剣の騎士はお姉様。第三話 スタイル変更(何 Mセイバー 傾向 壊れすぎ


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1: くぅ (2004/03/06 17:00:06)

ども、衛宮士郎です。
今自分は、あかいあくまこと遠坂嬢。
それと、我が麗しの君セイバーさんと一緒に新都のほうにある教会を訪ね、そこのマーボー神父と
いろいろ話してきました。
・・・このオッサン、気にくわねぇ。香辛料の匂いぷんぷんさせやがって。
てか、礼拝所でマーボー喰うな。そして俺はその物体を食いものとは認めない。
しかも、なんかいろいろ好き勝手いいやがる・・・
望みがかなうとか正義の味方云々とか・・・
コイツ、絶対に友達いないな。
とまあ、いろいろあったのだが、俺はこの聖杯戦争に参加することを決意した。

「セイバー。俺、聖杯戦争に参加する。こんな未熟な俺だけど、ヨロシク。」
「シロウ・・・」

セイバーが、俺の首に手を回して俺を抱き寄せる。

「私のマスターは貴方です。私は剣となり・・・貴方を護ります。」

ああ、セイバー・・・。そう言ってくれて嬉しいんだけど、この状況はもっと嬉しいんだけど・・
あ、今一瞬『お前なんか理想に抱かれて溺死してしまえ!!』とか聞こえた。
ああ、たしかに・・・この胸の中で溺死しそうです、自分。

「シ・・・シロウ・・・」
「なに?セイバー。」
「あっ・・・しゃ・・・しゃべらないでください・・・息が・・・それと、
 その、顔をそんなに動かされては・・・ひぁっ・・・」
・・・ガッデム。自分はどうやら本能に忠実すぎたようです。
てか、敏感だな、セイバー。

「セイバー・・・」
未練はあるがセイバーの胸の間から顔を引っ張り出す。
そして、(真っ赤になった)セイバーの顔を直っすぐに視る。
「これからもヨロシクな、セイバー。」
「こちらこそ・・・不束者ですが、よろしくお願いします。シロウ。」
ああ、なんか傍から聞いたら結婚でもしたのかといわれそうな会話だな、うん。

「・・・・衛宮君?」
おう、地獄の底から這い上がってきた堕天使のような、鈴を転がすような、それでいて
この世の全ての怨嗟の声を内包していそうなナイスなヴォイスで自分を呼ぶのはすっかり忘れていた遠坂さん。

「・・・私のことをすっかり忘れて、この教会で結婚式気分?いいご身分ね。」
おう、ごっど。遠坂嬢のことをすっかり忘れてました。
遠坂。本気のガンドは痛かったぞ。

・・・VSバーサーカー・・・
あのあと、なぜか遠坂と同盟を組む事になった。
遠坂曰く『なんか、このままだとセイバーに負けっぱなしみたいな感じだから』
とのことらしい。
なんに負けたのかはわからないが、遠坂も相当に本気なようだ。
このとき、
『やめておけ、凛。君ではハナから勝負にならない。』
と、セイバーにお茶とお茶菓子(どらやき)を渡しながら入ったアーチャーに
『地獄におちろ、犬サーバント』
と言ったときの遠坂の顔が忘れられない。
・・・まあ、そんなこんなで夜、あたりの見回りをしてたのですが・・・
バーサーカーが現れた。

俺たちの前に現れたのはいつぞやのロリっこと鉛色の巨人でした。
てか、コイツはヤバイ・・・半端じゃない。
だって、さっきあのロリっこ、アイツの事『ヘラクレス』とか言いやがりましたよ。
って、セイバー。イキナリ突っ込んでいくなんて無茶だ・・って。
おい、互角に打ち合ってるよ。
あの体でよくまともに・・・

セイバーの剣の回転速度がどんどんと速まっていく。
それに連れて、段々とバーサーカーが後退していく。
ガキィィン!!
凄まじい音をたて、バーサーカーの剣が飛ばされた。
あ、アーチャーが下敷きになった。しかもなんかまた嬉しそうだし。
あんな大人にはなりたくないな。
セイバー必殺の吹っ飛ばし攻撃がバーサーカーを言峰教会の方に吹き飛ばす。

「ぅ・・・」
と、いままで黙って闘いをみつめていたイリヤの口から声が漏れ出す。
「うわ〜ん!シロウのバカー!!」
ずどむ!
げふ。今、鳩尾に突っ込んできやがったぞこのロリっこ。
「キリツグに騙されて弄ばれて棄てられたお母さんの仇うとうと思ったらキリツグは死んじゃってるし・・・」
ぢーん!と、俺の服で鼻をかむイリヤ。
てか、今の話を聞いて不安に思うことありき。
「あの、もしかして・・・」
「シロウの妹・・・になるですか?」
と、セイバー。横からいきなり顔を出さないでくれ。
ビックリするから。
セイバーの言葉に頷くイリヤ。
ああ、オヤジ。危惧していたことが早速現実になったよ。
てか、テメェ。余所の国で種ばら撒いてんじゃねぇ。
感謝するぞゴルァ。
「あ〜・・・とりあえず、泣くな・・・な?そうだ、腹減ってないか?夕飯、ほら、ハンバーグなんかどうだ?」
ぴくっとイリヤの肩が動く。
「・・・おにいちゃん?」
ゲフ!・・・ヤヴァイ。潤んだ目で上目使いでおにいちゃんはヤヴァ過ぎる。
「あ〜・・・できればシロウって呼んで欲しいな・・・」
「じゃあ、よろしく。シロウ。」
にぱっとイリヤが笑う。
・・・ああ、なんか事態がとんでもない方向へ突っ走ってるような。

ちなみに、家に帰ったとき、既に帰宅してた藤ねぇが吼えたのだが
『ああ、オヤジの娘らしい。俺の妹になる。』
といったら固まったのでそのまま放置して夕飯を作った。
イリヤは俺の食事を大変気に入ってくれたらしく、そのままここに住み着くことになった。
お付のメイド2人と一緒に。
メイドか・・・。あの白っぽい服もいいけど、やっぱオーソドックスなあのメイド服を着て欲しい・・・
嗚呼・・・日に日に自分駄目人間になっているような・・・

続くといいな。

あとがき
もはや原作の面影もありません。
まともなファンの方に殺されそうです。。
原作のキャラとかけ離れている・・・
とか、
セイバー強すぎとかいうツッコミはナシの方針で。


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