fate もし28 (傾 ほのぼの


メッセージ一覧

1: 久遠 (2004/03/31 12:58:15)[kuon_kurotuki at passport.net]

  
 注意1:fateもしは電波製なのです。

 注意2:一部のキャラが原作とは性格が異なる場合があります。

 注意3:前振りが壊れていても気にしない方向でどうか一つ。
 
  以上の注意点に気をつけ読んでもよいと思った方は下へどうぞ。

























 「うぬが我がマスターか?」

 青い槍兵からオレを救ってくれたのは、

 「我がクラスはライダー、我が愛馬黒王号を駆り全ての敵を屠ろう」

 世紀末な覇者でした。


 「うそ……。ヘラクレスをたった一撃で五回も殺すなんて」

 唖然とした声を出す白の少女。


 「凛、引くぞ。アレは私にどうこうできる代物ではない」

 そう言いながらオレを羨ましそうに見る赤い弓兵。
 

 「ラオーーーーーーウ!!!!!」

 オレのサーヴァントを見ていきなり吼える葛木先生。


 「衛宮ーーー!!! 頼むからサーヴァントを交換してくれーーー!!!」

 同じくオレのサーヴァントを見て魂の叫びをする慎二。

 いやだぞ、

「シンジ君僕は君に会うために生まれてきたのかもしれない」

 とか言いながらお前に抱きつく銀髪のヒトと交換なんて。


 「――天地乖離す開闘の星(エヌマ・エリシュ)――!!」

 「――無想転生――」

 「バカな!? エアを回避しただと!?」

 「くらえい! 北斗剛掌波!!」


 「……ライダー。その責務を果たしてくれ」

 それに対し黙したままその最強の拳を振るうライダー。
   

 「小僧、此度の聖杯戦争とやら中々愉しめた。

  さらばだ」
 

 「我が生涯に一片の悔い無し!」


 そう言ってオレのサーヴァントは朝焼けに消えていった。




  
 ……そのセリフを言わなきゃ返れないのだろうか?

 














 上記の文はいっさい本編に関わりありません。















       fate/stay night もし28


 
 「シロウ・エミヤ。倫敦に行くぞ」

 
 「ん、解った」


 オレが即答すると何故か一瞬唖然とするバゼット、なんでさ?


 「ちょ、ちょっとどういうことよ!?

  いきなり倫敦に行くって!?」


 遠坂が慌てた声で言ってくる。


 「何言ってんだよ遠坂。

  お前のところにも時計塔から召喚状が来てるんじゃないか?」


 「へ? あ、あはははー。

  最近家に帰ってないからポスト見てなかったわ」


 「召喚状とはどういうことですかシロウ?」


 「今回の聖杯戦争の顛末や残った英霊についてだろうな。

  大聖杯を破壊したから冬木の聖杯戦争は二度と起こらないし、

  今回英霊に一人の脱落者も出ないで今だに現界しているんだから」


 現在冬木の戦力は恐ろしいことになっている。

 英霊が十体、これだけで真祖が来ても余裕で撃退可能であり、

 加えて遠坂、聖杯と未だに繋がっている桜、身体をとっかえたロリ姉。

 ロリ姉の身体は大聖杯を破壊してすぐぐらいに橙子さんから買った。

 メイドさんの分も含めると三体、

 オレのスイス銀行の貯金が十分の一ほど減ったらしが、

 オレが幾らぐらい入ってたかよく知らないから大した問題でもない。

 そして何故か家に住み始めた封印指定を捕縛できるほどの技能をもったバゼット。

 下手をしなくてもこの総戦力は世界でもトップクラスだろう。

 
 そうそう、最後のサーヴァントのアサシンだが、

 何故か二人いた。

 佐々木小次郎と中の人だ。

 どちらもキャスターがマスターであった。

  
 ……なんか改めて考えたら倫敦行きたくなくなってきたな。

 この連中について説明しなきゃいけないんだろ?

 よし、黙秘権を行使しようじゃないか。
 
 そしていざとなったら爺さんのことや赤い髪の魔女のことを言って

 お茶を濁せばモウマンタイだ。

 こういう時ぐらい役に立ってもらわないとな。

 ……後で怖いけど。


 「んで、取り合えずオレと遠坂とバゼットが行くとして。

  護衛に赤いのと青いのでいいか?」


 「ちょっと待って下さい!

  私はシロウのサーヴァントですよ!

  なのに何故護衛に含まれていないんですか!?」


 いや、だってねー。


 「セイバー、飛行機の中の食事は美味しくないぞ?」


 「いってらっしゃいシロウ。

  お土産は美味しいものでお願いします」

 
 えらくあっさりとしてますよ。

 オレは美味しい食事以下か?
 

 「士郎、私もダメなのですか?

  私ならリンとバゼットの入浴中等の護衛ができますが」


 ライダーがもっともなことを言ってくる。


 「それもそうよね。

  アーチャーとかが護衛のためだからってお風呂場に入ってきたら、

  消すしかないものね」


 「凛、ものすごく物騒なのだが?」


 額に冷や汗をかきながら赤いのが言う。


 「ならランサーではなくライダーを護衛に連れて行くとしよう。

  シロウ・エミヤはこちらに戦力を多く残しておきたいのだろう?」


 その通りだ。

 オレ達がいない間に教会や協会に首を突っ込まれたくない。


 「ですがシロウ、そんな所に行って大丈夫なのですか?」


 セイバーが心配そうに聞いてくる、

 さっきオレの護衛と美味しい食事を天秤にかけたとは思えない表情だ。

 
 「ん、問題ないよ。もしオレ達を拘束したり、

  こっちに手を出そうとしてきたら時計塔ごと消してくるから」


 オレはにっこり笑ってセイバーにそう言う。

 遠坂とバゼットはその言葉に完全に唖然としてしまう。

 ……当然かな?

 
 「シロウ・エミヤ、冗談でも笑えないんだが?

  私は一応協会側の人間だぞ」


 「そっちこそ忘れてないか?

  オレは"剣"だぞ、そのことは報告してないのか?」


 「……そんなこと報告できるわけがない。

  それにどのみち向こうでそのことは明かさなければなるまい?

  だとしたら私が報告しなくてもいいだろう」


 人、それを職務怠慢と言う。


 倫敦か〜、行くのは一年振りぐらいかな。

 対して変わってないだろうけど楽しみだ。

 
 「シロウ、お腹が空きました」

 
 ……セイバーさん、オレは準備をしなければならないんですけど?

 うう、解ったからその捨てられた子犬のような表情はやめてくれ。

  


 続く・・・のか?





 あとがき

 どうも久遠です。

 始まりましたよ、後日談? 

 もしくははっちゃけ編。

 そして、この作品で50作目……一ヶ月未満でこれは多いのでしょうか?

 記念作品でも書こうかどうか、リクでもあったら感想掲示板にどうぞ。

 まー私にリク通りの作品を書く力がなかったら無理ですけど。
 
 どうか笑って、もしくは見なかったことにして見逃してくれると助かりますです。

 ネタ
 >前振り
 北斗○拳 

 >銀髪のヒト
 新世紀エ○ァン○リオン シ者 カ○ル

 >人、それを職務怠慢と言う。
 マシ○ロボ


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