無限剣聖    M:? 傾:?


メッセージ一覧

1: 黒ノ月 (2004/04/13 21:19:24)[m-tanaka at poppy.ocn.ne.jp]http://www.geocities.co.jp/AnimeComic/9124/





其の躰は、剣で出来ている。


 其の血潮は鉄で、心は硝子


  幾たびの戦場を越えて不敗。


   ただ一度も敗走は無く。


    ただ一度も理解されない。


   彼の者は常に独り
         剣の丘で勝利に酔う。



            故に、生涯に意味は無く。


          その躰は、きっと剣で出来ていた。









夢を見ている。
良く分からないごちゃごちゃとした夢。
それと伴って酷くなっていく頭痛。

騎士
弓兵
騎手
槍兵
暗殺者
魔術師
狂戦士

ノイズが、幾度と無く走る。
酷く酷く酷く、頭痛が強くなる。

何を知らせたい?
何を見せたい?
何を願う?

この夢は、俺に何を望む?


ゲイボルグ
エクスカリバー
カリバーン
アヴァロン
ベルレホーン
ブラットフォート
キュベレイ
ルールブレイカー
バビロン
カラドボルグ
エア
ゴットハンズ.........


何が、何を、どうして、俺にコンナノを見せる?



溶ける学生達
吹き飛んだ腹部
切り刻まれる己の腕
騎士に殺される自分
槍兵に殺される自分
狂戦士に叩き潰される自分
ルールブレイカーで切裂かれた自分
弓兵に殺される自分
すくえない命
すくえない大切な人


………………


その正義
真に正しいのか?


正義なんぞ、その人夫々の意義と同意だ。
正義に、悪も何も無い。
問題は






「「どんな状況下に陥っても、その正義を貫けるかだ」」














軽い頭痛と共に意識が覚醒する。

瞼を開けば、其処には見慣れた古い天井。

そうか…… と、呟き男性は、起き上がる。


「土蔵で寝てしまったのか……ふぅ……」


グッと柔軟体操をニ、三度繰り返してから

男性は、その土蔵から出る。

初冬ゆえなのか、空には雲ひとつない青空だが

少々、寒い。



「あ、先輩」


リビングに入ったところで、丁度台所から出てきた女性が声を出す。


「おはよう、桜………すまなんだね………朝餉を作らせてしまって」
「いぇ、今日こそは、私が作ろうと思ってましたから」
「?何故?」
「だって、いつも先輩が、朝作って私ご馳走になっているだけじゃないですか」
「別に、そんな事気にしなくてもいいのだが」
「いいぇ、先輩はきにしなくても、私が気にするんです」


月姫の琥珀の様に、腰に手を置きお玉を持って「メッ」と言うポーズを取る。


「クスクス……あぁ、わかったよ。今日は、桜の料理に期待しよう…………
 して……藤ねぇさんは?」
「え?まだ、見てませんが…………」
「なら、もうす……」


ドガーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!


「…………来たか」
「…………来ましたね」
「藤ねぇさんのおかず一品減らしておいて」
「分かりました」


桜は、そう言うと台所に戻っていく。
そして、男性=士郎は、軽い溜め息を吐く。


「藤ねぇさん………壁の修理代は、無料じゃないんですよ………」


遠くから、何かが崩れる音と共にそう呟いた。







「あはははははははは!!」
「………桜、このみそ………」
「あ、はい、紅ミソを使ってみました」
「ふむ……いつも、白ミソだったが、紅ミソもまた良いな」
「そうですね……小さな気分かえみたいなものですね」


一人、笑っている女性=大河を露骨なまでに無視して
料理話に花を咲かせている二人。


「あはは…………無視しないで」
「じゃぁ、壁の修理代払ってください」
「ぐ……お爺様に………」
「藤ねぇさん? 壁を壊したのは、藤ねぇさんですよね?」


凄む士郎に、小さくなる大河。


「藤ねぇさんは、もう成年女性ですよね?」
「ぅ……うん」
「………払え」
「お金ないもん」
「………お弁当抜き、朝餉・夕餉のおかず二品減らす」
「払います」(瞬間0.1秒


