このSSは巴祭(三人祭り)の出展作です。
Ancient Guardian≪Ancient Guardian≫
という古守さんのサイトにある知得留先生の淫らな誘惑? の続きという形をとっておりますので、まずは先にこちらをお読み下さいませ。
















 熱い。
ねっとりと体を揺すぶる、熱さ。
だから耐えきれず、つい――。
つい声を漏らしてしまう。
淫らな嬌声。
いやらしい女の声。
なんて――ふしだらな声。
でもわたしは漏らしてしまう。
ふたりのご主人様の前で。


知得留先生の密やかな愉しみ(改訂版)


 わたしの声が夜の静寂に響き渡る。
誰もいない学校の茶道部部室。次の日になったばかりで、学校にいるのは宿直であるわたしとご主人だけであった。
畳の上で、わたしはすべてをさらけ出していた。この上なく淫らに、いやらしく。
わたしはこの学校の教師だというのに。
聖職者だというのに。
ふたりのご主人様に奉仕している。

「そぅ……もっと……そう」

わたしはその前のアーパー吸血生物の淫裂を舐めていた。
わたしは四つん這いの姿で、膝立ちにしている彼女の股間に顔をうずめ、舐め続けていた。
ぷっくりとふくらんだ真珠を皮ごと唇で挟み込み、もぐもぐとする。

「……ぅん……」

と金髪の美女は甘くわななく。
その声が聞こえるたびに、わたしもじんわりと甘く灼かれる。
この甘美な疼きがゆっくりとわたしを満たしていくのだ。
でもわたしは自分を慰めるこはできない。
奉仕を続けているから。
もうかれこれ1時間ばかし、こうして奉仕を続けている。
口はすでに愛液で濡れ、ふやけるぐらいずっと。
顎も舌も疲れているというのに、でもヤメさせてくれないし……やめたくもない。
もう一人のご主人様である志貴くん……いえ志貴様がまだ見えてないのだ。
だからこうしてわたしは弄ばれる。
この真っ昼間から出歩く、非常識かつ無常識なアルクェイドに。こともあろうか、わたしの同僚。同じくこの高校の英語の教諭を勤めてる、このあーぱーに。
 わたしは彼女の襞を丹念に舐める。
舌でよりわけて、ついばみ、唇で甘噛みし、しゃぶるのである。
愛液ですでにわたしの口元はぬれきっていて、眼鏡にもついてしまい、見づらい。
でも拭うことさえ、この人は許さない。
舌に力をこめ、この酸っぱいようなしょっぱい様な愛液を舐め続ける。
もう慣れた他の女性の味。
それが妙に心に苦い。そのくせ――甘い。

「……まだまだよ、知得留……」

朱い目を淫蕩に輝かせて、わたしの顔をさらに股間に押しつける。
手でしっかりと頭を押さえつけられて、息ができないぐらい押しつけられる。
ねっとりとした淫花に押しつけられる。
いやらしく咲き誇る花の蜜をすすり上げる、惨めなわたし。
酷く扱われるたびに、わたしの体に甘い電流が走る。
ぴりぴりとした何かとねっとりとした何かが交互に流れ、わたしの理性を奪っていく。消されてしまう。
そのくせ、感覚だけはどんどん鋭敏となり、
舌に感じるあの弾力、
舌に感じるあの濡れた味、
舌に感じるあの暖かさ、
そしていやらしいアルクェイドの匂い。
それらがわたしのの感覚を引き出していく。
 手で肉襞をおさえつける。服の裾も濡れ、いやらしい匂いを漂わせていた。
そして膣にそっと舌を入れる。
暖かいというより熱いぐらいのそこは、すでにとろとろで、奥からどんどん淫水が溢れてくる。
それが潤い、濡れぼそり、滴り、そして滴となる。
紅に咲く淫花のどろりとした雫。甘く――そして苦い蜜。
それを口でいっぱいになるまで、舐め、飲み、体の中までアルクェイドの味で染まっていく。

「あ、志貴」

あっけらかんとしたあーぱーさむき出しの声がする。
わたしは志貴くんの方を向こうとするが、押さえつけられていてそちらを向くことができない。
背後に感じる志貴くんの視線。
嬲るような視線が体を火照らせる。
いやらしく同性のあそこを舐め続ける女。
そんないやらしいわたしを見ている志貴くんの視線が――痛い。
そしてその痛みはじんじんとなった疼きとなって、心臓の鼓動とともに体を巡っていく。
昂ぶりによって、体全体が羞恥そのものになったよう。
赤く腫れ上がったような、そんな感覚。
突然おしりに風を感じる。
反射的に太股をぎゅっと閉める。
スカートが持ち上げられて覗かれている。
志貴くんに見られている。
心臓がドクンと跳ねる。
わたしの、どろどろになってショーツまで濡らしてぴったりと張りついて、透けているあそこを、志貴くんに見られていると思うだけで、体に震えが走る。

