイです。

 真っ赤になって慌てる俺と綾子。呆けるセイバー、遠坂、間桐、イリヤ、ライダー、アーチャー。バーサーカーは、某世紀末覇者の最期のポーズで庭に立っている。

 「どういうことかしら?」

 ツインテールを角のように逆立てながらも、笑顔の遠坂さん。燃え盛る炎を背負ってるように見えるのは気のせい。幻覚と言う事にしといて下さい!!

 「先輩?」

 何か、黒い物が体から立ち昇ってるような間桐。一瞬、間桐の髪の毛が白く見えたのですが。俺、疲れてんのかな?

 「シロウ、やっぱり大きくなくちゃ、ダメなのかな?」

 俯いて、自分の胸の辺りを注視するイリヤ。む、問題が違うと思うぞ、イリヤ。それに、俺は大きさには拘らないって違う!!

 「シロウ……」

 溜息をつくセイバー。投げ遣りな感じだ。けど、アホ毛がピキーン!!となってる。それに牙を剥いた獅子が背後に見える気がします。気のせいと思わせて。

 「シロウ、不公平を感じます。」

 俺の投影した、先生が持ってた魔眼殺しをかけるライダー。不公平って、何のこと?と言うか、何気に熱い眼差しを送ってくるライダー。あ、間桐に睨まれた。

 「誑しの汚名を背負い溺死しろ。」

 いきなりかい!?軽蔑の眼差しを向けて来るアーチャー。ぐぐ、コイツに言われても説得力が皆無で、物凄くむかつく。

 「い、いや、その、ねえ?」

 ピシィ、パシィ!!

 ラ、ラップ音!?

 異界と化した我が家の居間。その言い難い圧力は俺に収束し始めてる。く、どうにかしなければ!!だが、ラブリー・マイ・サンは更なる爆弾を炸裂させてくれました。

 「おとうさん、ママがふたりになるの?」

 ああ、息子よ。小首を傾げながら、無邪気に父を窮地に追い立てないで!!

 「ととととと、橙士ちゃん!?」
 「「「「「………」」」」」
 「?ふむ。」

 皆の視線が針を超えて、槍になりましたよ。ウフフ、俺の人生、今日までかな。思えば、良い人生だったなあ。すいません、かなり、嘘。気苦労の成分の方が多い。

 「橙士。」

 「な〜に、アーチャーおにいちゃん?」

 と、アーチャ−が、橙士に問いかける。うん、ナイスタイミングだ、アーチャー!!皆も、二人に注目している。今の内にどうにか、どうにかぁぁぁ!!

 「おかあさんとママは違う人か?」

 「うん♪」

 静寂供

 フフンと言った顔で俺を見るアーチャー。ぐぐぐぐぐ、あの野郎ぅ!!

 「ホント、どう言うことかしら、士郎?」

 肩に乗る遠坂の手。背後に感じる圧倒的なまでの圧力。

 「フフ、先輩。説明お願いしても良いですか?」

 左腕に組み付いて来る間桐。爪が食い込んでいるような気がするんですが。

 「私も是非、聞きたいです。」

 右腕に組み付いて来るライダー。む、柔らかい何かに挟まれております。

 「シロウ、家族に隠し事はダメよ?」

 膝の上にはイリヤ。お尻が俺の股間の上で小刻みに動いてるのはどう言うことですか?ワカリマセン。

 「シロウ。私はサーヴァントとして、マスターの事を知らなくてはなりません!!」

 俺の正面で仁王立ちするフルアーマーダブルセイバー。と言うか、マスターに殺気を放つのはどうでしょう?

 「まだ、居たんだな。なんか納得。」

 うんうんと頷く綾子。ただ、ジト目でこっちを睨んでおります。なんと言うか四面楚歌?絶対包囲網が完成!!てな感じ。

 「あは、あははははははは。」

 乾いた笑いをあげて、どう説明するか頭をフル回転させる俺だった。



 夕食(早過ぎ!!)は、中華。豚バラの角煮。牡蠣と青菜の辛味炒め。棒々鶏を乗せた中華サラダ。卵と葱だけの炒飯。デザートは杏仁豆腐。杏の種を石臼で挽いた本物だ。ちなみに石臼を挽いたのはバーサーカー。ギリシャ最大の英雄に料理の下拵えをさせてるのは家だけだろう。

 「おいしい♪」

 「そうかそうか。たくさんあるからな。良く噛んで食べるのだぞ?」

 「うん♪」

 橙士と楽しそうにするアーチャー。これほどの殺意を覚えたのは初めてかも。

 「I am the bone―」

 「なにしてんのよ?」

 「何でもありません、サー!!」

 遠坂に睨まれて、魔術行使を取り止める。俺、かなりテンパッています。

 「士郎、あ〜ん。」
 「先輩、どうぞ。」
 「シロウ、これもね♪」

 右に綾子、左に間桐、膝上にイリヤ。彼女らが、俺の口に夕飯を押し込んでいく。

 「「「………」」」

 対面で、青筋を浮かべる遠坂、セイバー。羨ましそうなライダー。何故?