こうして、無事、粉々に破壊された壁の修理費を大河からふんだくる士郎。
我、関せずで静かに朝食を済ませる桜。
真白な灰になった大河。
因みに、大河が乗ってきたスクーターは壊れる事なく無傷だった。




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中途半端に終われ。

2: 黒ノ月 (2004/04/14 22:16:25)[m-tanaka at poppy.ocn.ne.jp]http://www.geocities.co.jp/AnimeComic/9124/



ボロボロに崩れた外壁。


真っ赤でありながらどす黒いそら。


太陽が、出ているのに。


辺りは真っ赤で明るいはずなのに真っ暗。


もう、すでに躰に痛みと言う感覚は無い。


手足すらあるのか疑問に思える。


首も動かない。


ただ、動かせるのは眼球。


それをゆっくりと空に向ける。


黒く黒く黒く紅い紅い紅い空。


太陽が、汚れた涙を流している様だった。


3: 黒ノ月 (2004/04/18 02:49:08)[m-tanaka at poppy.ocn.ne.jp]http://www.geocities.co.jp/AnimeComic/9124/














「コラ!士郎!!」

パカンッと、教科書を丸めた凶器で、大河は、授業中にも関わらず睡眠している士郎の頭を叩く。
しかし、士郎は覚醒の兆しを見せない。

「……起きんかぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!」

ズバコーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!

凄まじい打撃音が、教室否学校全体に響いた。



「……?ゆめ?」

目を覚ました士郎の第一声がそれだった。
徐々に覚醒する。

まず、自分の目の前には、嫌にニッコリと笑っている藤ねぇさん。
次に、コチラを見て引きつった顔をしているクラスメート。
空は蒼い。

「藤ねぇさん先生」
「何?」
「早退します」
「へ?」
「気分が最悪だ」
「許可する」
「……そんなに簡単に許可していいのか?」
「まぁ、大丈夫でしょ。士郎は、皆勤賞だから、早退しても留年しないわよ」
「はいはい。じゃ……」

などと、あっさりと早退が認められる。
それにまた、クラス全員が唖然とする。
士郎の耐久力と大河の素晴しいぐらいにあっさりした理論に









さてと……そろそろ、時期だなと思っていたが……学校に宝具仕込んだのはいただけないな……

結界種類は……最悪だ……吸引系列最悪の【神殿】タイプか……
今の俺には、投影しても崩せる存在はないし……
やれやれ…………しょうがない…………どうやら、発動までの時間を延ばすしかないな………


空を見上げ、溜め息を吐く。
空は蒼く。雲は、ゆったりと流れる。


「我が名は【FALLEN】なり、其が存在よ遅朽(ろうきゅう)せよ」


淡く光れ魅かれ退かれ。

其れは歌詩唄。

誰も知らない知りえない知るはずの無い。

壊れた壊れてる壊れる。


「やれやれ……始まりの狼煙は、十二分に嫌な事になるな」


そして、士郎はさっさと帰宅する。









「迷宮に迷うケンタウロスか?俺は」


衛宮士郎……十八歳、卒業間近の高校三年生は

年柄にも無く

堂々と道に

迷った。


「どうやら…………本当に、迷い込んだらしいな」


風が無い。

空が不自然なまでに蒼い。

雲が、完全に静止している。

完全なまでの静けさ。


「しょうがない……力感じる方に行くしか……無いな」









「なんなんだ……この罠の数……終いには、空間まで捻じ曲げられている……
 趣味悪いぞ…………マジックトラップに超自然的トラップ…………
 ……面倒だ……一番力を感じるところまで【一直線】で行く」


