聖杯戦争 もう一杯 まる1 (M セイバー  傾 微妙 


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1: 微妙 (2004/03/27 15:36:07)[sevenstar_2 at hotmail.com]

ノリと勢いだけで書いてしまった変なものです
なんかクロスオーバーというのにも微妙でギャグにしても微妙です
具体的には意味不明な感じですさっちんは凄く好きです
セイバートゥルー後だと思います
誰かとネタ被っていたらすいません
忘れてくださいあと、すごくごめんなさい



















聖杯戦争が終わって一ヶ月。セイバーは自分の時代に帰り、俺は日常に帰る。
いつも通りの朝、慣れたと言えば嘘になる。朝ごはんを心待ちにしていた騎士王はすでにいなく、藤ねぇと桜との朝食。
それでもお互い誇れる何かを心に残したから、無意味な事ではなかったと信じて今日を過ごす。



  聖杯戦争 もう一杯 まる1 



「士郎、私先行くねー」
「先輩、私も失礼しますね」

おう、と返事を返し二人を見送る。
今日の玉子焼きは結構な出来だったので藤ねぇは上機嫌で学校に向かった。
自分の支度を整えながらふと考える、いつも考えてしまう事、慣れている。

「セイバーが食べたらなんて言うかな」

振り切ったような事を言っても女々しくセイバーの事を思い出してしまうも慣れた。

「俺も学校行かないとな、朝の鍛錬なんてもうないし」

そこかしこにセイバーの居た頃の思い出が残っている、ソレを見るたび思い出してしまうのにも慣れた。
心が少しづつ磨耗して、セイバーの思い出がゆっくり薄れていく。

「はぁ、ちょっと早いけど学校に行くかな」

失った物ばかりの聖杯戦争から一ヶ月。
いつも通りの日常に衛宮士郎はゆっくり戻って行く。




        †††††††††††




見慣れた自分の通う校舎、思い出すのはライダーと戦った事ばかり。

「なんだ今日も元気があるのかないのか微妙な雰囲気だな衛宮」

「そうか?いつもこんな物だろう俺は」

「そうだな、いつも通りに見えるが違う様にも見える」

摩訶不思議成り、と一成が唸る。

「そういえば今日は修理の依頼はないのか?」

「ん、もうあらかた直してしまったからな。一ヶ月前から衛宮の獅子奮迅の活躍で壊れたものはなくなったぞ」

「それは僥倖」

一成の口真似で返す。
無理はするなよ、と一言言い残して一成も自分の教室へと戻って行く。
授業は受けたがうろ覚え。なんだかなぁと思いながらも授業を終え家へと帰る。
ああ、その前に夕飯の買出しに行かないと。




        †††††††††††






「お帰りなさい、シロウ」

「・・・・・・・・・・」

「今日の御飯はなんでしょうか?ここにつくまで楽しみでなりませんでした」

「え?なに?これ」

「シロウ、どうかしたのですか?」

なにやら意味不明な状況になっているような気がする。
不思議そうにこちらを覗き込んでくるすごく見覚えのある女の子。

「オーケー!何がなんだか分からない!状況を整理しよう!」

「シロウ?なにか言動がおかしいですよ」

ますます不思議そうにこちらを覗き込んでくる見覚えのある女の子。

「一ヶ月前帰った!けどここにいる!以上!」

「シロウ、それより御飯の支度をお願いします。シロウの御飯を楽しみにして朝昼を抜いてきたのです」

「そんなに楽しみにしてたのか」

「はい、シロウの作る御飯はとてもおいしいですから」

幸せそうに微笑みながら言う見覚えのある女の子。

「そうかそんなに言ってもらうとやる気が出てくる」

「それはとても良い事ですシロウ」

「で」

「はい」

「なんじゃこりゃあああああああああああああああああああああ!?」

とりあえず某虎ねぇのような絶叫を上げてみる。



 
        †††††††††††




とりあえず晩御飯を作る事にした、事情を聞くにしても欠食児童の王様がハラペコでは意思疎通が難しい。

「意外と冷静だよな、俺」

自嘲しかない笑みを浮かべながら慣れた手つきで晩御飯をこさえる。
テーブルではソワソワしながら御飯を待ち続けているハラペコさん。
「シロウ、ちょっとだけ味見していいでしょうか?」などとしきりに聞いてくる。

