聖杯戦争  もう一杯  まる14


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1: 微妙 (2004/04/05 22:14:13)[sevenstar_2 at hotmail.com]


「秋葉様ー、今の秋葉様の胸囲は軽く1000cmは超えてますよ〜。これなら志貴様もたじたじです!」

「相対比が変わってないでしょおおがああああああ!!!」

瓦礫の上で秋葉の猛攻を避け続ける琥珀





「皆さん!ここは危険です、あちらへ避難してください!」

ホテルの宿泊客を避難させようとする翡翠

「ホテルがぁぁ!先代から受け継いだホテルがぁ!!」

「この世の終わりじゃー!」

「お爺ちゃんが!お爺ちゃんがまだ部屋にいるんです!」

「あなた方を、避難です」

静かになって避難をする人々

「カレーが!私のカレーがぁああ!!」

洗脳できない知りあいが居た気がするけど気のせいでしょう




ライダーはふてくされて高見の見物中









聖杯戦争   もう一杯   まる14












「「ただいま〜」」

マスターとそろって声を上げる
やっと家に帰って来た、遠野君には会えなかったけど

「おかえり〜、今テレビで凄いのやってるぞ」

居間にいってテレビを見るとさっきの巨大生物が大暴れしていた


「現場の山田さ〜ん。どんな状況でしょうか?」

「こちら冬木市高級ホテル前の山田です!ご覧くださいこの光景!私は自分の正気を疑ってしまいます」

「山田さん、怪我人などは出たんでしょうか?」

「はい、ホテルで宿泊中のシエルという方が崩れ落ちるホテルに戻って行方不明だそうです、その他は無事です」


「何報道してるんじゃああああああ!!」


「き、気付かれました!申し訳ありませんがここで番組を中断させて下さい!」

「駄目ですよ山田さん、報道を続けてください」

「何言ってるんですか!?死にますよこれ!?」

「ふふふ、理由はあなたの年収に聞いて御覧なさい」

「え?え?え!いやああああああああああ!!」






現場の山田さんの悲鳴と同時に画面は真っ暗になった

「・・・・・」

沈黙を破って声を上げたのは衛宮さん

「セイバー、あれってサーヴァントか?」

「あれはテレビの特撮というやつではないんですか?」

「それより二人に飯だしてやれよ、二人ともまだ飯食ってないんだろ?」

ランサーさんは意外と気が利くみたいだ

と、言うわけでマスターと二人で飯を食べる事になった
セイバーさんが実に物欲しげに見ていたのが印象的
仕方ないのでエビフライをあげたら、子供のように喜んでいた


「で、アレどうしようか?」

「私たちは戦ってきたばっかりだから遠慮したいわね」

「そうだね、制服がまたボロボロになっちゃったし。マスターの服借りていい?」

「俺もなんの義理もねぇしなー」

「誰も行く気ないのか・・」

衛宮さんがガックリとうなだれた所へ

「シロウ、ちょっと活躍してきます」

微妙な台詞を残して、風のようにセイバーさんが駆けていった





「・・・・・」

「まぁ、なんだかんだでセイバーはまだ戦ってないからね」

「私達適当だったけど2回戦ったもんね」










テレビに写ったソレを見て、思わず紅茶を落とした

「・・・・・・・・・・うそ」

「すごーい、妹テレビに写ってるよ」

別のホテルのスイートでまったり紅茶を飲みながら雑談していたが
テレビから流れるその映像によって、穏やかな時間は終わった

「ア、アルクェイド!」

「妹を止めるんでしょ?それ位わかってるわよ」

エッヘンと胸を張るアルクェイド



「千 年 城 へ 逃 げ よ う!」



結局アルクェイドに引き摺られて秋葉の元へ向かう羽目になった











「こ、これは!」

現場に着いたセイバーは思わず息を呑んだ
そう、そこには見渡す限りの屋台と野次馬
流石色々事件の起きている町だけあって、住人は皆タフに育っていた
ポケットにはシロウにもらったお小遣い5000円
ゴクリ、と喉を鳴らす

「・・・・強敵と戦う前にちょっとエネルギーを補給しましょう」

最初に向かうのは機動飯店マーク





〜10分後〜




「はっ!お、お小遣いが!?」

自分の姿に気付いて呆然とする
鎧姿で左手には金魚と無意識でバシャバシャやってる水風船、右手にはわた飴と風船
頭には仮面ライダーのお面を乗っけている。
財布には10円玉数枚しか残っていない始末