歩けば罠ワナわなのこの迷路に、相当苛立った士郎は早速行動に出た。


「投影開始」


集束する。


「魔術回路 機銑検,泙撚鯤」


弓と槍の出現。

弓は、木製の平凡な弓。

槍は、何の飾りも無い平凡な槍。



 切
 裂
 く
 天
 来
 の
 槍
  」


【グングニール】


それは、撃ち放たれる。

音も無く。

唯、静かに。

弦から放れ、槍は前へと進み。

壁を打ち抜く。

瞬間、轟音が鳴り響く。


「さて、行くか」


ふぅ、と溜め息を一つ吐くと崩れた壁を進んでいく。

この先に、最凶で最強なるモノが眠っているとは士郎も思いもしなかっただろう。






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やっぱり中途半端に終われ。

4: 黒ノ月 (2004/04/19 00:58:59)[m-tanaka at poppy.ocn.ne.jp]http://www.geocities.co.jp/AnimeComic/9124/


「おい、小僧」


それが、その存在の第一声だった。


「……えっと……南京錠がしゃべってら」
「む、失礼な。我が名は…………名は」
「おいおい、自分の名前ぐらいサラッと言えよ」
「はっはっは、コレは痛い所を。我はココの番をして早数百年ゆえにな」

「あぁ……つまり……ボケたと」
「煩いぞ、小僧」
「じゃぁ、さっさと名前思い出せ南京錠」
「しばしまて」
「五分だけ待つ」





「うむ」
「思い出したか?南京錠」
「南京錠言うな小僧。我が名は、コーバック・アルカトラスだ」
「…………千年錠かよ」

「ほほう、我の俗称を知っている所、小僧。お前……」
「うん?」
「死徒だな」
「違うわボケ」


思いっきりコーバックの顔面を殴る士郎。


「うごっ!?な、何をする小僧!!この至高の魔術師と呼ばれたコーバック・アルカトラスと知っての狼藉か!」
「うん」
「すっごく、あっさりしてるな小僧」
「小僧小僧言うな、南京錠」


もう一度殴る。


「べぶっ!!一々殴るな!!!」
「うっさい」
「まぁ、冗談はココまでにしておくぞ小僧」
「あぁ、で?この扉の先には何が封印されているんだ?コーバック」

「我が作り出した最強にして最凶の存在だ」
「グングニールのオリジナル……」
「ほう、知っているのではないか小僧。キサマ、埋葬機関に所属しているのか?」

「あんな下衆な集団と一緒にするな南京錠……」
「ふん、口の減らん小僧だ……そうだ、埋葬機関第一位が所持している滅想卿典グングニルの原型だ」
「コレの事だな」


瞬時に投影しココまでの壁をぶち壊した何の変哲の無い槍=グングニールを出現させる。


「なっ!?こ、小僧!お前、何者だ!?」
「この迷宮に閉じ込められて外部の情報が遮断されているアンタには、言っても意味を成さない存在さ」
「ふーむ……興味深い……埋葬機関に所属しておらなんだのに、第壱位の所持するグングニルを所持している……極めて興味深い」

「そんな事は良い。ゴーバック・アルカトラス」
「ふむ?」
「その至高聖典【トライデント】を見せてもらおう」
「それは、了承できん」

「見て触れるだけでは駄目なのか?」
「アレは、我ですら手に余る……見るだけならまだしも触れると言う行為は
 自らの死を願うようなものだ」
「その口ぶりから、推測するに……トライデントは己の意思で主を選び
 もし主に相応しくない者が、触れた場合……」


途中で言葉を切り士郎は、人差し指でクビを斬る様に横に移動させる。


「そう言うことだ、小僧……我は一応触れれるが……触れるだけだ」
「面白い」
「は?」
「面白いと言ったんだ、コーバック・アルカトラス」

「気が狂っているのか?小僧」
「いいや、気は確かだコーバック・アルカトラス」
「しかし、我はココを開けるつもりは微塵も無い」
「力づくで通らせてもらう……」

「ふん……いきがるなよ?小僧……」
「はぁ……俺は自分の正義……いや、理念を貫くだけだ」
「トライデントに触れる事がか?」
「それで、死ぬのなら……俺の正義は其処までと言う事だコーバック・アルカトラス」