「普通もっと感動的な場面になる筈なのにな〜」

真剣に考える。なんでこんな意味不明かつ唐突な再会なんだろうか?
とりあえず朝昼抜いただけで微妙に頬のこけている空腹の英雄のため全身全霊で料理を作る。
藤ねぇと桜が来る前になんとか話を付けておかねば。




        †††††††††††




改心の夕飯をテーブルに並べる。飢えたライオンは並べ終えるのを待つ事さえもどかしいのだろう、
箸に魔力を込めて虎視眈々と料理を狙っている。実際まだ夕飯の時間には早すぎ、俺は食べないから狙わなくても良いだろうと思うが。

「お待ちどうさま」

「シロウ?御飯と味噌汁が一対しか並べられていませんが?」

「俺はいいや、まだお腹すいてないし」

ガーン!とショックを隠そうともせず感動に震えるようにして呟く欠食児童

「私のためだけに御飯を作ってくれるとは・・シロウ感動しました!」

「・・・・・」

ああ、やっぱりなんか違う、こんなんじゃなくてもっとしっかりした感動の再会を求む・・。
  約束された
「 い た だ き ――――

エクスカリバーでも使うような凄まじい気合放つ空腹英雄
               至福の夕食!
―――――――――――――――ま す !!!!」

神話の再現をここに見た。箸のスピードはもはや高速を超え神速。咀嚼の速さは神の領域へと達する。
ゆうに5人分を超える食量は瞬く間に姿を消していく。
気が付けば秋刀魚の塩焼きは一瞬で骨と頭のみになり、から揚げは絞ったレモンのみが残される。
米一粒残らぬ炊飯ジャー、味噌汁の鍋にくっ付いたわかめすら見逃される事はない。
サラダのパセリさえも貪り尽くすその姿、まさしく食卓の王。
円卓の騎士ならぬ食卓の騎士が仕えていそうだ。

「ご馳走様でしたシロウ」

意味の分からない妄想に浸っているとその隙に平らげたらしい食卓の王は先ほどの狂乱など素振りすら見せず行儀良く言った。




        †††††††††††





綺麗に平らげられた皿を洗い、桜と藤ねぇと自分の分の食事の仕込を済ませてテーブルの彼女へと向き直る

「セイバー」

それは意を決して言った一言。

「なんでしょうか?」

「セイバーなんだよな?」

聞けば消えてしまうのではないかと言うどうでもいい不安を押し込めて、言う。

「もちろんです」

サラリと、これまた感動とはほど遠く流す。

「なんでここに?」

「飛行機と電車で」

夢もへったくれもないお言葉。

「とりあえず事情を話してくれ、最初から全部」

もうなんか疲れたよ、オヤジ。

「シロウに別れを告げて、私は自分の時代に帰りました。」

神妙に切り出すセイバー。その手には、せんべえ。

「ふーん」

自然とやる気が失せてくるのは仕方ないだろう。
「真面目に聞いてくださいシロウ」などとのたまうこの英雄様は勇敢だと思う。

「全く、話を続けますよシロウ」

「どうぞ〜」

手をひらひらさせながら言う俺にちょっとむっとしたようだが気にしないように続ける。


「自分の時代に帰った私はエクスカリバーを返すように命じました
                                       バリボリ
 結局3回目でようやくその騎士は湖にエクスカリバーを帰したわけですが
                                       バリヴォリ
 シロウ覚えていますか?貴方が私に鞘を返した事を」


「覚えているから、とりあえずせんべえ食べながら喋るのはやめるべきだ」


「それです、鞘を私は自分の時代まで持って帰ったのです
                                       ボリボリ
 ですが私は死にました、いえ死んだと思って眠っていたのです
                                       ヴォリバリ 
 鞘のお陰で死ぬことなくずっと眠り続けていたのです」


