fate もし19 (傾 打ち上げ編的電波SS


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1: 久遠 (2004/03/18 19:31:47)

  
 注意1:fateもしは電波製なので全体的な話の流れなんてないです。

 注意2:一部キャラが壊れています。

 注意3:前振りは本編に関係ありません。

 
  以上の注意点に気をつけ読んでもよいと思った方は下へどうぞ。























 聖杯戦争。


 七人の魔術師が、


 七人の使い魔を用いて、


 聖杯と呼ばれる奇跡の具現を奪い合う文字通りの戦争。


 使い魔に与えられた役割は七つ


 セイバー、剣を用い最優と称されるクラス。

 ランサー、槍を用い最高の敏捷性を持つクラス。

 アーチャー、基本能力の低さを宝具やスキルで補うクラス。

 ライダー、高い機動性と強力な宝具を持つクラス。

 キャスター、魔力に特化しているが最弱と言われるクラス。

 バーサーカー、狂うことによってその能力を高めるクラス。

 アサシン、特定の英霊以外本来は成り得ないクラス。

 
 使い魔には時代を問わず英霊と呼ばれる存在が選ばれる。


 そしてこの冬木市で五度目の戦いが始まる。


 「……まさかお前が私のマスター等と言わんだろうな?」


 オレを赤い槍兵から救ってくれたのは、同じ赤いのでした。


 「やっちゃえ、バーサーカー」


 「■■■■■■■■ーーーー!!!」


 少女の声と共に暴走した赤いのが赤い剣士にせまる。


 「しっかり門を守れよアサシン」


 「……何故、同じ私なのに向こうはマスターなんだ?」


 門を守る赤いのが同じ赤い剣士に尋ねる、知らねって。


 「さあ、見せてやれよライダー、お前の力を!」


 「正直君に命令されるのは最悪だな」


 慎二の命令をあっさり無視してマスターを殴る赤いの。


 そして、


 「衛宮士郎――――お前を、愛している」


 ああもうどうでもいいからさっさと逝け!

 
 そしてオレに金髪のセイバーを返してくれ!
















 結論を言うと今回の聖杯戦争には同じ英霊が、

 七クラス分呼ばれたと……良いのか?














       fate/stay night もし19



 打ち上げの一次会はまだよかった。

 一般人もいたことだし皆もそれなりに抑えていたから。

 まー赤いのが弓道部の腐女子達に剥かれたり、

 慎二が土岐塔君に抱きつかれて接吻されたり、

 「イリヤたん……はあはあ」
 
 とほざいていた野郎がロリ姉のブルマ真拳を食らったり、、

 虎が何時の間にか酒を飲んで暴走したり、

 それを止めようと美綴と桜が頑張ったり、

 何時ものメンバーに囲まれたオレを滅殺せんとする野郎達が、

 セイバーやライダーにぼこされたのは大した事じゃない。

そう、大した事じゃきっとない!
 

 ただ、その間全くと言っていいほどリアクションをしない遠坂が妙に怖かったが。



 一次会は七時をもって終了した。

 酔っ払った虎は当然オレが面倒を見ることになり、

 背中におんぶしたのだが、

 くっ! こいつは虎だ、虎なんだ!

 背中の柔らかいのも虎の肉球だと思うんだ、オレ!


 家に帰るだけで何故にここまで疲れなきゃならんのだ……。


 そして酔っ払った虎を藤村家においてきてオレの家で二次会が始まった。

 オレと赤いのが料理を作りそれを運ぶということを最初はしていたのだが、

 赤いのが、

 
 「ここはまかせて、お前は逝って来い」


 と言ってきたのでお言葉に甘えることにした、

 ……なんか微妙に言葉のニュアンスが違った気がしたが。


 
 そして、今オレの左横には、


 「えへへ〜、衛宮〜w」


 酔っ払った美綴さん家の綾子さんがしな垂れかかってきています。

 もしも二人っきりなら最高の場面なのかもしれないが、

 オレの人生はそんなに甘くはなかった。

 
 「はい衛宮君これも食べて。

  まさか断ったりはしないわよね?」


 オレの右横に陣取った遠坂さん、

 なんでさっきからオレは自分の箸がないのでしょう?