「ほら、休まないの」

アルクェイドは羞恥にとらわれたわたしを嬲るかのように股間に押しつけた。
またわたしは舌を動かす。
ぴちゃりと腺液を舌で掬い、舐め続ける。
でもわたしの感覚はいやらしいあそこに、志貴くんに見られているところに集中していて、つい腰を動かしてしまう。いやらしく求めるかのように、もじもじさせてしまう。

「……もう準備はできているな」

志貴くんの言葉に顔が赤くなるのがわかる。
今さっきからずっと、入れて欲しくて、志貴くんのオチンチンが欲しくて、太股をこすり合わせていたから。
くちゅ、とアソコが音をたてる。触ってもいないのに動かすだけで、音を立ててしまうほど濡れていた。
熱くてとろとろで、今すぐにでも志貴くんのオチンチンが欲しかった。
 そしてゆっくりと感じる志貴くんの指。ショーツごしに感じられる志貴くんの、愛しいご主人様の指。
それだけでいきそうになってしまう。
ただ志貴くんが触れただけでイキそうなほど高まっていた。
全身から汗がどっと出てくる。粘ついたいやらしいオンナの汗。
指が濡れたショーツごしにやわやわとあそこをいじる。
それだけで肉の悦びが背筋をかけぬけ、びくんびくんしてしまう。
そのむず痒い疼きに突き動かされて、目の前のヴァギナを舐める。
舌で器用にクリトリスを剥くと、そっと息を、このねっとりした熱いのを、吹きかける。

「……ゃん……」

アルクェイドは軽くのけ反り、身をよじらせる。
そっと見上げてみると、その美しい肢体が艶めかしく動き、同性のわたしでも魅了していく。
サーマーセーターをめくり上げて、ブラジャーをずらし、その美しい乳房を両手でもみ上げていた。
固くしこったピンク色の乳首を抓み、乳房を手のひら全体で味わっていた。
それは白桃のように白くでもほんのりと赤く、瑞々しくて――。
そしてとろんと胡乱な朱い瞳はわたしの心をとらえてしまう。
 突然ショーツごしにぐいっと指でクリトリスが押される。
頭の中で何かがはじける。
成熟しきった女の躰には稚拙な愛撫だというのに、わたしの躰は卑しく反応していた。
ふくれあがっているだろうそれを、志貴くんは指先のひらで押しつぶし、転がすのだ。
そのたびにあそこから滴があふれてくるのがわかる。
どんどん、どんどん、あそこからいやらしい液体を垂れ流し、その愉悦に声を上げるわたし。
 陰核を押さえるのとは別に、アヌスにもそっと何かがふれてくる。
じんわりとした悦楽が走る。
濡れたショーツの上から二度三度とこすられ、不浄なところから走る甘い電撃。
それが前の電気と絡み合って、脳髄を焦がしていく。
肢体がしなってしまう。
エッチしか考えられなくなる。
いやらしいことだけ、
淫らなことだけ、
肉の悦びだけ、
それだけでいっはいになる。
 口を開けて、アルクェイドの匂いを吐き出す。
口も、喉も、食道も、胃の中さえもアルクェイドでいっぱいになる。わたしの中いっぱいにアルクェイドのあの味が広がり、舌までもわななかせる。
 カチャカチャとバックルを外す音。
志貴くんの熱いオチンチンを思い浮かべて、期待に打ち震える。
ヴァギナにみっちりとはいったあの感覚。満たされたあの感覚を思うと、それだけで躰が悦びに、期待に震えが走る。
 でも。