 「あ、あの、宗一郎様。………ふぉうひょ。」

 「うむ。」

 て、口移しですか!?人の目を気にしてくれ、葛木、メディア。

 「むご、ふぐ、んが。」

 口に料理を頬張りながら、この状況を鑑みる。
 そう、実は、俺には橙士以外に子供が居るのだ(爆)!ちなみに生後半年程の女の子だ。母親は、先生の妊娠中に、先生を捕縛しようとやって来た協会の魔術師。彼女と知り合いになった事がきっかけで、「Blade worker」として仕事するようになった。まあ、その、仕事で一緒に居るうちに、そういう流れになりました、てへ。
 説明を終えた後の事は、思い出したくない。アーチャーは、上手く橙士を連れ出していたようだ。トラウマにならなくて良かった。勿論、橙士がだ。俺はもう良いよ、良いんだ。グスン。

 「そ、それじゃ、橙士!!風呂に入ろうか!?」

 「ふざけるな。橙士は私が風呂に入れる。お前の誑しがうつったら、どうする気だ!?」

 俺の前に立ちはだかるアーチャー。ぬ、邪魔するな!!俺はどうしても、この状況から脱出したいんだ!!

 「うん♪いっしょにはいろ、おとうさん♪」

 「と、橙士……」

 ガクッと膝をつくアーチャー。コイツ、ホントにどこの英霊だよ?

 「そ、それじゃ、俺と橙士は風呂に入ってくるから〜。」

 橙士を抱きかかえ、風呂場に現実逃避も兼ねて逃走。俺、情けない?

 「綾子、今日一緒の部屋で寝ない?」

 「ヘ、何で?」

 士郎と橙士がいなくなって、凛が口を開く。

 「話したい事があるし。」

 「わたしも、アヤコに聞きたい事があるなあ。」

 「私も同席しても良いでしょうか?」

 「い、いや、そ、その。」

 「「「いいわ(です)よね?」」」

 「わ、分かったよ。」

 この時、四人は失念していた。ある一組が居ないことに。まだまだ、衛宮家の嵐は治まりそうに無い。




 あとがき:四重奏、壱日で完クリ!!やっぱ、Fateって長かったな〜と実感中の福岡博多です。むむむ、何か、もう限界?ジャンルは何に定義されるんだろう、これ?五里霧中だべさ〜。多分、折り返し辺りまで来たと思うけど。へっぽこさに挫けそう。へっぽこ。良い響きだ。うむ、病んでるな、俺!!

5: 福岡博多 (2004/04/26 00:08:39)[cukn01 at poplar.ocn.ne.jp]

 Blade worker 15



 「サクラ、どうしたのですか?」

 ライダーを廊下に連れ出し、辺りを窺う桜。

 「………ライダー。」

 「はい?」

 「協力して。」

 「協力ですか?………私としては、イリヤスフィールを捕らえる事をお勧めしますが。」

 「え?………ち、違います。ライダーに協力して貰いたい事は―」

 乙女の語らい中。

 「ええ!?サクラ、本気ですか!?」

 「勿論です!!覚悟完了です!!」

 「サクラ……」

 リンの作戦の効果でしょうか?感謝します、リン。少々行き過ぎの気もしますが。

 「それじゃ、ライダー、頑張りましょう!!」

 「ええ、全力を尽くします。」

 役得ですね。シロウの料理も美味でしたが、やはり……
 二人の企みに呼応するように夜は更ける。



 夜。全員が風呂に入り、灯も消えた衛宮家。士郎は自分の部屋で寝ている。ちなみに、橙士は、綾子、遠坂、セイバー、イリヤ、アーチャー達と同じ部屋で寝ている。士郎の隣の部屋にはバーサーカーが待機。

 と言うか、監視してんのか?

 襖は開いており、正座しているバーサーカーがジッと士郎を見ている。

 ね、眠れん。

 この状況で眠れるほど、神経が太くない士郎だった。と、

 スゥー。

 廊下側の襖が開き、部屋に入ってくる人影二つ。

 「誰だ?」

 結界が反応してないため暢気な士郎。だが、次の瞬間、硬直した。

 「せ、先輩……」
 「シロウ、失礼します。」

 そこにいたのは、スケスケのネグリジェを纏った間桐と黒のガーターベルト付きセクシーランジェリー姿のライダーがいた。
 ちなみにバーサーカーは、二人を認めると襖を閉めた。閉める寸前、魔力をこめて。ああ、御気遣いの紳士、って、あんた魔術駄目なはずでしょ!?

 「!!?」

 声も出せず、驚く。ピンクのネグリジェの間桐、黒の下着姿のライダーは月の光の下、淫靡でありながら、神々しいと言う矛盾した印象を喚起する。

 「先輩、わたしも先輩のモノにして下さい!!」

 「ま、間桐!!あのな―」

 「今なら、ライダーも付いてお得ですよ!!」

 む、確かに、って違ぁう!!間桐、なんか性格が変わってると言うか、反転気味だぞ!?

 「お、落ち着け、間桐。頼むから。」

 「私じゃ……駄目ですか?」

 涙を溜めた上目遣いで、こちらを窺う間桐。グハァ、最終防衛ラインに到達されたぁ!!衛宮士郎、萌えてます。

 「なら……力技です!!ライダー!!」

 「はい、サクラ。」

 「何?」

 ダメージを受け、黙っていたのを拒否と受け取った間桐が、ライダーに指令を下す。眼鏡を取るライダー。俺を見つめる眼は、最高峰の魔眼。

 「くお!?」

 動けなくなる俺。そして、

 「せ、先輩、素敵です……」
 「ポ、ポセイドン以上です……」

 隆々と聳え勃った我が「宝具」。魅了と金縛りかぁ!?

