Fate〜LastNight◆


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1: blue (2004/03/01 06:55:07)


「ちょちょちょ、ちょっとまて遠坂!お前じつは俺の心に盗聴器しこんであるだろ!?」
「んなわけないでしょ!顔ででているのよ!声にだしているのよ!こんのトウヘンボク!!」



ずがしゃぁぁぁぁぁっ
遠坂の華麗なる一撃をうけ、失神KO状態寸前の衛宮士郎
ドラクエでいったら、痛恨の一撃。
一発ですでにウィンドウが黄色くなってる。
赤くなったり、教会送りにされていないだけ、まだ手加減してくれているのかもしれない。
まあそれが救いにも慰めにもなってないのだが…



「見事です、凛。して、いまの技はいったい?」
「んー。超人十字架落としっていう技。教会の代行者がもつ体術の奥義らしいけど、綺礼に教えてもらったの」
・・・さすが学園のアイドル。
代行者の技までマスターしているとは・・・・・・・・・・
・・・・・・・・完璧超人の異名は伊達じゃない・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・いや超人十字架落としだから、あくまちょうじんかな・・・・・・・・・・




「・・・・ったく、また失礼なこと考えているわね。このおとこは」
雪崩式・超人十字架落としで、庭に落ちた(落とした)士郎をひっぱりあげてから
今度は埋葬機関体術。浄化儀式その5.足十字架固め。
「い・・・いたいいたい×3」
だが士郎からギブアップの声はきかれない。
無論、ロープブレイクもない。
っつか、ミニスカートでの足十字は反則だ遠坂。
はずしてくれっていうより
「もっとやってくれ」
っていうのが、男の本能。
その瞬間



びしっっ



セイバーの手刀が士郎の脳天に炸裂した。
「・・・声にでています。シロウ」





Fate〜LastNight〜



で、どうなったかというと



「キリツグのことでしたね。なにを知りたいのですか?」
居間の片隅で屍になっている士郎を尻目に
お茶を煎れなおして、本題とティータイムにはいる午後の乙女たち。


「そうね。まずは・・・衛宮切嗣は、どんなマスターだったのかしら」
お茶請けのみかんを、セイバーに半分に渡しながら、第1の質問を口にした。

「どんな・・・ですか。また漠然とした質問ですね」
お茶請けのみかんの配分は、遠坂の半分に対し、セイバーは1個半。
食後、いうことと糖分とビタミンのバランスを考えると
凛としては、半分がせいいっぱい。
セイバーが1個半で足りるかというのは、大きな疑問だが、口がさびしくなければいいのだろう。
「そうね。質問が漠然としすぎていたわね。じゃあ召還の時」
「・・・そうですね。あれは―」





土蔵の床に描かれた魔方陣が光を放つ。
その中心にあるのは、神秘をまとった剣の鞘。
「・・・・来たれ」
大気の魔力が気流になり、嵐になる
魔方陣の中心に収束する力と
溢れだして吹き乱れるエーテル
それらが最高潮に達したとき
蒼い光を身にまとった、気高き騎士王が立っていた。
目が合う
強靭な意志の光
それは騎士と魔術師。双方から感じられた。
「・・・問おう。貴方が私のマスターか?」
魔術師は黙ったまま、左手にうかんだ紅い証を騎士に突き出す
騎士は、魔術師が持つ令呪よりも、その光に満ちた眼を認め―剣を捧げた。
「了解した。貴方をマスターと認めよう。我が名はセイバー。ここに契約は完了した」