「どいてよ、知得留」

とアルクェイドはわたしをどかすと、畳の上で横になる。
その上に覆い被さる志貴くん。
 そのオチンチンは、その逞しくて熱くて。
目の前を通り過ぎていったオチンチンを思うと。
みっちりと飢えを沈めてくれるオチンチンを思うと。
 それはわたしの! わたしのオチンチンなの!
と叫びたくなる。
じりじりとした焦燥感に突き動かされそうになる。この背骨までも溶かしてしまう淫媚なわななきに従って、声をあげてしまいそうになる。
でも――それは許されない。
わたしはただの奴隷。肉奴隷だから。
 アルクェイドと志貴は口づけをする。
舌をからめ、互いの唾液を啜りあい、とぎれとぎれの呼吸音と湿った音だけが部室に響く。
 それをただじっと見るだけのわたし。
見せつけられる、わたし。
見ているだけだというのに、わたしの中のいやらしい炎はどんどん燃えさかってしまう。
志貴くんはわたしに口づけをしてくれない。
ただ――わたしを弄ぶだけ。苛むだけ。嬲るだけ。
 そして志貴くんはアルクェイドのそこに入れる。
ゆつくりとゆつくりと、アルクェイドはそのゆっくりとみっちりと入ってくるあの圧迫感に唇を震わせながら、感じていた。
目を閉じて、あの満たされる感触を味わっている。
わたしにも覚えがあるあの感触。
あのオンナがいっぱいになるあの感覚――疼きさえ覚えてしまう。
 羨ましくて、わたしは嫉妬のこもった視線でアルクェイドを見てしまう。
オンナの悦びに満たされたいやらしく蕩けきってゆるんだ顔は、ゾクゾクさせるもので。
甘くわななき嗚咽をあげるバラ色の唇、
朱色に染め上がった陶器のような白い頬、
すっと整った鼻、
ため息をつきたくなるような美しい眉、
熱病にうかされたようなとろんとした赤い瞳、
そして光をはらんで輝きを放つ美しい金髪が乱れ、
汗に濡れた肌に張り付いている様は、
わたしのオンナを酷く疼かせた。

そしていっぱいに、みっちりと挿入しきると、アルクェイドは魂が消え入りそうな嬌声を上げる。
その声にわたしはびくんと反応してしまう。
 そしてふらふらと志貴くんの背中に近づくと口をつける。
その広くしなやかな背中に幾度も、幾度も、キスマークを残す。
アルクェイドだけではなく、わたしも見て、と鬱血のあとを何個も残していく。
舌でそのちょっとしょっぱい背中を唾液でぬらぬらにする。
てらてらと光る逞しい胸背筋をみているだけで、わたしのアソコがひどく疼く。
見た目は華奢でほっそりしているのに、脱いでみると意外と筋肉がついていて逞しい志貴くんの体。
その太い背骨、肩胛骨、背筋の滑らかな盛り上がりに狂いそうになる。
これが愛しいご主人様の背中。
指でその筋肉を確かめ、アルクェイドのとは違う皮下脂肪が薄く引き締まった男の肌を撫でるだけで、呼吸は荒く、心臓の鼓動は高まっていってしまう。
 首筋に、アルクェイドは絶対にできない口づけをする。
これがわたしだけが許された愉悦。
あーぱー吸血生物には許されない、密かな愉悦。
そして首の筋を、リンパ腺を、熱く脈打ち動脈を、舐める。
この唇で、
この舌で、
この歯で、
この頬で、
すべてを味わう。
逞しい志貴くんの首を。
そして首から背骨へ。そしてゆっくりと上から下まで舐め降ろす。
舌でてらてらと跡をつけて、志貴くんを味わう。
そして尾てい骨にキスして、引き締まったお尻を舐める。
きゅっと引き締まった男の人お尻はセクシーで、何度でもねぶりたくなる。
今までのアルクェイドの奉仕で疲れ切っているのにも関わらず、わたしは志貴くんを舐め続けた。
そしておしりの肉をかきわけて、あそこを露出させる。
そのおしりの中央ある、肉と肉の間に隠れているアナル。
ひくついていて、皺だらけで――そしてとてもおいしそう。
あぁ――こんな不浄なところをおいしそうだなんて――。
でも本当においしそうだった。
そこへ自分の食べ物を摂取する口を近づけて、不浄な排泄器官を舐めるのだ。
舌で何度も何度も舐めてしまう。ねぶってしまう。
まるで犬のよう。
そうわたしは雌犬。
盛りのついた雌犬だから。
人間の知得留じゃないから。
だから、こんなことまでできる。
ねっとりといやらしく、わたしにもこうして欲しいとねぶるのだ。
 おいしかった。
本当ならばイヤな味しかしないはずなのに。
このような不浄なところを舐めていて、おいしいと感じてしまう、わたし――。
穴というより、皺の集まりのような窄まりに舌を丹念にはわせ、皺の一本一本を舐めつくす。
ふやふやになるまで。
どろどろになってとけてしまうまで。
 そうするたびに、甘い疼きが全身を駆けめぐり、ただ舐めているだけだというのに、ただ愛しい志貴くんのおしりをなねぶっているだけだというのに、何も考えられなくなってしまう。
躰の中も、心の中も、魂の中さえもが性悦というどろりとした熱い粘液でいっぱいになっていく、あの感覚。
いやらしいものでぱんぱんに膨れていって、それ以外何にもなくなってしまう。
教師だというのに、聖職者だというに、ただ悦楽を貪る、ただのやらしいオンナ――。
 そしていやらしいふたりの牝奴隷。
奴隷だと、肉壺だと、わたしはそうなんだと言い聞かされるたびに、頭の芯からくらりとする。
被虐のわななきが、尖った乳首が、濡れぼそったオンナが、そうなんだと言っていて。
もっともっと淫らに奉仕してしまう。
 ふたりの従属物、二人に奉仕する雌犬としての姿態を脳裏に思い浮かべるだけで、わたしはゾクゾクしてしまう。
 そしてもっと淫らに舌をお尻の穴に入れる。
アナルは少し抵抗かするが、ふやけていて、意外とあっさりと入る。
入り口はきゅっとしまっていて、舌を締め付け、そして中は広く暖かい。
そのぬるりとした腸液を啜りながら、この愛しい志貴くんのお尻を舐める。
ご主人様の熱い血潮さえ感じられる。
オチンチンに注ぎ込まれる熱い血流が舌で感じられる。
そしてさらりとした腸液。舌の上でさらさらなくせえぐみだけ残していく。
でもこのえぐみも志貴くんのものだと思うと、なんだか愛おしい。
たとえアルクェイドを愛していても、少しだけ、ほんの少しだけ、わたしにもその愛をくれる。
たとえ奴隷に対してのものであってさえ、そのお裾分けは、わたしに愛おしささえ感じさせてくれるもの。
お預けされていたとしても、それはより深く甘美な感覚を味わうため。
 志貴くんは、ご主人様はわたしが何度泣いても、涙しても、けっして満足するまで許してはくれない。
だからわたしはいつも全身全霊を込めて奉仕する。
志貴くんが、
ご主人様が、
アルクェイドが、
ご主人様たちが、
わたしを弄ってくれるために。
その快楽と官能に溺れてしまっている、肉奴隷なわたし。
ピチャピチャと音をたてて、尻肉に顔をうずもらせて、えぐみを味わいながら、志貴くんの熱気と牡の匂いにくらくらしてながらも、ねぶり続けるわたし。
音をたてて吸い、舌を前後左右に動かし、手はそのまま背中やお尻を触れ回る。
そして口をつけて、思いっきり吸う。あの排泄器官を、菊門を、おしりの恥ずかしい穴をすするのだ。
 こんなことができるのは雌犬だけ。
知得留という牝犬だけ。
だからこんなにも奉仕ができる。
ほら、こんなにも。
涎と腸液と汗で顔もべとべとにして、すすり上げる。
そうした奉仕をしているだけだというのに、わたしの頭は胡乱になっていく。
志貴くんに触れているだけだというのに、体も心もとろとろに惚けていく。蕩けていく。
 志貴くんの呼吸が荒くなっていく。
 腰の動きが荒く激しく、わたしの顔に幾度もぶつかるようになり始める。