 「せ、先輩の側に居るためには、既成事実を作るしか……」
 「シロウ、期待できそうです。」

 いやいや、ちょっと、お待ちになってぇ!!下半身に冷えた夜気を感じる。そして、

 「先輩……」
 「シロウ……」

 「うあ!!」

 怒張に感じる濡れた二つの感触。

 ピチャ、ペチャ、。

 水音が響くと共に、背筋を快感が駆け上がる。先を舐られ、玉を舌で突付かれる。竿で舌が交差し、位置が入れ替わる。微妙に異なる舌の感触が、余計快感を際立たせる。

 「先輩の、ンァ、逞しい……」
 「フフ、シロウ、フゥン、脈打っていますよ……」

 そして、暖かい空気と共に粘膜に包まれる怒張。舌が這い、絡み付く。先端を含む口と、竿を横合いから咥える口が唾液の跡を曳きながら、踊る様に刺激してくる。舌で、鈴口を穿られ、竿を甘噛みされる。

 「フフ、先輩、ハァン、いっぱでてきてますよ……」
 「シロウ、ンゥ、硬いです……」

 唾液に俺の分泌した物が混ざり、水音が増す。そして、俺の怒張は、月の光にぬらぬらと光沢を放つ。二人の口が糸を引きながら、離れる。

 「フフフ、先輩、もっと気持ち良くしてあげます……」
 「シロウ、私達に委ねて下さい……」

 俺の怒張に上半身を寄せる二人。

 「くぅおぉぉ!!」

 怒張を包む柔らかくありながら、弾力を兼ね備えた感触。見れば、怒張は二人の乳房に挟まれ、先端しか見えない。間桐とライダーの乳房はお互いに押され、形を変えている。

 「ああ、先輩の、あ、あつぅい……」
 「シロウ、震えていますよ。ふぅぅん、き、気持ち良いのですか?」

 熱を帯びた声音の二人。添えた手を上下に動かし、柔らかで熱い感触が怒張を扱きあげてくる。乳首が擦れ合ってるのか、時折、鋭い嬌声をあげる二人。唾液と汗、そして、俺の分泌液で、扱かれる度に水音が鳴る。

 チュ、チュプ、ピチュ、チュピ。

 更に、胸で、怒張を扱きながら、鈴口を舌で突付いてくる。背中に電気が走る。腰の奥に重くせり上がって来る射精感。知らず首が仰け反りそうになる。

 「ま、間桐、ラ、ライダー。お、俺、もう……」

 「い、良いですよ、せ、先輩、たくさん、きゃぅ、だ、出して……」
 「シ、シロウ、たくさん、ください……」

 二人の舌が鈴口に入り込み、乳首で竿を刺激してくる。それで、箍が外れた。

 「うあぁぁぁぁぁぁあ!!!」

 ドピュ、ドピュ、ドピュゥゥゥゥゥゥゥ!!!!

 「はぁぁぁぁぁ、あ、あつぅい……」
 「んん、んぁあ、こ、濃いです、シロウ……」

 二人の顔に降り注ぐ白濁。ドロリと顔を伝う。それを潤んだ眼で、互いに舐めとっていく二人。正直、エロい。

 「んぁ、フフ、先輩、可愛いです。まだまだ、これからですよ……」
 「くふぅ、シロウ、もっと気持ち良くしてあげます……」

 「いや、次は俺の番だ。」

 「「え!?」」

 二人の秘所に手を伸ばす。興奮していたのか、熱く潤んだその場所を、五本の指をそれぞれ駆使して刺激する。

 「ふぅあぁぁぁああぁあ!!!」
 「ひぃやぁぁぁっぁぁぁ!!!」

 指で入り口をなぞり、擦り、中に突き立て、指を曲げたり、ピストンしたり、開いたり、突起を突付いたり、皮を剥いて、扱いたり、摘んだりと休む事なく、動かす。

 「ああ、せ、先輩、ふぅあ、す、凄い、です、んはぁぁぁ!!」
 「きゃう、シ、シロウ、そ、そんなに、されては、うぁぁぁぁん!!」

 二人の秘所から溢れる滴りは、膝まで垂れている。そして、間桐を仰向けに寝かせ、ライダーをその上に向かい合わせる。二人の胸が合わさり、形を変える。俺の前には、二人の恥ずかしい場所が、縦に並んで晒されている。不安そうに俺を見る間桐とライダー。

 「せ、先輩……」
 「シ、シロウ……」

 ライダーの秘所に顔を近づけ、舌を突き立てる。間桐の秘所には、指を入れる。

 「ああ、先輩、先輩、わたし、ひぃ、だ、だめ、ひゃん、くぅああああ!!」
 「ふぅああ、シロウ、そんな、はげし、ああ、んあぁ、ひゃあぁぁん!!」

 舌で穿り、突起を甘噛みし、吸う。指を回し、突起を押し潰す。震えて、奥から溢れさせる二人。頃合と判断し、怒張を二人の秘所の間に差し込む。雁首と裏筋に感じる熱く潤んだ秘所。

 「ひゃあああ、先輩、先輩、もう、もう、くぅぅぅぅぅぅん!!!」
 「きゃぅぅぅぅ、シロウ、もう、じ、焦らさないでぇ!!!」

 「いくぞ。」

 ズチュ〜〜〜〜〜!!!ズチュズチュズチュズチュズチュズチュン!!!

 「ああ〜〜〜〜、せ、先輩〜〜〜〜〜〜!!!ひゃあん、くぅああ、うあああ!!!」

 ジュプ〜〜〜〜〜!!!ジュプジュプジュプジュプジュプジュプン!!!

