セイバーのアレについて考える。 M:セイバー 傾:ギャグ


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1: 藤村流継承者 (2004/03/15 18:15:34)[calorie at mb9.seikyou.ne.jp]


セイバーのアレについて考える。



 ちょっと気になって、セイバーに聞いてみた。

「なあセイバー」

「? なんですかシロウ? 心なしか、とても期待に満ちた目を向けられている気がするのですが」

「まあ期待というか、この髪の毛、なんで一房だけはみ出てるんだ?」

「あ」

 くい。
 
 そのちょろりと弧を描いた金色の髪を軽く引っ張ってみる。

「引っ張るとなんか変身したりとかするのか?」

「……」

 押し黙るセイバー。表情にも佇まいにも変化は無いが、なんか地の底からごごごごご……なんていう地鳴りが聞こえてくるのはなんでだろー。

「……シロウ。逆鱗という故事を知っていますか」

「え。うん、まあ」

 『逆鱗』‥兄辧憤豺颪侶主)の怒り ¬楙紊凌佑療椶蝣
 【故事】竜のあごの下には逆鱗(=さかさに生えたうろこ)があり、これに触れると竜は怒って必ずその人を殺すという古代中国の伝説。これにしたがい、臣下が主君に自分の意見を述べるときは、主君の感情を刺激してその怒りに触れぬようにすべきであると説いたことによる〈韓非子〉 旺文社国語辞典[第八版]より

 ……うん。なんかいろいろとセイバーに通じるものがあるよね。

「幸いにも、この身は赤い竜の因子を持っています。逆鱗に触れる、とは昔の人もうまいことを言ったのですね」

 にたり、と、えらくキャラに合わない邪悪な笑みを浮かべるセイバーさん。

「……えーと、セイバー?」

「あなただけは違うと思っていました、シロウ」

 そんな渇いた言葉を述べて、なんか容赦なくその身に秘められた邪悪かつ原始的なえねるぎーを解放する。

「え? う? やだなあセイバー、いまのはちょっとした冗談なんだから律儀に変身したりしなくてもいいのに、ってほんとに肌が赤くなってるんだけどやりすぎなんじゃないかーあかいあくまじゃないんだからさーげこっ……!?」

 …………。

 その後、セイバーと士郎を見た者は誰もいなかった……。



−了−



セイバー「……いえ、別に髪を引かれたからといってどうなる訳でもありませんが」

士郎「じゃあなんでそこだけ伸びてるんだ?」

セイバー「……さあ」

凛「あほげなんじゃない?」




あとがき

なんかどうしようもない話ですね。書いてる時点で気付けって感じですが。

逆鱗はともかく、セイバーのあの髪の毛は、鬼○郎ばりの高感度を持つレーダーなのかもしれません。ほら、セイバーって直感に優れてるじゃないですか、って、げこっ……!?(強制退場)


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