「…………ふ……む…………小僧、名を何と言う?」
「衛宮、衛宮士郎だ」
「よかろう、衛宮……トライデントに触れて己の正義を確かめてみるが良い……
 あわよくば……そのままトライデントを持って行け」
「よいのか?」

「何がだ?」
「トライデントを持っていく事についてだ」
「自惚れるなよ小僧。そう言う言葉は、トライデントの主となってから言え」
「そうだな」


そう言うと、コーバックは南京錠の状態から人型へと姿を変える。


「さぁ、行け衛宮……」


ゴーバックは、扉に触れると、その扉は重々しく開き重圧の在る空気を吐き出す。
そして、その奥に光を放つ細い棒が一本かすかに見て取れた。


「死んだら亡骸ぐらいは、拾ってやる」
「縁起でもない……生きて帰るさ」


士郎は、コーバックの横を通り過ぎ扉の中へと突き進む。




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ちゅうと・・・(以下略

5: 黒ノ月 (2004/04/19 17:38:32)[m-tanaka at poppy.ocn.ne.jp]http://www.geocities.co.jp/AnimeComic/9124/



その正義、如何なる時でも貫けるか?

その思想、全てを犠牲にしてでも貫くか?

ならば、あえて問おう。

貴様の正義とは何だ。








棒。

何の装飾もされていない棒。

グングニールの様に、槍にある刃にあたる部分が一切無い。

これが、至高聖典【トライテン】


「見た目は、唯の棒にしか見えないな」


トライテンから少し離れた所から観察する士郎。

別段、表情が強張ってる訳でもなく。

至極普通に、トライテンを眺めている。


【なんじゃ?貴様、妾を求めた存在ではないのか?】


突如として、そんな声が士郎の耳……いや、直接脳に話しかける。


【答えよ。人間】
「まぁ、求めていないといえば嘘になる」
【なら、触れよ……妾が、妾の主としてふさわしいか判別してろうぞ】


相変わらず、脳に響く高い声。
そして、どこか見下した声。


【最後に妾に触れたのは、創造主コーバック様だけだな……それ以後、触れた者はおらん】
「質問がある」
【何だ人間】
「コーバックは、トライテンに触れれるだけと言っていたが……」

【ふむ、其の通りだ、人間。コーバック様は、妾に触れ持ち運び程度しか出来ん……】
「なぜ?」
【その点については不明だ……憶測だが……コーバック様が、意識的の奥に妾の使用する訳には行かないと暗示をかけているのだろう……】
「本当に、憶測だな」
【黙れ人間】

「トライテン……言って置く」
【なんだ、人間】
「俺の名前は、衛宮士郎だ」


ずいっと前に一歩踏み出し、トライテンを掴む。








PC不調のため、またも途中で終われ

6: 黒ノ月 (2004/04/20 01:45:16)[m-tanaka at poppy.ocn.ne.jp]http://www.geocities.co.jp/AnimeComic/9124/






「ほう……トライテンが、認めたか」
「あぁ、とんだお姫様だがな」


扉から出てきた士郎をみて、コーバックは片目を瞑り声をかける。
それに答え、士郎は、ついっと後ろに視線を軽く移す。


「まったくもって酷い言われようだ……本当に主の選別を間違えたのかもしれん」


ふぅ、と士郎の後ろから、白く巨大な狼=トライテンが歩きそう告げる。


「お前が、選んだのだ……責任を持て」
「コーバック様が其れを言うのは、酷く矛盾している」
「そうだな………」


苦笑するコーバック。
しかめた顔をするトライテン。

「して、小僧……いや、衛宮よ。これからどうするつもりだ?」
「まず、ここから出る」
「ふむ……それもそうだな」
「主……妾を使うか?」

「いいや、トライテンの魔術構想理念は完璧に知っている訳でもないからな。
 ヘタしたら……迷宮ごと地球に巨大な損傷を与えてしまう」
「ふむ………残念だ」
「まぁ、出口まで、壊し進めばいいことだ……」