 「はああああああ、シ、シロウ、駄目、そんな!!!くぅうう、ひぃぃぃ、ああああん!!!」

 交互に五回ずつ突きたて、抜き、もう一方に突きたてるを繰り返す。熱いを通り越し灼熱となった膣内を乱暴と言える強さで掻き回す。

 ズッズッズッズッズッズチュ、ジュジュジュジュジュジュプ、ズッズッズッズッズチュ、ジュジュジュジュジュプ、ズッズッズッズチュ、ジュジュジュジュプ、ズッズッズチュ、ジュジュジュプ、ズッズチュ、ジュジュプ、ズチュ、ジュプ!!!

 気付けば、交互に奥まで思い切り突き上げていた。背骨に焼けた鉄を埋め込まれたような苛烈な快感。二人の体から薫る淫らな香りが腰の動きを加速させる。

 「はぁぁぁぁぁ、せ、せん、ぱい、お、おくに、き、きますぅ、うはぁぁぁぁぁ!!!!」
 「きゃあぁぁん、シ、シロウ、ふ、ふか、い、ひぃや、だ、だめぇ、いひゃぁぁぁぁ!!!!」

 再び、腰の奥に感じる射精感。二人の子宮口をこじ開けんばかりに突き上げる。

 「あああ、だめぇ、い、いく、いきますぅぅぅ、はああああああああ!!!!!!」
 「ふぅうあ、わ、私も、もう、い、いくぅぅぅぅ、くああああああああ!!!!!!」

 「うおぉぉぉお!!!!」

 間桐の膣内の最奥で爆ぜながら、抜き出し、ライダーの膣内の最奥で、残りを解き放つ。

 「うんんん、せん、ぱいのあつい、のが、わ、たしのなかに……」
 「はあああ、シ、ロウの、あつ、くて、うんん、はあ……」

 「悪いが、まだまだだぞ、桜、ライダー。」

 「……え?す、少し、休ませ……」
 「……シロウ?いくら、何でも……」

 「フフフフフフ、二人掛かりなら何とかなると思ったのか?その認識を改めさせないとな。」

 「せ、先輩!?くぅああ、ひぃひゃぁぁぁぁん、ま、まだ、敏感な、んで、ああああああああ!!!」
 「シ、シロウ!?ま、まって、きゃふぅぅぅ、んああああ、そんな、まだ、かた、うああああああ!!!」

 士郎の部屋に響く嬌声はまだ止む気配無し。おそらく一晩中途絶える事は無いでしょう。絶倫超人、畏るべしぃぃぃぃぃぃぃ!!!




 あとがき:やっちまっただぁ!!!エクトプラズム大放出ぅ!!!な福岡博多です。桜ファン、並びにライダーファンの皆さん、お許し下さい!!!反省!!!よし、反省終わり(早!?)。士郎、攻められると性格が攻撃的になります。橙子さんもよくやられます。正にケダモノ!!!ママに関しては登場させますんで乞う御期待。急展開過ぎかなぁ?

6: 福岡博多 (2004/04/27 21:15:05)[cukn01 at poplar.ocn.ne.jp]

 Blade worker 16



 朝起きたら、そこは修羅の国でした、まる 陸奥○明流を会得してない俺では、生き残れそうに無いです、まる

 流石にサーヴァントであるライダーは腰が抜けると言うことは無く、桜を風呂に入れたりと身繕い(証拠隠滅)もバッチシだった。ちなみに桜はまだお休み中。ライダーは桜の1.5倍、冒険に出たが。英霊は伊達じゃないかな?

 「ところで、マスター。残りのサーヴァントに対しては、どう対処するつもりですか?」

 何故か、俺をマスターと呼ぶライダーさん。嫌な予感、ビンビンやね。

 「ライダー、シロウは私のマスターだ。何故、あなたが、シロウをマスターと呼ぶのですか?」

 「そうよ、ライダー。あんたのマスターは桜の筈でしょ?」

 「ええ、リン。確かにサクラは、聖杯戦争における私のマスターです。」

 「じゃあ、何で、シロウをマスターって呼ぶの?」

 「それはシロウが、私の『御主人様』だからです。」

 ピシ。

 世界が凍る音を聞いた気がする。気のせいですよね?そうですよね?

 「もはや、シロウ無しでは生きていられません。私の全てはシロウの物です。」

 ウットリと頬を赤く染めるメドゥーサさん。あんた、厳密に言えば生きてないジャン!!?

 「そう、桜が起きて来ない訳が分かったわ。」

 OH,HANNYA!!?これが「直死の魔眼」なのか!!?到達しちゃったの、遠坂さん!!?

 「フフフフフ、そうですか。シロウ、あなたとは、とことん話し合う必要がありますね?」

 話し合うだけなのに、何故に完全武装をなさっておいでデスカ、セイバーさん!?いやいや、聖剣を振りかぶんな!!

 「シロウって、下半身で生きてるんだね。」

 グサッと来たーー!!冷ややかな眼で俺を見るイリヤ。返す言葉が無い。でも、オヤジよりはマシだぞ!!……多分。

 「ま、今更だね。元々あたしも割り込みした人間だし。」

 サバサバした態度の綾子。だが、責めるように俺を見てる見てる。ゴメン、俺、自分で思う以上の節操無しだ。

 「ライダーおねえちゃんもママになるの?えへへ、うれしいな〜♪」

 家族が増えるのを素直に喜ぶ橙士。俺も、この状況を素直に喜べたらなあ。

 「貴様の行いは、橙士の情操教育に悪過ぎる。橙士の世話は、私が全てやるべきだ。」

 だから、俺の行いに関して、お前になんのかんの言われるのは、物凄く説得力無くてムカつくんだぁ!!勘だけど、こいつの方が女癖悪いと思う。オヤジに匹敵すると見た!!

