fate もし31 (傾:ギャグ&クロス M:ブルー


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1: 久遠 (2004/04/09 00:10:03)[kuon_kurotuki at passport.net]

  
 注意1:fateもしは電波製なのです。

 注意2:一部のキャラが原作とは性格が異なる場合があります。

 注意3:今回前振りが凛嬢の視点です。
 
  以上の注意点に気をつけ読んでもよいと思った方は下へどうぞ。































 
 前振り異召喚列伝その3 ver.凛


 うー、まさかここ一番でこんな大ポカをするなんて……。

 今私の目の前には部屋を壊した下手人が居る。

 改造された学生服に金の逆ピラミッド?の首飾りをした高校生ぐらいの男。
 
 「それで、アンタはなに?」

 「それはこっちの方が聞きたい。

  ここは何処でオレは一体なんで此処に居るんだ?」

 ……は? まさか記憶なしのサーヴァント!?

 「ちょっ! アンタ何も覚えてないわけ!?」

 「……いや、少し思い出した。オレのクラスはデュエリスト。

  真名は思い出せないが嘗ての相棒の名前で遊戯と呼んでくれ」

 これが私の聖杯戦争の始まりだった。


 「貴様! 召喚師(サモナー)か!?」

 「いくぞ! ブラックマジシャンの攻撃、ブラックマジック!」

 私のサーヴァントはカードによって対象を召喚し使役する存在だった。
 

 「出ろ! オベリスクの巨神兵!」

 「うそ……ヘラクレスが一瞬で……ついでに周りの民家も」

 私は何も見ていない、後始末は綺礼に任せて帰りましょ。

 
 「遠坂ーーー!!! 頼むからサーヴァントを交換してくれーーー!!!」

 「ヘ〜イ、シンジボ〜イ。ソンナコトデハカテマセンヨ〜」

 「お前見たいのがサーヴァントな時点で勝てんわ!!!」

 慎二と金髪で片目に変な?をつけたアホに出くわした。


 「出ろ、英霊エミヤ!」

 「なっ!? シロウがいずれ英霊になると言うのか!?」

 セイバーが驚愕する。

 衛宮士郎の一つの到達点たる英霊エミヤ……って言うか何でカードになってるの? 


 「消え去れ! 名も無き王(ファラオ)よ!

  ――天地乖離す開闘の星(エヌマ・エリシュ)――!!」

 「トラップカード発動! 聖なるバリア、ミラー・フォース!」

 「なっ!? エアの攻撃を跳ね返し、ぐ、ぐあぁーーー!!!」

 嘗て世界を切り裂いた剣の攻撃すら跳ね返す究極の盾……幾らなんでも卑怯だ。


 「遊戯、聖杯を壊して頂戴」

 「ああ、解ってる。ラーの翼神竜よ!」

 黄金の輝きを放つその存在の力で聖杯は跡形も無く消し飛ぶ。


 「遊戯、アンタこのまま消えていいの?」

 「オレは過去の亡霊だ蘇るべきじゃない。

  じゃあな、楽しかったよ凛。ああ、忘れていた。

  オレの真名はアテムだ」
  
 「そう、じゃあねアテム。私も楽しかったわ」
 

 そうして私の聖杯戦争は幕を閉じた。
 









       fate/stay night もし31


 「って、アーチャーって士郎だったのーーー!?」


 ぬあ!? い、いきなりなんなんだよ遠坂?

 朝からびっくりするじゃないか。

 それに赤いのがオレだと?

 バカを言え。オレの方がいい男だ!

 
 「遠坂、丁度良く起きたな。もう直時計塔に着くぞ」

  
 なんだかんだで到着が十日程遅れたが許容範囲内だろう。

 ……バゼットにはしこたま殴られたけど。


 「シロウ・エミヤ、君が遅れた本当の理由は何なんだ?

  本気で観光だけをしていて送れたわけではあるまい」


 むむ、やっぱりバゼットは一味違うな。

 
 「それは秘密だ。オレの生死に関わる」


 そう言える訳が無い、オレにかけられた呪いの事など。


 「衛宮士郎、それでどうするつもりなんだ?