いくんだ、もうすぐビクビクといってしまうんだ。

そうわかると、口を離して指をそっと入れる。
そして中指をいれて、暖かくぬるぬるしていている腸壁を味わう。
軽く出し入れする。

「……んぅ……志貴ぃ……」

アルクェイドを見て見ると、その陶器のように白い肌はすべてに紅潮していて、その血の色を思わせるほどになっていた。
 そしていやらしく目をとろんとさえ、その薔薇色の唇は半開きになって、甘い愉悦を漏らしている。
 わたしは志貴くんが、アルクェイドがいってしまうのをゾクゾクしながら見ていた。
アルクェイドはいったん満足してしまえば、次は二人でわたしを……このやらしい奴隷のわたしを弄んでくれるから。
 その時が待ち遠しくて、わたしも息を荒げてしまう。
どんなことを、どんなひどいことをされるのかと熱く高ぶってしまう。
淫らに啼くアルクェイドと、求めてわななくわたしの声。
指を激しく動かし、志貴くんをもっともっとといたぶる。
だからこんなにも指を動かしてしまう。
腸壁にわざと指を立てて、志貴くんを刺激する。
ほら気持ちいいでしょ、ご主人様。
ご主人様のために、ほら、ここまで。
もっとやりましょうか?
ほら、こんなに。
もっととろとろになるまでかき乱して。
ぐりぐりとぬりゅぬりゅと……あぁご主人様のおしりがきゅっとわたしの指を締め上げます。
そこをぐりぐりとやると、気持ちいいはずです。
ほら。
ほら。
ほら。
そのふたつの嬌声で翻弄される志貴くん。
 そして