 「シロウ、貴方の性根、鍛え直して上げます!!!」
 「士郎、覚悟しなさい!!!」

 あおいしゅらとあかいあくまがこうりんした。しろうはにげられない。

 ズルズル〜。

 道場に引っ張ってかれる俺。ああ、市場に連れてかれる仔牛の気持ちが分かったよ!!分かりたく無いっつうの!!



 ドドドドドドドドーーーーーーー!!!!!!!

 道場には、滝がありました。わ〜い、マイナスイオンたっぷりだぁ〜♪

 「って、何で、滝が!!?」

 「メディアに作ってもらったの。」

 「テレビで修行に使っていたので。こんなに早く使う機会に恵まれるとは思ってもみませんでしたが。」

 何見てたんだ、二人とも!?って、「陣地作成」ってこんな事まで出来んのかよ!?

 「それじゃ、滝に打たれて煩悩を払いなさい、士郎。」ゴクゴク。

 「清流に身を晒し、欲望に流されぬ清らかな心を手にいれるのです、シロウ!!」ゴキュゴキュ。

 「頑張れ〜、シロウ♪」ンクンク。

 「あのさ。」

 「なによ。」ゴクゴク。

 「なんで、さっきから三人は牛乳飲んでんだ?流石に飲みすぎだと思うぞ?」

 「仕方ないのです、シロウ。彼女達は、藁にも縋りたいのですよ。まあ、効果は疑わしいですが。」

 何か勝ち誇った顔のメドゥーサ。三人の殺気の篭った視線の先は、………ムネ?

 「何が言いたいのです、ライダー?返答次第によっては許しませんよ?」

 「私には言いたい事などありませんよ、セイバー。結果が全てを表しているのみです。」

 何かプルプル震える三人。その表情は……ひぃぃぃぃぃ、阿修羅、怒り面!!?

 「士郎。」

 「な、何でしょう、と、遠坂さん?」

 「溺死しろ。」

 枕詞無し!!?世界を獲れる右で、滝壺に落とされる俺。どうなってんだ、この滝!?

 ザボーーン!!

 「ひょえぇえぇぇぇぇえぇぇえぇぇぇえぇ!!!!!!!!!!」

 冬の朝から、滝に落とされたら、マジに死ぬって!!冷たぁ!!!死ぬ、死んでしまうぅぅぅ!!!………衛宮士郎、逝っきまぁぁぁぁす!!!

 DEAD END



 「はい、おとうさん♪」

 俺に暖かいココアを渡してくれる橙士。涙が出そう。

 「橙士は………優しいな。」

 ズズ〜。

 ココアは俺の体と心を温めてくれるようだ。ちなみに、ホットミルクは作れない。全部、飲まれたから。

 「おまえら、何考えてんだ!!?」

 「シロウに、もしもの事があれば、どうするつもりだったのですか!?」

 「「「ゴ、ゴメンなさい……」」」

 仁王立ちする綾子とメドゥーサ。その前に正座するセイバー、遠坂、イリヤ。説教中。

 「自業自得だと思うがな。」

 それに我関せずと言った感のアーチャー。

 「しかし、本気でやばかった。」

 助けてくれたバーサーカーに感謝。だけど、アーチャーが同情的な視線を送ってくるのが気になる。まさか!?………やめておこう。考えないほうがよさそうだ。考えるなぁぁぁ!!!

 「ヘッキシ!!う〜〜〜、さぶ!!」

 「士郎、大丈夫か!?」

 「シロウ、私にお任せを!!」

 「ん、って、何気に服を脱ごうとするなぁぁぁ!!!」

 「ですが、肌の触れ合いこそが、このような状況における最良の手段なのでは?」

 「ここは雪山かよ!!」

 「そうだぞ、ライダーさん。士郎、風呂沸かしてあるから、温まってきなよ。」

 「む、綾子も優しいなぁ。俺、感動した。しからば、入ってくる。」

 風呂場に向かう俺。

 「どこに行くつもりですか、アヤコ?そちらは浴室だと記憶していますが。」

 「いや、士郎の背中を流そうかなと……」

 「それだったら、士郎が凍えた責任は私にあるんだから、私が……」

 「いえ、ここはシロウのサーヴァントである私が……」

 「何言ってるの?お兄ちゃんの背中は、私が……」

 「シロウへの奉仕は私の義務です。ですから、ここは私が……」

 言い合いを始める女性陣。

 「行こっか、橙士?」

 「うん♪」

 それをほっぽって、親子で風呂に向かった。



 「で、これからどうするかだが。ランサーとアサシンの所在は分からない。と言うわけで、夜間に探索を行いたいと思うのですが。」

 「まあ、情報が無い以上、そうするしかないわね。」

 戻って来た時、何故か風通しの良くなった居間で作戦会議。後、全員微妙に服装が乱れてる。

 「で、探索のメンバーは……」

 ピンポ〜ン。ガラガラ。ドタドタドタ。

 「ん、藤ねえか!?」

 おかしい、藤ねえは、学校の件で奔走してる筈だ。葛木もそうだし。と、今に俺の良く知る人物が飛び込んで来た。

 「士郎〜〜、私、悔しいです〜〜〜!!!」

 「「「「「あ〜〜〜〜!!!」」」」」

 俺に抱きついてくる泣き黒子が有る男装の麗人。

 「バ、バゼット!?」

 「あ〜、バゼットママだ〜♪」

 「「「「「バゼットママ!?」」」」」

 「あら、橙士もいるのですか?お久し振りです、橙士。………士郎、このお嬢さん方はどちら様ですか?」

 む、狩猟者の眼。サクッと説明しなくてはヤヴァイね。

 「そちらの髪の長い女性と、肩口までの娘には手を出してるようですが。」

 何で、一目で分かるのん?