「ふーん。それじゃあ士郎とはえらい違いなのね。それにしてもえらい寡黙なひと」
「ええ。キリツグは寡黙でした。ですから彼との会話は私が質問をして彼が回答するというのがほとんどでした。必要なことしか答えない人でした。ですがなつかしいといえばなつかしいですね。今回私が召還されたのも、あの土蔵でした。きっと魔方陣が活きていたのでしょう」
凛はみかんを2片だけだが、セイバーはすでに1個完食。
口の動きはともかく、手の動きもは非常に滑らかだ。
ちなみにセイバー召還の時のハナシを詳しく遠坂にしたら
 『なにそれっ!?アンタ魔方陣もなしにサーヴァントよびだしたわけっ!?』
 『ああ、しかもこんなやつに最強のセイバーがあたるなんてぇぇ』
とまあ、爆発したあかいあくまが「あかいだいまじん」となって、衛宮家に大損害を与えたのは遠い思い出だ。被害をうけたのはおもに士郎個人だったのだが・・・
「ふ・・・ん。でもまあ士郎の場合は、聖杯の力と魔方陣と士郎の魔力。この3つがたまたま一致したって感じだけどね」
「そうですね。ですがそれを考えるとシロウは毎晩、鍛錬をしていた。その際に召還されても不思議ではなかったのですが」
「そうね。でもそれはただ単に士郎の魔力不足だったんじゃない?」
「というと?」
くっくっくっ。と、おかしそうに笑う、あかいあくま。
「ほら、だってあの晩、士郎ってばランサーに殺されかけていたじゃない。火事場のばか力っていう言葉があるけどソレ。ギリギリの状況だと普段以上の力が出るってヤツね」
「そうですね。確かにシロウはいざというとき普段以上の力を発揮する。ですから、それをはじめて目の当たりにしたときシロウが自力で私を召還したのだなと確信しました」
「???それってどういうこと?」
あかいあくまの3片目のみかんを口に運ぶ手が止まる。
一方、セイバーは『口がすべっちゃいましたー』といった風に、いい感じで目をそらしまくっている。
「え・・・いえ。最初シロウの魔力があまりにも少なかったため、本当に私を召還した魔術師かなーとか、召還の際に、誰かの助けを借りたのかなーとか、すこし思ってしまった訳でして」
激しく失礼なことをのたまうセイバー。
「あははは。そんなわけないって。一流魔術師同士ならともかく、一般人とあまりかわらないこんなへっぽこにセイバー召還できるだけの魔力をつぎ込むようなそんなバカみたいなこと・・・・・・」
と、さらに失礼なことをのたまいつつ、『あら奥様いやですわ』ばりに手をぱたぱたと振る遠坂。

そこでなぜか





ナニカいままでの話の中にオカシイ所があったのでしょうか
遠坂さんは、トマッテシマッイマシタ。






「まさか・・・そんな・・・・・・・・でもそう考えると・・・・納得いくけど・・・・・納得いかないわ・・・・・すっっごく納得いかないわ・・・・」



遠坂さんの悪いクセ:その1
まわりの人間おいてけぼりで、いきなり自分の世界にはいってしまう




ぶつぶつとつぶやいて、別の世界へ行ってしまった遠坂凛。
そんなことより、今はともかく
いまあかされる腹黒セイバー。
そうかセイバーさん。
そうだったのか
女神のような顔して、腹の中ではそんなこと考えていたのか。


今まで貴女のお腹のなかにはクラインの壺がはいっているのかと思っていたのですが
違うんですね。
ブラックホールだったんですね。
ジツは真っ黒だったんですね。
女性不信になりそうです。
きっと女なんてみんなそうなんだ。
かわいかったり、美人な女にかぎってきっとそうなんだ。
遠坂みたいに、外に出しているのはきっと
営業用スマイルだったり
営業用性格だったり
営業用萌えボイスだったりするんだ





ぶつぶつとつぶやいたまま考え込んでいる
遠坂は居間の中をぐるぐると熊のように歩き出す。

そんなことを考えながら、居間の片隅でくたばっている俺の近くで止まりやがった。
その背後には使い魔セイバー。
「あのさ。衛宮くん。美人っていってくれるのは、とってもうれしいんだけど」


イヤナ予感



イヤナ予感



イヤナ予感


なんでしょうか遠坂センセイ&セイバーサン
アナタ方のその微笑みはトッテモイヤナ予感がします




タトエテ言うなら洪水で、決壊寸前の堤防といったトコロでしょうか




「ぜーんぶ。声にでているのよね♪」
「ままま……またですかぁぁぁぁあぁぁぁ!!??」



あかいあくまのグリズリーのような一撃と
セイバーさんからの光のようなハリセンが
士郎をふきとばした


To Be Continued


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