「……あ、アルクェイド……!」

そういって志貴くんは深々と腰を打ち付ける。
アルクェイドの消え入りそうな悲鳴。かすれて聞こえない甘い啼き声。
互いの体が痙攣し、アナルにさしこんだ指がぐいっぐいっと飲まれていく。
牡の精液を注ぐため括約筋がしまり、わたしの指を淫らに飲み込もうとしていく。
それだけで志貴くんがいったのだわかり、アソコから甘い疼きが激しく体を揺さぶる。
おしりがびくんびくんとわたしの指を飲み込もうとする。
だから志貴くんもびくんびくんと出しているのだ。
いっぱい。こんなにもいっぱい。
わたしの指を食いちぎってしまうぐらい、こんなにも強く。
あの白い、それこそシミひとつないアルクェイドの肌が見事なまでに赤く、そして汗で濡れぼそり、体を蠢かしている様に、わたしも軽く気をやってしまう。
 ついぼおっとしてしまう。
 そんなわたしの前に志貴くんはゆっくりと前にたつ。
目の前には白濁液と愛液で汚れたおちんちんがあった。
太くて逞しいオチンチン。
そのたまらない匂いに、体が疼く。
そしてわたしはそれを握ると、いつものとおり言った。

「すぐに綺麗にいたします……ご主人さ……」

様のまを発音するよりも早く、それを頬張る。
青臭い牡と、生臭い牝の匂い。どろりとした感触を舌でこそぎ落としていく。
おいしいと感じて、さらに頬張ってしまう淫らなわたし。
舌をまだ熱いおちんちんにからめ、唾液をなすりつけていく。
そして口をほそめ、鈴口につけると、残ったスペルマを吸い出す。
ちゅるりとでてくるそれを味わい、そして飲みほす。
 今さっきまでアルクェイドでいっぱいだったのに、すぐに志貴くんのでいっぱいになっていく。
男の味、牡の匂い、雄の逞しさを口いっぱいに味わいながら、わたしは奉仕するという被虐に悦びに打ち震えていた。
舌で幹をねぶり、垂れた愛液を拭うため、玉袋も恥毛も舐めて、清めていく。
でっぱったところに残られないようにこするように舌を這わせる。
出したばかりで敏感なオチンチンはわたしの後戯にびくんと反応する。
口の中を涎でいっぱいにしてから、またおちんちんを飲みこむ。
その暖かさに志貴くんは打ち震えながらも、その快感に目を閉じて耐えていた。
そしてぐちゅぐちゅとお口の中、唾液のプールで洗う。そのにゅるりとした粘膜を充分に味わう。
おちんちんの味と匂いを充分に堪能してから、口を離す。
 とろりと涎がこぼれてしまう。
それをすするが、やはり糸をひいて落ちてしまう。
おちんちの味と匂いでいっぱいの涎がおちていく。
口の中がじんじんと痺れて気持ちよかった。
 次はアルクェイドの番。
わたしは倒れて、荒く息をしているアルクェイドのところにまで近づくと、その股間に顔を埋める。
金髪の恥毛が白濁液で汚れている。充血しきって、血の色そのものに染まりきったおまんこが快感にひくついていた。
その割れ目からどろりとした白い精液がこぼれている。
 志貴くんのあの匂い。
 アルクェイドのあの匂い。
大きく鼻で息を吸い込む。くらくらするいい匂い。
まずそれを充分に堪能してから、こぼれている汁をそのまま啜る。
いきなり口をつけて啜ると、アルクェイドの躰がびくんとする。
でもわたしはそのまま啜る。吸い取る。じんわりとじんわりとこぼれてる、牡の液を飲み込む。
それをぴちゃぴちゃと舐め、こそぎ落とし、舌を入れて、すする。
どろどろとしたものを口どころか顔いっぱいに味わいながら、二人の後始末をする。
ゆっくりとこぼれ落ちてくる白濁液を舐め、この惨めな味がわたしにお似合いだと、嗤う。
そしてその惨めな味に慣れて、いつしかそれが快感となり、それを求めて感じてよがってしまうわたしがいるのだから。
 惨めなくせに、無性に倖せだった。

「……知得留」

志貴くんはそっという。先生もつけずに。そうわたしは奴隷だから。

「はい」

たぶん肉の悦びに惚けた胡乱な目をした雌犬の表情を浮かべながら、わたしは志貴くんの、ご主人様の方を向く。

「今日は特別な趣向があるから」

とても残酷な笑み。
でもその笑みから期待されるそのことを思うだけで、わたしのおまんこはさらにオンナの雫がこぼれて滴り落ち、内股を濡らすほどで。
 ふたりが何を教えてくれるのかと期待に打ち震え、わななくのでした。

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