 「申し遅れました。私、士郎の恋人、バゼット・フラガ・マクレミッツといいます。以後、宜しくお願いします。」

 「「「「「なっ!!?」」」」」

 む、家、明日まで、原形留めてるかな?

 「ねえねえ、バゼットママ、リーシャちゃんはいないの?」

 「ごめんなさい、橙士。リーシャは、倫敦でお留守番なの。」

 「そうなの?ぼく、リーシャちゃんにあいたかったよ。」

 「聖杯戦争が終わったら、士郎と一緒に倫敦に来れば良いですよ、ね。と、そうです。士郎!!聞いて下さい!!」

 「な、何、どうしたの?」

 「言峰を知ってますね!?彼にランサーの令呪を奪われたのです!!」

 「「「「「「ええ!!?」」」」」」

 思いもかけない発言に戸惑う一同。

 「でも、バゼットがそんなポカをやらかすと思えないって、まさか!?」

 バゼットが不覚を取る原因に思い当たる俺。見ると、バゼットの眼が少し泳いでる。

 「リーシャの自慢してたろ、バゼット!?」

 「うう、だって……」

 サーヴァント奪われて当然だ、こりゃ。

 「俺、ランサーに一回、殺されたから、その時は、もう、ランサー奪われてたんだな。ん?それじゃ、今まで何してたんだ、バゼット?」

 「橙子の事務所に行って、義手を調達してました。」

 「義手?」

 「ええ、令呪ごと手を持って行かれたから。」

 「そうか。」

 急速に冷えた気配の広がる居間。冷たい怒りが場を支配する。

 「それだけじゃありません!!あの変態神父、私の不幸を堪能したいと言って……」

 「何をされたんだ、バゼット?」

 息を飲む面々。

 「リーシャの写真に、肉と書いたり、髭を描いたりしたのです!!絶対、許せません!!!」

 呆然。

 「それは許せんな。言峰だったか、思い知らせてやろう。」

 「ええ、士郎!!」

 「「「「「ええ!!?」」」」」

 「と言う訳で、目的地は決定した。メンバーは、俺、バゼット、セイバー、遠坂、アーチャー、イリヤ、バーサーカーで行こう。」

 「シロウ、私は!?」

 「桜は動けないし、橙士と綾子を無防備にする訳にもいかないからさ、留守を頼むよ。」

 「……分かりました。その代わり、報奨として激しくを15回要求します。」

 「え、あ、うん。良いけど。」

 「士郎。私も久し振りにフルコースを御馳走してもらいたいのですが。」

 「ヘ、ああ、うん、って、そう言う話はあとあと!!それじゃ、戦闘準備!!」

 「「「「「は〜い。」」」」」

 戦闘装束じゃ冬木教会に行くまでに警察に捕まっちゃうから、カモフラージュして行かなきゃな。まあ、サーヴァント三体なら、楽勝か?油断は禁物だけど。早く、終わらせなきゃな。
 士郎達は、この時知らなかった。八体目の黄金のサーヴァントの存在を。



 リーシャ・ラウル・マクレミニッツ:士郎とバゼットの娘。生後半年の女の子。ミドルネームは親が「フラガ」なので、「ラウル」にしました。分かる人には分かる。登場は無し。きゃわゆい子。橙士並みの萌えを持つ。バゼットはいつも写真を持ち歩いており、自慢したくて仕方ない。バゼットの娘自慢は長く、隙だらけになる。そのせいで、言峰に令呪を奪われる。預け先は、ゼルレッチの診療所。


 

 あとがき:シュゥゥゥトォォォォ!!!無謀、無知、無茶の三拍子揃った福岡博多です。バゼット、橙子さんとカブらない様、敬語の人にしたのは失敗の気がするにゃ〜。後戻りは出来まヘン!!進むのみダス!!次回、バトル(モドキ)。しっかし、士郎、強いね♪絶倫超人、万歳!!