「おのれ化け物・・」

怒りは巨大な秋葉へと転化された

「エクスカリバーで真っ二つにしてくれる!」

金魚が揺れて苦しそうなのも気に留めず、走り出す







「なんですか!あなたは!」

ビルをチョップで粉砕できるようなサイズの女が鼻息荒く言う

「・・・・・」

どうしよう、想像以上にでかい
というか人間じゃないでしょうこのサイズ

「ん?あ、あなたの胸・・・・まさか貴方はセイバー!?」

「な!し、失礼な確認の仕方しないで下さい!」

わた飴を一瞬で食べ、風船を電柱に括り付け、風王結界を抜く。

「ふふふ、私を止めに来たというわけね?」

「そういう訳です、諦めてやられなさい」

物陰から割烹着の人が「がんばってくださーい」とか言っている

「だぁれが!そんな小人みたいななりでよく言いますね!」

ゴゴゴゴゴゴ

と、巨大な拳が私に向かって振り下ろされる
ソレを避け、腕を駆け上る――――










「あ、この番組のキャスターはまだ吹っ飛ばされてないよ」

セイバーさんが駆け出してから私達は居間でお茶を飲みながらテレビを見ている

「ご覧下さい、少女が巨大な生物に果敢にも立ち向かっています!」

迷彩服を着たキャスターがヒソヒソとナレーションを入れる

「セイバーはあれどうするつもりなのかしらね?」

「どうにもなんねぇだろ、どう考えたって近代兵器の出番だと思うぜ?」

「セイバー・・・俺も今行く!」

「衛宮さんがいったって潰されちゃってお終いだよ?」

「・・・・」







「ちょろちょろと鬱陶しい!!」

腕を振り回してセイバーを振り落とすG秋葉
見事ビルに着地するセイバー

「今迄で一番出鱈目な戦いですね・・」

何度も戦いを経験した中でもこれは飛び切り変だ

「消し飛びなさい!」

巨大な腕が一瞬前まで居たビルを粉々に吹き飛ばす
破片すら凶器になる
どんな幻想種よりショッキングな生き物だと思う





「あれ?妹何かと戦ってるよ?」

水風船をバシャバシャしながらふと気付く

「それよりほら!金魚すくいがあるぞアルクェイド!」

「え?どこどこ!」

なんとか気を逸らそうと必死な志貴






「おんどりゃああああああ!!」

秋葉のパンチでメキメキとビルが倒壊する
だがそのには既にセイバーはいない

「ネズミみたいにちょろちょろとおお!!」

辺りを探すがセイバーの姿は見えない

「ここです」

G秋葉の髪の毛につかまっていたセイバーがG秋葉の肩に飛び移る

「はあっ!」

風王結界を振るう

「あいたっ」

ちょっとだけ、頬の辺が切れた

「・・・・」
「・・・・」

ベシン!

