fate もし23 (傾 ギャグ


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1: 久遠 (2004/03/23 19:41:54)[kuon_kurotuki at passport.net]

  
 注意1:fateもしは電波製なのです。

 注意2:一部のキャラが原作とは性格が異なる場合があります。

 注意3:今回の前振りは本編に関係あります。
 
  以上の注意点に気をつけ読んでもよいと思った方は下へどうぞ。
























 ランサー君の食事事情

 
 「おいバゼット、腹減った」 


 青いのがマスターに訴える。


 「……何を言っているんだランサー?

  サーヴァントに食事などいらんだろ」


 「まあ、確かにそうなんだけどよ。

  あの坊主の家の飯見てから食いたくなったんだ。

  それに目の前で飯食われて腹が減らないわけないだろ?」


 青いのの目の前ではバゼット嬢が特上寿司を食べている。

 ちなみにサビ抜きだ。
 
 そんな青いのの訴えを、
 
 
 「我慢しろ」


 一言で切って捨てる。


 「ちょっと待て! 

  サーヴァントの体調を万全に整えるのもマスターの義務だろうが!」


 「そんなことは聞いたことが無いな。

  そういうことは自己管理が普通だろう?

  つまり食事がしたければ自分で何とかしろ、と言うことだ」


 あまりの言い草に青いのが唖然としている。


 「ああ、どうしてもと言うのなら考えないでもないぞ。

  三回回って「バゼット様今日もかわいいです!」

  と叫んだなら、この別に注文したかっぱ巻きをやろう」


 「テメエ俺を犬扱いかよ、流石に頭にくるぞ?」

 
 青いのがまだ堪えている、がんばれ青いの。


 「なんだクー・フーリン。

  犬扱いは嫌か、ならヒモだな」


 この言葉が決め手になった。

 
 「……お」


 「ん? 何か言いたいことでもあるのか?」


 「覚えてやがれーーーー!!!」


 悪役の捨てゼリフを叫びながら外に飛び出していく。


 「何をだ?」


 ちょっとかわいそうだとおもいました、まる


















       fate/stay night もし23


 
 それで、


 「何で家に来るかな、青いの?」


 「いいじゃねえか、ここでの俺の知り合いって言ったら坊主ぐらいだろ?」


 恒例になりつつあるチャーハンを食いながら青いのが寂しいことを言う。
 
 飯を食いに来るぐらいなら別にいいんだけどね。

 ただ、一応オレとお前は敵同士じゃないのか?

 まあ、そんなこと言ったら遠坂達も敵ってことになるんだけど。


 「なんだ衛宮士郎、また拾ってきたのか?」


 赤いのがそう言ってくる。

 赤いのとはあの打ち上げの日の後本気で戦った。

 ちなみにオレが裏技を使って勝ち、赤いのを簀巻きにして弓道場に投げ込んだ。

 帰ってきた赤いのが所々破けていたり虚ろな表情だったのは些細なことだ。

 ……その後で報復をきっちりしてくる辺り性根が腐っているとも思った。

 まあ、そんなこんなで赤いのとは友情をまた深めたのだ。


 「アーチャー、テメエも人を犬猫扱いかよ!?」


 殺気立つ青いの。

 そんな青いのに対して赤いのは、


 「今の自分の状況をしっかり判断してからものを言え。

  はっきり言って今の君はドジッ子ライダーや食っちゃ寝セイバー、

  意外と食べるぞはっちゃけ桜、食っても胸にはいきません我等が遠坂凛、

  ロリの星から来た白い悪魔イリヤと彫像バーサーカー、

  金ピカギルガメッシュに暴飲暴食アンリ・マユちゃん、

  果ては獰猛人型腹ペコへーき暴走人間トランゲリオンと同じレベルだ」


 ガガーン!


 背中に雷光をしょって驚愕する青いの。
 

 「……そんなバカな……。

  オレがあの連中と同レベルだと……?」


 どうやら監視かなにかして現在の家の状況は知っていたらしい。

 
 どうでもいいけど赤いの、

 後ろに皆さんが待ってるぞ、逝ってこい。



 赤いのが強制退場していく。

 オレは取り合えず、


 「早く食え青いの、

  片付かないだろ」

 
 主婦な発言をしてみたりした。

 青いのはちょっと目じりに涙を溜めながら食べていく。


 すると、

 
 「シロウ・エミヤ。

  家のランサーを引き取りに来た」


 呼び鈴も鳴らさずに不法侵入してきたバゼットがそう言った。

 いいんだけどね、もう。

 
 「なんだよ、もしかして寂しくなって俺に戻ってきて欲しくなったか?」


 「寝言は寝てても言うな。

  ランサー、ちょっとアーネンエルベまでお使いに逝ってこい」


 容赦なく切り捨て、命令をする。

 しかも微妙に文字が不適切な感じがする。


 「ああん!? なんで俺がそんなとこ行かなきゃならねえんだよ!?」


 青いの、チンピラかお前は?

 
 「私の命令が聞けないのか、ランサー。

  もう一度言うぞ、逝ってこい」


 ……メッサコワイデスヨ


 その後、バゼットは駄々をこねるランサーを素手でボコボコにして、

 尻尾を掴んで引きずっていった。


 青いの、強く生きろよ。


 さて、うるさいのも居なくなったしのんびりしま――、


 「ねえ、士郎。

  今の誰かしら?」


 ――背後から凍るような声が聞こえてくる。


 ちょっと待て遠坂、今お前は赤いのと戯れてるはずでは?


 「あら、アーチャーのことなら心配しなくてもいいのよ。

  もう逝ったわ」


 何で考えてることが解るかな?

 しかし赤いのはもうやられたのか?

 だらしない。

 オレなら後30秒はもったぞ、多分。


 「じゃあ逝きましょうか衛宮君?」


 ドナドナ〜


 あっ、


 BGMが変わったよ。


 それでは皆さんまた来世で会いましょう。




 続く・・・のか?





 あとがき

 どうも久遠です。

 ランサー、不憫です。

 バゼット、なんか性格が変わったような。
 
 どうか笑って、もしくは見なかったことにして見逃してくれると助かりますです。

 ネタ
 >獰猛人型腹ペコへーき暴走人間トランゲリオン
 汎用人型決戦兵器人造人間エヴァ○ゲリオン


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