7: 福岡博多 (2004/04/29 16:13:36)[cukn01 at poplar.ocn.ne.jp]

 Blade worker 17



 雷画爺さんに車を出してもらって、新都郊外の教会の在る高台の麓まで送って貰う。

 「バゼットさんだったか?シロ坊のこと頼むぞ、ガハハハハハ。」

 「ええ、お任せください。」

 「シロ坊、良い女、捕まえたなあ。逃がすんじゃねえぞ?それで、式はどうすんだ?」

 空気が重くなった気がするなあ。

 「ハハハ、その、まあ、追々ね。」

 「そうか。まあ、何かありゃ言って来い。じゃ、わしは戻るぞ。」

 「ああ、ありがとな、雷画爺さん。」

 ブロロ〜。

 去っていく車。残されたのは、とっても居辛い空気。

 「どうする?綺礼に式を頼む?」

 あくまな遠坂さん。

 「あんな変態に祝福されたら、不幸になってしまいます。」

 上機嫌のバゼット。

 「シロウ!!早く、行きましょう!!」

 ガァーと吼えるセイバー。

 「リズとセラを、早々に呼ばなきゃ。」

 考え込むイリヤ。

 「橙士が喜ぶ昼食のため、チャッチャッと終わらせるぞ。」

 モチベーションの異なるアーチャー。

 「■■■ーーー!!!」

 何言ってるか分からないバーサーカー。

 「とにかく行こう。」

 少し意気消沈気味の俺。
 教会付近に人が近付かないよう、バゼットが結界を張った後、教会に向かった。



 「よう、待ってたぜ。」

 外人墓地の前にそいつはいた。

 「クー・フーリン…」

 「言峰は教会ですか?」

 「ああ、そうだぜ、元マスター。」

 「あんたは門番ってわけね?」

 「そうなるか?だが、あんな変体野郎を守る趣味はないがな。」

 「ならば、道を開けなさい、クー・フーリン!!」

 「お前とお前のマスター以外は止める気は、最初から無いぜ、セイバー。」

 「どういう事だ、ランサー?」

 「簡単だ、弓兵。俺の望みは戦い。で、一番、面白い戦いができそうなのが、セイバーとそのマスターだってだけだ。」

 「それじゃ、わたし達は通って良いの?」

 「ああ。ただ、俺達の戦いが終わるまでは、あの野郎殺さないでくれるか?頷いてくれるなら、通してやる。」

 「……分かった。」

 「士郎!?」
 「「シロウ!?」」

 「先に行っててくれ。……あと、バゼット。」

 「……分かりました。でも、橙子に怒られますよ?」

 「ま、相手が相手だし。……やってくれ。」

 「はい。」

 カリ。

 唇から滲む血。そして、

 「「「あああ〜〜〜!!!」」」

 イメージ。巻かれた布を取り去る。現れるのは鞘に納まった剣。

 「制約(ギアス)供解除。」

 唇が離れ、俺を縛る枷がまた一つ消える。

 「それじゃ、やろうか、クー・フーリン?」

 「士郎……、もう少し。」

 「いや、後でね。先に行っててくれ。すぐ、後を追う。」

 「分かりました。約束ですよ?では、行きましょうか?」

 「「ええ!!」」

 む、何かギスギスしてるな。ちょっち、不安。後姿を見送りながら思った。

 

 「クー・フーリン、覚悟は良いですか!!?」

 気合入ってるね、セイバーさん!!

 「ああ、行くぜぇ、セイバァァァァァァ!!!」

 ギィンギィンギィンギィンギィンギィンギィンギィンギィンギィンギィン!!!!!!!

 赤い魔槍と見えない聖剣が火花を散らす。分かっちゃいたが、白兵戦じゃ、サーヴァント同士の戦いに割り込めそうもない。だが、俺は魔術士だ。戦い方は別に在る。

 「I am the bone of my swords」 体は剣で出来ている

 「Steel is my body,and fire is my blood」 血潮は鉄で、心は硝子

 「I have created over a thousand blades.Unknown of loss.Nor aware of gain」
 幾たびの戦場を越えて不敗。ただ一度の敗走もなく、ただ一度の勝利もなし

 「良いぜ、良いぜ!!全力で来やがれ!!」

 「Withstood pain to create weapons.Waiting for one`s arrival」
 担い手はここに孤り。剣の丘で鉄を鍛つ

 「I have no regrets.This is the only path」 ならば、わが生涯に意味は不要ず

 「My whole life was "unlimited blades works"」 この体は無限の剣で出来ていた

 瞬間、全ての物が破壊され、あらゆるものが再生した。膨大な魔力が世界を塗り潰し、別の世界が顕れる。

 無限の武具が突き立つ、蒼い空の風渡る草原―

 「固有結界!!ゾクゾクくるぜ!!」

 「シロウ、あなたは……」

 「クー・フーリン、誓い忘れた誓約<ゲッシュ>は無いか?」

 「今、誓ってやるよ!!テメエらに勝ぁぁつ!!!!」

 俺に向かってくるランサー。

 「させません!!」

 それを阻むセイバー。再び散る火花。

 「クー・フーリン。あんたに敬意を表して、出し惜しみは無しだ。それに借りも在ったしなぁ!!行くぞ!!投影、開始!!」

 顕れる九本の赤い魔槍。

 「何ぃ!!?」

 未来予知に匹敵する直感で、すでに離れているセイバー。タイミング、バッチリだ。

 「刺し穿つ死翔の槍=是、射殺す百頭<ゲイ・ボルク=ナインライブス・ブレイドワークス>」

 バーサーカーの斧剣から読み取った情報と赤い魔槍の能力を合わせた、反則気味な攻撃。

 「うおおおぉおぉおぉぉぉぉっぉおおお!!!!!!」

 ドゴーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!

 揚がる土煙。さらに、

 「ハァァァァァァァ!!!!」

 セイバーの一撃が振り下ろされる。

 「ぐあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 ドサ!