と異常な威力を持ったデコピンで吹っ飛ばされるセイバー
金魚すくいの屋台に突っ込んだ



屋台でアルクェイドと一緒に金魚すくいに興じていると
上空から女の子が落っこちてきた

「あー!何するのよ!もうちょっとで取れたのにー!」

「ぐ・・す、すいません」

苦しそうに顔を歪めながら立ち上がろうとする女の子

「怪我してるじゃないか!待ってろ今病院に連れてくから!」

「え?だ、大丈夫ですから!」

「大丈夫なわけないだろ!ボロボロじゃないか!」

女の子の言葉を聞かずお姫様だっこをする




「 兄 さ ん ?」




地獄のそこから響くような声がした
お姫様だっこの状態のまま、金縛りにあう俺

「妹ー、ひっさしぶりー」

気楽に挨拶するアルクェイド、なんとかしてくれ

「兄さんどうして泥棒猫と一緒に居るんでしょうか?説明してくれますよね?」

「あ、秋・・・葉」

「どうして私の敵をだっこしているのかも説明してくれますよね?」

上空から見下ろす秋葉、恐怖で体が動かない
殺される。俺は今日ミンチにされてコロサレル。


「兄さあああああああん!!黙っていたら分からないでしょうがあああああああああ!!!」


ぶち切れたのか絶叫する秋葉、今日はいつもに増して怒りっぽい

「妹うるさーい、もうちょっと静かに喋ってよー」

アルクェイドが秋葉を無意識に煽っている
ああ、俺は今日死にます。
先生の眼鏡のおかげで今日まで生きてこれました、本当にありがとうございました







「遠野君!?」

思わず立ち上がって叫んでしまう

「ちょっとバーサーカー、テレビ見えないわよ」

「やっぱり遠野君だ!」

「はぁ?その豆粒見たいのが誰に見えるって?」

「間違いないよ!私の為に逢いに来てくれたんだね!!」

「バーサーカー?ちょっと落ち着きなさい」

「遠野くうううううううううううううううううううううん!!」

回転しながら屋敷を飛び出す

「へぶし!!」

イキナリ車に轢かれた、けど平気。愛の力よ!!
独り言を言いながら復活していると、私を轢いた車が止まり、ドアを開けて運転手が姿を現した

「クカカカカカ!行かせる訳にはいかん、行かせる訳にいかんのじゃよ、お嬢ちゃん!
 ワシはここにお前等の監視を命じられてての!
 ネロ・カオスはお嬢ちゃんとセイバーを手に入れるつもりじゃからな!
 セイバーは止められなんだがお嬢ちゃんには逃げられる訳にいかんのじゃよー!」

「さっちんクロォー!!」

「へぶ?」

私の爪が伸びてお爺ちゃんを串刺しにする

「変な物見ちゃったけど、これから遠野君を穴が開く位見ていられるんだから気にしないよ!!」

お爺ちゃんを踏み潰してさっさと進む





「ち、違うんだ秋葉!話を・・話を聞いてくれー!!」

「そうですね・・私をお姫様だっこしてくれるのなら考えてあげてもいいでしょう」

「な、無理言うな!潰れる、潰れてしまう!!」

「どこの誰とも知れない女はだっこできて私はだっこ出来ないんですかああああああああ!?兄さんわああああああああああああああああ!!!」

異常な声量で屋台が吹き飛んだ

「こ、この人は関係ありません!戦うのなら私が戦います!」

お姫様だっこしている子が援護してくれた

「貴方は黙ってなさい!!」

鬼の様な形相で俺の腕の中の女の子を睨む秋葉

「は、はい」

流石にこれは慣れない人にはキツイのだろう
女の子は黙ってしまった

アルクェイドに目で「助けて」と、合図を送る
すると親指を立ててアルクェイドは答えてくれた
以心伝心だな!アルクェイド!

「妹!話を聞いて!」

「なんですか!泥棒猫!」

「志貴は私が無理矢理連れ出したの!」

頑張れ!アルクェイド!!

「・・・本当ですか兄さん?」

カクカクと頷いて肯定する

「なるほど・・情状酌量の余地はあるみたいですね?」

あと一歩だ!アルクェイド!ゴーッ!

「けどさっき、「秋葉に黙って一緒に千年城行こう」って言ってくれたの」

ギャアぁぁっぁアアアッアあああああアアッアッアアアぁぁあぁアアアアッ!!!!

「・・・・・・・兄さん?」

ストップ!やめろ!やめてくれアルクェイドオオオ!!

「だけど私は皆に祝福されて結婚式挙げたいから聞きに来たの、妹はいいよね?」

「・・・・・・・・・・・・」

先生、今度こそ俺は死にます

「妹?どうしたの?」
 




「良いわきゃあああああああああああないでしょうがああああああああああああああああああ!!!!」





秋葉が怒り狂い拳を振り下ろす
その時―――!

「志貴様!危ない!」

琥珀さんが飛び出してだっこしていた女の子を蹴り飛ばした

「ぶ!」

挙句俺を担いで走り出す

「琥珀さん!?」

「志貴様!とりあえずここは危険です、向こうのホテル「タナトス」に翡翠ちゃんも待ってます!!」

ところが突然グワシと摘まれて空中に持ち上げられる俺達

「琥珀、なんのつもり?」

「い、いえ〜。私と翡翠ちゃんのコンボで志貴様を骨抜きにしちゃおうかな〜、なんて・・・・」

「・・・・琥珀?」

「う、嘘です!本当は秋葉様の為に志貴様を確保しておくつもりだったんです!ほんと!ほんとですって!!」

「ふふふ、そろそろ琥珀にもお仕置きが必要なころだとは思ってたのよね・・・」

凄く怖い笑顔が視界一杯に広がってる

「す、隙あり!」

プス!

「ふ、ふふふ!マキキューシリーズの天敵トナミンシリーズの最新作、
 トナミンV僑腺造鯊任噌みました!秋葉様の巨大化もすぐにお終いです!」

「琥珀さんナイス!」

「すぐにお終いだろうけど、貴方を放り投げるくらいの時間は残ってるわよ琥珀」

「え?」

俺を左手、琥珀さんを右手に持ち。右手を大きく振りかぶる秋葉

「え?」

「どっせえええええええええええええええいいいい!!!!」

「え〜〜〜〜〜〜〜〜!!?」

琥珀さんは夜空のお星になった


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