  時計塔に行けば断罪裁判が行われるようなものだぞ」


 「ん? 大丈夫だろ。オレと赤いのが居れば大抵の奴には勝てるって」

 
 宝石の爺さんとか赤い髪の魔女、黒のお姫様達には絶対勝てんけど。

 
 「それもそうですね、シロウはとても強いですから」


 振り返るとそこには金色のガッシュ、じゃなくオレの知り合いが居た。


 「あれ? ルヴィアじゃん。お前も出席するのか?」


 「ええ、久しぶりにシロウに会いたかったですし、

  貴方がどうこの魔女裁判を切り抜けるのか興味がありますから」


 はっはっはっ。人によって言い方がどんどん変わるな。

 
 「ねえ、衛宮君。私たちにもそこの金ピカのことを紹介してくれないかしら?」

 
 「そうですね、妻の私としても夫の知人の女性のことは良く知っておかなくては」


 うわーい、初対面でギルッチと同じ金ピカ呼ばわりか? 遠坂。

 ……オレも最初そう思ったけど。

 ライダーの意見は例の如く聞かなかったことにする。


 「えっとこっちがルヴィア、遠坂が金色になったと思えば解りやすい」


 「ちょっ! 何よその言い方は!?」

 
 「そうですよシロウ! 私がこんながさつそうな女性と同じだと言うのですか!?」

 
 突然言い争いを始めるアカイマオウとキンノケモノ、

 まるで天空に極星はふたつはいらぬ!! とばかりに言い合う。
 

 「的確に表していますねシロウ」


 ライダーさんからお褒めのお言葉を貰いました。


 「おい、話が進まん。

  それにそろそろ行かないと始まってしまうぞ。

  もっともお前達が行かなければ始まるも何もないのだがな」


 と言うバゼットの意見を採用して自己紹介しながら時計塔の会議室へと向かう。

 
 そして、今重々しい扉を開ける。
 

 さて、鬼が出るか蛇が出るか。


 「あらっ? 遅かったわね士郎」


 1、オレはソレを確認した瞬間魔力回路を開放し、自身における現時点の最強の投影を行う。


 「投影・全解凍(オールバレットフリーズアウト)!!」


 そのオレの言葉と共に出現した二十七の宝具が、


 「ん、うざい」


 その一言で全て『破壊』される、不条理だ。


 「な、なんで青子が居るんだよ!?」


 「あれ、あんた学習能力なかったっけ?

  私を青子と呼ぶなって言ったわよね?」


 口調は天使の如く優しげなのにオレは今足蹴にされている。

 一体この場にいる内の何人が視認できたというのだ。

 青いのの槍を超えるかもしれないほどの超神速の蹴りを。


 「あの、お姉さま。

  そろそろ許して下さるとオレ的にとても幸せなのですが」


 「ん〜、いや」


 こいつは鬼だ悪魔だあんぽんたんだ。

 ああ、遠坂、君がとてもかわいく見えるよ。


 「あれ、今私以外の女のこと考えたでしょ?

  おしおき」


 ずん!

 
 NOー!!

 オレの背骨にピーkgの重圧がかかる。


 「乙女の体重のこともNGだって教えたわよね?」


 メキメキ!


 ぐおっ! せ、背骨が! くっ、このババア!

 乙女って歳なんて超越してるくせにサバよんでんじゃねー!


 「士郎、歳のことはアルトにも言われてた筈なのに。

  ホント、救いようが無いわね」


 グシャ!



 オレの意識はその言葉と自身の頭が踏み砕かれた音を聞くと同時に真っ白になった。












 BAD END











 簡易式タイガー道場

 「何も言うことはない、とりあえず下にスクロ〜ル」

 「ししょーfateもしでは久しぶりの出番なのにこんなんでいいんですか?」

 「問題ない、問題ない。私ってそれは有り得たの方で結構でてるから」

 「あ〜それならわたしもでてますよししょー」

 「何言ってるの弟師一号、あんたはもしかすると■■■■かもしれないのよ?」

 「マ、マジすかししょー!? いやだーわたしもシロウとラブラブするー!」
 
 「それでは二度とこんなところにこないように」

 「そうよ〜わたしだってそれは有り得たの方で大変なんだから」

























 
 2、オレはそれを確認すると同時に全身を強化しすぐさま回れ右をして駆け出す!


 走れ! 走るんだオレ!!


 心臓が破けるまで! すべてを風にかえて! 光のごとくかけぬけろ!!


 走れ 走れ 走れ 走れ 走れ 走れ 走れ 走れ 走れ


 メロス!!


 ゴロゴロゴロ! ズザザーーー!!!

 オレは数回転がった後ブレーキをして止まる。

 時計塔から約30km、世界新を狙えるね。

 
 ……とりあえず此処までくれば大丈夫か?


 「追いかけっこなんて久しぶりよね士郎」


 などと思っていたら後ろから声をかけられたよママン。

 ゴッド、今すぐオレの前に出て来い。

 十二回どころか百八回倒しつくしてやるぞ。


 「現実逃避はお終い。

  さっさと戻るわよ」


 そう言ってムンズとオレの襟首を掴み歩き出す赤い髪の魔女。

 切嗣、地獄で首を洗って待っていろ。

 そっちにいったらこの魔女と出会わせた責任とってもらうんだから!



 続く・・・のか?





 あとがき

 どうも久遠です。

 ひ・・・・退かぬ!! 媚びぬ 省みぬ!!

 電波に逃走はないのだーーーー!! と言うことでこんな電波を受信しました。

 どうか笑って、もしくは見なかったことにして見逃してくれると助かりますです。

 ネタ
 >前振り
 遊戯○ 
 金髪で変な眼? ペガ○ス

 >天空に極星はふたつはいらぬ!!
 ドン・ザウサーではなく北斗の○のサウ○ー様のセリフ。

 途中の走れの文章
 Get ○ackers 七巻より


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