「無理があるだろう、凄く。後せんべえ何枚目だ、セイバー」


「8枚目ですシロウ。
                                       バリバリ
 それで起きたらこの時代だったという訳です」


「ごめんセイバー。これ夢だろ。というか寝すぎだろ、後食べすぎ」


「実際に目覚めたのは1ヶ月前でした。
                                       バリヴァリ
 その後アルバイトを重ね資金が溜めてここに来たという訳です」


「・・・・・・・・・・」

ワケガワカリマセヌ。ワケガワカリマセヌ。
何がなんだか理解という物を光速で振り切ったその説明は
衛宮士郎というしょっぼいハードでは処理が追いつかずフリーズ。
不思議な表情のまま固まっている俺を見て、

「もしかして。私は帰ってこないほうが良かったんでしょうか・・?」

と悲しそうに目を伏せて呟くセイバー。

「そ、そんなことない!ただちょっとびっくりしたって言うか」

そうだ、意味不明でもセイバーが帰ってきてくれたのは嬉しい。

「そ、そうですか」

今度は顔を赤くして視線を逸らしてしまう。

「・・・・・」
「・・・・・」

何を話して良いのか分からない微妙な時間が過ぎる。

「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」

あ、まだ言ってなかった。
家族が帰ってきたなら言うべき一言を、まだ、言ってない。
こほん、と咳払いを一つして俺が言う

「セイバー、おかえり」

セイバーはきょとん、と驚いたような表情の後。幸せそうな笑顔で

「ただいま、シロウ」

言ってくれた。

2: 微妙 (2004/03/27 15:38:40)[sevenstar_2 at hotmail.com]

