士郎はバーサーカー (M:セイバー・凛・桜・ライダー 傾:ギャグ H


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1: 福岡博多 (2004/03/26 23:27:30)[cukn01 at poplar.ocn.ne.jp]

 週末の夜。衛宮家に響くは艶美なる声。

 「シ、シロウ、つよ、強すぎます、もう、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 「いや、いや、士郎、はげし、ば、ばか、ふぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!」

 「セ、センパイ、スゴイ、スゴイです、だめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」



 翌朝。ライダーがキッチンに立ち、三人分の朝食を作っている。士郎は藤村家に出ている。

 「おはようございます、ライダ〜。」
 「お〜は〜よ〜。」
 「おはよ〜、ライダ〜。」

 三人娘が起きて来る。テーブルに朝食を並べる。

 「昨日も大変だったようですね。」

 「え、ええ、まあ。」

 「何で、ああもケダモノになれるのかしら。」

 「わ、私は、激しくて好きですけど。」

 「あのね、三人同時に相手しながら、あれは異常よ。まったく、あ、あんな………」

 思い出したのか、真っ赤になって顔を俯かせる三人。

 「しかし、頻度が高くなってきていますね。このままでは日常生活に影響が出そうですが。」

 「ええ、分かっています。私は家に居るから良いのですが。」

 「私や姉さんは学校があるから、少しまずいかも。」

 「で、でも、拒むと、次がその分激しくなるから…」

 考え込む三人。と、ぽんと何か思い付いたのか、ライダーが手を叩く。

 「話を聞く限りでは、主導権は士郎が握っているようですね。なら、たまには逆に、サクラ達が主導権を握れば良いのではないですか?」

 「なるほど。ライダーの言う事ももっともだ。」

 「でも、どうやるんです?」

 「私は、殿方を悦ばす術を知っています。」

 「いや、それじゃ、士郎がパワーアップするだけでしょうが。」

 「く、確かに。あの時は大変でした。」

 「姉さん、何か方法はないんですか?私も、たまには、先輩を責めてみたいなあ、なんて。」

 「そう言われても、私、こう言う事に詳しいわけじゃないし…」

 「では、士郎の意表を突くと言うのは、どうでしょう?」

 「「「意表?」」」



 その夜。士郎は風呂をあがり、寝室を目指す。

 「は〜あ、今日こそは優しくしよう。」

 実は、士郎自分の暴走振りを嘆いているのだ。

 「でも、皆が、か、可愛すぎるのも、わ、悪いよな。」

 十代の若い健康男児だからね。しかも相手は全員、魅力的な美少女。暴走せずにはいられない。

 「だ、大体、土日だけってのがなあ。」

 共同生活してると色々あるのだ。

 「お、落ち着け。深呼吸、深呼吸。」

 深呼吸して襖を開く。いつも、三人は先に士郎の部屋で待っている。

 「お、お待た―」

 フリーズ。

 「シ、シロウ、み、見ないでください。」

 ミニスカメイドセイバー。サイズがワンランク下でぱっつんぱっつん。

 「ちょ、あ、あんまり見ちゃダメ!!」

 ミニスカチャイナ凛。サイズがワンランク下でぱっつんぱっつん。

 「せ、先輩、は、恥ずかしいです。」

 ミニスカナース桜。サイズがワンランク下でぱっつんぱっつん。

 確かに意表は突いた。だが、三人も恥ずかしくて動けない。

 「あ、え。」

 そして何より、三人は男心の機微に疎かった。意表は突いた。しかし、それは望むものと逆の効果をもたらした。

 「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」

 咆哮。

 「「「キャァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」」」

 ギリシャ最大の英雄以上の狂戦士がここに降臨した。



 深夜。ライダーの私室。

 「士郎?どうしたのでって、裸!?凄い!ではなく!何故、にじり寄ってくるんです!?」

 「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」

 「あれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!」

 何か、嬉しそうだぞ、ライダー。



 翌朝。朝の食卓。

 「ねえ、士郎。何で、セイバーちゃん、遠坂さん、桜ちゃん、ライダーさん、起きてこないの?」

 「い、いや、四人とも、なんか疲れてるらしくて。」

 「ふーん。」

 「大方、シロウが無理させたんでしょう?ダメよ、シロウ。女の体はデリケートなんだから。」

 目を逸らしてしまった士郎。大失敗。

 「何してたのぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!士郎ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!」

 タイガー、咆哮。

 結局、四人は翌日まで起きてこれませんでした。またどこかの平行世界で赤い狂戦士が生まれたのは別の話。




 あとがき:電波受信しました。疲れてんのかな俺?どうしようもねえ。


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