そう言って、また素朴な木製の弓を投影し
今度は、グングニールではなく一振りの剣を投影する。


「七星剣か……どうやら、衛宮、君は【剣】特化の魔術師として相応ないな?」
「コーバック、少々違う。詳しく言うと【武装】特化だ」
「【剣】とどう違う?」
「【武装】……出そうと思えば【銃】も投影できる……しかし、【剣】と違い構造が複雑で、他の投影よりも多少時間が掛かる」

「ふむ………して、その弓はいかなる存在だ?」
「与一の弓……だったか?覚えてないな……」


何かと、自身の魔術理論やらその補足やらで密かに盛り上がってるこの二人。


「主、コーバック様。その理論の言い合いやらは後にしてもらいたい」
「ん?そうだったな」
「どうも、魔術師と言う職はな……」




「地
 に
 降
 り
 注
 ぐ
 七
 の 
 彗
 星」


【七星剣】



撃ち放たれた剣は、壁を貫き、空間的歪みを消滅させながら突き進む。
そして……


「壊れた幻想」
【ブロークン・ファンタズム】


その内に込められた力が、暴発する。


「さて、行くか。コーバックはどうするんだ?そういえば」
「愚問だな、衛宮。もうトライテンを封印する必要も無いのなら出るさ」


そして、二人と一匹(?)は、迷宮を無事脱出(破壊)した。




ちゅ(以下省略)

7: 黒ノ月 (2004/04/25 14:29:22)[m-tanaka at poppy.ocn.ne.jp]http://www.geocities.co.jp/AnimeComic/9124/


誰か、教えてください。

好きとは、何ですか?

誰か、教えてください。

愛とは、何ですか?

私は、生まれて今から其れを知らない。

好きって何?

愛って何?







「夢は、夢であり泡沫」

ボソッと、士郎は呟く。

「行き成り何を言っている、衛宮」

ティーカップで緑茶を飲む素晴しい間違いをしているコーバック。

「うん?いや、唯なんとなくな」
「とうとう、呆けたか?主」
「トライテン……御飯抜きしてほしい?」
「いや、素晴しいな主よ」

白と蒼の瞳を持つ少女=トライテンが、士郎の言葉で淡々とした口調でそう言う。

「其処まで堕ちたかトライテン」
「コーバック様も同じゃろうて」
「ふむ……はっはっは!そうだな」

そんな二人を尻目に、士郎は虚空を眺める。

(聖杯戦争……結末は夢の通りに行くのか?
 イレギュラーは、複数……
 コーバック・アルカトラス、トライテン……
 それ以外のまだ見ぬ、人であり人で無い者達………
 否、夢の様な結末にはならない……
 複数結末のドレにも当てはまらない……
 そう…………これは、夢にも含まれていない結末を生み出す)

にぃ、と口端を歪め微笑む士郎。
士郎本人は、微笑んでいるつもりなど無いのだろうが……
其れを見てしまった、二人は戦慄する。

(この至高の魔術師たるコーバック・アルカトラスが戦慄を覚えるダと?!)
(っぁ!妾は、至高聖典【トライテン】ぞ?!何を脅える!)

「うん?二人とも、どうした?」
「っは……いや、なんでもないぞ。衛宮」
「う、うむ、なんでもないぞ主」
「?そうか?まぁ、それなら良いけどな」

そう言うと、士郎は立ち上がる。

「?主よ、どうしたのじゃ?」
「野暮用」
「妾は要らぬのか?」
「簡単な事だから、トライテンを持っていく必要は無い」

「ほうほう、じゃぁ、我とトライテンはこの住処で留守番か?衛宮」
「まぁ、そうなるな……」
「不本意じゃ、妾は至高聖典【トライテン】なのに、留守番じゃと」
「グチるな、トライテン……お土産に、何か美味いもの買ってきてあげる」
「よし、留守はまかせよ」

お土産の言葉に、瞬時に頷くトライテン。
それをみて、苦笑する士郎。

(なーんか、我、そがいかーん)

やっぱり、ティーカップで緑茶飲むコーバックは、遠目から見て
微笑ましい(?)二人を見てそんな事を考えていた。






ち(以下


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