 
そして目の前には飲み比べをする、

 桜とライダーとイリヤ……ライダー以外未成年じゃん。

 って言うかロリ姉はさすがに見た目的にもやばいのではないのか。
  

 セイバーは赤いのがもってくる料理を片っ端から上品に素早く食べている。

 もしかしたら格闘ディナーでも極めているのだろうか?

 ……だとしたら嫌だ。


 バーサーカーはもちろん庭にいるが赤いのが飯を運んでいるから問題なしだ。
 
 
 オレ的にこのまま終わるなら良さ気でありんす。

 と一瞬でも思ってしまったのが間違いだった。

 何故ならそう思った瞬間その均衡は脆く崩れ去るのだから、オレの場合。


 「あ〜! 思い出した〜。

  優勝したら衛宮に膝枕して〜、

  いいこいいこしてあげるって約束したんだった〜」


 美綴さん、なにか増えているのは気のせいですか?


 それに今更だがなんか月○の羽○さんのような言葉使いですよ。


 そしてその声を聞いた瞬間皆さんが一成に……一斉にオレを見る。


 ああ、サバンナでライオンの群に囲まれるインパラの気分がよく解った。


 「先輩、私の方が柔らかくて二倍お得ですよ」


 桜、なにが二倍なんだよ?

 
 「いえ、サクラの場合は太っているだけです。

  やはりここは大人の魅力でメロメロです」


 ライダー、確かにお前はワンダフルだよ。

 しかも何時の間にパンツスタイルからミニスカに変身したんだ?


 「サクラ、ライダー、年増は黙ってて。

  時代は今ロリッ子を求めているのよ!」


 いやいやロリ姉、両手を上げる仕草はかわいいんだけどね、

 流石に見た目的にそれは犯罪だよ。


 「シロウ、あえて問うようなことはしません。

  貴方は懸命なマスターであるのですから。

  だからその……わ、私の膝で良ければ……」

 
 ………………はっ!? 

 いかん、意識が飛んでた。

 かわいすぎるぞセイバー、君が一等賞だ。



 「それで〜、衛宮は誰を選ぶの〜?

  もちろん私だよね〜?」


 

 選ぶ? 

 それは一時至福を味わいその後に終末がくると言うことですか。


 ……あかん、マジで死ねる。

 オレは打開策を探して周りを見る、赤いのと目が合った。

 アイコンタクトで助けてくれと伝える。

 オレと赤いのは戦友であるので伝わる筈である。

 そして、赤いのは、


 (理想を抱えて、溺死しろ)


 と目で伝えてきた……一次会で見捨てたのを根に持っているのか?

 くっ! 

 オレが生きてこの戦場を越えれたならお前を腐女子達に売りさばいてやる!

 そう今は亡き切嗣に誓う。


 
 ん? なんか膝が重い。

 視線を下にずらしていくと、

 遠坂さんがオレの膝枕で寝てました。

 普段とは違い少女のような表情でスヤスヤ寝ております。
 
 
 ……どうやらオレの敗北らしい。

 
 全てを出し切ったが、それを上回るほどの力を相手は持っていた。



 目の前で黒く染まる桜、

 室内でペガサスを召喚しようとするライダー、

 令呪を光らせこちらを睨むロリ姉、

 聖剣を構え……ずにまたひたすらご飯を食べるセイバー、

 
 そして何時の間にか遠坂と反対の膝で寝ている美綴。


 最後に赤いのを見る、

 オレのように笑いながら、

 
 「衛宮士郎――――お前を、愛している」


 ……それは前振りのネタだ赤いの。


 そして、ふと見ると寝ているアカイマオウが笑っていた気がした。


 その光景を最後にその日のオレの記憶は途絶えた。

 
 
 続く・・・のか?





 あとがき

 どうも久遠です。

 うお!? なんじゃこりゃー!?

 電波と妄想が素敵にドッキングした感じになってしまいました。

 どうか笑って、もしくは見なかったことにして見逃してくれると助かりますです。

 使用ネタ

 >格闘ディナー
 ら○ま1/2 


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