第二次聖杯戦争2 (M:士郎、内緒 傾:壊れギャグ)


メッセージ一覧

1: ユウキ (2004/03/21 06:04:38)[y_t_2004 at yahoo.co.jp]

第二次聖杯戦争2










    「―――― 問おう、貴方が私のマスターか」





俺達は、再び出会った。



「あ・・・ああっ・・・」



前と変わらない、凛とした顔つき。


胸をはり、威圧感さえ感じるその姿。


鋭いその視線。


全部、前と同じだ。


いや、ひとつ違う点がある。





ソイツの右手には・・・










マーボー豆腐が・・・










「ってオマエか〜〜〜〜〜〜いっ!」



「フム、久しぶりだな、衛宮士郎。」



俺達は、再び出会った。










「この展開おかしくない? セイバーじゃないのかよ!?」



あーりーえーねーっす


何故、言峰が、よりにもよってアノ言峰が・・・



「?分からん事を言う奴だ。」



「いや、アンタほどじゃないから。」





フム?と首をかしげているアイツは放っておこう。


いやいやいやいや、まいったね俺も。こんな時に幻覚なんか見なくてもいいのに。
あぁそういえば今日は昼飯と夕食食わずに実験してたからなぁ。
いやはやなんであんなに実験の量というのは多いのかね、実際。



「で、お前は私のマスターなのか?」



アハハハハ〜幻聴までしてきたヨ。なんか今日は疲れすぎみたいね、ホント。
ってことはさっきまでも幻覚なんだな?いや〜まいったね。
コレじゃ俺ただの痛い人じゃないか。アハハハハ教会の人出てこなくてよかった。
説明できないもんね。幻覚幻聴じゃ。いや〜良かった良かった。ホントに。



「脳内補完はあまり得策ではないぞ。」



「少し黙れヤ。」



さ〜〜って、少し落ち着こうか。
まず、現状を理解しよう。
俺は、サーヴァント同士の戦いを見た。
それを目撃した俺は片方に追いかけられた。
教会まで逃げ、後一歩のところまで追い詰められた。
オーケー、ここまでは完璧だ。
じゃあ何が問題だ?
目の前が問題だ。



「私はあんまり暇じゃないんだがな。」



「一つ聞いていいか?」



「よかろう、なんでも聞きたまえ。」



「なんでお前が出てくんの?」



凄く疑問だ・・・



「お前が呼び寄せたからだ。」



「だ〜っ!お前なんか呼ぶわけないだろう!」



「そんなこと私に言われてもな。」



あ〜も〜どうでもよくなってきた。


まぁ要は現実を受け止めよということですか神様。


受け止めてやろうじゃないかチクショウ。





「もういい。それで・・・お前のクラスは?」










「中華料理人だ。」





・・・・・・・・・・





「(゚Д゚)ハァ?」



「だから、中華料理人(コックたん)だ。」



神様は俺に喧嘩売ってるみたいです。


なんちゅーかね、神様殺したくなったね。



「で、やはりお前が私のマスターなのだな?」



「待て〜〜いっ!何故俺がマスターなんだよ?」



「この場にはお前しかいないだろう?消去法でお前がマスターだ。」(ズキューン)



やヴぁいぜ。このままでは俺がコイツのマスターになってしまいます。



「いやいやいや、言峰君。物事には順序というものがあってだね・・・」



「では、呼び方は『衛宮士郎』、と呼ぶとするか。」



俺の説明はスルーされた。



「オイオイオーイ、本当に俺がマスターになるのかよ。
 つーかアンタいつサーヴァントになったんだよ?」



「むっ?『ご主人様ァ〜』というのも捨てがたいな。」



「スミマセン、それだけは勘弁してください、イヤホント。」



シニカケタ・・・あの響きは一言で言えば『怨』だったね。



「ん?まてよ・・・そうだっ!令呪!
 アレを使ってコイツ殺せばいいんだ!」(黒)



「令呪ならここにあるが?」



そう言って俺にマーボーをさしだす言峰からマーボーを受け取る。


マーボーには変な紋章が浮かんでいた、唐辛子で。





「これ意味ないじゃん!俺どーやって使うのよ!?」



「不思議なことがあるもんだな、まぁそれは君が持っていたまえ。」



「いりませぬ。」



あんなもんいつも持ってたら、死んでしまう。



「そうすると君は令呪が使えないことになるが。」



嗚呼、なんでこんな欠陥品が・・・セイバー帰ってきてくれ。



「もういい、もうよかです。
 私は貴方のマスターで、使う令呪はマーボーで、サーヴァントはコックたん。
 もう十分。これ以上頭使いたくない。」



「フム、ようやく現実を受け止めたか。これからよろしく頼むぞ。」










俺は新たなる戦いに足を踏み入れた。


この先どんなことがどんなことがあるか分からない。


でも一つだけ言えることがある。





俺、ヤツ(コックたん)を倒します。必ず倒します。





俺たちの伝説は、今始まった。










桜にどう説明しよう・・・


あと令呪が目に染みて痛いです。









後書き

やってしまった。ユウキです。

今回ははっちゃけた。滅茶苦茶ですな。

言峰を使ったらどうなるんだろ?こんな感じで書きました。

とりあえず、色々後悔してます。

感想、非難、誤字脱字、など聞かせてもらえば幸いです

では、このへんで


記事一覧へ戻る(I)