なんじゃこりゃーと絶叫する士郎
せんべえを食べ続けるセイバー
と、ハートフルで意味不明な再会を果たした二人



       聖杯戦争 もう一杯 その


ジリリリリリン ジリリリリリリン
家に帰ると電話が鳴っていた。

「もう、うるさいわね」

不機嫌そうに電話を取るのは遠坂凛、冬木の地を管理する魔術師である。

「はいもしもし?」

「あ、凛さんでしょうか?」

礼儀正しそうな声が電話の向こうからした。

「そうですけど、どちら様でしょうか?」

「申し遅れました、言峰の後任のシエルです。以後宜しく」

あの言峰の後釜と言う事でまたもなにやら気難しそうな変人が来ると思っていた凛からすれば意外だった。

「では早速ですが用件を伝えますね」

「用件?」

「なんかまた聖杯戦争が起こりそうです」

電話口の向こうの未だ見ぬ後釜さんはとてもアホな事を仰った。




        †††††††††††




「士郎士郎士郎士郎しろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおう!!!」

我が家の団欒を粉砕して遠坂凛が窓を壊して侵入して来た

「遠坂!?今凄い事になってるから後にしてくれー!」

そう、今まさに藤ねぇと桜にセイバーの事について問い詰められている真っ最中
これ以上の修羅場は某絶倫超人でさえも根を上げる事であろう。

「リン、お久しぶりです」

普通に挨拶するセイバー

「ええ!もう召還済み!?」

「遠坂先輩、今は先輩を問い詰めている最中なのでどこぞへ消えてください」

すでに黒い桜

「召還ってやっぱり士郎が呼んだんじゃなーーい!!」

暴れる虎

「ああああああああ!!もう訳分かんない!!」

やけくそになって暴れだす士郎

「先輩!暴れてないで答えて下さい!なんでセイバーさんが帰ってきているんですか!」

「私が士郎に会いたくて来たのです」

「セイバーさんには聞いてません!」

ピシャン、と言い切る桜

「食費ならアルバイトで稼ぎます、私が居ても問題はないでしょう」

全く引く気のないセイバー

「女の子に働かせて自分はグータラ暮らすなんて!お姉ちゃん士郎をそんな風に育てた記憶ははないわー!!」

とりあえず暴れる虎

「うるさーーーーーーーい!ちょっと二人は黙ってなさい!」

やけくそ気味にガントぶっ放し藤ねぇと桜を昏倒させる遠坂
結局皆テンパっていた




        †††††††††††




藤ねぇと桜を客間に寝かせて居間でお茶を啜りながら事情を説明中

「嘘、この時代まで寝てるとか普通に有り得なくない?」

セイバーの事情を説明するとまるで奇人を見るような目になる
そりゃそうだ、俺もそう思う

「まぁ俺としてはセイバーが帰って来てくれて嬉しいけどな」

「私もまたシロウに会えて嬉しい」

幸せそうに笑うセイバー。うーんやっぱり無理な話だけど嬉しい
遠坂はなんだか憮然としているけど

「・・・・本当にもうサーヴァントじゃないのね」

「はい、しかし私がシロウに剣を捧げると誓った事には変わりは有りません」

「はぁ・・なんだか分からない事態になってきてるわねー」

「遠坂、それでお前はなんで家に飛び込んできたんだ?」

「聖杯戦争がまた起きるらしいから」

「「は?」」

声が重なるきっと表情もそっくりだっただろう。

「馬鹿を見るみたいに見ないでよ!私だって混乱してるんだから!」

「け、けどそんなの有り得ないんじゃないのか!?まだ1ヶ月しか経ってないぞ!?」

「起きるモンはしょうがないでしょ!あんたが勝手なことしないように注意しに来たのよ!」

「確かに、シロウはきっと止めようとするでしょうから」

「う・・」

確かにその通りだ。「正義の味方」としては前回のキャスターやライダーの様な事をするようなら止めなくてはならない。

「しかしリンそれでは逆効果だ、知ってしまえばシロウは確実に止めに行く」

「ま、どうせその内ばれるだろうし。前みたいに共同戦線張ろうと思ったのよ」

「確かに・・・放って置くよりはその方が安全かもしれません」

「関係ない事に喜んで首突っ込みそうだしね」

反論できない自分が哀しい・・。

「さ、決まったからにはさっさとサーヴァント呼んじゃいましょう。シロウとセイバーには召還の仕方教えてあげるわ」

「ふと思ったんだけどさ、召還したサーヴァントがセイバーのクラスだったらどう呼べばいいんだろ?」

「そんなの自分で考えなさい!」

湯のみをぶつけられた。




        †††††††††††




「じゃ、まず私からね」

遠坂の家の地下、そこには魔方陣が描かれていた。

「シロウとセイバーは私の後に召還してね」

「わかった」

「わかりましたリン」

「じゃ、始めるわよ」

ふぅ、と一つ息を吐き出した後呪文を唱えだす

 「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。 祖には我が大師シュバインオーグ。
  降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」

  みたせ みたせ みたせ みたせ みたせ
 「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。
  繰り返すつどに五度。
  ただ、満たされる刻を破却する」

       セット           
 「―――――Anfang」

 「――――――告げる」

 「――――告げる。
  汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
  聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」

 「誓いを此処に。
  我は常世総ての善と成る者、
  我は常世総ての悪を敷く者。
  汝三大の言霊を纏う七天、
  抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」

ドゴーン、と居間の方から物音がする

「・・・・また?」




        †††††††††††




瓦礫の上にちょこんと座ってソレは居た。

「ど、どうも。一応バーサーカーです」

なんとも弱そうな私のサーヴァント。どう見てもバーサーカーには見えない

「・・・・・・」

「良かったな遠坂、バーサーカーにしては人が良さそうだぞ」

「そうですね、ヘラクレスを呼び出したらリンでも手に負えなかった」

後ろで呑気な意見を出してくれる二人。確かにヘラクレス出すよりはマシかもしれないけど・・・

「アーチャーが出てくると思ったんだけどね」

ふぅ、とため息を付いてサーヴァントを見る。どう見ても英霊には見えない。どう見ても女子高生だ。

「一応聞くけど・・真名は?」

「え、けどここで言っていいんですか?」

「いいのよ後ろのは仲間だから」

「はぁ」

なんとも釈然としない顔をしている私のサーヴァント。

「いいから言いなさい!どうせ大した英霊じゃないんでしょ!」

「えーと、弓塚さつきです。呼ぶならさっちんって呼んでください」

眩暈がした。聞いたこともない英霊だ。というか、英霊?
ほっぺたがぷにぷにしている私のサーヴァント。これで何と戦うんだろう、私。


――――――――

_| ̄|○ほんと御免なさいワケ分かりません


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