 クー・フーリンの左腕が落ちる。

 「くそったれ!!デタラメだぞ、お前!!」

 「手加減できる相手じゃないからな。それともして欲しいのか?」

 「ハッ!!冗談ぬかすな!!最高だぜ、お前!!……そう言や、名前聞いてなかったっけか?」

 「衛宮士郎だ。」

 「シロウか。……シロウ、最期は俺とサシといかねえか?」

 「なっ、馬鹿な事を!!」

 「……分かった。受けて立つぞ、クー・フーリン。」

 「シロウ!?」

 「ヘッ、やっぱ、お前に目を付けたのは間違いじゃなかったなぁ!!!」

 距離を取るクー・フーリン。片腕を失ったが、漲る力は、五体満足の時以上。

 「行くぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

 爆発したかのような疾走、そして跳躍。

 「刺し穿つ死翔の槍<ゲイ・ボルク>!!!!!!!」

 迫る赤い魔弾。ねじ伏せる!!!

 「偽・螺旋剣=是、射殺す百頭<カラドボルグ供瓮淵ぅ鵐薀ぅ屮后Ε屮譽ぅ疋錙璽ス>!!!!!!」

 赤い魔弾を打ち砕く、九本の凶った剣。九本の内、六本が代償として砕け、残り三本がクー・フーリンを襲う。

 「ここまでか。まあ、楽しめたけどな!!あばよ!!」

 ズブシュゥ!!!

 「壊れた幻想<ブロークン・ファンタズム>」

 ドカァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!!!

 青い英雄は爆円の中に消えた。戦った以上、当然の帰結。

 「行こう、セイバー。」

 「ええ、シロウ。」

 俺達は振り返らない。



 一方、教会に向かったメンバーも、戦っていた。相手は、ルール外の黄金のサーヴァント。

 「やるではないか、フェイカー。」

 「そう言う君は情けないな、英雄王。この程度か?」

 「調子に乗るな、贋作者如きがぁ!!」

 英雄王の背後に顕れる千の宝具。

 「フッ、真作を上回る贋作が在る事を教えてやろう。」

 同じように赤い騎士の背後に顕れる千の宝具。

 「待て、ギルガメッシュ。ランサーが死んだようだ。ここは退く。」

 「何?ふん、雑種にやられるとは。情けない奴だ。」

 「言峰、私達があなたを逃がすと思いますか?」

 「綺礼、とうとう、イッちゃッた?」

 「バーサーカーの馬鹿ーー!!」

 「■■■ーーー!!!」

 天の鎖でグルグル巻きのバーサーカー。イリヤがピンチで無いので千切れません。

 「ふむ、方法はある。先ずはバゼット、これを見ろ。」

 言峰が取り出したのは、バゼットの愛娘リーシャの写真。ちなみに落書きは消されている。

 「なっ、どうする気です!?」

 「うむ、こうするのだ。」

 愉快そうに写真に唇付けようとする言峰。

 「いやぁぁぁぁぁぁぁ、止めてぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

 顔面蒼白になるバゼット。言峰が唇を突きだしてるのが、余計嫌悪感を喚起させる。

 「ふむ、良いぞ、その表情。マーボーが三杯イケそうだ。さて、分かるだろう、バゼット?」

 「くぅ!!」

 「綺礼、あんた……」

 「凛、お前にはこれだ。」

 懐から写真を取り出し、他の人間に見えないように凛に写真を投げる。

 「何よ?」

 写真を見た瞬間、呆ける凛。だがすぐに、顔を真っ赤にすると

 「ななななななな、何よ、これぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」

 写真を微塵に破きながら叫ぶ。

 「綺礼、コロス!!!!!」

 バロールにクラスチェンジを果たしたかの様な凛さん。

 「まだまだ在るがな。」

 と、裏面を向いた写真を手の上に広げる。

 「ちなみに、私に何かあった場合、百通りの方法で、冬木の街で公開される。」

 「何ですってぇ!!!」

 赤から、青に変わる凛の顔色。体に悪そうだ。

 「良いぞぅ、凛。その表情も、マーボーが三杯はイケるな。さて、言わずとも分かるな、凛?サーヴァントも動かさぬようにな。」

 「くぅぅ!!!」

 「凛、一体!?」

 「良いから、動くなぁ!!」

 「む、しかし、………わ、分かったから、その目で睨まんでくれ。」

 「では、一先ずさらばだ。行くか、ギルガメッシュ。」

 「始末していかぬのか?」

 「舞台が整ってからだ。」

 「ふん、酔狂も度が過ぎると身の破滅を招くぞ。」

 「ほう、お前が私に助言をするとはな、珍しい。」

 「ただの気まぐれよ、では行くか。」

 「ああ。ふむ、凛。」

 「何よ!!?」

 「マキリの老人がアサシンのマスターだ。気を付けておけ。」

 「え?」

 「ではな。聖杯は、まだお前達に預けておこう。」

 姿を消す二人。しばらくして、士郎とセイバーが来るまで、誰も動かなかった。
 ちなみに、士郎がバゼットを慰め、それを見ていた凛の八つ当たりで士郎が半殺しの目にあった。とりあえず、被害はそれだけだったので、昼前に衛宮邸に戻った。教会周りはボロボロだったが。




 あとがき:アイヤァァァァ!!!何で、こ〜うなるのっ!!!な福岡博多です。ううむ、士郎、強過ぎやね。ま、いっか。主役やし。ランサーファンの皆さんには御免なさい。殺しちまった!!仲間にしようかとも思いましたが、戦わせた方が収まり良い感じがしてこうしました。あと、オリジナルスペルを考案するには脳内CPUが不足。心象風景を異なる物にして辻褄合わせ。あれ、余計、駄目になってる気がする?


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