fate もし09 (傾 唐突にバトル


メッセージ一覧

1: 久遠 (2004/03/07 23:20:47)

 注意1:このSSは壊れを多く含みます。
    
 注意2:久方ぶりにバトル電波を受信したため唐突にバトってます。
    
 注意3:主成分が電波なので展開がころころと各話ごとに変わったりします。
 
 注意4:この連載をお読みの方でシリアスッポイ士郎君が苦手という場合。

 以上の点でアレルギー等による拒否反応がなくお読みいただける方は下へどうぞ。















 










 衛宮士郎の脳内死徒27祖〜中編、バンバンパフパフ〜

 10番 ネロ・カオス

 666の獣を有する人型動物園。

 なんでも去年の夏前ぐらいに滅びたらしい。

 喋る鹿のエトを一度は見たかったのに残念だ。
 
 11番 スタンローブ・カルハイン

 オレの生まれる随分前に滅びてました。
 
 こいつの呪いってなんていうか放射能・・・?

 12番 聞いたことがないな。いるのか?

 13番 ワラキアの夜
 
 噂により発生する現象さん。

 黒のお姫様が「去年の夏に消えちゃった」と頬っぺた膨らませてました、萌えだ。

 14番 ヴァン・フェム

 人形遊びが好き?なナイスミドルらしい。

 最近エコロジストだとかなんとか。

 15番 リタ・ロズィーアン

 レズなお姉さんで切嗣以上のダメダメさん。

 16番 グランスルグ・ブラックモア

 でっかいカラス。

 17番 トラフィム・オーテンロッゼ
 
 白翼公。

 黒のお姫様が嫌ってるからオレもあんまり好きじゃない。

 18番 エンハウンス

 魔剣アヴェンジャーの担い手。

 魔剣はしっかりと剣の丘に刺さってます。









 ・・・ん?電波かこれは?













       fate/stay night もし09




 ブンッ!!

 

 風を巻き込みながらの横薙ぎ一撃が頭上を通過する。

 オレは生じた隙を突くように反撃を、


 せずに後ろへ全力で跳ぶ。

 
 奴を見ると既に次の攻撃の動作に入っている。
 
 どういうカラクリかは解らないが、

 大振りだろうが何だろうが奴には攻撃後の間がない。
 

 ・・・攻撃前の溜めはあるくせになんでさ?


 心の中でそう愚痴る。


 まー朝の戦争から色々あった訳で、


 オレ、衛宮士郎は・・・戦ってます。





 
 なんで戦ってるか


 理由はいたって簡単なものだ


 お互い出会ってしまった
 

 それだけである。

 
 
 趣味、と言うより黒のお姫様に連れ回された結果、

 衛宮士郎は月の綺麗な夜中に散歩する悪い癖がついてしまった。

 そんで今日は土曜日で休みだったからと学校に散歩に行ったのが、

 そもそもの間違いだった。

 
 

 夜の学校はとても静かだ。

 時間帯が違うだけでまるで別の世界にいる感じがする。

 そんなどこか冷たく感じる空気がオレは嫌いではない。

 大勢でわいわいするのも好きだし、今の騒がしい生活も満足できている。

  
 それでも

 この独りの静かな世界が

 オレの本質的なものではないのかと

 時々考えてしまう。 


 
 どれだけの時間校庭で佇んでいたのか、

 いい加減冷えてきたので帰ろうと、



 振り向いた先に・・・なんかいた。
 


 全身の輪郭が度の合わない眼鏡をかけたようにぼやけている。


 その体は黒い、部分部分で濃さはちがうが総じて黒くテカっている・・・ゴキブリか?


 片手にはなぜかはっきりと見えるのに解析(み)ることができない一振りの黒の剣。


 奴が何であるかは全く解らない。


 ただ言える事が一つだけある。

 
 衛宮士郎は、


 こいつと戦わなければならない。




 そして幾度かの衝突ののち冒頭の部分に至るわけだが。

 何とかして欲しい。

 別段奴が強いと言う訳ではない、寧ろ弱い部類に入る。


 だって強いんならオレもう死んでるって。
 

 だが、
 
 奴の攻撃は半端ではない。

 溜めがあるため避けられないことはなく、

 力が強い訳でもない。

 おそらくその剣が原因なのだろう、

 剣の触れているところがたとえ空間でさえ奴と同じく黒くなっている。

 その黒に触れたオレの剣が「喰われた」ことから

 なんらかの力が働いていることが解る程度。

 黒は数秒で消えるのだが、

 当然剣で受けるわけにもいかず、

 奴自身黒いためもしかしたら攻撃が効かないかもしれないので性質が悪い。



 そもそもオレは造り手であって戦う者ではないのだ。

 戦う手段が無い訳ではないし奥の手もある。

 そうでなくても剣のストックはまだまだあるし、

 「今日のオレ」は青いのとの時よりは強い。

 なんならセイバーを令呪で呼べばいいのだが。

 いくらサーヴァントとはいえ寝てるところを起こすのは紳士としてダメである。


 出来ることならこいつを素早く倒してとっとと帰りたい。

 皆にばれたら夜の散歩が出来なくなる。


 どうしたものかと考えながら第368撃目を避ける。

 正直体力もいっぱいいっぱいだ。
 
 
 ん、ぶっ倒れるのを承知で聖剣でもだしたい気分だ。

 いい加減オレの神経が切れそうになった時、


 奴が唐突に身を翻し走り去っていく・・・なんでさ?


 コケコッコ〜!


 あ〜、朝だからか、ってあいつは吸血鬼か?

 そんな気配はしなかったけど・・・ん、解らん。



 とりあえず今から帰宅すると朝帰りになる訳で、

 皆がオレに気がつかないことを祈るばかりだ。





 眠い・・・。









 続く・・・のか?


 
 あとがき

 どうも久遠です。

 いやはや電波も多種多様にあるわけでして、

 今回たまたまバトル電波だったというわけです。

 電波で出来ている以上こういうこともあるものなのです。

 どうか笑って、もしくは見なかったことにして見逃してくれると助かりますです。

2: うきゃー (2004/03/08 02:29:09)

いやなかなかおもしろいSSですねぇ〜^^ 
今後の士郎の女ったらし&電波期待してます〜


記事一覧へ戻る(I)